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シーワーズ帝国復讐編
第60話 どーも、エピローグ3です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 姫さまたちを解放する
本文
どーも、ユリさんを抱えて空中を飛んでいるオッサンです。
姫たちが寝ている隙に帝王ことタダノ・ヒトシの遺産を拝借する。何があるのかなー。楽しみだなー。ユリさんを離して、落下させようかなー。だってさっきからイヤん、ああんとかうるさいんだよ。
「ケンさん、私のお尻をそんなに強く握ったら気持ち良くなっちゃいます」
「抱えて飛んでいるんだから仕方ないじゃん!変な声出さないで!」
「あん、いや!もっと強く抱きしめて!」
そろそろ王城だな、さっさと降りよう。
「ユリさん、風の魔法をお願い。ここからは真剣に頼むよ」
ユリさんの表情が変わり精霊魔法を発動させ、着地寸前にクッションのような風を展開してくれる。
「よっと。王城に到着…。まだ他国のスパイとかは着ていないみたいだけど、警戒して進もう」
俺は、左目に掛かっている布を捲り上げ神龍眼で辺りを見渡す。ユリさんも龍眼化を発動させる。警戒することに越したことはない。むせる血の匂い、この世界で初めて子鬼ゴブリンを殺してからだいぶ慣れたのか、気にならなくなってきた。ここが戦場だったことを改めて認識する。
「ケンさん、気づいている?」
「ああ、玉座の間辺りから魔力が流れているやつだろ?1つだけか?」
「魔力感知には1つしか反応がないわ。この目で確認しないと人かどうか判断出来ない」
この城に用があるとしたら、帝王だったタダノ・ヒトシしか考えられない。それにしてもこの魔力どこかで...一瞬ブルっと身体が震えた。玉座の間の空いてる扉まで到着し、隙間からスマホで確認する。
鑑定結果:猛牛鬼の支配者
ミノス LV160
「はあ?」
つい、声を出してしまった俺。気づかれたかも!?ミノスのことだ、とっくに気づいているだろう。やばい、心臓の音がうるさい。
『ヒサシイナ、タダノ・ケン』
唾を飲み込み、玉座の間へ俺は進む。ユリさんもその後に続いて歩く。
「そんなに久しぶりか?ミノス...」
『アア、オマエヲコロスタメニワタシハサラニツヨクナッタ。タダノ・ケン、オマエモツヨクナッタヨウダナ』
「お前、どんだけ強くなってるんだよ。はぁー、御託はいい。ここで殺し合うか?」
俺はゴウケツとコッケンを抜き、ユリさんはケツメイを構える。
『ココデタタカッテモツマラナイ。モットオオキナセンジョウデタタカイヲノゾム』
「そうかい、分かった。それでミノスは何でここにいるんだ?」
『ワタシガイタモリニアンデットガキタ。ソノオレイヲシニキタ。トチュウ、マジンヲトラエテキイタ。コイツオマエガコロシタ?』
「まあ、そんなところかな。おま...」
キィィイン
『魔力解放・魔力強化・蒼炎』
ゴウケツでミノスの剣を受け止める。ここで戦わないんじゃねーのかよ!!
『クッ、ハッハハハハ!ヤハリ、オマエガイチバンツヨイ!』
ユリさんは一瞬で距離をとり弓に魔法付与を施し狙いを定める。
「チッ!ああああああああああああああああっ!」
ミノスの攻撃を受け流しながら、乱れ斬りのスキルを発動させ、ゴウケツとコッケンを交互に振るう。
「ケンさん!離れてッ!」
俺が離れた瞬間に矢がミノスに突き...刺さらず避ける。玉座の間に隣接する帝王の部屋の壁に突き刺さり大きな穴が開く。
『ソコノオンナモヤルナ...ソレニアタラシイマホウカ。オモシロイ!!サァ、ツヅキヲ』
俺とミノスの間に、女魔人が現れ声を発する。
「ミノス様、おやめ下さい。魔王様がお呼びです」
『マオウサマガ...ウム、シカタアルマイ。タダノ・ケンヨ、マタアオウ』
「タダノ様、私どもは貴方をいつでも歓迎しております。それでは...」
空間転移?ミノスと女魔人が一瞬で消えて、先程まであった緊張感がなくなり俺はへたり込む。
「ケンさん!大丈夫なの!?」
「あ、ああ。何とか無傷だよ。一体何だったんだ?」
「分からないわ...魔王、ミノスは魔王様と言っていたわね。近いうちに、何かが起きるのかしら?」
「勘弁してくれよー。せっかく、帝国に仕返しが出来たと思ったら、またミノスに会うなんて...最悪だ」
「ケンさん、悪いことばかりではないわ。帝王の部屋に穴が空いて中に入れるのよ?」
