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3章 ギルド内パーティー戦
20.ギルド内パーティー戦Ⅲ
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ギルド内パーティー戦もあと決勝準決勝を残すのみだ。
俺らは見事に勝ち進んだ。
これまでいろんな相手が出てきたが作戦を変えたりといろんな工夫をしていき準決勝まで勝ち進んできた。
「ここで勝てば決勝に行ける!気を引き締めていこう!」
「「「「おう!」」」」
俺ら5人は準備を終わらせ気合をいれた。
試合5分前になったため入場口に向かう。
今まで勝ち進んできて、メルに匹敵するほどの魔力量の魔術師が何人か出てきた。また、エミリーとノーラに匹敵するほどの選手もゴロゴロいた。
ここからは俺も本気でいかないといけない。
なぜなら、今残っているパーティーの戦いを見たが、今までのそれとはわけが違った。
1対1なら俺なら余裕だが5人はさすがに相手にしきれない。
だが補助さえあれば勝てなくはない。 ようは連携することによって勝ち目が見えてくる。
「エミリー、今回は俺と君が前衛、メルが中衛、ユリアとノーラは後衛だが積極的に前に出て俺らをほじょしてくれ」
「シュウはそれでいいの?」
ノーラは俺が心配なようだ。
「大丈夫だ、補助さえあれば俺とエミリーでもやり切れると思う」
「わかった、シュウがそういうならそうする」
「というわけでそろそろ始まる。いくぞ!」
「「「「おう!」」」」
再び気合を入れなおして入場、位置につく。
相手が入場してくる。
装備をガチガチに固めた5人だ。
彼らはギルドのAランクでも上位に入る強者だ。
でもここまで来たら負けたくない!
準決勝始まりの合図が鳴り響く。
メルが俺らにバフをいくつかふってくれる。
速度上昇 火力上昇 防御力上昇だ
俺にそんなもんふっていいのかとは思ったがこの際関係ない。
全速力でかけていくと俺の目の前に1人が出てくる。
だが速度上昇のバフと俺のもともとの脚力で止まれずに吹っ飛ばしてしまった。
そいつが味方に当たってその味方も飛ぶとドミノのように倒れていく。
さすが強者だから戦闘不能ではないがダメージがすごいようだ。
だが俺は手加減する気はない。
さらに敵に向かってかけていき剣を交える。
だが俺にはそいつしか見えていなかったのか脇腹に矢が刺さる。
敵の撃った矢だ。
普段ならよけたりはじいたりなんて余裕だが、今回はそこまで反応ができなかった。
俺は一気に相手と距離をとり矢を抜く。
思い出してほしい、俺の固有スキルを常時回復Ⅲだ。
1秒で5パーセント回復するため、矢の傷は一瞬でふさがった。
さらに距離をとり魔法の詠唱を始める。
「大いなる大地を裂く剣 土付加」
さらに
「我の仲間に聖なる加護を、悪しき輩に鉄槌を 親愛の領域」
敵にはダメージを与え、仲間を回復するという聖属性の範囲魔法をフィールド全体に発動する。
だが発動するには大人2人ほどの魔力を要する。
この魔法には範囲攻撃魔法を発動する際によく使える効果がある。
それは自分の放った攻撃を仲間が受けることがなくなるという効果。
次の魔法を放つために魔力を回復させたいため10秒を稼ぐ。
土付加で強化したロングソードを地面に叩きつける。
地割れが広がっていき選手の行動範囲をなくしていく。
遠慮なく範囲攻撃魔法を撃たせていただくよ?
「絶えぬ炎に絶やす水生む大地に聖なる加護と闇の力を 五元点睛」
これは範囲の中にいる生物すべてに最適な属性の打撃を与えるトップクラスの混合魔法で通常3人以上で発動する魔法であるため消費魔力が半端じゃない。
半分しか魔力を回復していなかったためこれを発動したため魔力は5秒維持するほどしか残っていない。
だが相手パーティーはダメージを受け続け失神していた。
結構苦しかったが準決勝は勝ち上がることに成功した。
俺たちはハイタッチした。
なぜ魔力が枯渇したのにこんなに元気かって?
