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1章
01年目ー7月 06 おかえり、姉さん。
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夏休みに入って、2週間
マナブの周りで、いろいろとあり、疲れた表情で夏の烏帽子岳を佐世保公園のベンチに腰掛け、なんとなく眺める。
マナブ:「あのレーザー (光魔法シャィニングブラスター)が当たっていたら、烏帽子の頂上・・・ヤバかったんだろうな~」
マナミ:「お兄ちゃん、サイダーとオレンジジュース、どっちにする?」
マナブ:「サイダーでいいです。」
マナミ:「はい、どうぞ~、で、今日は、どんな悩みしてるの?」
マナブは、よどんだ目で、マナミを見つめた。
マナブ:「ドッペルさんが、3人いるんだな~と思っていたところですよ。」
マナミ:「3人て、ジーク君とラーナちゃんと私で・・・3人・・・お兄ちゃん~ひどい~ (泣)」
マナブ:「僕は、今は、赤の他人ですよ~今は~ハア~」
いつもの夫婦漫才である。
マナブは、烏帽子を眺めながらサイダーを飲み
マナブ:「マナミさんには、姉さんと対面してもらう時が出来ました。」
マナミ:「姉さん、て、マオ姉さん。」
マナブ:「はい、その姉さんです。大学も夏休みで、バイト (ギルド関係)も一息ついたのでこっちに戻ってきます。」
マナミ:「姉さんに会えるんだ~ (嬉)」
マナブ:「参りました~どうしますか~ (苦)」
マナミ:「どうしたの、まさか、姉さんに会いたくない、険悪な仲・・・」
マナブ:「いいえ、別に会いたくないと言うわけではなく、マナミさんを会わせると僕も、もれなくいじられるのが面倒なんです。」
マナミは、一人っ子だったので、兄弟姉妹の立ち位置の状況は、あまりわかっていない。
マナミ:「マオ姉さんは、いつくるの?」
マナブ:「明日、帰ってきます。」
マナミ:「明日ですか、なんか急な話だね。」
マナブ:「えっ、いや~別に急でもないですよ。だいたい、こんな感じでコッチに来ますし、佐世保に毎日戻ろうと思えばテレポートを使えますからもどれますよ。」
マナミ:「うん?それならなんでテレポートを使って帰ってこないの?」
マナブ:「ギルドがうるさいのと、広い部屋と都会で遊びたいと僕のことを気を聞かせて暮らしているのもあるし、こっちの家じたい団地ですからね、狭いですよ。それと姉さんは、乗り物が好きで帰ってくるときは、電車かバスだね。」
マナミ:「電車・・・バスですか・・・いいんじゃないのかな~」
マナブ:「テレポートを使えば、世界のどこえでも行けるとか、あっ、このまえも火星基地や月基地など宇宙にも仕事で飛ぶことあると言ってました。」
マナミ:「火星・・・って、えっ、まさか、基地があるって、でもまだ、火星には、人類だれもいってないんじゃ・・・」
マナブ:「普通の人は、人類は、行っていませんが、僕らみたいに能力持ちの人類は、行かされてテラフォーミングさせられてますよ、町クラスのコロニーもいくつもできてるみたいです。このあたりは、関係者以外は、まだ秘密ですが。」
マナミ:「え・・・・マジですか・・・」
マナブ:「ギルドでランク・・・能力持ちの階級ですが、僕とマナミさんは、Eランクですが、まあ~ギルドでの仕事を受けての成果を出した評価です。」
マナミ:「えっ、うん、そうだね、私は、医療の手伝い、ヒーラー見習いをやったり、の評価かな。」
マナブ:「僕も捜索、討伐での評価ですね。ですが、ランクの最高ランクSがありますがそれ以外にS+M、S+Yがあります。」
マナミ:「S+M、S+Y、うん~聞いたことないけどそれてなに?」
マナブ:「魔王クラス、勇者クラスです。」
マナミ:「魔王クラス、勇者クラス、なんか、すごそうだね。」
