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この世で一番最初の娘たちと、その婿たちの話。
七人の姉妹たち。
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それは月のない夜のことでした。
地上の人々は空から六つの星が流れて落ちるのを見ました。
最初の星は赤、二番目の星は褐色、三番目の星は黄、四番目の星は灰褐色、五番目の星は黄緑、六番目の星は紫でした。
「あれは何の印だろうか? 良くないことでなければよいが」
この世で最初のお医者さんのフッラは首を傾げました。空から落ちてくる星がとても恐ろしい物に見えたからです。
するとすぐ下の妹のマッハが言いました。
「空を飛ぶ物を見て、何を怖がることがあるというのでしょう? 夜空を飛ぶ物であれば梟や夜鷹か、あるいは蝙蝠《こうもり》の同類でしょう。それならば、私が捕らえて見せましょう」
次の妹のジョカが笑いながら言いました。
「姉様が捕らえたなら、私が捌いて饗しましょう」
その次の妹のポイベも言いました。
「肉をとって残った羽根は私に譲ってください。服の飾りにいたしましょう」
その次の妹のディーヴィも言いました。
「肉と羽根をとって残った骨は私に譲ってください。獣脅しの鳴子にしましょう」
その次の妹のティアマトも言いました。
「鳴子を取り付ける柵や杭は私が作りましょう」
一番下の妹のヌトも言いました。
「鳴子が音を立てるようになったなら、私が音に合わせて歌いましょう」
六人の姉妹たちは楽しげに言い合いましたが、一番上の姉のフッラの不安は晴れませんでした。
不思議な夜が終わって、いつもの朝が来ました。
この世で最初の七人の姉妹たちと、その両親のこの世で最初の夫婦は、それぞれ自分の仕事を始めました。
地上の人々は空から六つの星が流れて落ちるのを見ました。
最初の星は赤、二番目の星は褐色、三番目の星は黄、四番目の星は灰褐色、五番目の星は黄緑、六番目の星は紫でした。
「あれは何の印だろうか? 良くないことでなければよいが」
この世で最初のお医者さんのフッラは首を傾げました。空から落ちてくる星がとても恐ろしい物に見えたからです。
するとすぐ下の妹のマッハが言いました。
「空を飛ぶ物を見て、何を怖がることがあるというのでしょう? 夜空を飛ぶ物であれば梟や夜鷹か、あるいは蝙蝠《こうもり》の同類でしょう。それならば、私が捕らえて見せましょう」
次の妹のジョカが笑いながら言いました。
「姉様が捕らえたなら、私が捌いて饗しましょう」
その次の妹のポイベも言いました。
「肉をとって残った羽根は私に譲ってください。服の飾りにいたしましょう」
その次の妹のディーヴィも言いました。
「肉と羽根をとって残った骨は私に譲ってください。獣脅しの鳴子にしましょう」
その次の妹のティアマトも言いました。
「鳴子を取り付ける柵や杭は私が作りましょう」
一番下の妹のヌトも言いました。
「鳴子が音を立てるようになったなら、私が音に合わせて歌いましょう」
六人の姉妹たちは楽しげに言い合いましたが、一番上の姉のフッラの不安は晴れませんでした。
不思議な夜が終わって、いつもの朝が来ました。
この世で最初の七人の姉妹たちと、その両親のこの世で最初の夫婦は、それぞれ自分の仕事を始めました。
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