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地上に巨人が生まれて、そのあと絶えた訳
我が肉で満たし、我が血で潤せ
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彼等が先に行ってしまったあとで、ミーミルは自分の足元を見ました。胸のあたりまで迫ってきた水面の高さが、臍のあたりになっておりました。
「雨脚が弱まったようだ」
次にミーミルは空を仰ぎました。天高くあると思われた真っ黒だった雲は、ずいぶんと低い所を漂っており、色も薄い灰色に変わっておりました。
「山の頂に近付いた」
ミーミルの足は疲れのためにゆっくりになっていました。ですが、一歩一歩は力強く踏みしめられておりました。彼は休まず留まらず山を登り続けました。
しばらく行くと、誰かが後ろから歩いてくる気配がしました。
それは、両親の土地から離れて、自分たちの土地を見つけ、そこで暮らしていた者達でした。
ミーミルは振り返らずに、後ろにいるであろう誰かに声を掛けました。
「兄弟たち、兄弟たち! 高みへ走れ、振り返るな、命を惜しめ、物を惜しむな!」
後から来た兄弟たちは、彼の後ろに追いつくや、彼の背中や髪を掴み、強く弾いたのです。
ミーミルが驚いて言いました。
「兄弟たち、疲れて歩けないなら、私に捕まりなさい。でも自分たちが歩くことを止めてはいけない」
家を離れた兄弟たちは大声で答えました。
「我々の荷物は多く、担ぎきれないのだ。お前は何も負ってはいないのだから、我々の荷を負え!」
ミーミルは答えて言いました。
「背負いきれない物は捨てなさい。あなた方は自分たちの命と、あなた方自身を苦しめている品物と、どちらが尊いと思っているのか?」
すると家を離れた兄弟たちは言いました。
「これは命の百倍も尊い。我々は一から耕し、一から育て、一から掘り出し、一から積み上げ、一から蓄えたのだ。最初は無かった物を、ようやく百の百倍までに増やした財産だ。これを手放すことなどできるものか」
ミーミルは何故かとても悲しくなりました。彼は家を離れた兄弟たちに言いました。
「兄弟たち、今は無くした物を惜しんではいけない。振り向いて泣いてはならない。前を向いてゆきなさい。そうしなければ、あなた方は山の岩場のようになって、無くした物といっしょに水の中に飲み込まれてしまうだろう」
家を離れた兄弟たちは彼の言葉を聞きませんでした。彼等は口々に言いました。
「いったい誰がこんな雨を降らせたというのか。雨さえ降らなければ、我々の財産は失われなかった」
家を離れた兄弟たちは、その場に立ち止まりました。
ミーミルは何故かとても腹立たしくなりました。彼は振り返らずに言いました。
「あなた方はあなた方が財産を失ったことを他人の所為にしてはいけない。前を向いて歩きなさい」
家を離れた兄弟たちはその言葉も聞きませんでした。彼等は後ろを振り返りました。
「ああ、今この手の中にある物だけでは足りない。残してきた物も持ってくるべきだった」
ミーミルは彼等にもう一度言いました。
「あなた方はあなた方の失った物を惜しんではいけない。むしろこれから得る物のことを考えて、前を向きなさい」
家を離れた兄弟たちはその言葉も聞きませんでした。
「我々の耕したあのあたりの土地はとても肥えていたし、あのあたりで飼っていた牛はとても立派だった。それからあのあたりの山からは金銀が出た」
そして、彼等の中で一際背の高いメラロ猥褻という兄弟が言いました。
「今からでも遅くはない。我々は帰って我々の財産を持ってこよう」
メラロは彼等の中の長でしたので、彼等はその言葉に従い、もと来た道へ戻り始めました。彼等は口々に自分の財産の多さと素晴らしさを自慢しながら歩きました。
その時のことです。雷鳴が轟き、彼等の声は途絶えました。
彼等の頭に雷が落ちたからです。
しかし彼等は倒れませんでした。水に溺れることもありませんでした。彼等の暖かみを失った体は、黒い岩の柱になっておりました。
こうして、彼等は永遠に座ることも横たわることもできず、前へ進むことも後へ戻ることも許されず、泣くことも声を上げることも禁じられ、死んでいる者の国からも生きている者の国からも追放されたのでした。