マナブ:「はい、マナミさんの言うようにすごいです。まず、ドラゴンを単独で倒します。隕石群の破壊・・・ほかいろいろありますが前世で勇者、魔王だった者の証みたいなものです。」
マナミ:「前世ですか・・・・私たちも覚えてないけど前世もちだからそれに該当するのかな?」
マナブ:「ハハハ・・・(笑)・・・該当しません、桁外れの力を僕らは、持っていません。単独でドラゴンを倒すのは無理です。」
マナミ:「で、魔王クラス、勇者クラスの話ですが・・・」
マナブ:「僕の姉と父は、S+M、魔王クラスのライセンス持ちです。そして、前世では、2人とも「魔王」と周りの人たちから呼ばれる存在でした。」
マナミ:「・・・魔王だったてところは、初めて今、知りました。」
マナブ:「ついでに追加ですが姉と父は、前世のときも親子だったそうです。そのときは、事故で離れた星?世界?で2人とも王様になり、民たちを守るために戦って命おとしたそうです。そして、今世で奇跡的にまた、親子として再会?したそうです。」
マナミ:「うわ~そんなドラマチックな話しが・・・グスン (泣)感動だね~」
マナブ:「え、あっ、別にどこにでもある話しですから、僕は、どうでもいいですよ。」
マナミ:「え~お兄ちゃん、感動も優しさもないですね・・・お姉さん、お父さん、嫌いなの・・・」
マナブ:「マナミさん、何を言うんですか、嫌いなわけないでしょ。それなりに尊敬してますよ。」
マナブは、魔王ライセンスを持っ父と姉を少し、尊敬もしている。
マナミ:「お兄ちゃんのお父さんも忙しけど、時折会う時あるし、この間も外国のお菓子のお土産もらったけど、いろんなとこ飛び回ってるね。うちのお父さんも前は、世界中を飛び回っていたけど、いまは、九州内だけで回ってるだけで家にもいる時間増えたしね(笑)」
マナブ:「そうですね、父も毎日戻ってこようと思えば、出来るんですが、仕事柄そうもいかないですが、週に1~2回は、戻って来ます。」
マナミ:「力 (ちから)・・・ある者の定めかな・・・フフフ・・・(笑)」
マナブ:「僕も生まれた時、父も姉も僕も前世持ちじゃないかといろいろと検査したそうです、姉は、前世の時に弟がいたみたいで僕は、その弟の生まれ代わりでないかと疑われました。」
マナミ:「お兄ちゃんのお父さん、お姉さんも前世もちなら疑われるよね。」
マナブ:「母は、僕が転生者じゃなく普通の赤ん坊だったの子育て戸惑ったみたいですが、姉の従者のケット・シーのレオン爺がいて助かったそうです。」
マナミ:「レオン爺?そういえば、ハクちゃんの他にケット・シーがいるて言っていたのって、レオンさんのことか。」
マナブ:「そうです。姉の従者のレオン爺は、化け猫族の命を賭けた秘術を使って姉達の魂を追いかけて、こっちに戻ってきたそうです。」
マナミ:「レオンさん、化け猫族?命を賭けた秘術?こっちに戻ってき?うん~?ケット・シー・・・だよね~」
マナブ:「レオン爺は、元々は、こっちの佐賀の化け猫一族の妖怪と呼ばれるところ者でアッチの世界に飛ばされて、かなり無茶して姉を追いかけて偶然にこちらに戻ってきたそうです。」
マナミ:「ちょ、それって、転移帰還じゃ、それなら行き来できるじゃ・・・」
マナブ:「できないです、研究者達は、色々と調べたそうですが完全帰還したのがほぼ1パーセントの割合で爺も生死の境で病院に運ばれたそうです。爺は、転移者ですね。命を賭けて、姉さん達のために・・・」
マナミ:「今、思ったのだけど、なんか私たちて、ヤバそうなことがすぐ近くに潜みすぎてない。」
マナブ:「父さんが言ってました。「ヤバいと思ったら、おとなしくして、どうしょうもないときには、逃げて、もうダメだと思ったら、暴れるか土下座で謝るかだ。」とパチスロで負けて小遣いなくなって母に土下座して謝ってるときに僕に小声で言ってました。」
マナミ:「パパさん・・・魔王の尊厳がダダさがりだね・・・」
