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サツキ公国編
第73話 どーも、海龍です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 御者の役目を全うする
本文
どーも、女王様共にサツキ公国に向かっているオッサンです。
ユリさんと女王様ことネイレスさんは馬車の中で仲良くなったみたい。お互い呼び捨てだし。これは、ユリさんの情報収集に期待出来るね。
「ねぇ、ケンさん。ネイレスは女王陛下らしいわよ。12国家で唯一の女性の王様。氷の女王って呼ばれているって本人から聞いたわ」
「へぇー、氷の女性ね。魔力解放に関係しているのか?」
「それは、本人から聞いて。私はお風呂の準備してくるから」
はぁー、教えてくれてもいいのに。俺は、女王様に近寄り声をかける。
「ネイレス女王陛下、ゴーレム馬車はどうだった?」
「とても素晴らしい技術で快適でした。何処ぞの一品なのですか?」
「ユリさんから聞いていないの?」
「はい。ケンさんから直接聞いて下さいと言われたので」
「そうか。ユリさんは話さなかったのか...あの馬車は、亡き帝王の遺産だ」
「えっ!?あの帝王が亡くなったのですか?」
「亡くなったよ。いや、殺したというのが正しいな」
「ころ…えっ?殺してしまったのですか?」
「ああ。色々あって殺した。そこ馬車は、駄賃代わりに拝借した。俺を...俺たちを軽蔑したか?」
「いいえ、深い理由があったのでしょう。軽蔑したり致しません」
「ネイレス女王陛下は、話がわかるお人のようだ。次は俺から質問していいか?」
「何なりと」
「その目、なんだ?」
「海龍様の目と言ったら信じますか?」
「海龍か...信じるかな。神龍が存在するんだ、海龍がいても不思議じゃない」
「ユリと同じことを言うのですね。神龍様は本当に存在するのですか?」
「ああ、俺の左目が証拠だ」
左目を覆っている布を外し女王様に見せる。うっ。目が疼く。厨二病じゃあるまいし...こういうのやめろよな。
「私の目が...痛い!」
「どうしたの?2人とも!」
目を抑えて蹲っている2人を見たユリさんが駆け寄ってくる。
「ユリさん、目が、目が...」
「目がどうしたのよ!」
「ユリ、叫ばないで。頭に響くわ。ケンさんの目を見たら突然痛み出したの」
「くそっ、神龍...シャロンのやつ!何しやがった!」
『ほう。シャロンの名を知っているとは。その目、本物みたいね』
「次はなんだよ!ネイレス女王陛下の声じゃねーな」
俺とユリさんは、女王様から距離をとり武器を構える。目が痛すぎて、左目は閉じたまま。ユリさんは、俺たちの状況をみて龍眼化をしない。
『武器を下ろせ、若造。お前では私に勝てない。2度は言わない』
まるで神龍を前に立ったかのような感覚に陥る。
「ケンさん、武器を下ろして。敵う相手ではなさそうよ」
「チッ、分かったよ」
俺たちは武器を仕舞い、女王様ではない別の人物に向き合う。
『正しい判断ね。私はカイリ。シャロンにフラれた女よ』
「何してんだよ!シャロン!!」
つい、怒りのあまりツッコミを入れてしまう。
「カイリさんは、私たちに何の用かしら?」
『懐かしい気配を感じてね。シャロンは生きているの?』
「ああん?別の空間に封印されている。神に負けたらしい。ざまぁみろ!」
『お前、シャロンが憎いのか?』
「憎いね、アイツに出会わなければ良かったと後悔しているぐらい憎い。イタい、イタい」
痛みが増して目をくり抜きたくなる。くそっ、腕が動かねぇ。シャロンが俺の身体を押さえつけているな、これ。
『あまりシャロンを邪険にしないで。あやつはいい奴よ』
「どこがだよ!ああああああああっ、くそっ!身体が動かせねぇ。ユリさん!俺の左目を!」
『それは許さない。氷束縛!』
蔦のようなものがユリさんに絡みつき身体の動きを封じる。ユリさん...あれ?意外と冷静じゃね?
