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1章

01年目ー6月 06 ヘルプいいか?

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今日の天気は、晴れ、午前中なのに気温が23℃
空は、雲が多く、天気予報では夕方に雨が降るかもしれない。

と、その空を眺める者がいた。

マナブ:「今日は、ゲームのアップデートか~新クエストは、気になります。」

教室の窓から空を眺める一人の学生、山井マナブ君
ここ最近いろいろと忙しかった、とくに周りの人付き合いに
あとゲームのイベント攻略に

マナブ:「は~晴れた空を見てるとおちつく~どうせ、また何か面倒くさい事がくるんだろうな~」

マナブの日頃のうっぷんの闇が見えた。

マナミ:「お兄ちゃん~どうしたの?空を見てほーけているけど。」
マナブ:「あっ、マナミさん~教室で「お兄ちゃん」呼びやめてくれませんか。」
マナミ:「え~大丈夫だよ。誰が見ても私たち双子にしか見えないから、双子じゃないて言ってもかえって信じないと思うよ。」
マナブ:「うっ!たしかに・・・ですが、納得できないです・・・ぐぐぐ・・・」

マナブは、教室にいる生徒達から視線を感じとり、ヒソヒソと話声が聞こえてくるのであった。

男子生徒A:「マナミちゃん、いつ見てもカワイイな~でも、兄貴の方のマナブと見ても似てるよな~あっ、やべ~マナブのカワイイさに目を奪われそうになったやべ~」

男子生徒B:「あの二人いろいろとあったんだろーな、お兄さんであるマナブ君もいろいろとあったんだろ、そう、あんなことやあんなことまで・・・ダメ、ダメだょ~あん~マナブ君~」

男子生徒C:「双子・・・欲が出たらダメだ・・・どちらを選ぶか・・・選ぶなら、マナブ姫しかないな~」

男子生徒の話を小耳にはさみ、マナブは、目を閉じてため息をつき、マナミは、「えっ!私じゃないの?」とマナブの肩を揺らすのであった。

そして、女子生徒の方からも声が聞こえてきた。

女子生徒A:「マナミちゃんとマナブ君、本当に似ているよね、あっ~ベッドの上でマナミちゃんをメチャメチャにしたいな・・・フフフ」

女子生徒B:「マナブさんとマナミさん、似ていますはね~さすが双子ですは、マナブさんともお近づきなりたいですが、マナミさんも興味をひきますは・・・ふふふ」

女子生徒C:「ハア~ハア~マナミちゃん、マナミちゃん、マナミちゃん・・・・あはん~」

マナブは、外の風景をため息まじりでながめ、マナミは、後ろからマナブの肩に両手をおき「ひい~お兄ちゃん~ (泣)」体を震わせながら泣きついていた。

マナブ:「よくよく、周りの声を聞くと本当に僕達、双子に「されてますね!」いや~本当~困りものですね~」

マナミ:「えっ!私はかまわないけど。」

にこやかな顔のマナミを見てマナブは困った顔でため息つく。

そんな時に隣のクラスから昔からの腐れ縁の幼馴染、カズキがやってきた。

カズキ:「おい~、マナブ~うん?何かあったか、暗い顔してるけど。」
マナブ:「うん、いろいろと考えすぎて~ハア~、で、カズキは何かあったの?」
マナミ:「カズキ君、こんにちは!」
カズキ:「マナミちゃん、おつかれ~マナブお兄ちゃんは、何かあったの?」

カズキの言葉にマナブは、頭が下を向きため息が漏れた。

カズキ:「マナブ、どうした?ため息なんかついて?」
マナブ:「お兄ちゃんじゃないですょ。」
カズキ:「?」
マナブ:「双子じゃないですょ。マナミさんとは、クラスメイトで家がお隣さんの関係だけで、親戚でもないし、血のつながりもまったく、ありません。」
マナミ:「お兄ちゃん、ヒドイ! (泣)」
マナブ:「いや、事実ですから。」
カズキ:「あっ、すまん~冗談だよ、双子じゃないのしってるから。そんな、むくれるなょ。」

時折ある風景である。

カズキ:「あっ、マナブ、今度の日曜日暇か?空いてるなら、バイトヘルプいいか?」
マナブ:「日曜日ですか、シズカちゃんの仕事があるので、バイトヘルプやれます!」
カズキ:「シズカちゃんの仕事があるので、バイトヘルプやれます?日本語おかしくないか?そこは、バイトヘルプは、やれないだろ~。」
マナブ:「おかしくないですから、その言葉どうり、シズカちゃんの仕事をやりたくないから、バイトヘルプをやるんですよ。」
カズキ:「あっ・・・、アイドルにさせられ話・・・冗談じゃなかったのか・・・」

マナブは、死んだ魚の目で空を見ていた。

マナブ:「シズカちゃんの踊りのレッスンの教え方・・・うまいのだけど・・・その指導力を家の仕事に使ったほうがいいのにと前々から思っていたんだけど・・・それに疲れる~」
カズキ:「あ~俺も思っていた。」
マナミ:「でも、お兄ちゃんは、踊りさまになってるよね。」
マナブ:「・・・・・」
カズキ:「あっ、マナブは、色んな芸能事務所から何回も声かけられていたよな、ま~アイドルか女優でな~ (笑)」
マナミ:「え!マジで!」
マナブ:「・・・・・」