マナブ:「どこでもヤバいことは、捜せばありまくりですから、ヤバくなったら逃げるのは、僕は、賛成ですね。」
マナブとマナミは、烏帽子岳を眺めながら飲み物を飲んだ。
マナミ:「お姉さんの話しが、なんか~いろいろ脱線したね~」
マナブ:「たしかに」
マナミ:「でも、私たちも転生者なんだよね、うん~お姉さんとパパさんの転生者仲間になったんだね。」
マナブ:「前世のことは、覚えてませんが・・・釈然としません・・・」
マナミ:「親に話すかどうか・・・」
マナブ:「今は、黙っておきましょう。」
釈然としない、マナブとマナミは、深いため息をする。
そして、マナブの姉、福岡にいるマオは、
マオ:「ただいま~」
レオン:「おかえりなさいませ、マオ様。」
マオ:「バイトも別の人におまかせしてきたし、お土産もほら、このとうり~お母さんには、博多明太子と父さんには、いか明太~マナブは、明太マヨネーズあといろいろ買ってきた。(笑)」
レオン:「私めも里に行ったさい買った、佐賀名産の酒でも旦那様奥様に、あと、地鶏のむね肉を坊ちゃまに持っていきますか。」
マオ:「鶏肉なら、から揚げかな、マナブだから作るかな、私のお土産ともベストマチしてるしな、から揚げに明太マヨ、いいね~じゅるん~」
うきうきしながら旅支度をするマオは、思い出したようにレオンに顔を向けた。
マオ:「なんだか、レオンも転移の時、死ぬ思い出こっちに来たんだよな、~なんか、私事ですまなかった~、でも、ハクまでこっちに来るとは、血は、争えないな~ハクの方は、佐世保で元気にやってるとギルドの方から聞いたよ。」
レオン:「ハハハ~なにを言いますか魔王様、あのくらいで死ぬようなやわな体ではありませぬよ。ですが、ハクまで、こっちに来るとは、我が一族の血を継いでるのか呪いか~でも、元気でいるならなによりです。」
マオ:「レオン~もう、魔王様じゃないよ~今は、女子大生の山井マオだよ。」
レオン:「ハハハ~そうでしたな、今は、ハンターライセンスSの魔王クラス保持者のマオお嬢様でしたな。」
マオ:「は~ま~いいか、さて、明日の電車の予約もしてるから駅でチケットを買っていけばいいかな。」
レオン:「電車で帰らなくても転送を使えば、すぐに家へ行けますぞ、旦那様も転送で帰ってるではないですか。」
マオ:「あ~ダメダメ、そんな便利なことになれすぎるのもダメ~、父さんの方はほとんどが仕事でいろんな所を行ってるのと許可申請でてるから使ってるのよね~」
レオン:「能力管理は、面倒なところもありますが、仕方ないです。ましてや、空の上の宇宙からの行き来ならいたしかたないですから」
マオ:「ま~、私たちもたまに仕事で宇宙にいかされるけど~たまには、宇宙船で行きたいけどお金がかかるからダメだもんね~ま~別にいいけど~」
マオとレオンは、セカセカと旅支度をして、明日の佐世保帰還に胸躍らせるのであった。
そして、佐世保に帰る日が来た。
マナブ:「はい、わかりました。」
マナミ:「おじゃまします。あっ、お兄ちゃん、マオ姉さんはどう?」
マナブ:「いま、連絡がきて、駅についてタクシーで向かってる最中です。」
マナミ:「私、今日初めて会うのか、そうだ!私たちが先に出て挨拶しないと。」
マナブ:「マナミさん、それしなくていいですから、余計なことはしなくていいです。それに姉さんもマナミさんの事、知ってますから」
そんなこんなで、数分たち、家のドアが開いた。
マオ:「ただいま!」
レオン:「ただいま戻りました。」
マナブ:「姉さん、爺、おかえり。」
マナミ:「おかえりなさい。」
マオ:「ホントだ~あなたがマナミちゃんか~マナブにそっくりだ。(笑)」
レオン:「これはこれは、ほほほ・・(笑)」
マナミ:「えへへへ(笑)」
マナブ:「はあ~ (疲)」
マオ達が実家に帰ってきた。
そして、
シズカ:「マオ姉様がもどってきた!歓迎パーティーを開かないと」
