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サツキ公国編
第115話 どーも、漫画です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 結婚について語る
本文
どーも、セレネ姫が馬車を届ける間に魔力付与弾に魔力を込めているオッサンです。
強者に拳銃が通用するかは疑問が残る。軌道を読むことさえ出来れば俺でも避けれるんだ。でも、無いよりはあった方が良い。近接戦闘の切り札にもなるからな。
「うーん、銃がもっと欲しいな。ネイレスさん用の銃を手に入れないといけないしね。レスト王の側近もしくは、位が高い騎士が持っている可能性が高い...となると、情報が欲しいところだ」
俺は弾に魔力を込め終え、装填の練習する。回転式の銃ことリボルバーは1発1発装填しないといけない。この動きに無駄がないよう何度も練習をする。
「ケンさん、今、出来る限りの弾に魔力を込めたわ。ライフル用の弾って、ケンさん持っている弾より2倍近く魔力取られたわよ。前もって準備出来る分良いかもしれないけど...弾が無くなったらただの脆い鉄ね」
「市販で売られているレベルの剣なら防ぐことが出来ると思うけど。ネイレスさんも、装填してみる?」
先程から羨ましそうに見ているネイレスさんにリボルバーを渡し、装填から銃の構え、発砲に至るまでの流れを説明する。
スマホのメモ帳を参考にしているから、果たして合っているのか分からないけど。
「発砲する時の狙いは、人間なら額でモンスターなら目かな。ユリさんは、いつもどこを狙って矢を放っているの?」
「うーん、状況に応じてとしか言いようがないわね。直感かしら?」
「ユリは、感覚で弓を扱っている節がありますからね。銃とやらは、最終的に感覚かもしれませんが...装備する際に邪魔になりませんし、力も要りません。発砲する際に魔力を少し込めるだけでいい。帝王はよくこんな代物を作りましたね。不器用な私でも扱えますよ」
装填から発砲する手前までの流れを何度かしながら、帝王を褒めるネイレスさん。
ネイレスさんが不器用だとは思わないけど、本人がそう思っているならそうなのだろう。
「魔力操作の練習をしようと思ったけど、MPがほとんど残ってないや。明日までに回復してればいいけど」
「ケンさん。今日は外に出ないのですか?」
ネイレスさんが俺に銃口を向けながら尋ねる。
え、こわ...そういう冗談は良くないと思うよ?
「あ、うん。MP切れの今、外に出ても勝てる戦いも勝てない可能性がある。外に出たとしても、今日は絶対に戦闘せず逃げること。いいね?」
「はーい。今日は、天ぷらを楽しんで、あとはそうね...ケンさんのオススメの本を読んで欲しいわ」
「あ!それいいですね!!ケンさんが読んでいる本に興味ありましたし、是非共有しましょう!」
「えー、めんどくさい。わ、分かった!ネイレスさん、俺の額に銃口を当てないで!」
早速、ネイレスさんは、銃による脅しの仕方が分かったようだ。物覚えが良いというか、応用力があるね。
俺は、両手を上げ降参する。
「せめて筋トレした後にして。ちなみにどんな本が気になるの?ジャンルは?」
ユリさんとネイレスさんが顔を見合わせ、小声で何か話している。恐らく、本の相談だと思うんだけど。
手を上げ、代表してネイレスさんが答える。
「はい。恋愛とか、その、男女についてのお話がいいです」
「え?恋愛?それまたどうして?」
銃口を俺の額に当てた時と打って変わって、顔を赤らめてモジモジしているネイレスさん。
落差が激しい人だな。ユリさんも興味津々といった様子で俺を見てくる。
「そのー、私たちのケンさんに対する愛情表現が正しいかどうかとか、あのー、一般的な恋愛とは何なのかとか...理由は、色々あります。でも、1番の理由は、今後の為の勉強です」
「愛情表現は、別に今のままで良くね?俺はその方が好きだけど...そっか、ユリさんとネイレスさんが恋愛について勉強をするのか」
俺は、スマホを取り出しユリさんとネイレスさんに横から覗くように伝える。
あれ?顔赤くない?2人とも...