今でもその岩の柱は残っていて、その場所は貪欲の石林と呼ばれています。
さてミーミルは、悲しさと悔しさとを奥歯でかみ殺しながら、それでも前へ進み、山を登りました。
「私の言葉で私の兄弟たちを助けることができなかった」
ミーミルは大粒の涙を零しました。彼があまりに強く悔しがり、悲しがったので、彼の涙は氷のように凍てついて、大きく硬い透明な固まりで溢れ出たのです。
氷った涙はまつげのような尖った形で溢れ、水の奥底に沈み、地面の奥に突き刺さりました。
ミーミルの肩の上にいた、この世で最初の夫婦は、これを見て言いました。
「見なさい、あの氷った水のためにあなたの悲しみは永遠に人々に伝えられる。あなたの知識とあなたの勇気とあなたの正義は、あの氷の石によって人々の心に残るでしょう」
山の奥で採れる透き通った石が、今でも氷石とか水晶などと呼ばれるのはこのためです。
やがて雨が弱まりますと、水面は彼の腰よりも下となり、一歩進むごとに腿が乾き、膝が乾き、臑が乾き、くるぶしが乾き、足の指が乾きました。そして山の頂まで後数歩の所まで来た頃には、足の裏もすっかり乾きました。
目を開けてよく見ると、山の頂の狭い平らなところに、先に行った兄弟たちがひしめいておりました。
立っている者も、座っている者も、横たわっている者も、皆が疲れ、おびえ、震えていました。
なぜなら彼等は、大地の大半が水に沈んでいるのを見たからです。
また、互いの肉を食うために争っていた兄弟たちが、争いを続けたまま水の底に沈んでゆくのを見たからです。
「我々が立っているこの場所も、水に覆われるのではないか」
「我々も、水に沈むのではないか」
彼等は口々に言いました。
ミーミルが山の頂までたどり着きますと、彼の母親と兄弟姉妹達が彼を抱き締めました。
彼の母親のフッラは、息子が背負って来たこの世で最初の夫婦を抱き締めました。
フッラの姉妹達も依ってきて、両親を抱擁しました。
ミーミルの従兄姉たちは、ミーミルに言いました。
「我々は君のおかげで命を得ることができた。しかしこの命を長らえることは難しい。私たちは、麦の一籠も、牛の一頭も持っていない。私たちは何れ飢えて死ぬだろう」
ミーミルは答えて言いました。
「兄弟たち。最も尊い御方は、必ず総てを備えてくださる御方です。必ず私たちに必要な物が与えられます」
兄弟たちはしかし安心できませんでしたので、もう一度訊ねました。
「もしも我々が何も得られなかったならどうするか?」
ミーミルは天を仰ぎました。彼の目に白い雲が流れてゆくのが見えました。雨が止む兆しです。
彼は顔を真正面に向け直しました。
「万一あなた方が飢えて死にそうになったなら、どうか私の体を捧げ物にして天に捧げて後に下ろし、その肉を食べて腹を満たし、血を飲んで喉を潤してください」
兄弟姉妹達は大変驚きました。
ミーミルは彼の兄弟たちの顔をしっかりと見て、言いました。
まず彼は、ヌトとアシズエルの子供たちに言いました。
「歌う者の長ハッドゥよ、あなたが祈りの歌を唄ってください。皆の心が天に届くように」
次に、ティアマトとムルキブエルの子供たちに言いました。
「家を建てる者の長クルよ、あなたが祭壇を築いてください。皆の真心が天からよく見えるように」
それから、ディーヴィとコカバイエルの子供たちに言いました。
「織工と彫金師の長エロワよ、あなたはその祭壇を飾る布を仕立ててください。皆の悲しみが覆い隠されるように」
また、ジョカとニスロクエルの子供たちにはこういいました。
「料理人の長カトよ、あなたは清い火をおこしてください。皆の苦しみが焼き尽くされるように」
最後にマッハとガドレエルの子供たちに言いました。
「猟師と漁師と採集する者の長モーディよ、あなたは私の肉を裂いて下さい。皆の餓えが解消されるように」
ミーミルは自分と両親が同じ兄弟たちには何も言いませんでした。ただ、姉妹のエルダを見て微笑んだだけでした。
ミーミルの従兄姉たちは互いの顔を見合わせて、何かを語り合いました。その後でハッドゥが言いました。
「一番小さな兄弟、一番賢い兄弟。我々は君を信じると決めた。
そして、もしも我々が飢えて死にそうになったとしても、君の血肉を食うようなことはしない。
それでは私たちが、水の底に沈んでしまった、あの乱暴な兄弟たちと同じになってしまうからだ。
