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サツキ公国編
第94話 どーも、計画思案その2です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 ざまぁ計画を立てる
本文
どーも、ざまぁ計画思案中のオッサンです。
お風呂から上がったユリさんとネイレスさん。ネグリジェを着て、もう寝る気満々の様子。二人とも身体が熱を帯びているのか、ネグリジェの胸元を掴み風を送っている。
「ねぇ、わざわざ俺の前に来て前屈みになるなよ」
瞳に熱が帯びているユリさんが誘惑する。
「ふふ、ケンさん。今、チラッと胸見たでしょ?」
「見た。本当にその下着を着けたんだな」
ユリさんの下着は、薄い桃色。ネイレスさんに至っては、下着が透けて見える。そんなネイレスさんは、悪魔的といえるかも知れないいどんだ表情を眼に浮かべ俺を挑発する。
「ふふ、ケンさん。どうですか?私の姿」
「そうだな...とても綺麗だよ。うん、君たちにこの言葉を送ろう」
『氷風』
属性を変える指輪に魔力を込めて、言葉の意味の通り凍てつく風をユリさんとネイレスさんに放つ。
「きゃーーっ!」
「さ、寒いです!」
縮こまる二人を眺めつつ、俺は言い放つ。
「これで冷えただろ?暖かくして寝ろよ?」
「最低!」
「最低です!」
「あははは、俺を誘惑した罰だ。いい気味だ!あははははは」
相当寒かったのだろう。ユリさんとネイレスさんは俺を鋭い眼光で睨めつけた後、2階にある自分の部屋に退散する。
「さてと、風呂入る前に筋トレでもするか」
今日は、あまり身体を動かしていない。筋力が落ちると困る。ぶっ倒れるまでやるぜ、俺は。最近出来るようになった脳のリミッター解除。いわゆる、火事場の馬鹿力。
「ふっ、ふっ、スクワッド100回!」
はい、調子に乗りました...筋トレを開始して1時間もしないうちに床に倒れ込む俺。床が冷んやりして気持ちいい。
「自分を追い込めば追い込むほど力が増すから調子に乗っちゃった。頭も身体も痛い。リミッター解除は奥の手だな」
『上級治癒ハイヒール』
損傷しているだろう筋繊維を治癒するイメージで魔法を行使する。魔法ってすげぇな。
「ふぅ。汗かいたし風呂に入るか。残り湯で服の洗濯をして...ハンガーはどこの世界でも共通なのな」
服屋でもらったハンガーを取り出し洗濯物を干せるように準備をしたのち風呂に入る。
「久々の湯浴びだ。気持ちいい...」
お風呂と言っても前の世界のような浴槽ではなく、ただ水を張る大きな樽があるだけ。小さい桶でお湯をすくい身体にかける。この世界のお風呂ってどんなのだろうと思いながら身体を洗い、服を洗う。
スッキリ、サッパリ!
風呂から上がり洗濯物を干した俺は、ラフな格好で寝室に行き寝る。
リンリンリンリンリン
スマホのアラームの音で目を覚まして起き上がる。窓から外を見て天気を確認。
「今日も雨か。なんか憂鬱な気分になる」
寝室を出て一階にいるユリさんとネイレスさんに挨拶をし朝食の支度をする。朝食は、パンと卵焼きとサラダ。
「朝食が出来たよ。バターいる人?」
「要らない。卵挟んで食べるわ」
「私は、バター欲しいです」
ユリさんは、パンに卵焼きを挟んで食べている。いい食いっぷりだ。ネイレスさんは、パンにバターを塗り食べている。
「二人ともしっかり寝れた?」
「私は、ケンさんに身体冷やされたから少し運動して寝たわ」
「私は、布団にくるまって寝ました。急激な体温の変化は身体に悪いので、今後はお風呂上がりに冷風はやめて下さい」
「あれはユリさんとネイレスさんが悪いと思うが、俺も気をつけるよ」
ユリさんとネイレスさんが同時に頷き、食事を再開する。食事する時の二人は、本当に静かだな。
食事を終えた俺たちは食器を洗い、各自好きな所に座り作戦会議を始める。
「それでは、昨日の続きで作戦及び計画を立てるぞ。あれから何か考えたか?」
手を上げ発言するユリさん。
「私からいいかしら。商人を使って情報操作をしましょう?例えば、ネイレスと海龍の繋がりが切れたとか」
「その案良いですね。海龍様が海を荒らすことになっていますから、民は信じるでしょう。私の影響力がなくなれば必然的に兄レストの支持が高まります」
なるほど、そういう手もあるな。商人となると、プルトスさん一択になる。俺は熟考した上でユリさんの案に賛同する。
「俺もユリさんの案は良いと思う。プルトスさんは情報操作を元に商売するだろうし頼んでみるか」
頷く二人を見て、情報操作の案が可決される。
「他にあるか?なければ俺からの案があるんだが...」
俺は、昨日スマホにメモしたキサラ法国の対応についての内容を話す。
「内部からと外部からの情報操作。思考誘導というスキルの効果があるのかは未確定ですが、試す価値はありそうですね」
ネイレスさんが、俺の案に賛同する。ユリさんも俺の案に対して反論する事なく賛同の意を示す。
「よし、この案も採用された事だし、さっそく実行しますか」
「了解」