ユリさんに手を引っ張られて立ち上がる。疲れた...早く安心して眠りたいもんだ。
後書き
次回 エピローグ4
前回のあらすじ
主人公 姫さまたちを解放する
本文
どーも、ユリさんを抱えて空中を飛んでいるオッサンです。
姫たちが寝ている隙に帝王ことタダノ・ヒトシの遺産を拝借する。何があるのかなー。楽しみだなー。ユリさんを離して、落下させようかなー。だってさっきからイヤん、ああんとかうるさいんだよ。
「ケンさん、私のお尻をそんなに強く握ったら気持ち良くなっちゃいます」
「抱えて飛んでいるんだから仕方ないじゃん!変な声出さないで!」
「あん、いや!もっと強く抱きしめて!」
そろそろ王城だな、さっさと降りよう。
「ユリさん、風の魔法をお願い。ここからは真剣に頼むよ」
ユリさんの表情が変わり精霊魔法を発動させ、着地寸前にクッションのような風を展開してくれる。
「よっと。王城に到着…。まだ他国のスパイとかは着ていないみたいだけど、警戒して進もう」
俺は、左目に掛かっている布を捲り上げ神龍眼で辺りを見渡す。ユリさんも龍眼化を発動させる。警戒することに越したことはない。むせる血の匂い、この世界で初めて子鬼ゴブリンを殺してからだいぶ慣れたのか、気にならなくなってきた。ここが戦場だったことを改めて認識する。
「ケンさん、気づいている?」
「ああ、玉座の間辺りから魔力が流れているやつだろ?1つだけか?」
「魔力感知には1つしか反応がないわ。この目で確認しないと人かどうか判断出来ない」
この城に用があるとしたら、帝王だったタダノ・ヒトシしか考えられない。それにしてもこの魔力どこかで...一瞬ブルっと身体が震えた。玉座の間の空いてる扉まで到着し、隙間からスマホで確認する。
鑑定結果:猛牛鬼の支配者
ミノス LV160
「はあ?」
つい、声を出してしまった俺。気づかれたかも!?ミノスのことだ、とっくに気づいているだろう。やばい、心臓の音がうるさい。
『ヒサシイナ、タダノ・ケン』
唾を飲み込み、玉座の間へ俺は進む。ユリさんもその後に続いて歩く。
「そんなに久しぶりか?ミノス...」
『アア、オマエヲコロスタメニワタシハサラニツヨクナッタ。タダノ・ケン、オマエモツヨクナッタヨウダナ』
「お前、どんだけ強くなってるんだよ。はぁー、御託はいい。ここで殺し合うか?」
俺はゴウケツとコッケンを抜き、ユリさんはケツメイを構える。
『ココデタタカッテモツマラナイ。モットオオキナセンジョウデタタカイヲノゾム』
「そうかい、分かった。それでミノスは何でここにいるんだ?」
『ワタシガイタモリニアンデットガキタ。ソノオレイヲシニキタ。トチュウ、マジンヲトラエテキイタ。コイツオマエガコロシタ?』
「まあ、そんなところかな。おま...」
キィィイン
『魔力解放・魔力強化・蒼炎』
ゴウケツでミノスの剣を受け止める。ここで戦わないんじゃねーのかよ!!
『クッ、ハッハハハハ!ヤハリ、オマエガイチバンツヨイ!』
ユリさんは一瞬で距離をとり弓に魔法付与を施し狙いを定める。
「チッ!ああああああああああああああああっ!」
ミノスの攻撃を受け流しながら、乱れ斬りのスキルを発動させ、ゴウケツとコッケンを交互に振るう。
「ケンさん!離れてッ!」
俺が離れた瞬間に矢がミノスに突き...刺さらず避ける。玉座の間に隣接する帝王の部屋の壁に突き刺さり大きな穴が開く。
『ソコノオンナモヤルナ...ソレニアタラシイマホウカ。オモシロイ!!サァ、ツヅキヲ』
俺とミノスの間に、女魔人が現れ声を発する。
「ミノス様、おやめ下さい。魔王様がお呼びです」
『マオウサマガ...ウム、シカタアルマイ。タダノ・ケンヨ、マタアオウ』
「タダノ様、私どもは貴方をいつでも歓迎しております。それでは...」
空間転移?ミノスと女魔人が一瞬で消えて、先程まであった緊張感がなくなり俺はへたり込む。
「ケンさん!大丈夫なの!?」
「あ、ああ。何とか無傷だよ。一体何だったんだ?」
「分からないわ...魔王、ミノスは魔王様と言っていたわね。近いうちに、何かが起きるのかしら?」
「勘弁してくれよー。せっかく、帝国に仕返しが出来たと思ったら、またミノスに会うなんて...最悪だ」
「ケンさん、悪いことばかりではないわ。帝王の部屋に穴が空いて中に入れるのよ?」
ユリさんに手を引っ張られて立ち上がる。疲れた...早く安心して眠りたいもんだ。
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