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第28話 どーも、姫さまです
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前書き
前回のあらすじ
主人公 地中に潜って寝る
本文
どーも、トンデモ理論で休息をとっていたオッサンです。
あれから死んだように寝て、起きて冷静になって振り返ってみて、本当にバカな事したなって思ったよ。ユリさんも俺の行動がツボったらしく腹を抱えながら思い出し笑いをしている。
「地上がダメなら地下行くしかないっしょ。キリッ。ぷ、ふはははは。ダメ、ケンさんバカすぎる!」
「いやいやいやいや、ユリさんや。あんたも理に適ってますね!とか言ってたよ!」
「私もバカですが、ケンさんのバカは真面目に行動しちゃうところ...ぷ、ふははは。でも、そのおかげでしっかり休息出来ました。久しぶりに満足に寝た気がします」
「確かに、体力もMPも完全回復した。ご飯は、前の残りものでいいよね?」
クリーンを家の中と自分の体全体にかけ、ご飯の支度をする。
「パスタが残りものというのは贅沢ですね。これからどうしますか、ケンさん」
「そんなの決まっているよ、散々俺たちの邪魔をしてくれたこの戦争に介入して首謀者の首を刎ねてやる。帝国の人間か、それとも魔人か。それと、あんなにアンデットを倒したのにレベルが少ししか上がっていない。雑魚を相手にしてもダメなら強いやつを潰す」
「少しとは?スキルも追加されていないのですか?」
「お互いレベル55、スキルの追加は俺に魔力操作が追加されただけ」
「あんなに倒して7レベルしか上がってないのですか、一応スマホを見せてもらっても良いですか?」
スマホをユリさんに渡し確認してもらう。
鑑定結果:
◆名前 ユリ
◆種族 エルフ
◆性別 女
◆年齢 19
◆Lv 48→55
◆HP 960→1100
◆MP 2400→2750
◆スキル
生活魔法 精霊魔法(水・風) 身体能力向上 隠密 索敵 弓使い 治癒 細剣使い 自己治癒向上 龍眼化 血の乱舞 魔力障壁 集中力向上 空歩 魔力付与 魔力操作
鑑定結果:
◆名前 タダノ ケン
◆種族 人間
◆性別 男
◆年齢 31
◆Lv 18→55
◆HP 500→2750
◆MP 355→1500
◆スキル
生活魔法 身体能力向上 隠密 索敵 治癒ヒール 乱れ切り 豪剣使い 死の舞踊 自己治癒向上 魔法強化 見切り 魔力障壁 NEW→魔力操作
「私の数値は計算できますが、ケンさんのはよく分からないですね」
「MPに関しては、何度も枯渇させたからね。そのおかげで加算されているのかも。気にしないでもいいよ、お互い真逆のステータスだから、バランスがいい」
「そうですね、私たちは2人で最強のパーティですから!」
ご飯を食べ終わり、食器を洗い、支度を整える。俺は、コッケンを装備しユリさんに地上までの道を精霊魔法で作るよう指示をする。
「どれくらい寝ていたかは分からないけど地上に出たら、文字通り屍を越えてさりげなく兵士として潜り込む」
ユリさんの精霊魔法で地上との道が出来たんだろう。腐敗した匂いが鼻を刺激する。
「うぇ、気持ち悪い。鼻が麻痺するまで耐えるしかない」
家から出てすぐ小さな家をマジックバックにしまう。その瞬間、一気に空洞になった穴に土やアンデットや兵士の死体がなだれ込む。急いでユリさんが作ってくれた道を進み登る。一気に地上に出て周囲の警戒をする。
「おぇ、本当に気持ち悪いな。ユリさん?」
「ケンさん...腐ってはいるのですが意識があります」
「意識?腐っていたのは人間の可能性が高のか?」
「はい、それもついさっきまで普通の人族だったのでしょう。話しかけたら反応するかもしれません」
「君、俺の声きこえる?」
「う、あ、ぅ、あ」
「女性の方みたいですね。それもドレスを着ていて階級の高い者です」
