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5章 迷宮編
29. VS キュクロープス
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「暗黒の加護を受けし雷の裁きを暗黒雷電」
俺が言葉に魔力を込めて詠唱をすると魔力の抜けていく感覚を覚える。
俺の周囲に漆黒の雷が漂う。
標的をキュクロープスに指定し、放つ。
一瞬のうちにその雷はキュクロープスにあたり、全体を伝わっていく。
彼の悲痛の叫びが部屋中を反響する。
俺らは耳を抑える。
でないとおそらく耳がいかれる。
そして声が止まるとキュクロープスのいたほうに目をやると、そこには火傷を負ったキュクロープスがいた。
「一気に攻めるぞ!」
「魔法いく!」
「了解だ!」
メルの詠唱に合わせキュクロープスから離れる。
メルはいつ覚えたかはわからないが上級魔法を放つ。
「紫電の裁き雷電の鉾,神の雷トールの加護をもとに放たん紫電」
メルの持つ杖の先が紫色に輝く。
メルの背後には北欧神話のトールの姿が見えた気がした。
その雷を彼に放つ。
動きが鈍ったキュクロープスを襲うそれは猛烈なものでどんどん身を焦がしていく。
その攻撃が終わる頃には彼はかろうじて立っているくらいだった。
だがメルは魔力枯渇でダウン。
「メル大丈夫か!!」
みんなで駆け寄るわけにはいかないためユリアに任せる。
チャンスだと思い一気に間合いを詰める。
新しく買った剣で切り付ける。
さすがの固さで少ししか刃が通らない。
だから魔力を込めることにした。
魔力を込めてみると剣から赤いオーラが出てきた。
また彼に駆け寄り切り付ける。
今度はあっさりと切り落とされた。
「すげぇ…」
俺は歓喜した。
こんな素晴らしい剣を手に入れたためだ。
そしてキュクロープスを切り刻む。
身体強化で強化された脚力と壁を利用して切り付ける。
一瞬の間に彼は達磨になった。
俺らにしてはやや苦労した方だろうがいい戦いだったと思う。
完全に終わったことを確認してメルに駆け寄る。
ポーションで割と回復していたため安心した。
こんどからメルに苦労を掛けないように立ち回ろう。
===================
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俺が言葉に魔力を込めて詠唱をすると魔力の抜けていく感覚を覚える。
俺の周囲に漆黒の雷が漂う。
標的をキュクロープスに指定し、放つ。
一瞬のうちにその雷はキュクロープスにあたり、全体を伝わっていく。
彼の悲痛の叫びが部屋中を反響する。
俺らは耳を抑える。
でないとおそらく耳がいかれる。
そして声が止まるとキュクロープスのいたほうに目をやると、そこには火傷を負ったキュクロープスがいた。
「一気に攻めるぞ!」
「魔法いく!」
「了解だ!」
メルの詠唱に合わせキュクロープスから離れる。
メルはいつ覚えたかはわからないが上級魔法を放つ。
「紫電の裁き雷電の鉾,神の雷トールの加護をもとに放たん紫電」
メルの持つ杖の先が紫色に輝く。
メルの背後には北欧神話のトールの姿が見えた気がした。
その雷を彼に放つ。
動きが鈍ったキュクロープスを襲うそれは猛烈なものでどんどん身を焦がしていく。
その攻撃が終わる頃には彼はかろうじて立っているくらいだった。
だがメルは魔力枯渇でダウン。
「メル大丈夫か!!」
みんなで駆け寄るわけにはいかないためユリアに任せる。
チャンスだと思い一気に間合いを詰める。
新しく買った剣で切り付ける。
さすがの固さで少ししか刃が通らない。
だから魔力を込めることにした。
魔力を込めてみると剣から赤いオーラが出てきた。
また彼に駆け寄り切り付ける。
今度はあっさりと切り落とされた。
「すげぇ…」
俺は歓喜した。
こんな素晴らしい剣を手に入れたためだ。
そしてキュクロープスを切り刻む。
身体強化で強化された脚力と壁を利用して切り付ける。
一瞬の間に彼は達磨になった。
俺らにしてはやや苦労した方だろうがいい戦いだったと思う。
完全に終わったことを確認してメルに駆け寄る。
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こんどからメルに苦労を掛けないように立ち回ろう。
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