シズカは、マオのためにあれやこれやと思いにふけるのであった。
マナブの周りで、いろいろとあり、疲れた表情で夏の烏帽子岳を佐世保公園のベンチに腰掛け、なんとなく眺める。
マナブ:「あのレーザー (光魔法シャィニングブラスター)が当たっていたら、烏帽子の頂上・・・ヤバかったんだろうな~」
マナミ:「お兄ちゃん、サイダーとオレンジジュース、どっちにする?」
マナブ:「サイダーでいいです。」
マナミ:「はい、どうぞ~、で、今日は、どんな悩みしてるの?」
マナブは、よどんだ目で、マナミを見つめた。
マナブ:「ドッペルさんが、3人いるんだな~と思っていたところですよ。」
マナミ:「3人て、ジーク君とラーナちゃんと私で・・・3人・・・お兄ちゃん~ひどい~ (泣)」
マナブ:「僕は、今は、赤の他人ですよ~今は~ハア~」
いつもの夫婦漫才である。
マナブは、烏帽子を眺めながらサイダーを飲み
マナブ:「マナミさんには、姉さんと対面してもらう時が出来ました。」
マナミ:「姉さん、て、マオ姉さん。」
マナブ:「はい、その姉さんです。大学も夏休みで、バイト (ギルド関係)も一息ついたのでこっちに戻ってきます。」
マナミ:「姉さんに会えるんだ~ (嬉)」
マナブ:「参りました~どうしますか~ (苦)」
マナミ:「どうしたの、まさか、姉さんに会いたくない、険悪な仲・・・」
マナブ:「いいえ、別に会いたくないと言うわけではなく、マナミさんを会わせると僕も、もれなくいじられるのが面倒なんです。」
マナミは、一人っ子だったので、兄弟姉妹の立ち位置の状況は、あまりわかっていない。
マナミ:「マオ姉さんは、いつくるの?」
マナブ:「明日、帰ってきます。」
マナミ:「明日ですか、なんか急な話だね。」
マナブ:「えっ、いや~別に急でもないですよ。だいたい、こんな感じでコッチに来ますし、佐世保に毎日戻ろうと思えばテレポートを使えますからもどれますよ。」
マナミ:「うん?それならなんでテレポートを使って帰ってこないの?」
マナブ:「ギルドがうるさいのと、広い部屋と都会で遊びたいと僕のことを気を聞かせて暮らしているのもあるし、こっちの家じたい団地ですからね、狭いですよ。それと姉さんは、乗り物が好きで帰ってくるときは、電車かバスだね。」
マナミ:「電車・・・バスですか・・・いいんじゃないのかな~」
マナブ:「テレポートを使えば、世界のどこえでも行けるとか、あっ、このまえも火星基地や月基地など宇宙にも仕事で飛ぶことあると言ってました。」
マナミ:「火星・・・って、えっ、まさか、基地があるって、でもまだ、火星には、人類だれもいってないんじゃ・・・」
マナブ:「普通の人は、人類は、行っていませんが、僕らみたいに能力持ちの人類は、行かされてテラフォーミングさせられてますよ、町クラスのコロニーもいくつもできてるみたいです。このあたりは、関係者以外は、まだ秘密ですが。」
マナミ:「え・・・・マジですか・・・」
マナブ:「ギルドでランク・・・能力持ちの階級ですが、僕とマナミさんは、Eランクですが、まあ~ギルドでの仕事を受けての成果を出した評価です。」
マナミ:「えっ、うん、そうだね、私は、医療の手伝い、ヒーラー見習いをやったり、の評価かな。」
マナブ:「僕も捜索、討伐での評価ですね。ですが、ランクの最高ランクSがありますがそれ以外にS+M、S+Yがあります。」
マナミ:「S+M、S+Y、うん~聞いたことないけどそれてなに?」
マナブ:「魔王クラス、勇者クラスです。」
マナミ:「魔王クラス、勇者クラス、なんか、すごそうだね。」
マナブ:「はい、マナミさんの言うようにすごいです。まず、ドラゴンを単独で倒します。隕石群の破壊・・・ほかいろいろありますが前世で勇者、魔王だった者の証みたいなものです。」
マナミ:「前世ですか・・・・私たちも覚えてないけど前世もちだからそれに該当するのかな?」