うん?なりかけ女性ゾンビが袋を俺に渡す。これを開ければいいのか?とりあえず開けて30の小瓶が入っているけど振りかけてみるか。
ほれ、びしゃ
あれ?ゾンビまではいってない女性が、普通の状態に戻った。
「あ、ありがとうございます。兵士様、至急、ここにいる全員に聖天水を振りかけます。お手伝い頂けますか?」
俺とユリさんは女性の指示に従い聖天水を振りかける。振りかけられた騎士やメイドたちは元の状態に戻っていく。
一応俺たちは、兵士の格好のままだし大丈夫だよな。敬礼とかのマナーを知らないから騎士たちに対してどう対応すれば良いんだろうか。
小声でユリさんと話す。
「この状況はなに?聖天水って、知ってる?」
「私もなにがどうなっているのか検討がつかないです。聖天水は、ポーションとは違う別の治癒水ですね。たしか...病や邪を祓う効果がありますが、かなりの高額で取引きされていると聞いております」
「へぇー、この人たちは病や邪に取り憑かれた、もしくは侵されていたと言うわけなんだね。少し貰っておけば良かったわ」
「ケンさんは、なにか病でも罹っているのですか?」
首を振り、病はかかっていないことユリさん伝える。俺たちはこのままお役御免になることは...ないだろうな。
「あの、この度は助けてくださりありがとうございました」
女性は優雅にカーテシーでお礼を述べる。それに続き、騎士やメイドもそれぞれの礼の姿勢をとる。この場をあやふやにしないと面倒な事になりそうだと第六感が告げている。
「私たちは前線で偶々生き残り、偶々ここを通りかかった者なのでそこまでの礼をして頂く必要はありません」
ドレスを着ている女性、騎士の女性、メイド服を着ている女性、皆女性じゃないか。コイツら何者なんだ?いやいや、模索し出すと厄介ごとに巻き込まれる。用がないならさっさと逃げ...
「貴方方は、ただの兵士ではないですよね。地中から出てきましたし。何者ですか?」
おいおい、いきなり戦闘態勢をとるなよ。助けたことをまた後悔することなる。
「それを知って君たちに何の徳があるんだ?別に命を救ってくれた兵士のままでいいだろ」
「ケンさん、口調が荒くなっていますよ。それに、無事にここを去るのは無理です」
「だよねー...俺たちに抵抗の意思はないから警戒解いてくれ」
俺は、その場に座り込み兜を外し、マジックバックに武器を仕舞う。ユリさんも俺に見習って座る。
「これでいいか?俺たちは帝国の兵士じゃない。地中にいたのは、休息を取るためであって...説明が面倒だな。とにかくアンデットの軍勢と戦っていたんだよ」
「そうですか。あの大きな穴を見たところ、貴方が言っていることは一理ありますね。この場で起きたことはご存知ないのですか?」
「俺はたち何も知らないよ。夜通しアンデットと戦闘して軍勢が居なくなってから地中に潜ったからね。その後は、疲労困憊で死んだように寝ていたから地上で何が起きたかは知らない。はぁ、あのさー、お前たちがアンデットになりかけたのを助けたのに尋問を受けないといけないわけ?」
「ケンさんの言う通りです。別に今は抵抗の意思を見せないのは単に貴方たちでは私たちに勝てないと分かっているから。興味すらありません」
ユリさんズバッと言うねー。確かに、コイツらでは俺たちに勝てないだろうな。体力を温存させて次の戦闘に備えていたいからという理由もある。
「そうですね...疑心暗鬼になっておりました。大変誠に申し訳ありません。私も座っていいでしょうか?少し疲れました」
勝手にすればいいのに。とは口に出さない、いちいち反応していたら面倒だし。早く戦場に行って、首謀者をぶちのめしたい。
「姫さま、ここに座るのですか?おやめください!もう少し先に開けた場所があります。そこに移動しましょう」
メイドの1人が姫さまとやらに注意をし、俺たちに近づいてきた。
「この度は、助けて頂き誠にありがとうございます。このご恩は必ずお返ししたいと思っております。ですので一緒について来て頂けますか?」
