双子じゃないょ! (小説版)

むのう・しん

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1章

01年目ー7月 05 誰ですか?

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北京のとある高級ホテルで

ジーク:「さて、僕の仕事もだいたい終わりましたね。」
ラーナ:「こちらもお父様に頼まれた仕事はおわりました。」

ソファーに座って端末機器を閉じ、コーヒーを飲むジーク

ラーナ:「サードとアルマが日本にいたのが驚きでした。でも、私たち日本には、何度か来たはずですが何も感じませんでした。」

ジーク:「二人とも記憶がなかったからいくつかの能力も使えない状態だろ、・・・僕らも生前のもっとも使いたい能力が使えないのが同じかもな。」

ラーナ:「ですが、なぜ今になってつながったのか・・・・何かがあるのは、確かですか。」
ジーク:「いろいろと思うところがかさなりますが見つかっただけでもいいでしょ。こちらもついでのモトマチグループの会長の孫、元町シズカにも会うかたちになるのですが、ふふふ・・・元町シズカですか・・・」

ラーナ:「彼女は、かなり注意しなといけない人物の一人ですね。まさか、サードとアルマのことを知っていて隠していた可能性もありますね。」

ジーク:「それは、どうかな~それは、ないと思う、どちらかと言えばサード、いや山井マナブの親族の方が問題あるかな。」

ラーナ:「魔王クラスの能力者、父親と姉ですか、彼らも転生者、そして姉の方の婚約者も勇者クラスの能力者、そんな場所にサードとアルマがいるのは、意図的なものを感じます。」

ジーク:「そうだね、だが元町シズカは、隠してる様子もない、なにせ捜せばすぐにでも見つけることができるから、たんに偶然だったんだろう・・・。サードとアルマの本当の価値を知ってる僕ならビップ対応でこちらに囲うんだがね、この状態だとこちらが痛いリスクを負う羽目になるからできないね。」

ラーナ:「私たちは、かなりめぐまれた条件でいい方ですか。」
ジーク:「たしかに、サードもいろいろとあったみたいだけど、アルマも母親が亡くなっているみたいだね。」
ラーナ:「あと、サードの方でいくつか情報に改ざんされてるふしがあり、姉の魔王クラスの国の認定と父親の特務部署に配置転換と重なってることに関係してるようで」
ジーク:「そのあたりも結局は、わからないということですよね。」
ラーナ:「はい、おそらくは、」
ジーク:「つながりは、いろいろと複雑ですね。シズカ モトマチ・・・どこまで、知っているのやら。」

ジークは、北京の街並みを室内から眺めているときであった、懐にしまってる、携帯端末から着信を知らせる音がなった。

ジーク:「おや、どうしたのかなシルビア?」
シルビア:「なに、そちらの仕事はうまくいってるのかジーク?」
ジーク:「部品の方は、明後日には、そちらに着くよ、お得意様だからね。」
シルビア:「それと、私とセルビーは、日本に留学することになった。」
ジーク:「そうですか、私達も日本に留学するところなんですよ。」
シルビア:「あ、知ってるよ。目的は、同じだろう。」
ジーク:「おそらく、サード、アルマを見つけました?」
シルビア:「こちらも感知はしたが、連絡は、とれなかった。だが、所在地は、つきとめた。」

ジーク:「そちらでも感知していましたか、僕らもサード達と連絡が取れたのも、「運」が良かったのでしょう。」

シルビア:「「運」かたしかに色々と事柄が重なればたしかにとしか言いようがない」
ジーク:「そう、サードとアルマ、アイリスとレイズ、どちらかが見つかればと思いました。がサードとアルマが一緒に見つけることができました。それだけでも吉報ですよ。」

シルビア:「サード、アルマもこちらに無事に転生していて良かったな。」
ジーク:「うん~、無事は、・・・まだ、そちらの話からだと、どんな状況かは、知らない様子見たいだね。」