「ケンさんが、好きとか言うから心臓が止まったわ。滅多に言わないのに。不意を突かれるとドキドキしちゃうわね」
「そ、そうです、ね。えへへへ。嬉しいです」
「あ、うん。漫画で良ければ朗読するよ?」
「まんが?なにそれ?」
「まー、見てろって。この画面に絵が出てきて、吹き出しが、キャラクターが話しているセリフ。この漫画の主人公は、この女性だな。この物語は、婚約破棄をされた女主人公による復讐劇。ざまぁ作戦の元になったやつね」
「お、お、おおー!凄く絵が繊細ですね...ケンさんがいた世界ではこれが当たり前にあったのですか?」
興奮しているネイレスさん。
ユリさんは、目を見開いて絵を凝視している。
「ネイレスさん、落ち着いて。俺が前にいた世界だと、漫画は世界に誇れる日本の技術のひとつだよ。セレネ姫が来るまで時間があるし、読むよ?ユリさん、ちょっと離れて。スマホは逃げないから」
「ケンさん、これを読む前に聞きたいのだけれどいいかしら?」
「ど、どうぞ」
へー、すごーい!私たちの世界は、遅れていますね。こんな芸術ないですよ!っと騒いでいるネイレスさんのことは無視して、顔を近けるユリさんに少しどもりながら返事をする。
「ケンさんがやけに順応性が高いのって、これのおかげ?」
「そ、それもあるね。さすがに魔法とかは、創作で描かれているけど。それがどうしたの?」
「そう...私たちが成長するための本でもあるとしたら、真剣に見なくてはいけないわ。ネイレス、はしゃいでいないで、しっかり見なさい。物語も楽しみつつ、学ぶところ学ぶ。気を引き締めて臨みましょう!」
「はい!」
いや、そこまで真剣にならなくてもいいのに。
娯楽の一種だから、気軽に見ればいいのに。
「じゃあ、読むよ?ここは...」
漫画を朗読するなんて思いもしなかったよ。ありふれた婚約破棄からのざまぁ展開。
王道中の王道。いわゆるテンプレってやつ。
婚約破棄された女性が、苦難に立ち向かい、婚約破棄をした男(今回は、王子)に外堀から復讐していく。
女主人公を見捨てた家族に友人、王子の側近にスカッとざまぁしていく。
そんな女主人公に惚れる隣国の王子。
なんかやたら王族が出てくる作品だな、これ。
「レイナ(女主人公)の婚約を破棄させた黒幕が妹なんて...最悪ね。今の私なら殺しちゃうわね」
「私は、関わった者全て殺します。ムカムカします、この女(女主人公の妹)」
「まだ、話の途中だけど...喉乾いた。少し休憩しようか」
「ケンさん、スマホ借りていい?文字は読めないけど、ケンさんが朗読した所のページをもう一度見たいの」
ユリさんからのお願いだ。
俺は、操作の仕方を教えてからユリさんにスマホを渡す。そのついでに、ネイレスさんに渡していた銃を預かる。
「先のページにいかないでね。俺も続きが気になるから」
「分かっています。で、でも、続きが早く読みたい。あー、でも、ユリが言っていることも分かる。読み返したい...です」
50%OFFになっていた作品を大量購入して、読んでいなかった漫画。テンプレ作品だけど、そこがいい!小説もいいが、たまには漫画もいいな。
俺は、水を飲んでトイレに行ったあと再びユリさんからスマホを取上げ、続きの朗読をする。
「結局、最後は魔王の嫁になるとか意味分からん。テンプレだと思っていたけど、毛色が違った作品だったな。2人とも...なに泣いてんのさ」
「だって、レイナ(女主人公)が幸せになれて心から嬉しくて...つい涙が。ぐすっ」
「うぅぅ。レイナ(女主人公)さん...貴女は立派です!困難にも立ち向かって、幸せを掴むまで心が折れない貴女に感動しました。ぐすっ」
漫画の力ってスゲー!!
