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シーワーズ帝国復讐編
第59話 どーも、エピローグ2です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 姫さまたちを奴隷から解放する
本文
どーも、姫さまたちを起こさないようひっそりと隠し部屋を出たオッサンです。
フハハハハハ、俺が帝王の部屋をそのままにしておくなんてあり得ない!銃も欲しいし、研究書類も欲しい。狂ってしまったが頭はいいのだ、爺ちゃんは。アンデットの軍勢の中や森の中みたく死と隣り合わせな状況ではないから、まだ気が楽だし寝なくても大丈夫!
「ケンさん、何か悪いことを考えていますね?」
「くっくっくっく。その通りだよ、ユリさん!」
「帝王...タダノ・ヒトシの部屋ですね」
「その通りだよ、ユリさん!」
「今後の旅を楽にするものがあるかもしれないし、研究書類や武器を押収したい。そんなところですか?」
「その通りだよ、ユリさん!」
「はぁ、やっぱり諦めていなかったんですね。ケンさんらしいです」
「当たり前だよ、ユリさん!ぐへっ」
謎のハイテンションでユリさんに対して返事をしていたら横腹を殴られた。さっき食べたご飯が出そうになる。
「あら、ごめんなさい。少しウザかったので手が出てしまいましたわ」
「いたい...俺のテンションも痛い。そういえば、ユリさんって姫さまたちには丁寧な話し方してなかったよね?」
「そうですね。最後まで寄生虫でしたので適当な言葉使いにしました」
「ユリさん、ズバッと言うねー」
「そうでしょうか?ケンさんからのお願いじゃなければ、彼女たちと共に戦うことはしませんでした。結果から考えたら、私たち2人でなんとか出来そうでしたし」
「ま、まあ、そうだね。聖剣の攻撃範囲からわざわざライフルを撃たなくても良かった訳だしね。でも、あの時はあれしか作戦が思いつかなかったから仕方ないよ」
「そうですね、情報の大切さを見に染みて感じました。その点、姫たちは、本当に何も知らなすぎます。能天気すぎると思いますが、ケンさんはどう思いますか?」
「皆がユリさんみたいな考えが出来るわけではないからね。むしろ、ユリさんみたいな人がごく僅かしかいないんじゃないかな。あ!龍聖剣!カーラさんに渡したままだった。忘れてた!」
「あの剣要りますか?」
「そう言われると別に要らないかも。魔力を吸収するために埋め込んでいた結晶は破損したし、刀身もあまり状態が良いとは言えないね。ただ頑丈な武器ってことかな」
「ふふ、きっと、あの剣を修復出来るのはガンツさんだけですね」
本当にガンツ何者?爺ちゃんといい、頭のネジが外れている奴らは、恐ろしい武器を開発するものだな。
「脅威にならなければ必要ないか。これは聖剣を破壊させたと言って良いのかな?あと、ユリさん。俺にも普通に話してよ。距離感を感じる」
「えっ?えっ、いいの?」
「俺は、その話し方のほうが好きだよ」
「っう!うへ、ふふふふふふ。好きだなんて...分かったわ、これからは普通に話す…いいかしら?私のことが好きなケンさん」
「確かに、ユリさんはこの世界で1番魅力的だけど付き合うとかはまだ分からない。今はこれで我慢して」
「ふへ、ふふふふふ。ええ、今はそれでも良いわ。あー、私、今とっても幸せ。ケンさんに好きって言ってもらえて、そして1番魅力的なんて...大好きな貴方の口から言われて、はあ、はあ、はあ。ケンさん、お願いがあるの」
「嫌な予感がするからイヤだ」
「手を貸して!」
無理矢理手を握られ、俺の手は、ユリさんの股に押し当てられる。
「ちょっ、何しているのさ!しかもなんか濡れてるし」
「ふへ、へへへ。これで我慢するから、このままにして」