私たちは私たちの住む土地を、私たち自身の血で穢すことはしない」
高い山の頂で、この世で最初の家族達は、互いの肩を抱き合って、泣き、そして笑いました。
それから皆で空を仰ぎました。次第にあたりが明るくなってきたからです。
「雨脚が弱まったようだ」
次にミーミルは空を仰ぎました。天高くあると思われた真っ黒だった雲は、ずいぶんと低い所を漂っており、色も薄い灰色に変わっておりました。
「山の頂に近付いた」
ミーミルの足は疲れのためにゆっくりになっていました。ですが、一歩一歩は力強く踏みしめられておりました。彼は休まず留まらず山を登り続けました。
しばらく行くと、誰かが後ろから歩いてくる気配がしました。
それは、両親の土地から離れて、自分たちの土地を見つけ、そこで暮らしていた者達でした。
ミーミルは振り返らずに、後ろにいるであろう誰かに声を掛けました。
「兄弟たち、兄弟たち! 高みへ走れ、振り返るな、命を惜しめ、物を惜しむな!」
後から来た兄弟たちは、彼の後ろに追いつくや、彼の背中や髪を掴み、強く弾いたのです。
ミーミルが驚いて言いました。
「兄弟たち、疲れて歩けないなら、私に捕まりなさい。でも自分たちが歩くことを止めてはいけない」
家を離れた兄弟たちは大声で答えました。
「我々の荷物は多く、担ぎきれないのだ。お前は何も負ってはいないのだから、我々の荷を負え!」
ミーミルは答えて言いました。
「背負いきれない物は捨てなさい。あなた方は自分たちの命と、あなた方自身を苦しめている品物と、どちらが尊いと思っているのか?」
すると家を離れた兄弟たちは言いました。
「これは命の百倍も尊い。我々は一から耕し、一から育て、一から掘り出し、一から積み上げ、一から蓄えたのだ。最初は無かった物を、ようやく百の百倍までに増やした財産だ。これを手放すことなどできるものか」
ミーミルは何故かとても悲しくなりました。彼は家を離れた兄弟たちに言いました。
「兄弟たち、今は無くした物を惜しんではいけない。振り向いて泣いてはならない。前を向いてゆきなさい。そうしなければ、あなた方は山の岩場のようになって、無くした物といっしょに水の中に飲み込まれてしまうだろう」
家を離れた兄弟たちは彼の言葉を聞きませんでした。彼等は口々に言いました。
「いったい誰がこんな雨を降らせたというのか。雨さえ降らなければ、我々の財産は失われなかった」
家を離れた兄弟たちは、その場に立ち止まりました。
ミーミルは何故かとても腹立たしくなりました。彼は振り返らずに言いました。
「あなた方はあなた方が財産を失ったことを他人の所為にしてはいけない。前を向いて歩きなさい」
家を離れた兄弟たちはその言葉も聞きませんでした。彼等は後ろを振り返りました。
「ああ、今この手の中にある物だけでは足りない。残してきた物も持ってくるべきだった」
ミーミルは彼等にもう一度言いました。
「あなた方はあなた方の失った物を惜しんではいけない。むしろこれから得る物のことを考えて、前を向きなさい」
家を離れた兄弟たちはその言葉も聞きませんでした。
「我々の耕したあのあたりの土地はとても肥えていたし、あのあたりで飼っていた牛はとても立派だった。それからあのあたりの山からは金銀が出た」
そして、彼等の中で一際背の高いメラロ猥褻という兄弟が言いました。
「今からでも遅くはない。我々は帰って我々の財産を持ってこよう」
メラロは彼等の中の長でしたので、彼等はその言葉に従い、もと来た道へ戻り始めました。彼等は口々に自分の財産の多さと素晴らしさを自慢しながら歩きました。
その時のことです。雷鳴が轟き、彼等の声は途絶えました。
彼等の頭に雷が落ちたからです。
しかし彼等は倒れませんでした。水に溺れることもありませんでした。彼等の暖かみを失った体は、黒い岩の柱になっておりました。
こうして、彼等は永遠に座ることも横たわることもできず、前へ進むことも後へ戻ることも許されず、泣くことも声を上げることも禁じられ、死んでいる者の国からも生きている者の国からも追放されたのでした。
今でもその岩の柱は残っていて、その場所は貪欲の石林と呼ばれています。
さてミーミルは、悲しさと悔しさとを奥歯でかみ殺しながら、それでも前へ進み、山を登りました。
「私の言葉で私の兄弟たちを助けることができなかった」