「はい」
今日は、戦闘も考慮して準備しておくかな。
後書き
次回 未定
前回のあらすじ
主人公 ざまぁ計画を立てる
本文
どーも、ざまぁ計画思案中のオッサンです。
お風呂から上がったユリさんとネイレスさん。ネグリジェを着て、もう寝る気満々の様子。二人とも身体が熱を帯びているのか、ネグリジェの胸元を掴み風を送っている。
「ねぇ、わざわざ俺の前に来て前屈みになるなよ」
瞳に熱が帯びているユリさんが誘惑する。
「ふふ、ケンさん。今、チラッと胸見たでしょ?」
「見た。本当にその下着を着けたんだな」
ユリさんの下着は、薄い桃色。ネイレスさんに至っては、下着が透けて見える。そんなネイレスさんは、悪魔的といえるかも知れないいどんだ表情を眼に浮かべ俺を挑発する。
「ふふ、ケンさん。どうですか?私の姿」
「そうだな...とても綺麗だよ。うん、君たちにこの言葉を送ろう」
『氷風』
属性を変える指輪に魔力を込めて、言葉の意味の通り凍てつく風をユリさんとネイレスさんに放つ。
「きゃーーっ!」
「さ、寒いです!」
縮こまる二人を眺めつつ、俺は言い放つ。
「これで冷えただろ?暖かくして寝ろよ?」
「最低!」
「最低です!」
「あははは、俺を誘惑した罰だ。いい気味だ!あははははは」
相当寒かったのだろう。ユリさんとネイレスさんは俺を鋭い眼光で睨めつけた後、2階にある自分の部屋に退散する。
「さてと、風呂入る前に筋トレでもするか」
今日は、あまり身体を動かしていない。筋力が落ちると困る。ぶっ倒れるまでやるぜ、俺は。最近出来るようになった脳のリミッター解除。いわゆる、火事場の馬鹿力。
「ふっ、ふっ、スクワッド100回!」
はい、調子に乗りました...筋トレを開始して1時間もしないうちに床に倒れ込む俺。床が冷んやりして気持ちいい。
「自分を追い込めば追い込むほど力が増すから調子に乗っちゃった。頭も身体も痛い。リミッター解除は奥の手だな」
『上級治癒ハイヒール』
損傷しているだろう筋繊維を治癒するイメージで魔法を行使する。魔法ってすげぇな。
「ふぅ。汗かいたし風呂に入るか。残り湯で服の洗濯をして...ハンガーはどこの世界でも共通なのな」
服屋でもらったハンガーを取り出し洗濯物を干せるように準備をしたのち風呂に入る。
「久々の湯浴びだ。気持ちいい...」
お風呂と言っても前の世界のような浴槽ではなく、ただ水を張る大きな樽があるだけ。小さい桶でお湯をすくい身体にかける。この世界のお風呂ってどんなのだろうと思いながら身体を洗い、服を洗う。
スッキリ、サッパリ!
風呂から上がり洗濯物を干した俺は、ラフな格好で寝室に行き寝る。
リンリンリンリンリン
スマホのアラームの音で目を覚まして起き上がる。窓から外を見て天気を確認。
「今日も雨か。なんか憂鬱な気分になる」
寝室を出て一階にいるユリさんとネイレスさんに挨拶をし朝食の支度をする。朝食は、パンと卵焼きとサラダ。
「朝食が出来たよ。バターいる人?」
「要らない。卵挟んで食べるわ」
「私は、バター欲しいです」
ユリさんは、パンに卵焼きを挟んで食べている。いい食いっぷりだ。ネイレスさんは、パンにバターを塗り食べている。
「二人ともしっかり寝れた?」
「私は、ケンさんに身体冷やされたから少し運動して寝たわ」
「私は、布団にくるまって寝ました。急激な体温の変化は身体に悪いので、今後はお風呂上がりに冷風はやめて下さい」
「あれはユリさんとネイレスさんが悪いと思うが、俺も気をつけるよ」
ユリさんとネイレスさんが同時に頷き、食事を再開する。食事する時の二人は、本当に静かだな。
食事を終えた俺たちは食器を洗い、各自好きな所に座り作戦会議を始める。
「それでは、昨日の続きで作戦及び計画を立てるぞ。あれから何か考えたか?」
手を上げ発言するユリさん。
「私からいいかしら。商人を使って情報操作をしましょう?例えば、ネイレスと海龍の繋がりが切れたとか」
「その案良いですね。海龍様が海を荒らすことになっていますから、民は信じるでしょう。私の影響力がなくなれば必然的に兄レストの支持が高まります」
なるほど、そういう手もあるな。商人となると、プルトスさん一択になる。俺は熟考した上でユリさんの案に賛同する。
「俺もユリさんの案は良いと思う。プルトスさんは情報操作を元に商売するだろうし頼んでみるか」
頷く二人を見て、情報操作の案が可決される。
「他にあるか?なければ俺からの案があるんだが...」
俺は、昨日スマホにメモしたキサラ法国の対応についての内容を話す。
「内部からと外部からの情報操作。思考誘導というスキルの効果があるのかは未確定ですが、試す価値はありそうですね」
ネイレスさんが、俺の案に賛同する。ユリさんも俺の案に対して反論する事なく賛同の意を示す。
「よし、この案も採用された事だし、さっそく実行しますか」
「了解」
「はい」
今日は、戦闘も考慮して準備しておくかな。
後書き
次回 未定
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