ビクッとするユリさんの身体が動く。紅潮させた顔に、荒い息をさせ俯くユリさん。俺の手を下着の中に入れようとする。
「もう、ユリさんたら。チョップ!」
空いてる手の方でユリさんの頭にチョップを食らわす。
「ふぎゃ!いたーい、でも、なんか、これもまたいい。今は何をされても興奮する」
「やべー、ユリさんにスイッチがはいちゃったよ」
「ふふっ、ラブラブ。ねぇ、ケンさん。性欲をどうやって我慢してるの?」
「性欲?うーん、その欲求がそもそも起こらないかな。抗うつ剤を飲んでいるせいかもしれないけど」
「ケンさんが飲んでいる錠剤ですか?」
「そう、それ。まだ、残っているし飲んでるよ。本当は、睡眠導入剤も飲んでいたけど、この世界に来てからよく寝れるようになったからやめたけど。元々、性欲がないとは言わないけどめんどくさい」
「へぇー、そうなの...じゃあ、身体触っても大丈夫ね」
「なぜそうなる!?」
ユリさんのペースで話していたら段々とエスカレートしそうだから、話を変えないと。
「おふざけはここまでにして、隠密スキルを使用して城まで走るよ!」
強引に話を断ち切り、王城まで走る。聖剣の攻撃で瓦礫と化した建物が多くあり住民は誰一人いない。静かだな、この辺りは、俺が魔力障壁で防いだところだけど消滅はしていないだけで魔力波の余波で崩れたんだな。
「ユリさん、そろそろ血の海が見えるはず。汚れるから上空から行きたんだけどいい?」
「ケンさん、あのちんちくりんにした事と同じようにしてくれるならその提案を採用するわ」
「ちんちくりんって...モイラちゃんは上空から落としたけど、それでいいの?」
「それはダメです。抱っこして最後まで運んで?」
抱きついてくるユリさんを抱えながら、身体能力向上スキルを発動させ地面蹴り空中へ飛ぶ。魔力障壁を展開し即席の足場にして空中をかけていく。
ユリさん...匂いを嗅ぐのをやめてもらえませんかね?
後書き
次回 エピローグ3
前回のあらすじ
主人公 姫さまたちを奴隷から解放する
本文
どーも、姫さまたちを起こさないようひっそりと隠し部屋を出たオッサンです。
フハハハハハ、俺が帝王の部屋をそのままにしておくなんてあり得ない!銃も欲しいし、研究書類も欲しい。狂ってしまったが頭はいいのだ、爺ちゃんは。アンデットの軍勢の中や森の中みたく死と隣り合わせな状況ではないから、まだ気が楽だし寝なくても大丈夫!
「ケンさん、何か悪いことを考えていますね?」
「くっくっくっく。その通りだよ、ユリさん!」
「帝王...タダノ・ヒトシの部屋ですね」
「その通りだよ、ユリさん!」
「今後の旅を楽にするものがあるかもしれないし、研究書類や武器を押収したい。そんなところですか?」
「その通りだよ、ユリさん!」
「はぁ、やっぱり諦めていなかったんですね。ケンさんらしいです」
「当たり前だよ、ユリさん!ぐへっ」
謎のハイテンションでユリさんに対して返事をしていたら横腹を殴られた。さっき食べたご飯が出そうになる。
「あら、ごめんなさい。少しウザかったので手が出てしまいましたわ」
「いたい...俺のテンションも痛い。そういえば、ユリさんって姫さまたちには丁寧な話し方してなかったよね?」
「そうですね。最後まで寄生虫でしたので適当な言葉使いにしました」
「ユリさん、ズバッと言うねー」
「そうでしょうか?ケンさんからのお願いじゃなければ、彼女たちと共に戦うことはしませんでした。結果から考えたら、私たち2人でなんとか出来そうでしたし」
「ま、まあ、そうだね。聖剣の攻撃範囲からわざわざライフルを撃たなくても良かった訳だしね。でも、あの時はあれしか作戦が思いつかなかったから仕方ないよ」