後書き
次回 天ぷら死亡
前回のあらすじ
主人公 結婚について語る
本文
どーも、セレネ姫が馬車を届ける間に魔力付与弾に魔力を込めているオッサンです。
強者に拳銃が通用するかは疑問が残る。軌道を読むことさえ出来れば俺でも避けれるんだ。でも、無いよりはあった方が良い。近接戦闘の切り札にもなるからな。
「うーん、銃がもっと欲しいな。ネイレスさん用の銃を手に入れないといけないしね。レスト王の側近もしくは、位が高い騎士が持っている可能性が高い...となると、情報が欲しいところだ」
俺は弾に魔力を込め終え、装填の練習する。回転式の銃ことリボルバーは1発1発装填しないといけない。この動きに無駄がないよう何度も練習をする。
「ケンさん、今、出来る限りの弾に魔力を込めたわ。ライフル用の弾って、ケンさん持っている弾より2倍近く魔力取られたわよ。前もって準備出来る分良いかもしれないけど...弾が無くなったらただの脆い鉄ね」
「市販で売られているレベルの剣なら防ぐことが出来ると思うけど。ネイレスさんも、装填してみる?」
先程から羨ましそうに見ているネイレスさんにリボルバーを渡し、装填から銃の構え、発砲に至るまでの流れを説明する。
スマホのメモ帳を参考にしているから、果たして合っているのか分からないけど。
「発砲する時の狙いは、人間なら額でモンスターなら目かな。ユリさんは、いつもどこを狙って矢を放っているの?」
「うーん、状況に応じてとしか言いようがないわね。直感かしら?」
「ユリは、感覚で弓を扱っている節がありますからね。銃とやらは、最終的に感覚かもしれませんが...装備する際に邪魔になりませんし、力も要りません。発砲する際に魔力を少し込めるだけでいい。帝王はよくこんな代物を作りましたね。不器用な私でも扱えますよ」
装填から発砲する手前までの流れを何度かしながら、帝王を褒めるネイレスさん。
ネイレスさんが不器用だとは思わないけど、本人がそう思っているならそうなのだろう。
「魔力操作の練習をしようと思ったけど、MPがほとんど残ってないや。明日までに回復してればいいけど」
「ケンさん。今日は外に出ないのですか?」
ネイレスさんが俺に銃口を向けながら尋ねる。
え、こわ...そういう冗談は良くないと思うよ?
「あ、うん。MP切れの今、外に出ても勝てる戦いも勝てない可能性がある。外に出たとしても、今日は絶対に戦闘せず逃げること。いいね?」
「はーい。今日は、天ぷらを楽しんで、あとはそうね...ケンさんのオススメの本を読んで欲しいわ」
「あ!それいいですね!!ケンさんが読んでいる本に興味ありましたし、是非共有しましょう!」
「えー、めんどくさい。わ、分かった!ネイレスさん、俺の額に銃口を当てないで!」
早速、ネイレスさんは、銃による脅しの仕方が分かったようだ。物覚えが良いというか、応用力があるね。
俺は、両手を上げ降参する。
「せめて筋トレした後にして。ちなみにどんな本が気になるの?ジャンルは?」
ユリさんとネイレスさんが顔を見合わせ、小声で何か話している。恐らく、本の相談だと思うんだけど。
手を上げ、代表してネイレスさんが答える。
「はい。恋愛とか、その、男女についてのお話がいいです」
「え?恋愛?それまたどうして?」
銃口を俺の額に当てた時と打って変わって、顔を赤らめてモジモジしているネイレスさん。
落差が激しい人だな。ユリさんも興味津々といった様子で俺を見てくる。
「そのー、私たちのケンさんに対する愛情表現が正しいかどうかとか、あのー、一般的な恋愛とは何なのかとか...理由は、色々あります。でも、1番の理由は、今後の為の勉強です」
「愛情表現は、別に今のままで良くね?俺はその方が好きだけど...そっか、ユリさんとネイレスさんが恋愛について勉強をするのか」
俺は、スマホを取り出しユリさんとネイレスさんに横から覗くように伝える。
あれ?顔赤くない?2人とも...