マナブ:「ハハハ・・・(笑)・・・該当しません、桁外れの力を僕らは、持っていません。単独でドラゴンを倒すのは無理です。」
マナミ:「で、魔王クラス、勇者クラスの話ですが・・・」
マナブ:「僕の姉と父は、S+M、魔王クラスのライセンス持ちです。そして、前世では、2人とも「魔王」と周りの人たちから呼ばれる存在でした。」
マナミ:「・・・魔王だったてところは、初めて今、知りました。」
マナブ:「ついでに追加ですが姉と父は、前世のときも親子だったそうです。そのときは、事故で離れた星?世界?で2人とも王様になり、民たちを守るために戦って命おとしたそうです。そして、今世で奇跡的にまた、親子として再会?したそうです。」
マナミ:「うわ~そんなドラマチックな話しが・・・グスン (泣)感動だね~」
マナブ:「え、あっ、別にどこにでもある話しですから、僕は、どうでもいいですよ。」
マナミ:「え~お兄ちゃん、感動も優しさもないですね・・・お姉さん、お父さん、嫌いなの・・・」
マナブ:「マナミさん、何を言うんですか、嫌いなわけないでしょ。それなりに尊敬してますよ。」
マナブは、魔王ライセンスを持っ父と姉を少し、尊敬もしている。
マナミ:「お兄ちゃんのお父さんも忙しけど、時折会う時あるし、この間も外国のお菓子のお土産もらったけど、いろんなとこ飛び回ってるね。うちのお父さんも前は、世界中を飛び回っていたけど、いまは、九州内だけで回ってるだけで家にもいる時間増えたしね(笑)」
マナブ:「そうですね、父も毎日戻ってこようと思えば、出来るんですが、仕事柄そうもいかないですが、週に1~2回は、戻って来ます。」
マナミ:「力 (ちから)・・・ある者の定めかな・・・フフフ・・・(笑)」
マナブ:「僕も生まれた時、父も姉も僕も前世持ちじゃないかといろいろと検査したそうです、姉は、前世の時に弟がいたみたいで僕は、その弟の生まれ代わりでないかと疑われました。」
マナミ:「お兄ちゃんのお父さん、お姉さんも前世もちなら疑われるよね。」
マナブ:「母は、僕が転生者じゃなく普通の赤ん坊だったの子育て戸惑ったみたいですが、姉の従者のケット・シーのレオン爺がいて助かったそうです。」
マナミ:「レオン爺?そういえば、ハクちゃんの他にケット・シーがいるて言っていたのって、レオンさんのことか。」
マナブ:「そうです。姉の従者のレオン爺は、化け猫族の命を賭けた秘術を使って姉達の魂を追いかけて、こっちに戻ってきたそうです。」
マナミ:「レオンさん、化け猫族?命を賭けた秘術?こっちに戻ってき?うん~?ケット・シー・・・だよね~」
マナブ:「レオン爺は、元々は、こっちの佐賀の化け猫一族の妖怪と呼ばれるところ者でアッチの世界に飛ばされて、かなり無茶して姉を追いかけて偶然にこちらに戻ってきたそうです。」
マナミ:「ちょ、それって、転移帰還じゃ、それなら行き来できるじゃ・・・」
マナブ:「できないです、研究者達は、色々と調べたそうですが完全帰還したのがほぼ1パーセントの割合で爺も生死の境で病院に運ばれたそうです。爺は、転移者ですね。命を賭けて、姉さん達のために・・・」
マナミ:「今、思ったのだけど、なんか私たちて、ヤバそうなことがすぐ近くに潜みすぎてない。」
マナブ:「父さんが言ってました。「ヤバいと思ったら、おとなしくして、どうしょうもないときには、逃げて、もうダメだと思ったら、暴れるか土下座で謝るかだ。」とパチスロで負けて小遣いなくなって母に土下座して謝ってるときに僕に小声で言ってました。」
マナミ:「パパさん・・・魔王の尊厳がダダさがりだね・・・」
マナブ:「どこでもヤバいことは、捜せばありまくりですから、ヤバくなったら逃げるのは、僕は、賛成ですね。」
マナブとマナミは、烏帽子岳を眺めながら飲み物を飲んだ。
マナミ:「お姉さんの話しが、なんか~いろいろ脱線したね~」
マナブ:「たしかに」
