双子じゃないょ! (小説版)

むのう・しん

文字の大きさ
上 下
7 / 36
1章

01年目ー5月 01 出会い

しおりを挟む
僕の名前は、山井マナブ。高校1年生、男子高校生である。
そう、僕は長崎県佐世保市にある高校に、この春から通っている。
ちなみに高校生活を始めて、まだ2ヶ月もたたない。

「マナブ!うちのクラスに転校生~いや、違うな編入か、まあいいか!遅れて、入って来るやつがいるぞ!それも女子だ。」
うん?この時期に編入?ま~家の事情で入学式に間に合わず、この時期になったというのが予想だ。
人事異動か何か?まあ、いいですか~ひとそれぞれです。
そう、住んでるところのお隣さんも3年前に来たのに仕事の人事で関東方面に異動で今は隣は誰もいません。
気のいい、おじさんで役所勤めの公務員・・・まだ独身。それもあって、どこかで人が足りなくなったから行かされたのだろう。

今日は、5月のなかば、気温も暑くなり、制服も夏服に早めに変わっていた。
生徒の健康管理もふまえての学校なり逃げ・・・もとい、心遣いである。
寒くなったら、体操用ジャージを着るなり、冬用の制服ジャケットを着るなり、個人の判断に任せるそうだ。

【キン~コン~カン~コン~!】

さて朝のホームルームが始まりますね。

【ガラ~ガラ~!】

「起立!礼!着席!」

担任の先生が来ました。若い小柄のおっとりした女の先生です。普通に接しているから、別になにかあるという特徴はないです。
噂では、酒が絡むと変わると・・・大人としてはそれは普通かな・・・どうでもいいです。

「おはようございます。今日は、皆さんに転校生を紹介します。」
「山井君、あの~親族の関係から何か聞いてますか?」

え!何ですか先生いきなり~親族関係?転校生知り合い? う~聞いてないな~

「いえ、何も聞いてないですが?転校生って僕の知り合いですか?」

先生が驚いた顔、クラスメイトがこっちに視線を集める~

「あっ!いえいえ、そうゆうことではなく、彼女もこちらには知り合いがいないと言っていました。」

うん~?僕も知らないし、転校生知らない、それなのになぜそんなことを聞くのか?

「まあ~いいでしょ、すみません、川井さん中に入ってください。」

教室の外で待っていた転校生が、入ってきた。

えっ!僕は先生が言っていた内容が理解できた。驚きました。

あっ!転校生もこっちを見て、驚いた顔してますょね~・・・
クラスメイトたちも交互に見比べて・・・教室がパニック!
そうですよ、僕と似たようなというより、そっくり、コピー、ドッペルゲンガー・・・
顔が似た女の子・・・女生徒がいた。


ちなみに僕は、よく女の子に間違われるときがあるほど、自分でいうのもなんですが女顔ですか~ (泣)

「あっ~え~、皆さんと一緒のクラスメイトになる川井さんです。それじゃ、紹介いいですか。」

「始めまして、私の名前は、川井マナミです。父の仕事で佐世保に来ました。あの~えっと~」

あっ!こっち、見てる~ですよね~あとがいろいろ面倒~回避は、無理ですね~
みんなも見てる~諦めますか~

「あの~みなさん、仲良くしてください。お願いします。」

あっ~なんか、騒がしくなるのかな~まあ~いつものことか・・・
考えても無駄なので諦めました。(泣)

しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。 両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。 両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。 テッドには、妹が3人いる。 両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。 このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。 そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。 その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。 両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。 両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…   両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが… 母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。 今日も依頼をこなして、家に帰るんだ! この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。 お楽しみくださいね! HOTランキング20位になりました。 皆さん、有り難う御座います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

婚約破棄?一体何のお話ですか?

リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。 エルバルド学園卒業記念パーティー。 それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる… ※エブリスタさんでも投稿しています

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

処理中です...