俺たちは立ち上がり、姫さま御一行と共に歩き出す。
さて、これからどうなることやら。
後書き
次回 ティータイム
前回のあらすじ
主人公 地中に潜って寝る
本文
どーも、トンデモ理論で休息をとっていたオッサンです。
あれから死んだように寝て、起きて冷静になって振り返ってみて、本当にバカな事したなって思ったよ。ユリさんも俺の行動がツボったらしく腹を抱えながら思い出し笑いをしている。
「地上がダメなら地下行くしかないっしょ。キリッ。ぷ、ふはははは。ダメ、ケンさんバカすぎる!」
「いやいやいやいや、ユリさんや。あんたも理に適ってますね!とか言ってたよ!」
「私もバカですが、ケンさんのバカは真面目に行動しちゃうところ...ぷ、ふははは。でも、そのおかげでしっかり休息出来ました。久しぶりに満足に寝た気がします」
「確かに、体力もMPも完全回復した。ご飯は、前の残りものでいいよね?」
クリーンを家の中と自分の体全体にかけ、ご飯の支度をする。
「パスタが残りものというのは贅沢ですね。これからどうしますか、ケンさん」
「そんなの決まっているよ、散々俺たちの邪魔をしてくれたこの戦争に介入して首謀者の首を刎ねてやる。帝国の人間か、それとも魔人か。それと、あんなにアンデットを倒したのにレベルが少ししか上がっていない。雑魚を相手にしてもダメなら強いやつを潰す」
「少しとは?スキルも追加されていないのですか?」
「お互いレベル55、スキルの追加は俺に魔力操作が追加されただけ」
「あんなに倒して7レベルしか上がってないのですか、一応スマホを見せてもらっても良いですか?」
スマホをユリさんに渡し確認してもらう。
鑑定結果:
◆名前 ユリ
◆種族 エルフ
◆性別 女
◆年齢 19
◆Lv 48→55
◆HP 960→1100
◆MP 2400→2750
◆スキル
生活魔法 精霊魔法(水・風) 身体能力向上 隠密 索敵 弓使い 治癒 細剣使い 自己治癒向上 龍眼化 血の乱舞 魔力障壁 集中力向上 空歩 魔力付与 魔力操作
鑑定結果:
◆名前 タダノ ケン
◆種族 人間
◆性別 男
◆年齢 31
◆Lv 18→55
◆HP 500→2750
◆MP 355→1500
◆スキル
生活魔法 身体能力向上 隠密 索敵 治癒ヒール 乱れ切り 豪剣使い 死の舞踊 自己治癒向上 魔法強化 見切り 魔力障壁 NEW→魔力操作
「私の数値は計算できますが、ケンさんのはよく分からないですね」
「MPに関しては、何度も枯渇させたからね。そのおかげで加算されているのかも。気にしないでもいいよ、お互い真逆のステータスだから、バランスがいい」
「そうですね、私たちは2人で最強のパーティですから!」
ご飯を食べ終わり、食器を洗い、支度を整える。俺は、コッケンを装備しユリさんに地上までの道を精霊魔法で作るよう指示をする。
「どれくらい寝ていたかは分からないけど地上に出たら、文字通り屍を越えてさりげなく兵士として潜り込む」
ユリさんの精霊魔法で地上との道が出来たんだろう。腐敗した匂いが鼻を刺激する。
「うぇ、気持ち悪い。鼻が麻痺するまで耐えるしかない」
家から出てすぐ小さな家をマジックバックにしまう。その瞬間、一気に空洞になった穴に土やアンデットや兵士の死体がなだれ込む。急いでユリさんが作ってくれた道を進み登る。一気に地上に出て周囲の警戒をする。
「おぇ、本当に気持ち悪いな。ユリさん?」
「ケンさん...腐ってはいるのですが意識があります」
「意識?腐っていたのは人間の可能性が高のか?」
「はい、それもついさっきまで普通の人族だったのでしょう。話しかけたら反応するかもしれません」
「君、俺の声きこえる?」
「う、あ、ぅ、あ」
「女性の方みたいですね。それもドレスを着ていて階級の高い者です」
うん?なりかけ女性ゾンビが袋を俺に渡す。これを開ければいいのか?とりあえず開けて30の小瓶が入っているけど振りかけてみるか。