「カイリ?私は動かないから魔法を解きなさい。ケンさんに危害を加えてないから殺さないであげているの。分かる?ケンさんに傷を負わせたら、ネイレスごと斬るわ」
『リンそっくりね。分かった、解こう。今度はお前たちが私のところまで来なさい』
「分かったわ。魔法の解除ありがとう」
『ネイレスを頼むわね』
凍てつく空気が散漫し静寂が戻る。どうやら海龍が居なくなって女王様に戻ったみたい。それと同時に俺の左目の痛みが引く。
「何だったんだよ。頭イタい...」
「私もです。ユリ、何か温かい飲み物は頂けますか?」
「亡き帝国御用達茶葉があるから、すぐに準備するわ。ケンさんも飲む?」
「欲しい。お願い」
ユリさんは、マジックバックからテーブルとイスを取り出し紅茶を淹れてくれる。慣れた所作、元第二王女は伊達ではない。
「この香り、とても落ち着きます。ユリ、ありがとうございます」
「どういたしまして。ネイレス、何があったの?」
「海龍であられるカイリ様から声をかけられたの。少し代わって欲しいと。目の痛みと関係しているのではと思い従ったところ、先程のようなことが起きました。初めての経験であり感覚でしたので脳が追いついていません」
俺は煙草を取り出し火をつける。ふぅー、久々に吸う煙草は格別だな。俺も話についていけてないから女王様の言うことに同意する。
「ケンさん、煙草を吸われるのですね。我が国でも取り扱っておりますので興味があれば、こちらをどうぞ」
女王様から長い葉巻みたいなものを渡される。これ、大丈夫か?女王様自ら勧めるなんて、珍しいな。
「私は吸わないので在庫が沢山ありますのでご遠慮なさらないでください」
「マジ?その在庫全て俺が買うから取っといて。お願いします」
「畏まりました。道中のご飯などと相殺に致しましょう」
「いいの?俺は、それで助かるけど」
「構いません、王家に納められている煙草は私の裁量で売り捌いていますので」
「ネイレス、貴女やるわね。煙草は一つ間違えれば毒よ?」
「私が管理している煙草以外販売禁止にしております。麻薬などの栽培は死刑にしますし、国家事業として成り立っております。儲かりますよ、煙草」
「話が分かる女王様。ユリさん、今日は豪勢なご飯にするぞ!」
「ケンさん、ちょろすぎ...」
煙草が手に入るなら、いくらでもご飯作ってやるぜ!百害あって一利なし?そんなの関係ねぇ。
後書き
次回 鍋
前回のあらすじ
主人公 御者の役目を全うする
本文
どーも、女王様共にサツキ公国に向かっているオッサンです。
ユリさんと女王様ことネイレスさんは馬車の中で仲良くなったみたい。お互い呼び捨てだし。これは、ユリさんの情報収集に期待出来るね。
「ねぇ、ケンさん。ネイレスは女王陛下らしいわよ。12国家で唯一の女性の王様。氷の女王って呼ばれているって本人から聞いたわ」
「へぇー、氷の女性ね。魔力解放に関係しているのか?」
「それは、本人から聞いて。私はお風呂の準備してくるから」
はぁー、教えてくれてもいいのに。俺は、女王様に近寄り声をかける。
「ネイレス女王陛下、ゴーレム馬車はどうだった?」
「とても素晴らしい技術で快適でした。何処ぞの一品なのですか?」
「ユリさんから聞いていないの?」
「はい。ケンさんから直接聞いて下さいと言われたので」
「そうか。ユリさんは話さなかったのか...あの馬車は、亡き帝王の遺産だ」
「えっ!?あの帝王が亡くなったのですか?」
「亡くなったよ。いや、殺したというのが正しいな」
「ころ…えっ?殺してしまったのですか?」
「ああ。色々あって殺した。そこ馬車は、駄賃代わりに拝借した。俺を...俺たちを軽蔑したか?」
「いいえ、深い理由があったのでしょう。軽蔑したり致しません」
「ネイレス女王陛下は、話がわかるお人のようだ。次は俺から質問していいか?」
「何なりと」
「その目、なんだ?」
「海龍様の目と言ったら信じますか?」
「海龍か...信じるかな。神龍が存在するんだ、海龍がいても不思議じゃない」
「ユリと同じことを言うのですね。神龍様は本当に存在するのですか?」
「ああ、俺の左目が証拠だ」
左目を覆っている布を外し女王様に見せる。うっ。目が疼く。厨二病じゃあるまいし...こういうのやめろよな。
「私の目が...痛い!」
「どうしたの?2人とも!」
