双子じゃないょ! (小説版)

むのう・しん

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1章

01年目ー7月 08 酒とドラゴン

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夕方6時半、佐世保市京町バス停付近のとある居酒屋の近く

マオ:「あっ、こっち、こっち、ホッシ、まーゆ~」
ホシ:「マオ~おひさ~」
マユ:「マオちゃん、おかえり~」

マナブの姉、マオと小学時代から付き合いの友達との飲み会である。

ホシ:「イサーが来てないけど、マオ、一緒じゃないの?」
マオ:「さっき連絡が着て少し遅れるって言ってた。先にはじめてくれだって。」
マユ:「イサム君、遅れるか~能力、使えばすぐ来れるのにね。」
マオ:「この時期だからいそがしいからね。それにアイツは、変なところでマジメだからね~」
ホシ:「イサー、マジメなのに大学は、行かなかったんだよね。」
マオ:「ま~アイツ頭は、いいから、本を読めば直ぐに覚えるからね~、まあ~私たちも同じか(笑)」
ホシ:「そうだね~」
マユ:「困ったものだね~フフフ・・・(笑)」
ホシ:「おかげで他の人達から、遠くから見られる扱いだったよね。」

なにやら、染めぽい話しになるまえに

マオ:「ほら、さっさと店に入ろう、喉が乾いてるから、なにか飲みたい~」
ホシ:「あっ、そうね、行こうか。」
マユ:「ほいほい、行こう~」

居酒屋に入る

店員:「いらっしゃいませ」
ホシ:「4名であとから、一人遅れてきます。」
店員:「わかりました。お席にご案内いたします。」


店員に案内された席にそれぞれ座った。

マオ:「大学生活、楽しんでる。」
ホシ:「いきなりそれ聞く、楽しく「やってないょ!」」
マユ:「右に同じく、学生生活3割のギルドの仕事7割でやってます。」
マオ:「何!私は、ちゃんと毎日大学行ってるぞ!ギルドの仕事もちゃんとこなして、講義にこっそりもどってるけどね。」

ホシ:「私と同じジャン~大学もギルドの仕事がほとんどじゃないの~ま~お金に困らないけどね~」
マユ:「たしかに、でも前世に比べれば今が楽しくやってるよね~。」
ホシ:「マオも転生して、前世の時の彼氏のイサム君や前世の時に生き別れたお父さんとも会うこと出来てるし、ある意味強運だよ。」

マオ:「あつ!たしかに~なんか、すごいきがする。いまさらだけど。」

ホシ:「私は、誰か知ってる者は、いなかったね~いや、いない方がいいか、ほとんどがヤバイやつらばかりだからね・・・ (泣)」

マユ:「アハハ・・・ホッシ~もヤバイ強の大魔導士だったんだよね~、て言う私も魔王をやっていて極悪勇者に殺されたくちか~(泣)」

マオ:「あははは・・・でも、死んだおかげであんた達にあえたしね。」

ホシ:「たしかにね。 (笑)」
マユ:「倒されてよかった~勇者ザマ~様様~あははは~(笑)」
マオ:「勇者ザマ~って、でも私達もこっちでは、勇者様だけどね~」
ホシ:「本当~おかしいよね~(笑)」
マユ:「それよりも私たちの勇者様は、遅いね~」
マオ:「ま~、酒屋の息子だから時期が時期だから~先に注文しておくか。」
ホシ:「そうだね。」
マユ:「賛成~ビールとミズイカの刺身!」

マオ達は、先に宴会をはじめることにした。

そのころイサーこと酒屋の息子のイサムは、最後の配達先に向かっていた。

イサム:「最後は、マオ達と飲みに行く居酒屋だな。時間も過ぎたから、勝手にやってるだろうな~」

そんなことを考えながら、飲み会の場所である居酒屋に車をすすめるのであった。


そのころ、マナブとマナミは、

マナブ:「マナミさん、お皿をとってもらえますか。」
マナミ:「はい~えっと~これでいい?」
マナブ:「それでいいです、そこに置いてもらえますか。」

ただいま、夕飯の準備中である。

マナミ:「レオンおじいちゃんのご飯、楽しみにしていたのに残念。」
マナブ:「しかたないですよ、爺の実家の呼び出しだから、行かないわけにもいかないでしょ。お土産に佐賀牛のいい肉を持ってくるそうです。」