マナミ:「でも、私たちも転生者なんだよね、うん~お姉さんとパパさんの転生者仲間になったんだね。」
マナブ:「前世のことは、覚えてませんが・・・釈然としません・・・」
マナミ:「親に話すかどうか・・・」
マナブ:「今は、黙っておきましょう。」
釈然としない、マナブとマナミは、深いため息をする。
そして、マナブの姉、福岡にいるマオは、
マオ:「ただいま~」
レオン:「おかえりなさいませ、マオ様。」
マオ:「バイトも別の人におまかせしてきたし、お土産もほら、このとうり~お母さんには、博多明太子と父さんには、いか明太~マナブは、明太マヨネーズあといろいろ買ってきた。(笑)」
レオン:「私めも里に行ったさい買った、佐賀名産の酒でも旦那様奥様に、あと、地鶏のむね肉を坊ちゃまに持っていきますか。」
マオ:「鶏肉なら、から揚げかな、マナブだから作るかな、私のお土産ともベストマチしてるしな、から揚げに明太マヨ、いいね~じゅるん~」
うきうきしながら旅支度をするマオは、思い出したようにレオンに顔を向けた。
マオ:「なんだか、レオンも転移の時、死ぬ思い出こっちに来たんだよな、~なんか、私事ですまなかった~、でも、ハクまでこっちに来るとは、血は、争えないな~ハクの方は、佐世保で元気にやってるとギルドの方から聞いたよ。」
レオン:「ハハハ~なにを言いますか魔王様、あのくらいで死ぬようなやわな体ではありませぬよ。ですが、ハクまで、こっちに来るとは、我が一族の血を継いでるのか呪いか~でも、元気でいるならなによりです。」
マオ:「レオン~もう、魔王様じゃないよ~今は、女子大生の山井マオだよ。」
レオン:「ハハハ~そうでしたな、今は、ハンターライセンスSの魔王クラス保持者のマオお嬢様でしたな。」
マオ:「は~ま~いいか、さて、明日の電車の予約もしてるから駅でチケットを買っていけばいいかな。」
レオン:「電車で帰らなくても転送を使えば、すぐに家へ行けますぞ、旦那様も転送で帰ってるではないですか。」
マオ:「あ~ダメダメ、そんな便利なことになれすぎるのもダメ~、父さんの方はほとんどが仕事でいろんな所を行ってるのと許可申請でてるから使ってるのよね~」
レオン:「能力管理は、面倒なところもありますが、仕方ないです。ましてや、空の上の宇宙からの行き来ならいたしかたないですから」
マオ:「ま~、私たちもたまに仕事で宇宙にいかされるけど~たまには、宇宙船で行きたいけどお金がかかるからダメだもんね~ま~別にいいけど~」
マオとレオンは、セカセカと旅支度をして、明日の佐世保帰還に胸躍らせるのであった。
そして、佐世保に帰る日が来た。
マナブ:「はい、わかりました。」
マナミ:「おじゃまします。あっ、お兄ちゃん、マオ姉さんはどう?」
マナブ:「いま、連絡がきて、駅についてタクシーで向かってる最中です。」
マナミ:「私、今日初めて会うのか、そうだ!私たちが先に出て挨拶しないと。」
マナブ:「マナミさん、それしなくていいですから、余計なことはしなくていいです。それに姉さんもマナミさんの事、知ってますから」
そんなこんなで、数分たち、家のドアが開いた。
マオ:「ただいま!」
レオン:「ただいま戻りました。」
マナブ:「姉さん、爺、おかえり。」
マナミ:「おかえりなさい。」
マオ:「ホントだ~あなたがマナミちゃんか~マナブにそっくりだ。(笑)」
レオン:「これはこれは、ほほほ・・(笑)」
マナミ:「えへへへ(笑)」
マナブ:「はあ~ (疲)」
マオ達が実家に帰ってきた。
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シズカ:「マオ姉様がもどってきた!歓迎パーティーを開かないと」
シズカは、マオのためにあれやこれやと思いにふけるのであった。
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