ほれ、びしゃ
あれ?ゾンビまではいってない女性が、普通の状態に戻った。
「あ、ありがとうございます。兵士様、至急、ここにいる全員に聖天水を振りかけます。お手伝い頂けますか?」
俺とユリさんは女性の指示に従い聖天水を振りかける。振りかけられた騎士やメイドたちは元の状態に戻っていく。
一応俺たちは、兵士の格好のままだし大丈夫だよな。敬礼とかのマナーを知らないから騎士たちに対してどう対応すれば良いんだろうか。
小声でユリさんと話す。
「この状況はなに?聖天水って、知ってる?」
「私もなにがどうなっているのか検討がつかないです。聖天水は、ポーションとは違う別の治癒水ですね。たしか...病や邪を祓う効果がありますが、かなりの高額で取引きされていると聞いております」
「へぇー、この人たちは病や邪に取り憑かれた、もしくは侵されていたと言うわけなんだね。少し貰っておけば良かったわ」
「ケンさんは、なにか病でも罹っているのですか?」
首を振り、病はかかっていないことユリさん伝える。俺たちはこのままお役御免になることは...ないだろうな。
「あの、この度は助けてくださりありがとうございました」
女性は優雅にカーテシーでお礼を述べる。それに続き、騎士やメイドもそれぞれの礼の姿勢をとる。この場をあやふやにしないと面倒な事になりそうだと第六感が告げている。
「私たちは前線で偶々生き残り、偶々ここを通りかかった者なのでそこまでの礼をして頂く必要はありません」
ドレスを着ている女性、騎士の女性、メイド服を着ている女性、皆女性じゃないか。コイツら何者なんだ?いやいや、模索し出すと厄介ごとに巻き込まれる。用がないならさっさと逃げ...
「貴方方は、ただの兵士ではないですよね。地中から出てきましたし。何者ですか?」
おいおい、いきなり戦闘態勢をとるなよ。助けたことをまた後悔することなる。
「それを知って君たちに何の徳があるんだ?別に命を救ってくれた兵士のままでいいだろ」
「ケンさん、口調が荒くなっていますよ。それに、無事にここを去るのは無理です」
「だよねー...俺たちに抵抗の意思はないから警戒解いてくれ」
俺は、その場に座り込み兜を外し、マジックバックに武器を仕舞う。ユリさんも俺に見習って座る。
「これでいいか?俺たちは帝国の兵士じゃない。地中にいたのは、休息を取るためであって...説明が面倒だな。とにかくアンデットの軍勢と戦っていたんだよ」
「そうですか。あの大きな穴を見たところ、貴方が言っていることは一理ありますね。この場で起きたことはご存知ないのですか?」
「俺はたち何も知らないよ。夜通しアンデットと戦闘して軍勢が居なくなってから地中に潜ったからね。その後は、疲労困憊で死んだように寝ていたから地上で何が起きたかは知らない。はぁ、あのさー、お前たちがアンデットになりかけたのを助けたのに尋問を受けないといけないわけ?」
「ケンさんの言う通りです。別に今は抵抗の意思を見せないのは単に貴方たちでは私たちに勝てないと分かっているから。興味すらありません」
ユリさんズバッと言うねー。確かに、コイツらでは俺たちに勝てないだろうな。体力を温存させて次の戦闘に備えていたいからという理由もある。
「そうですね...疑心暗鬼になっておりました。大変誠に申し訳ありません。私も座っていいでしょうか?少し疲れました」
勝手にすればいいのに。とは口に出さない、いちいち反応していたら面倒だし。早く戦場に行って、首謀者をぶちのめしたい。
「姫さま、ここに座るのですか?おやめください!もう少し先に開けた場所があります。そこに移動しましょう」
メイドの1人が姫さまとやらに注意をし、俺たちに近づいてきた。
「この度は、助けて頂き誠にありがとうございます。このご恩は必ずお返ししたいと思っております。ですので一緒について来て頂けますか?」
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