マナミ:「佐賀牛~ステーキ~ジュルリ~」
マナブ:「爺も爺で佐賀の権力分家の一つみたいですから、爺の力だといろいろもめてる・・・あっ、シズカちゃんと大猫様がいるから・・・たぶん大丈夫?」

マナミ:「今日は、お父さんは平戸のダンジョン調査で明後日まで出張~で、お兄ちゃんのお父さん、お母さんは?」

マナブ:「父さんは、あとで宇宙ステーションから、晩ご飯食べに戻ってきます。お母さんももうじき帰ってきます。」

マナミ:「宇宙ステーションから、晩ご飯食べに・・・すごい帰宅だよね・・・うちのお父さんじゃ無理~」

マナブ:「マナミさんのお父さんが普通ですから、うちの父さんのほうがおかしいですから。」

マナミ:「普通ですか・・・よろこぶべきか・・・うん~」

マナブは、マナミの悩んでる姿も気にせず、調理に励むのであった。

コウジロウ:「マナブ、いま帰ったぞ~、おっ!ナスと豚肉の辛味噌炒めか~たまんね~」

そして、マナブの父親、コウジロウが帰ってきた。

マキ:「ただいま~、このニオイ~今日は、麻婆豆腐?」
マナミ:「お帰りなさい、マキさん、ちなみに今日は、ナスと豚肉の辛味噌炒めです。」
コウジロウ:「お帰り、マナブの料理がもう、できてるぞう~」
マキ:「ナスと豚肉の辛味噌炒めか、夏場には、辛いもの欲しくなるよね~さあ、着替えてくるか」
マナブ:「おかえり、ご飯できたから。」

マナブ達の夕食が始まった。

コウジロウ:「今日は、マオとレオンは、いないんだな。マオは、仲間と飲み会でレオンは、佐賀の猫婆様のところか・・・」

マナブ:「姉さん、ホシさん、マユさん、イサム兄ちゃんのドラゴンバスターズの冒険者パーティーのパーティーですか。」

マナミ:「ぶー!ぱ・・パーティーにパーティー・・・ひひひ・・・オヤジギャグ・・・」

マキ:「ドラゴンバスターズ~本当、あの子たちがいたからあの時は、なんとかなったのよね・・・コウちゃん」

コウジロウ:「べつにあいつらがやらなくても俺らがやるのに、まあ~後処理が面倒だったけど、あいつらよくやったけど・・・酒屋のハゲのところの息子・・・マオは、嫁には、やらんぞ!」

