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シーワーズ帝国復讐編
第56話 どーも、帝王です
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前書き
前回のあらすじ
主人公 姫さまたちの復讐を見届ける
本文
どーも、姫さまたちによる『ざまぁ』が遂行されビビるオッサンです。
さっきの白金貨を少し貰って、後は奴隷契約を解除して自由にしてもらおう。血だらけ姿で笑顔な姫さまたちを見ていたら、もう女性に思えない。俺も人のこと言えないけど。王座の間に入る前に、武装の確認をする。
龍聖剣は、戦闘能力が一番高いカーラさん。
暗器を装備し素早い動きできるライアさん。
影なき英雄の武器を持っている大楯のイーリスさん。
神官の服を着て杖を持っているケイアさん。
大きな戦鎚を持っているモイラちゃん。
刀という珍しい武器を持っているハルさん。
器用になんでも対応できるガンツ作の黒い刀身のロングソードと短剣をいくつか所持しているアルテさん。
最後に魔法使いが使う大きな杖、その杖は仕込み刀でもあり近距離、遠距離に対応出来る姫さま。
ケツメイを片手に持っているユリさん。
俺は、豪剣使いの本来のスタイルの二刀流だ。
扉は内開きなのでアレスもといカスに開けさせる。その間、俺たちは戦闘体制をとり、王座の間の部屋の中からの攻撃に備える。案の定、騎士や魔法使いが襲い掛かってくる。
ああああああああああっ!!
殺戮者めっ!ここで死ねっ!
焼け死ね!火球ファイアボール!
どいつもこいつも必死になっているが、襲い掛かるのが遅い。死角や天井から襲い掛かってこいよ。
「全員、戦闘開始。1人残らず殺せ」
了解!返事をした後、俺たちは散開し確実に仕留めていく。100人ほど居た騎士や魔法使いは、数十分で片付き残るは帝王のみ。
「ほう。その声、その髪の色、お前はタダノ・ヒトシか?蘇ってワシを殺しに来たのか?」
帝王から低い声で問いかけられた俺。
「赤の他人だよ。なぜお前がタダノ・ヒトシの名前を知っている?」
「簡単な話だ。ワシは初代帝王であり1000年以上生きて長らえているからだ。この世界には、魔法が存在する。次代に生まれる素質あるワシの血を引く男に憑依した。クックックック。ワシを殺しても、また別の者に憑依すれば良い」
「へぇー、すごいね。共に転移した仲間が開発した魔法を殺して奪い、邪魔となり得る者も手にかけた。聖剣は今の肉体では扱えないから他に者に託した。違うか?」
「まさにその通りだ。何処でその...ふむ。タダノ・ヒトシのことを知っているということは、あやつの隠し部屋を発見し残されていた何かを見て判断したということか。素晴らしい、功績だ!お前たち、ワシの元で...」
「なぁ、帝王。お前、何処で狂ったんだ?こんな茶番までしてさ」
「何が言いたいのだ?」
「1000年以上前に転移して、ここまでのことが出来る奴なんて1人しかいないだろ?ただ欲深い奴がここまで出来るわけがない。生きるためになんでもする覚悟があるのは、タダノ・ヒトシしかいないんだよ。隠し部屋も、あえて残して居たんだろ?」
「クッ、クハハハハ。お前の言う通り、ワシはタダノ・ヒトシその人である。よく分かったな?」
「はぁ、最悪だ。この日記に書かれていた内容は、嘘なのか?」
「嘘ではないが、真実ではない。ワシは待っていたのだよ。知能、肉体共に優れた、新たな転移者を。この世界の者の肉体では、あまり馴染めないのだ。だが、阿呆の転移者に憑依したのでは意味がない。ワシの読みは間違っていなかった。現にお前が、ワシの目の前にいるのだからな」
全員の視線を受ける俺。話が分からず、真相を聞きたそうにしているユリさん。後でちゃんと説明しておかないといけないな。
「アンタのことだ。もう憑依する術式を完成しているんだろ?」
「クックック。その通りだ。お前は優秀だ。このワシに引けを取らないほど。貰うぞ!!その身体!!憑依魔術発動!!」
憑依魔術が発動させるタダノ・ヒトシ。荒れ狂う魔力が俺の周囲を覆う。そして、俺は意識を手放す。
「ケンさん!!」