ミーミルは大粒の涙を零しました。彼があまりに強く悔しがり、悲しがったので、彼の涙は氷のように凍てついて、大きく硬い透明な固まりで溢れ出たのです。
氷った涙はまつげのような尖った形で溢れ、水の奥底に沈み、地面の奥に突き刺さりました。
ミーミルの肩の上にいた、この世で最初の夫婦は、これを見て言いました。
「見なさい、あの氷った水のためにあなたの悲しみは永遠に人々に伝えられる。あなたの知識とあなたの勇気とあなたの正義は、あの氷の石によって人々の心に残るでしょう」
山の奥で採れる透き通った石が、今でも氷石とか水晶などと呼ばれるのはこのためです。
やがて雨が弱まりますと、水面は彼の腰よりも下となり、一歩進むごとに腿が乾き、膝が乾き、臑が乾き、くるぶしが乾き、足の指が乾きました。そして山の頂まで後数歩の所まで来た頃には、足の裏もすっかり乾きました。
目を開けてよく見ると、山の頂の狭い平らなところに、先に行った兄弟たちがひしめいておりました。
立っている者も、座っている者も、横たわっている者も、皆が疲れ、おびえ、震えていました。
なぜなら彼等は、大地の大半が水に沈んでいるのを見たからです。
また、互いの肉を食うために争っていた兄弟たちが、争いを続けたまま水の底に沈んでゆくのを見たからです。
「我々が立っているこの場所も、水に覆われるのではないか」
「我々も、水に沈むのではないか」
彼等は口々に言いました。
ミーミルが山の頂までたどり着きますと、彼の母親と兄弟姉妹達が彼を抱き締めました。
彼の母親のフッラは、息子が背負って来たこの世で最初の夫婦を抱き締めました。
フッラの姉妹達も依ってきて、両親を抱擁しました。
ミーミルの従兄姉たちは、ミーミルに言いました。
「我々は君のおかげで命を得ることができた。しかしこの命を長らえることは難しい。私たちは、麦の一籠も、牛の一頭も持っていない。私たちは何れ飢えて死ぬだろう」
ミーミルは答えて言いました。
「兄弟たち。最も尊い御方は、必ず総てを備えてくださる御方です。必ず私たちに必要な物が与えられます」
兄弟たちはしかし安心できませんでしたので、もう一度訊ねました。
「もしも我々が何も得られなかったならどうするか?」
ミーミルは天を仰ぎました。彼の目に白い雲が流れてゆくのが見えました。雨が止む兆しです。
彼は顔を真正面に向け直しました。
「万一あなた方が飢えて死にそうになったなら、どうか私の体を捧げ物にして天に捧げて後に下ろし、その肉を食べて腹を満たし、血を飲んで喉を潤してください」
兄弟姉妹達は大変驚きました。
ミーミルは彼の兄弟たちの顔をしっかりと見て、言いました。
まず彼は、ヌトとアシズエルの子供たちに言いました。
「歌う者の長ハッドゥよ、あなたが祈りの歌を唄ってください。皆の心が天に届くように」
次に、ティアマトとムルキブエルの子供たちに言いました。
「家を建てる者の長クルよ、あなたが祭壇を築いてください。皆の真心が天からよく見えるように」
それから、ディーヴィとコカバイエルの子供たちに言いました。
「織工と彫金師の長エロワよ、あなたはその祭壇を飾る布を仕立ててください。皆の悲しみが覆い隠されるように」
また、ジョカとニスロクエルの子供たちにはこういいました。
「料理人の長カトよ、あなたは清い火をおこしてください。皆の苦しみが焼き尽くされるように」
最後にマッハとガドレエルの子供たちに言いました。
「猟師と漁師と採集する者の長モーディよ、あなたは私の肉を裂いて下さい。皆の餓えが解消されるように」
ミーミルは自分と両親が同じ兄弟たちには何も言いませんでした。ただ、姉妹のエルダを見て微笑んだだけでした。
ミーミルの従兄姉たちは互いの顔を見合わせて、何かを語り合いました。その後でハッドゥが言いました。
「一番小さな兄弟、一番賢い兄弟。我々は君を信じると決めた。
そして、もしも我々が飢えて死にそうになったとしても、君の血肉を食うようなことはしない。
それでは私たちが、水の底に沈んでしまった、あの乱暴な兄弟たちと同じになってしまうからだ。
私たちは私たちの住む土地を、私たち自身の血で穢すことはしない」
高い山の頂で、この世で最初の家族達は、互いの肩を抱き合って、泣き、そして笑いました。
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