マナブ:「酒屋のヨウスケ君とコウちゃん小学校のころか、相変わらずの文句いいあえる仲良しだよね。(笑)」

コウジロウ:「ば・バカ、仲良くないわ!あのハゲ、なにかといろいろ言ってくるからこっちも言い合ってるだけだよ。」

マナミ:「ひひひ・・・つ、ツンデレ・・・(笑)」
マナブ:「マナミさん、抑えて下さい。父さんは、元魔王なのにツンデレはしかたないです。」

コウジロウ:「え~マナブ、マナミちゃん~そんなに褒めるなよ~ハハハ(笑)」

マキ:「コウちゃんは、イサム君とマオの仲が良いのがいやなのね、本当大人げないわよ。私は、あの2人は、結婚してもらいたいわ。」

マナブ:「イサム兄ちゃんなら、姉さんの尻にしかれても大丈夫だから任せられるんじゃない。」

マナミ:「イサムさんとマオさんなら、見た感じ良いカップルに見えますよ。」

コウジロウ:「え~みんな、アイツの味方するの~ぐすん~パパさびしいな~」

マナブ:「父さん。」

コウジロウ:「マナブ、慰めてくれるのか。 (嬉)」

マナブ:「いいえ、そうじゃなく、ご飯なくなってますが、ご飯おかわりしますか?僕もご飯おかわりするんで一緒にやりますよ。」

コウジロウ:「あっ・・・ごほん、そうだな、おかわりたのむ。 (泣)」



マナブ達は、夕食をとってる最中、マオ達は、

マオ:「イサー~まだ、こない・・・遅い・・」
ホシ:「マオ~ちょっとガバガバ飲まない、もう、酔ってるでしょ。」
マユ:「そうだぞ~酔ってないぞ~ひくっ!」
ホシ:「まーゆ~アンタも酔ってる。飲むペース早すぎ。」
マユ:「ホッシ~酔ってない、酔ってないぞ~、わかった!今から、上位デビルを召喚してやるから、それじゃ、いきます~」
ホシ:「コラ~なにこんな所で上位デビルを召喚してのよ!やめて!」
マユ:「えっ?隠し芸を披露するんじゃないの?」
ホシ:「違う~、ほら、水飲んで少し酔いさまして。」
マオ:「まーゆ~だめだな~ほら、しっかりしなよ。」
ホシ:「マオは、大丈夫みたいね。」
マオ:「隠し芸なら、九十九島の島の一つ綺麗に消すか。人も住んでない島をやるか。」
ホシ:「お前もかよ。(泣)イサム君早く来て~」

ホシが、マオたちの面倒を見ている最中

イサム:「遅れてごめん、あっ、なんか、できあがてるな~(笑)」
ホシ:「イサム君~、遅い~こいつらどうにかして~」
マオ:「イーサ~遅い~」
マユ:「勇者、よく来たな、ペナルティーだ、飲め!」
イサム:「おいおい、酒瓶は、きついから~少しずつ飲ませてくれよ。」

メンバーもそろい、飲み会が賑わう中、佐賀県の山奥にひっそりとした場所に村がある。
そこには、歴史のふるい大きい屋敷があり、なぜかそこにおと連れている者たちがいた。

ハク:「えっと~ここどこ?」
レオン:「私の一族の里じゃ、生まれ故郷だ。」
ハク:「あっ、オヤジの生まれ故郷は、地球だったよね。」
レオン:「そうだ、そして、ここがふる里だが、見ないうちに少し変わったみたいだ。」
ハク:「で、オイラもつれてこられたけど、なんで?」
レオン:「私の母、お前の祖母に合わせるためじゃ。」
ハク:「えっと、オイラのばあちゃんですか・・・ということは、小遣いくれるかな~(笑)」
レオン:「は~、母は、武闘派だ、どうなるかしらんぞ・・・」
ハク:「オヤジ・・・母上よりも厳しいの?」
レオン:「そうだな・・・アイツより、キツイか・・・」
ハク:「あっ、急にお腹が痛いかな・・・佐世保に帰っていい?」
レオン:「母から連絡が入って、「絶対、連れてこい!」と言われた。観念しろ。」
ハク:「ま~可愛い孫の顔を見れば、お小遣いもくれる、ツンデレなおばあちゃんだよ、うん、そうだ。」
レオン:「ハクよ、祖母に対してのお前がいだいてる考えは、所詮、幻影だ、諦めろ。」

ハクは、レオンに引きずられて祖母が待つ館に向かうのであった。

そして、マオ達、ドラゴンバスターズのいる居酒屋では、
マオ:「あのころは、よかった!」
イサム:「おい、おい、もう、よったのか~」
ホシ:「うん、うん、酔ってないょ~」
マユ:「右に同じく、酔ってません!」
イサム:「あ~あ、よってるよ、お前達、飲むペース速すぎ。」

イサムは、酔いつぶれた仲間たちを家まで送り届けるという何時もの貧乏くじをひく結果になった。

そして、

マナブ:「姉さん、また、イサム兄ちゃんが連れて帰ってくるオチだろうな~イサム兄ちゃん、本当にごめんね、はあ~」

マナブは、家にダメな姉を運ばれて帰ってくるのをまった。
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