嘘つき師匠と弟子

聖 みいけ

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 奴隷の朝は早い。隊商にいた頃は、主よりも早く起きて仕事を始めていなければ、アラキノはその日一日、確実に飯抜きだったからだ。

 朝の鳥が鳴くよりも先にベッドの上に身を起こしたアラキノは、部屋の中をぐるりと見まわした。静かな朝には不釣り合いな派手な色をした羽虫の形の精霊が、窓の外を貴婦人のように優雅に羽ばたいていた。

 日が昇り始めた早朝の部屋は、青みがかって薄暗い。だが、もともと灯りに乏しい生活をしていたアラキノにとっては、それでも十分だった。
 壁は柔らかな白。天井に近いところに、部屋をぐるりと回るように濃紺の太いラインが入っている。そこには月の満ち欠けの様子を記した模様が描かれていた。調度品は、今アラキノがいるベッドに、机と椅子とチェストに、何も入っていない空の棚が一つあった。
 どの家具も違う雰囲気を持っているが、互いに邪魔しあうことはなく部屋を整えていた。

 アラキノは音を立てないようにベッドから降りる。傷はまだすこし痛むが、身体はすっきりとしておりそれほど重たくはなかった。

 窓辺に寄って外を見下ろすと、家の前庭が見えた。
 敷地をぐるりと囲む壁や、家に沿って草だの花だのが植えられている。一本、森の木とは違う背の高い木が、生い茂らせた大きな葉を揺らしていた。
 目を凝らせば、草木の間を縫うようにして、大小さまざまな精霊たちがうろうろしているのが見えた。
 精霊が傍を通ると木が急に生き生きと枝を揺らし始め、花はその鮮やかさを増す。アラキノにはよくわからないが、おそらく何か世話をしているのだろう。

 窓辺を離れて部屋の扉を開けると、しんと静まり返った廊下がアラキノを迎えた。板張りの床を歩き出すと、ひやりとした感触が足の裏に伝わって来る。

 昨夜は遅い時刻だったから人の気配がないのかと思っていたが、そうでもないらしい。
 この家には本当に人がいない。あの魔術師の家族どころか、使用人の気配すら感じられない。その代わりに、精霊はこの家の住民かのように、視線を向ければいくらでもうろうろしていた。

 自分は小間使いとしてこの家の世話をするために連れてこられたのだろうか。
 そう思ったアラキノはひとまず魔術師の居場所を探すことにした。
 主の寝室ともなれば、大きな扉の部屋だろうと思ったアラキノは、目の前の立派な扉をおそるおそる開く。ノックという礼儀作法すら、アラキノは知らなかった。

 開いたそこは確かに寝室だったが、扉に見合った立派な家具たちは、一度も使われたことがないのかピカピカで、誰かに使われる瞬間を今か今かと待っているようだった。
 誰もいないことを確認すると、アラキノはその部屋の扉を閉じた。

 次にその隣の部屋の扉を開く。
 ゆったりと座れそうな肘掛け椅子と、火のない暖炉、そして壁いっぱいの本棚にはたくさんの本が詰められていた。
 しかしこの部屋も、やはり使われている形跡はこれっぽっちもなかった。

 この階の部屋はこれで最後だ。
 アラキノは小さな足音を立てながら階下へと降りていく。一階の廊下も、耳が痛くなるほどしんと静まり返っており、音と言えばひたひたという裸足の足音だけだ。
 なんとなく気温が低い気がして、アラキノは無意識に身震いをした。

 どの部屋の扉にも、向こうの見えない細工をされたガラスがはまっているが、肝心のその向こうに人がいる気配がない。

 もしかしたら、誰もいないのではないか。自分を置いて、消えてしまったのでは。

 アラキノがそんなことをちらと考えたその時、廊下の隅にいた綿埃の姿をした精霊が、ふわりふわりと目の前を横切った。アラキノはその精霊を目で追う。
 精霊が向かったのは、明るい居間の方ではなく、薄暗い廊下の一番奥だ。そこには目を凝らすまでもなく、様々な姿かたちの精霊が集っていた。

 彼らが集う壁には、古びた扉がぽつんと嵌っていた。
 真鍮の取っ手は擦れて色が剥げ、黒ずんでいる。扉そのものの角は経年劣化で削れて丸くなっている。
 まさかと思いながらも、ほかの部屋と比べて圧倒的に使いこまれた風情の取っ手に、アラキノは手をかけて開いた。

