ウラギリゲエム。

真冬。

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ここは…【Ⅰ】

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目がさめると、知らない空間にいた。
さっきまで何をしていたのかも分からない。
覚えている事といえば、私の名前は立花菜乃葉。普通の高校2年生だ。それ以外何も思い出せない。
冷静に周りを見渡してみる。どうやらここは白い箱の中のようだ。そして周りには私以外の6人の人がここから出ようと試みたり他の人と話したりしている。
お嬢様「ちょっと!貴方聞いているんですの?」
声のする方向を振り向くといかにもお嬢様って感じの人が立っていた。私より2歳くらい年下かな。まだ顔立ちに幼さが残っていた。
お嬢様「わたくしの名前は西條紅音ですわ。
貴方のお名前は?」
「私は菜乃葉。立花菜乃葉です。」
紅音「そう。菜乃葉とおっしゃいますのね。いいお名前ですわね。」
紅音さんというお嬢様。西條って聞いたことある。有名なお金持ちだ。そんなお嬢様が何故ここに…?
?「はいはーい!こーんにーちわー!」
耳にキーンと響くような煩い声。だが中性的な声で男か女かは分からない。
メガネ「…お前は誰だ」
?「あーごめんね?紹介がまだだったなー!
僕の名前は……ゲームマスターとでもよんで!」
ゲームマスター。いわゆるGM。私もゲームはしたことがあるから分かる。
ショタ「そ、そのゲームマスターさん?が何故僕たちを…?」
GM「あーやっぱ聞きたい?聞きたいかー。
いいよ、教えてあげる!」
随分と軽いゲームマスターさんだなぁ。
GM「今から君たちにはゲームをしてもらいまーす!」
イケメン「ゲーム?」
GM「あっ、ただのゲームじゃないよ?
皆様には''デスゲーム''をしてもらいまーす!」
デスゲーム。その言葉にここにいる皆は凍りついた。
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