異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい

４章 騎士学校2

22.学生統制会というものができるらしいです

　以前戦った少年はＳランカーだったらしく、去年の優勝枠として出場していたらしい。
　彼との戦いで限界突破で速度の上限値がなくなった。また、鬼化という力を手に入れた。
　"鬼化"というのは"纏い"の一種で魔物の力を纏って身体強化をするというものだ。
　俺の場合はオーガの力を纏う。
　だが、オーガにしては強すぎる気がする。
　気にしたら負けだ。

　さらに存在進化というものをした。
　存在進化というのは最低条件をクリアしたごく一握りの者ができる珍しいものだ。

　ヒューマンの場合ハイヒューマンに存在進化することができるが、めったになれるものではない。
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ハイヒューマン
ヒューマンが力を持ち変化した種族
全体的なステータスはヒューマンとは比べ物にならない。
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　とのことなので、普通ではないことが分かる。

　今日から普通に学校に復帰する。
　戦いで消耗していた全員が復活したからだ。

　そして教室に入るとすぐに呼び出される。
　「久しぶりだな疾風の矢の皆！　優勝おめでとう！ところで今からシュウ君、学長室に来てもらえるか？」

　そういわれたので学長室に向かう。

　４回ノック
　「失礼します　シュウです」
　「はいれ」
　

　「やあ、優勝者さんたち！　すわってくれ！」
　俺らは座る。
　「聞いてほしいんだが、最近校風があれてきている傾向にあるんだ」
　「はい」
　「そこで、それを正す機関が必要だと思うんだ」
　「はい」
　「それで、学生統制会というのを立ち上げる予定なんだが」
　「はい」
　「それのメンバーを疾風の矢の皆でやってもらって、長をシュウ君。君にやってほしいんだ」
　「はい...ってええええぇぇぇ　なんでですか！？」
　「君たち疾風の矢はギルド戦で優勝しているし、君はその中でずば抜けているからだ」
　「でっでも！」
　「講師でも手助けをするから、変な輩を潰してくれればいいんだ！」
　と長々と話を聞かされてしぶしぶ受け入れました。

　のちにパーティーの皆に言ったら驚かれたのは言わずともわかるだろう。
　学生統制会　以降　学統会と呼ぼう。

　学統会の制服はすでに作られていたようだから俺らにやらせる気満々だったんだと思う。

　全員でその制服を着る。

　一般学生の制服よりかっこうがいいため気にいった。
　女性陣も気に行ったようだからよかった。
　これからまた忙しい学校生活が始まる。