マナブは、また、死んだ魚の目で空を見ていた。

カズキ:「なんだかんだ、芸能関係もシズカちゃんが大人しくさせたんだよな~あれでも、いろいろと世話になってるからな、俺ら」
マナブ:「はあ~・・・そうですね~なにかと世話になっているのも・・・ま~いろいろとありますが・・・厄介事も押しつけてきます。・・・悪い・・・人・・・では、まあ~今の時点で僕は、5割だけ信じています。うん5割だけ・・」

マナミ:「会長、私は、イイ人だと思うけど。ご飯やお菓子くれるし、勉強も教えてくれるし、この間、植物の成長促進魔法を教えてくれたよ。」
カズキ:「魔法を教えてくれたか・・・俺にも色々、教えられたけど・・・結局は、シズカちゃんの仕事にいいよに使われているけど・・・金払いのいい仕事だからなんとも言えない」
マナブ:「マナミさんもそのうちシズカちゃん・・・会長から、なにかしら仕事を依頼してきますよ。」
マナミ:「会長に頼まれてる仕事してるけど、植物の成長促進魔法の訓練がてら栽培任されてるけど。その育てている植物の根から音が聞こえるの」
マナブ:「音?」
マナミ:「マンダラ~いや、マンゴラ~なんだったけ~、まあ~珍しい植物みたい。」

マナブは、また、また、死んだ魚の目で空を見ていた。そして、顔に手を置いて悩み声を漏らした。

カズキ:「マンドラゴラか、マンドレイクか~たしか、かなり珍しく貴重な植物だよな~」
マナミ:「え!まさか、高い値段するの?」

マナブは、マナミを見て残念な人を見る目で言葉を言った。

マナブ:「マナミさん、まさかマンドレイクを育てているの気づかなかったのですか?」
マナミ:「あ~うん~あははは~高麗人参か、何かかな・・・うん、ごめん、知りませんでした。」

突然にマナブの携帯端末にメールが来た。

 (メール):マナブ君、マナミちゃんをそんなに叱らないでくれ。あと、放課後は生徒会室に来てね。シズカより

マナミ:「会長からメールで放課後は生徒会室に来てだって、お兄ちゃんの方もメール来てた?」
マナブ:「はい、きました。~監視されてるか~うん、するか~するよな、シズカちゃんだし・・・~」
カズキ:「シズカちゃん・・・まあ~死には、しないが・・・いろいろと疲れるか・・・俺の方はメールは来ていないな~まあ~頑張ってくれ、マナブにマナミちゃん。」

シズカに招集をかけられた者たちが放課後、生徒会室に集うことになった。

シズカ:「はあ~い、いらっしゃい!」
マナブ:「あっ、部屋を間違いました。帰ります。」
ミヨ:「シズカ、マナブ君ご機嫌斜めょ、また、なにかしたの。」
マナミ:「お疲れ様ですミヨ先輩、お兄ちゃんは昔、芸能事務所の問題で会長がいろいろあったことで斜めじゃないのかな?」

マナブがマナミを不機嫌な目で睨む

マナミ:「お兄ちゃん~そんな怖い目しないで~ひ~」
マナブ:「はあ~まあ~いいですよ。昔からの周りが騒がしいのは、あきらめてますよ~うん、で今日は、どうします、シズカ会長様~」
シズカ:「うん、そんな目で見られるとゾクゾクして興奮するじゃないか。」
ミヨ:「シズカ、マナブ君がさらに睨んでるよ、も~マナブ君ごめんね~本当、ダメな会長は、あとで説経しておくからね。」
マナブ:「ミヨさん、いつもすみません。いや、大丈夫ですよ。」

ミヨに笑顔で話す、マナブ、だがシズカは、ニコリと笑みを浮かべた。

マナブ:「シズカちゃん、今日は、踊りの振り付けのレッスンするの?」
シズカ:「えっ?どうしたのマナブ君」
マナブ:「ここのところ、踊りの振り付けをやったり、写真撮ったりしてるから今日もやるのかと思ったよ。」
シズカ:「マナブ君~珍しいね。今日は、自分から進んでやるなんて~何かあったの?」
マナミ:「たしかに今日は、なにかしら様子もおかしかったし、他に悩み事でもあったの?」
マナブ:「えっ!何言ってるですか、今悩みの種をやってる最中ですよ。」

マナブは、マナミににこやかな顔で返答する。

【プルプル・・・】

シズカの携帯が振動をし、どこからか電話がかかってきたようだ。

シズカ:「はい、うむ、・・・・そうか、わかった。」

シズカの電話は、すぐ終わったが、なにやら悩んだ顔をして俯き考えこみだした。

マナミ:「どうしたの、会長?」

シズカ:「みんな、すまないが話しを聞いてくれないか。」

シズカの表情が真剣な顔つきになっていた。

シズカ:「先ほど、次元振の小規模な数値を観測された、佐世保、松浦、佐々にゲートが開くかもしれない。」
マナブ:「僕たちも装備を整えて待機?」
シズカ:「そうだね、警察、消防、軍がでるけど、人でがたりなくなったら、呼ばれるから、待機状態で」

とっぜんのゲート発生の予兆により、ヘルプがかかるまで、待機準備をすることになった。







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