「うわ、汚ったねえ……」

 飛び込んできた光景にアラキノは思わず顔を顰めて呟いた。ただでさえ良くない目つきは、さらに鋭くなっていた。

 汚い。とにかく汚い。今までの部屋が生活感がないほどに清潔だったので余計にそう見えた。

 何かをすり合わせたのであろうは、汚れがこびりついたまま床に並べられている。天井まで壁を埋め尽くす本棚には、本が文字通り隙間なく詰められていた。読むときはどうやってとるのだろうと思うほどぎっしりと詰まっている。それどころかそこから溢れた本が部屋のいたるところに山のように積まれ、そして雪崩を起こしていた。
 かろうじて見える床には、高価そうな絨毯が敷かれているが、何かの汁のシミが付いて干からびている。
 窓際には乾燥した植物がこれでもかとぶら下げられおり、良く言えば木陰、悪く言えばボロのカーテンをかけたような光が部屋に入っていた。
 扉のすぐ脇の隅には布の山が築かれており、その上には吊り下げランプが群れを成していた。元は色とりどりだったのだろうが、埃が集っているせいでどれも煤けて黒ずんでいる。布の山のすぐ側には小机があり、食べかけのパンの他に、使用済みらしきお茶のカップがいくつも重なっていた。

 これだけ汚いというのに、異臭はしない。ねずみや虫が一匹も湧いていないのが奇跡のようだ。これだけ汚いというのに。

 間違いなく、ここは使っている部屋だ。というよりも、この家の中でここでしか生活していないのではないだろうか。
 アラキノはユーダレウスを探して部屋を見回すが、ここにもあの姿は見えなかった。

 ため息をついて踵を返そうとしたとき、部屋の片隅にある布の山がもぞりと蠢いた。アラキノは息を殺してそちらを見つめる。よくよく見れば、そこは布の山などではなく、服やら布やらが山ほど重なったベッドだった。

 のそりと、まるで冬眠明けの獣のように、あるいは何か巨大な植物の芽生えのように、平凡な茶色い頭が布と布の隙間を割って現れた。
 顔を覆う長い髪の隙間から、空の色の瞳が二つ、気怠い動きでこちらを見る。

「ん……? ああ、アラキノ。おはよう。随分はやいねえ」

 そのひとは、絡まった長い髪を手櫛でとかしながら、へらりと笑った。

「……ユーダ、レウス……さま」

 アラキノは「おはよう」が朝の言葉であることは知っていた。だが、返事をしても良いのかわからなかった。

 アラキノは挨拶をされたことがない。したこともない。昨日までだったら、口をきかず主に顔を見せぬよう這いつくばって、小さくなって、頭を下げていた。そして主はそこに何もいないかのように通り過ぎていくのだ。
 ユーダレウスがそれと同じことをアラキノに望まないことはわかる。だから咄嗟に覚えたばかりの名を呼んでしまったが、不愉快になってはいないだろうか。そんなアラキノの心配を他所に、その人は心底嬉しそうに目を細めた。

「アラキノ。私の名前をもう覚えたんだね。覚え辛い名なのに、賢い子だ」

 手招かれるままに近寄れば、ユーダレウスはアラキノの頭にそっと手をのせ、そのまま数度滑らせた。
 昨夜もされたこの行為が、どういう意味を持つのかアラキノは知らなかったが、悪い気はしなかったので大人しく受け入れた。

「傷の具合はどうかな」
「へいき、です」

 痛いと言えば痛い。歩くたびに振動でじんじんと鈍い痛みが走る。だが、動けないわけではない。
 ほんの昨日まで奴隷だったアラキノにとって、それは「平気」の範疇であり、自分を休めていい理由にはならなかった。
 魔術師は寝ぼけているのか、妙に表情のない顔でアラキノを見つめた。アラキノが首を傾げると「なんでもないよ」とほんの少し口の端を上げた。

「……お腹が空いたよね。朝ごはんにしよう」

 その言葉を、朝食の用意をしろと命ぜられたのだと解釈し、アラキノは頷いた。前の主には役立たずと言われるばかりだったが、あそこにいた奴隷のうちでは料理の腕はまだマシな方だった。