20秒もあれば満タンになるんだよ!
決勝は明日だ。
明日で決まる。
俺らは見事に勝ち進んだ。
これまでいろんな相手が出てきたが作戦を変えたりといろんな工夫をしていき準決勝まで勝ち進んできた。
「ここで勝てば決勝に行ける!気を引き締めていこう!」
「「「「おう!」」」」
俺ら5人は準備を終わらせ気合をいれた。
試合5分前になったため入場口に向かう。
今まで勝ち進んできて、メルに匹敵するほどの魔力量の魔術師が何人か出てきた。また、エミリーとノーラに匹敵するほどの選手もゴロゴロいた。
ここからは俺も本気でいかないといけない。
なぜなら、今残っているパーティーの戦いを見たが、今までのそれとはわけが違った。
1対1なら俺なら余裕だが5人はさすがに相手にしきれない。
だが補助さえあれば勝てなくはない。 ようは連携することによって勝ち目が見えてくる。
「エミリー、今回は俺と君が前衛、メルが中衛、ユリアとノーラは後衛だが積極的に前に出て俺らをほじょしてくれ」
「シュウはそれでいいの?」
ノーラは俺が心配なようだ。
「大丈夫だ、補助さえあれば俺とエミリーでもやり切れると思う」
「わかった、シュウがそういうならそうする」
「というわけでそろそろ始まる。いくぞ!」
「「「「おう!」」」」
再び気合を入れなおして入場、位置につく。
相手が入場してくる。
装備をガチガチに固めた5人だ。
彼らはギルドのAランクでも上位に入る強者だ。
でもここまで来たら負けたくない!
準決勝始まりの合図が鳴り響く。
メルが俺らにバフをいくつかふってくれる。
速度上昇 火力上昇 防御力上昇だ
俺にそんなもんふっていいのかとは思ったがこの際関係ない。
全速力でかけていくと俺の目の前に1人が出てくる。
だが速度上昇のバフと俺のもともとの脚力で止まれずに吹っ飛ばしてしまった。
そいつが味方に当たってその味方も飛ぶとドミノのように倒れていく。
さすが強者だから戦闘不能ではないがダメージがすごいようだ。
だが俺は手加減する気はない。
さらに敵に向かってかけていき剣を交える。
だが俺にはそいつしか見えていなかったのか脇腹に矢が刺さる。
敵の撃った矢だ。
普段ならよけたりはじいたりなんて余裕だが、今回はそこまで反応ができなかった。
俺は一気に相手と距離をとり矢を抜く。
思い出してほしい、俺の固有スキルを常時回復Ⅲだ。
1秒で5パーセント回復するため、矢の傷は一瞬でふさがった。
さらに距離をとり魔法の詠唱を始める。
「大いなる大地を裂く剣 土付加」
さらに
「我の仲間に聖なる加護を、悪しき輩に鉄槌を 親愛の領域」
敵にはダメージを与え、仲間を回復するという聖属性の範囲魔法をフィールド全体に発動する。
だが発動するには大人2人ほどの魔力を要する。
この魔法には範囲攻撃魔法を発動する際によく使える効果がある。
それは自分の放った攻撃を仲間が受けることがなくなるという効果。
次の魔法を放つために魔力を回復させたいため10秒を稼ぐ。
土付加で強化したロングソードを地面に叩きつける。
地割れが広がっていき選手の行動範囲をなくしていく。
遠慮なく範囲攻撃魔法を撃たせていただくよ?
「絶えぬ炎に絶やす水生む大地に聖なる加護と闇の力を 五元点睛」
これは範囲の中にいる生物すべてに最適な属性の打撃を与えるトップクラスの混合魔法で通常3人以上で発動する魔法であるため消費魔力が半端じゃない。
半分しか魔力を回復していなかったためこれを発動したため魔力は5秒維持するほどしか残っていない。
だが相手パーティーはダメージを受け続け失神していた。
結構苦しかったが準決勝は勝ち上がることに成功した。
俺たちはハイタッチした。
なぜ魔力が枯渇したのにこんなに元気かって?
20秒もあれば満タンになるんだよ!
決勝は明日だ。
明日で決まる。
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