「クウァハハハハ。これでワシはこの世界を支配出来る!!」
「いやああああああああああ!」
後書き
次回 終結
前回のあらすじ
主人公 姫さまたちの復讐を見届ける
本文
どーも、姫さまたちによる『ざまぁ』が遂行されビビるオッサンです。
さっきの白金貨を少し貰って、後は奴隷契約を解除して自由にしてもらおう。血だらけ姿で笑顔な姫さまたちを見ていたら、もう女性に思えない。俺も人のこと言えないけど。王座の間に入る前に、武装の確認をする。
龍聖剣は、戦闘能力が一番高いカーラさん。
暗器を装備し素早い動きできるライアさん。
影なき英雄の武器を持っている大楯のイーリスさん。
神官の服を着て杖を持っているケイアさん。
大きな戦鎚を持っているモイラちゃん。
刀という珍しい武器を持っているハルさん。
器用になんでも対応できるガンツ作の黒い刀身のロングソードと短剣をいくつか所持しているアルテさん。
最後に魔法使いが使う大きな杖、その杖は仕込み刀でもあり近距離、遠距離に対応出来る姫さま。
ケツメイを片手に持っているユリさん。
俺は、豪剣使いの本来のスタイルの二刀流だ。
扉は内開きなのでアレスもといカスに開けさせる。その間、俺たちは戦闘体制をとり、王座の間の部屋の中からの攻撃に備える。案の定、騎士や魔法使いが襲い掛かってくる。
ああああああああああっ!!
殺戮者めっ!ここで死ねっ!
焼け死ね!火球ファイアボール!
どいつもこいつも必死になっているが、襲い掛かるのが遅い。死角や天井から襲い掛かってこいよ。
「全員、戦闘開始。1人残らず殺せ」
了解!返事をした後、俺たちは散開し確実に仕留めていく。100人ほど居た騎士や魔法使いは、数十分で片付き残るは帝王のみ。
「ほう。その声、その髪の色、お前はタダノ・ヒトシか?蘇ってワシを殺しに来たのか?」
帝王から低い声で問いかけられた俺。
「赤の他人だよ。なぜお前がタダノ・ヒトシの名前を知っている?」
「簡単な話だ。ワシは初代帝王であり1000年以上生きて長らえているからだ。この世界には、魔法が存在する。次代に生まれる素質あるワシの血を引く男に憑依した。クックックック。ワシを殺しても、また別の者に憑依すれば良い」
「へぇー、すごいね。共に転移した仲間が開発した魔法を殺して奪い、邪魔となり得る者も手にかけた。聖剣は今の肉体では扱えないから他に者に託した。違うか?」
「まさにその通りだ。何処でその...ふむ。タダノ・ヒトシのことを知っているということは、あやつの隠し部屋を発見し残されていた何かを見て判断したということか。素晴らしい、功績だ!お前たち、ワシの元で...」
「なぁ、帝王。お前、何処で狂ったんだ?こんな茶番までしてさ」
「何が言いたいのだ?」
「1000年以上前に転移して、ここまでのことが出来る奴なんて1人しかいないだろ?ただ欲深い奴がここまで出来るわけがない。生きるためになんでもする覚悟があるのは、タダノ・ヒトシしかいないんだよ。隠し部屋も、あえて残して居たんだろ?」
「クッ、クハハハハ。お前の言う通り、ワシはタダノ・ヒトシその人である。よく分かったな?」
「はぁ、最悪だ。この日記に書かれていた内容は、嘘なのか?」
「嘘ではないが、真実ではない。ワシは待っていたのだよ。知能、肉体共に優れた、新たな転移者を。この世界の者の肉体では、あまり馴染めないのだ。だが、阿呆の転移者に憑依したのでは意味がない。ワシの読みは間違っていなかった。現にお前が、ワシの目の前にいるのだからな」
全員の視線を受ける俺。話が分からず、真相を聞きたそうにしているユリさん。後でちゃんと説明しておかないといけないな。
「アンタのことだ。もう憑依する術式を完成しているんだろ?」
「クックック。その通りだ。お前は優秀だ。このワシに引けを取らないほど。貰うぞ!!その身体!!憑依魔術発動!!」
憑依魔術が発動させるタダノ・ヒトシ。荒れ狂う魔力が俺の周囲を覆う。そして、俺は意識を手放す。
「ケンさん!!」
「クウァハハハハ。これでワシはこの世界を支配出来る!!」
「いやああああああああああ!」
後書き
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