「そうですね、情報の大切さを見に染みて感じました。その点、姫たちは、本当に何も知らなすぎます。能天気すぎると思いますが、ケンさんはどう思いますか?」
「皆がユリさんみたいな考えが出来るわけではないからね。むしろ、ユリさんみたいな人がごく僅かしかいないんじゃないかな。あ!龍聖剣!カーラさんに渡したままだった。忘れてた!」
「あの剣要りますか?」
「そう言われると別に要らないかも。魔力を吸収するために埋め込んでいた結晶は破損したし、刀身もあまり状態が良いとは言えないね。ただ頑丈な武器ってことかな」
「ふふ、きっと、あの剣を修復出来るのはガンツさんだけですね」
本当にガンツ何者?爺ちゃんといい、頭のネジが外れている奴らは、恐ろしい武器を開発するものだな。
「脅威にならなければ必要ないか。これは聖剣を破壊させたと言って良いのかな?あと、ユリさん。俺にも普通に話してよ。距離感を感じる」
「えっ?えっ、いいの?」
「俺は、その話し方のほうが好きだよ」
「っう!うへ、ふふふふふふ。好きだなんて...分かったわ、これからは普通に話す…いいかしら?私のことが好きなケンさん」
「確かに、ユリさんはこの世界で1番魅力的だけど付き合うとかはまだ分からない。今はこれで我慢して」
「ふへ、ふふふふふ。ええ、今はそれでも良いわ。あー、私、今とっても幸せ。ケンさんに好きって言ってもらえて、そして1番魅力的なんて...大好きな貴方の口から言われて、はあ、はあ、はあ。ケンさん、お願いがあるの」
「嫌な予感がするからイヤだ」
「手を貸して!」
無理矢理手を握られ、俺の手は、ユリさんの股に押し当てられる。
「ちょっ、何しているのさ!しかもなんか濡れてるし」
「ふへ、へへへ。これで我慢するから、このままにして」
ビクッとするユリさんの身体が動く。紅潮させた顔に、荒い息をさせ俯くユリさん。俺の手を下着の中に入れようとする。
「もう、ユリさんたら。チョップ!」
空いてる手の方でユリさんの頭にチョップを食らわす。
「ふぎゃ!いたーい、でも、なんか、これもまたいい。今は何をされても興奮する」
「やべー、ユリさんにスイッチがはいちゃったよ」
「ふふっ、ラブラブ。ねぇ、ケンさん。性欲をどうやって我慢してるの?」
「性欲?うーん、その欲求がそもそも起こらないかな。抗うつ剤を飲んでいるせいかもしれないけど」
「ケンさんが飲んでいる錠剤ですか?」
「そう、それ。まだ、残っているし飲んでるよ。本当は、睡眠導入剤も飲んでいたけど、この世界に来てからよく寝れるようになったからやめたけど。元々、性欲がないとは言わないけどめんどくさい」
「へぇー、そうなの...じゃあ、身体触っても大丈夫ね」
「なぜそうなる!?」
ユリさんのペースで話していたら段々とエスカレートしそうだから、話を変えないと。
「おふざけはここまでにして、隠密スキルを使用して城まで走るよ!」
強引に話を断ち切り、王城まで走る。聖剣の攻撃で瓦礫と化した建物が多くあり住民は誰一人いない。静かだな、この辺りは、俺が魔力障壁で防いだところだけど消滅はしていないだけで魔力波の余波で崩れたんだな。
「ユリさん、そろそろ血の海が見えるはず。汚れるから上空から行きたんだけどいい?」
「ケンさん、あのちんちくりんにした事と同じようにしてくれるならその提案を採用するわ」
「ちんちくりんって...モイラちゃんは上空から落としたけど、それでいいの?」
「それはダメです。抱っこして最後まで運んで?」
抱きついてくるユリさんを抱えながら、身体能力向上スキルを発動させ地面蹴り空中へ飛ぶ。魔力障壁を展開し即席の足場にして空中をかけていく。
ユリさん...匂いを嗅ぐのをやめてもらえませんかね?
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