目を抑えて蹲っている2人を見たユリさんが駆け寄ってくる。
「ユリさん、目が、目が...」
「目がどうしたのよ!」
「ユリ、叫ばないで。頭に響くわ。ケンさんの目を見たら突然痛み出したの」
「くそっ、神龍...シャロンのやつ!何しやがった!」
『ほう。シャロンの名を知っているとは。その目、本物みたいね』
「次はなんだよ!ネイレス女王陛下の声じゃねーな」
俺とユリさんは、女王様から距離をとり武器を構える。目が痛すぎて、左目は閉じたまま。ユリさんは、俺たちの状況をみて龍眼化をしない。
『武器を下ろせ、若造。お前では私に勝てない。2度は言わない』
まるで神龍を前に立ったかのような感覚に陥る。
「ケンさん、武器を下ろして。敵う相手ではなさそうよ」
「チッ、分かったよ」
俺たちは武器を仕舞い、女王様ではない別の人物に向き合う。
『正しい判断ね。私はカイリ。シャロンにフラれた女よ』
「何してんだよ!シャロン!!」
つい、怒りのあまりツッコミを入れてしまう。
「カイリさんは、私たちに何の用かしら?」
『懐かしい気配を感じてね。シャロンは生きているの?』
「ああん?別の空間に封印されている。神に負けたらしい。ざまぁみろ!」
『お前、シャロンが憎いのか?』
「憎いね、アイツに出会わなければ良かったと後悔しているぐらい憎い。イタい、イタい」
痛みが増して目をくり抜きたくなる。くそっ、腕が動かねぇ。シャロンが俺の身体を押さえつけているな、これ。
『あまりシャロンを邪険にしないで。あやつはいい奴よ』
「どこがだよ!ああああああああっ、くそっ!身体が動かせねぇ。ユリさん!俺の左目を!」
『それは許さない。氷束縛!』
蔦のようなものがユリさんに絡みつき身体の動きを封じる。ユリさん...あれ?意外と冷静じゃね?
「カイリ?私は動かないから魔法を解きなさい。ケンさんに危害を加えてないから殺さないであげているの。分かる?ケンさんに傷を負わせたら、ネイレスごと斬るわ」
『リンそっくりね。分かった、解こう。今度はお前たちが私のところまで来なさい』
「分かったわ。魔法の解除ありがとう」
『ネイレスを頼むわね』
凍てつく空気が散漫し静寂が戻る。どうやら海龍が居なくなって女王様に戻ったみたい。それと同時に俺の左目の痛みが引く。
「何だったんだよ。頭イタい...」
「私もです。ユリ、何か温かい飲み物は頂けますか?」
「亡き帝国御用達茶葉があるから、すぐに準備するわ。ケンさんも飲む?」
「欲しい。お願い」
ユリさんは、マジックバックからテーブルとイスを取り出し紅茶を淹れてくれる。慣れた所作、元第二王女は伊達ではない。
「この香り、とても落ち着きます。ユリ、ありがとうございます」
「どういたしまして。ネイレス、何があったの?」
「海龍であられるカイリ様から声をかけられたの。少し代わって欲しいと。目の痛みと関係しているのではと思い従ったところ、先程のようなことが起きました。初めての経験であり感覚でしたので脳が追いついていません」
俺は煙草を取り出し火をつける。ふぅー、久々に吸う煙草は格別だな。俺も話についていけてないから女王様の言うことに同意する。
「ケンさん、煙草を吸われるのですね。我が国でも取り扱っておりますので興味があれば、こちらをどうぞ」
女王様から長い葉巻みたいなものを渡される。これ、大丈夫か?女王様自ら勧めるなんて、珍しいな。
「私は吸わないので在庫が沢山ありますのでご遠慮なさらないでください」
「マジ?その在庫全て俺が買うから取っといて。お願いします」
「畏まりました。道中のご飯などと相殺に致しましょう」
「いいの?俺は、それで助かるけど」
「構いません、王家に納められている煙草は私の裁量で売り捌いていますので」
「ネイレス、貴女やるわね。煙草は一つ間違えれば毒よ?」
「私が管理している煙草以外販売禁止にしております。麻薬などの栽培は死刑にしますし、国家事業として成り立っております。儲かりますよ、煙草」
「話が分かる女王様。ユリさん、今日は豪勢なご飯にするぞ!」
「ケンさん、ちょろすぎ...」
煙草が手に入るなら、いくらでもご飯作ってやるぜ!百害あって一利なし?そんなの関係ねぇ。
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