シルビア:「位置までは、大体把握はして情報を集めていたが・・・なにかあるのか?」
ジーク:「二人とも記憶がないのだ、生前の記憶が」
シルビア:「・・・そうか、だが転生していただけでもよかったょ・・・」
ジーク:「普通は、生きていての出会いなのだが、転生して出会うと言うのもおかしいかな。(笑)」


ジークとシルビアがやりとをやっているさなか、
日本、佐世保、とある大きな豪邸のある部屋では、

メイドA:「シズカ様、報告書が来ました。」
シズカ:「ありがとう、どれどれ、あっ、とうとう、動きだしたね。ふふふ・・・(笑)」

シズカは、報告書を見ながらにぃやついた笑みの顔をしていた。

シズカ:「マナブ君も驚くだろうね~まさか、マナブ君と似ているから考えていたけど、まさか商売敵だからね~色々調べては、いたけどまったくの赤の他人だったのが、ガックリだったけどね。ふふふ(笑)」
メイドA:「シズカ様、何かありましたらお呼びください。」

メイドは、用事を済ませシズカのいる部屋から退室した。

シズカ:「わかった、ごくろう。」

シズカは、報告書に目を通していると、ある書類に目が止まった。

シズカ:「なんとなく冗談で調査依頼していたけど、まだ、いるんだねソックリさん、いや~ビックリだね。マナブ君マナミちゃん、驚くだろうね~(笑)」


そして、マナブとマナミは、


マナブ:「どうしようかな・・・天の神様の言うとおり~」

コロコロ・・・

マナブ:「6の目がでたから、話さずにいますか~」

マナブは、家の自分の部屋でサイコロふりなが悶々としていた。

マナミ:「お兄ちゃん、さっきから、ずう~と、サイコロふってるけど、どうしたの?」
マナブ:「あっ、マナミさん、居たんですか。サイコロ占いかな~」
マナミ:「で、全部の目でてたけど、なにかわかったの?」
マナブ:「シズカちゃんには、話さないと決まりました・・・かな~うん、話しても、厄介ごとになる、面倒くさい~はあ~」

マナミ:「あっ、あれを話したら・・・なるね~アハハ・・・ (苦)はあ~」

コマチの即ギルドに強制確保の強制加入させられ、レアスキル持ちが超精密検査により発覚、それにより特例ランクをもつことになりいろいろと周りが大変な状況にマナブもジークに関わったことを黙っている状態であった。

マナブ:「本当、いろいろとありすぎの夏休みスタート~まだまだ、ありそうですね~ドッペルさんの呪い・・・か・・・チラッ!」

マナブは、困った目で、マナミを見つめた。

マナミ:「ドッペルさんの呪い・・・、て、私ですか、お兄ちゃん酷い~ (泣)」
マナブ:「どちらにしても、ジークくんとシズカちゃん・・・こちらがいわなくてもお互い情報は、わかっているだろうし・・・やっぱり、話さなくていいか~」

面倒くさくなるだろうとマナブは、きめたが、知らないところで面倒くさい方にすでに進んでいた。


佐世保の相浦にある軍関連の施設に彗星のごとく現れた、巨乳のメガネ女子高生がいた。

コマチ:「ギルド関係のお仕事、かなりキツイかな~と思ったんですが他の人が戦っているのに私は、皆さんの手を握るだけでいいのですか?」

研究員A:「あ~気にしなくていいですよ、車に燃料を入れてるのと同じで、車は、壊れたら替えがありますが、燃料のあなたは、替えはききませんから、安心していいですよ。ハハハ(笑)」

コマチは、研究職員の話しに困り笑いをするしかなかった。
そして、別の研究員がやってきた。

研究員B:「コマチちゃん~うふ、今日の最高に輝いていたは、も~あなたは、ダイヤモンド~ピカピカぴちぴちのダイヤモンドよ!本当、お肌もぴちぴちであたしもちょっと嫉んじゃうわ~(笑)」