「ケンさんが、好きとか言うから心臓が止まったわ。滅多に言わないのに。不意を突かれるとドキドキしちゃうわね」
「そ、そうです、ね。えへへへ。嬉しいです」
「あ、うん。漫画で良ければ朗読するよ?」
「まんが?なにそれ?」
「まー、見てろって。この画面に絵が出てきて、吹き出しが、キャラクターが話しているセリフ。この漫画の主人公は、この女性だな。この物語は、婚約破棄をされた女主人公による復讐劇。ざまぁ作戦の元になったやつね」
「お、お、おおー!凄く絵が繊細ですね...ケンさんがいた世界ではこれが当たり前にあったのですか?」
興奮しているネイレスさん。
ユリさんは、目を見開いて絵を凝視している。
「ネイレスさん、落ち着いて。俺が前にいた世界だと、漫画は世界に誇れる日本の技術のひとつだよ。セレネ姫が来るまで時間があるし、読むよ?ユリさん、ちょっと離れて。スマホは逃げないから」
「ケンさん、これを読む前に聞きたいのだけれどいいかしら?」
「ど、どうぞ」
へー、すごーい!私たちの世界は、遅れていますね。こんな芸術ないですよ!っと騒いでいるネイレスさんのことは無視して、顔を近けるユリさんに少しどもりながら返事をする。
「ケンさんがやけに順応性が高いのって、これのおかげ?」
「そ、それもあるね。さすがに魔法とかは、創作で描かれているけど。それがどうしたの?」
「そう...私たちが成長するための本でもあるとしたら、真剣に見なくてはいけないわ。ネイレス、はしゃいでいないで、しっかり見なさい。物語も楽しみつつ、学ぶところ学ぶ。気を引き締めて臨みましょう!」
「はい!」
いや、そこまで真剣にならなくてもいいのに。
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「じゃあ、読むよ?ここは...」
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王道中の王道。いわゆるテンプレってやつ。
婚約破棄された女性が、苦難に立ち向かい、婚約破棄をした男(今回は、王子)に外堀から復讐していく。
女主人公を見捨てた家族に友人、王子の側近にスカッとざまぁしていく。
そんな女主人公に惚れる隣国の王子。
なんかやたら王族が出てくる作品だな、これ。
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「私は、関わった者全て殺します。ムカムカします、この女(女主人公の妹)」
「まだ、話の途中だけど...喉乾いた。少し休憩しようか」
「ケンさん、スマホ借りていい?文字は読めないけど、ケンさんが朗読した所のページをもう一度見たいの」
ユリさんからのお願いだ。
俺は、操作の仕方を教えてからユリさんにスマホを渡す。そのついでに、ネイレスさんに渡していた銃を預かる。
「先のページにいかないでね。俺も続きが気になるから」
「分かっています。で、でも、続きが早く読みたい。あー、でも、ユリが言っていることも分かる。読み返したい...です」
50%OFFになっていた作品を大量購入して、読んでいなかった漫画。テンプレ作品だけど、そこがいい!小説もいいが、たまには漫画もいいな。
俺は、水を飲んでトイレに行ったあと再びユリさんからスマホを取上げ、続きの朗読をする。
「結局、最後は魔王の嫁になるとか意味分からん。テンプレだと思っていたけど、毛色が違った作品だったな。2人とも...なに泣いてんのさ」
「だって、レイナ(女主人公)が幸せになれて心から嬉しくて...つい涙が。ぐすっ」
「うぅぅ。レイナ(女主人公)さん...貴女は立派です!困難にも立ち向かって、幸せを掴むまで心が折れない貴女に感動しました。ぐすっ」
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次回 天ぷら死亡
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