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5章 迷宮編
34.転生の話
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俺は家についた。
転生前にすんでいた懐かしい家に。
チャイムを鳴らすと、懐かしい音が聞こえてくる。
ゲームをプレイしているときに家中に鳴り響き、お前が行けよなど争う家族の声が聞こえるという光景を思い出す。
涙が止まらない。
俺の家族はどうしているだろうか、俺が死んだとき悲しんでくれただろうか。
そんなことを考えているとエミリーに話しかけられる。
「シュウ君大丈夫?」
「・・・あっ、あぁ、大丈夫だ」
どうやら10分くらいたったまま泣いていたらしい。
気を取り直して入ってみる。
玄関に鍵はかかっていなかったため開く。
中には生活感あふれる空間が広がっている。
俺は耐えきれなくなって崩れ落ちる。
「本当に大丈夫?落ち着いたらちゃんと話してね?」
「あ・・・あぁ・・・」
そこでまた10分くらい泣いた。
なんて涙もろいんだろうか。
17年過ごした家に12年ぶりに帰ってきたから仕方ないのかもしれない。
「そろそろ落ち着いた?」
みんなは心配してくれていた。
「あぁ、大丈夫だ」
そう俺は言葉を区切り、約束していた話をする。
「これは本当のことだ。信じてほしい」
「「「「わかった」」」」
「俺はこの世界の人間じゃない。異世界から転生した転生者だ」
そういうと、みんな驚いたがすぐに納得したようすだ。
「それならシュウ君の強さに納得できるよ」
「納得」
「私たちが見たことないような光景を驚かずに見ていたから、そんな気はしていたよ」
みんなはうすうすと気づいていたようだ。
「じゃあ、この階層に入ってから様子がおかしかったということはこの階層がシユウ君の住んでいた世界に似ていたってことかな」
「そうだ。そしてこの建物は転生する前にすんでいた家だ」
「「「「!?」」」」
「おれも驚いたよ、この階層を進んでいくにつれて俺がいた時代に近づいていって、自分の家があったからね」
「そっか、シュウ君はこんな世界、家にすんでいたんだね」
「あぁ、とても懐かしいよ」
「珍しいものがたくさんある。これはなに」
「それは電灯っていって明かりをつけるものだよ。魔力ではなくて電気って言うものを使って光らせるんだ」
そしてスイッチを付けて見せた。
「すごい!すばらしい!」
メルはとても喜んでいる。
そして、俺は自分の部屋のほうを向く。
「俺の部屋に行ってみてもいいか?」
「私たちも行っていい?」
「いいけど狭いぞ」
そういいながら自分の部屋のほうへ歩いていく
=======================
お気に入り登録2700ありがとうございます!!
私は今日明日と東京へ、月から水まで定期考査があるので更新できないかもしれません。
転生前にすんでいた懐かしい家に。
チャイムを鳴らすと、懐かしい音が聞こえてくる。
ゲームをプレイしているときに家中に鳴り響き、お前が行けよなど争う家族の声が聞こえるという光景を思い出す。
涙が止まらない。
俺の家族はどうしているだろうか、俺が死んだとき悲しんでくれただろうか。
そんなことを考えているとエミリーに話しかけられる。
「シュウ君大丈夫?」
「・・・あっ、あぁ、大丈夫だ」
どうやら10分くらいたったまま泣いていたらしい。
気を取り直して入ってみる。
玄関に鍵はかかっていなかったため開く。
中には生活感あふれる空間が広がっている。
俺は耐えきれなくなって崩れ落ちる。
「本当に大丈夫?落ち着いたらちゃんと話してね?」
「あ・・・あぁ・・・」
そこでまた10分くらい泣いた。
なんて涙もろいんだろうか。
17年過ごした家に12年ぶりに帰ってきたから仕方ないのかもしれない。
「そろそろ落ち着いた?」
みんなは心配してくれていた。
「あぁ、大丈夫だ」
そう俺は言葉を区切り、約束していた話をする。
「これは本当のことだ。信じてほしい」
「「「「わかった」」」」
「俺はこの世界の人間じゃない。異世界から転生した転生者だ」
そういうと、みんな驚いたがすぐに納得したようすだ。
「それならシュウ君の強さに納得できるよ」
「納得」
「私たちが見たことないような光景を驚かずに見ていたから、そんな気はしていたよ」
みんなはうすうすと気づいていたようだ。
「じゃあ、この階層に入ってから様子がおかしかったということはこの階層がシユウ君の住んでいた世界に似ていたってことかな」
「そうだ。そしてこの建物は転生する前にすんでいた家だ」
「「「「!?」」」」
「おれも驚いたよ、この階層を進んでいくにつれて俺がいた時代に近づいていって、自分の家があったからね」
「そっか、シュウ君はこんな世界、家にすんでいたんだね」
「あぁ、とても懐かしいよ」
「珍しいものがたくさんある。これはなに」
「それは電灯っていって明かりをつけるものだよ。魔力ではなくて電気って言うものを使って光らせるんだ」
そしてスイッチを付けて見せた。
「すごい!すばらしい!」
メルはとても喜んでいる。
そして、俺は自分の部屋のほうを向く。
「俺の部屋に行ってみてもいいか?」
「私たちも行っていい?」
「いいけど狭いぞ」
そういいながら自分の部屋のほうへ歩いていく
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