コマチは、研究職員の話しにまた、困り笑いをするしかなかった。
ちなみに研究員Bは、ガタイのいい男性の心は乙女の・・・オネエである。

研究員B:「今日は子猫ちゃんは、一緒じゃないの?」
コマチ:「ハクちゃんですか、今日は、ギルドに呼ばれて行っています。」
研究員B:「あら~、そうなの~子猫ちゃんに頬ずりしたかったのにガッカリ~」

そのハクさんは、今は・・・

ハク:「えっ~と、何か確認で呼ばれたけどなにかな~」
ギルド職員:「すみません、ちょっと確認したいことがありまして」
ハク:「確認?」
ギルド職員:「あなたの名前は、ハク ロメルさんですね、レオン・ロメルさんと言う名に心当たりありますか?」

ハク:「レオン・ロメルって、親父の名前だけど、なんでココでその名がでるの?オイラまだ、親族の名前もまだ話していないはずだけど」

ギルド職員:「レオンさんの息子さんですか、「ロメル」の名とケット・シーでまさかと思い確認したのですが、レオンさんは、こっちの世界で生きてますよ。」

ハク:「えっ!親父が生きている!」


ハクは、ギルド職員の言葉に驚きの顔した。


ハク:「いやいや、オイラは、勇者と魔王様とでとんでもない怪物からオイラ達の世界を命と引き替えに怪物を倒し勇者と魔王様と親父も死んだって、聞いてる。母上も兄貴、姉貴、他みんな、泣いていたよ、オイラや妹は、あのときは、よくわからなかったけど・・・生きてるか・・・親父・・・」

ギルド職員:「レオンさんの方にも連絡は、入れてます。明後日、佐世保に来ると言うことです。」

ハク:「親父は、どこか遠くの場所にでもいるの?」

ギルド職員:「そうですね、ここからだと電車で約2時間ぐらいで行ける福岡に魔王様の付き人をやっていますよ。」

ハク:「福岡?魔王様?の付き人?て、魔王様も生きてるの?」

ギルド職員:「マオさんの付き人ですね、今は魔王クラスのギルドライセンス保持者ですね。」

ハク:「魔王様、マオさん?魔王マオ・アルディス・・・えっ?」

ギルド職員:「元勇者の転生者のイサム君もいますね、こちらは、勇者クラスのギルドライセンス保持者ですね。」

ハク:「勇者?イサム?・・・勇者イサー・アルバート・・・えっ~・・・まさか、親父も転生してるの・・・」

ギルド職員:「レオンさんですか、転生してませんよ。転移の方でこちらにやってきてますね、マオさんとイサムくんの魂の痕跡をたどって、一か八かの転移大魔術を使ってやってきたと記録に書かれてるのを見ました。」

ハク:「勇者も魔王様も転生してこっちで生まれ変わっていたのか・・・親父もオイラも転移・・・なんだろう・・・まあ、いいか。」


ハクも父親が日本にいるのがわかり、うれしいような~なにか、しかられそうな~いろいろとなやんでいた。

そして、その父親は、

レオン:「馬鹿息子もこっちに来てしまったか、血は争えんか・・・ははは・・・」

マオ:「レオン、うん?どうした、なんか、いいことでもあったか、やさしい顔になってるが?」

レオン:「佐世保のギルドから連絡があり、わがバカ息子のハクがこちらの世界に来たとの報告がありました。」

マオ:「ハクって、末っ子のやんちゃな、チビすけか。お前の渡りの技法を受け継いでるのか?(笑)」

レオン:「いいえ、渡り掛けは、一か八かの命を賭けての技法です。ハクには、出来ないでしょう。」

マオ:「さて、レオンもハクに会いたいみたいだし、私も大学も夏休みだし、福岡ギルドの依頼も落ち着いたから電車に乗って可愛い弟のマナブに佐世保に帰りますか。」

レオン:「そうですね、ハクよりもマナブ様にひさしぶり料理の精進ぶりを確認しに戻りますか。」


マナブの姉、マオとハクの父親、レオンは、佐世保へ向かう準備をするのであった。
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