 早速、台所と材料の場所を聞こうとしたその時だ。ドアがコンコンという音を立てた。ユーダレウスがそれに返事をすると、ドアが勢いよく開いた。

「おはようございます!! 師匠せんせい!!」

 早朝だというのにやたらと大きな男の声。アラキノは思わず顔を顰めて目をつむる。男の大声というものは、アラキノにとって暴力の前触れと同じだった。
 身を竦めたアラキノの不健康に細い身体を、ユーダレウスの手がそっと引き寄せた。二の腕に触れた温かな手に安心して身体の強張りを解きながら、アラキノはゆっくり目を開ける。声と同じくやたらと大きな身長の若い男が怪訝そうな顔でそこにいた。
 人懐っこそうな明るい茶色の瞳がらんらんと輝いている。ユーダレウスに会いたくて仕方がなかったのだと、目で語っていた。男の頭の上でひょこひょこと揺れる黄色い金髪を見て、アラキノは、いつかどこかで見た、背の高い同じ色の花を思い出した。

「ロタン。あまり大きな声を出さないで。びっくりしてるだろう」

 アラキノの身体から不要な力が抜けたのと同時に、ユーダレウスの手が離れた。
 触れられていた場所が急に空っぽになってしまった。いつまでもすうすうする。叶うなら、もっと触れていてほしかった。
 そんなことを思ったアラキノは首を傾げる。初めて抱いたその感覚に名前を付けられなかった。

 答えを出すことを諦めたアラキノは、ドアのところにいる大きな男をもう一度見て、そしてすぐに目を逸らす。
 あまり人を見てはいけない。アラキノの目つきは子供ながら鋭く、大人にはそれが気に入らないらしく、しょっちゅう殴られた。身を守るための些細な癖は、すっかり沁みついていた。

 ユーダレウスの平凡な茶色の髪が流れる肩を見ながら、アラキノは情報を整理する。
 あの男はユーダレウスにロタンと呼ばれた。それが名前なんだろう。ロタンは、ユーダレウスを「せんせい」と呼んだ。せんせいってなんだろう。
 アラキノはドアの辺りをもう一度見る。運悪く、目が合ってしまった。

 ロタンはアラキノと視線が合うなり、迷惑そうに顔を顰めた。

「師匠……」

 無理もない。わざわざ会いに来た人の家に、突然こんな痩せこけた、目つきの悪い子供が入り込んでいたのだから。居た堪れなさを感じ、アラキノは俯いた。

 けれど、アラキノのその想像は少し間違っていた。

「またどっかから拾って来たんすか? いったい何人目だかわかってます?」

 呆れたようにロタンに言われたユーダレウスは、アラキノの肩を手持ち無沙汰にぽんぽんと叩く。寝癖頭のユーダレウスは、決まり悪そうにぽりぽりと頬を掻き、何かを数えているように虚空に指を指した。

「ええと……この子で十三人目かな?」
「俺の後は、でしょう」

 わざとらしくはにかむユーダレウスに、ロタンは身体から空気をすべて出してしまうような深いため息をついた。それをみてユーダレウスは「えへへ」と子供っぽく笑った。

「この子はアラキノ。昨夜うちに来たばかりだ。仲良くしてやって」

 ユーダレウスはアラキノの肩を抱き、くるりと反転させる。アラキノを頭の天辺からつま先まで眺めたロタンは、諦めたように「はいはい」と何度も頷いた。

「アラキノねぇ……月ですか。随分上品な名前を付けたんすね」

 ロタンは不思議そうに首をかしげたが、何も気にならない様子で、アラキノの後ろの魔術師は、ふふ、と機嫌よく笑った。

「そう。ごらん、月色の髪だ。綺麗だろう?」

 ユーダレウスはアラキノの髪を一束つまんだ。
 梳ったことすらなかった昨日までよりは多少ましにはなっていたが、それでも傷んでいることが分かる髪はとてもじゃないが綺麗とは程遠い。
 変なことを言う人だ、とロタンに続いてアラキノも首をかしげると、ユーダレウスは誰にともなく静かな声で呟いた。

「精霊に特別好かれる印だ」

 その時、またしても扉からコンコンと音が鳴った。外には人の気配がある。

 もしかして、あれは部屋に入るときの作法なのではないだろうか。アラキノがそんなことを考えていると、ユーダレウスが返事をし、そして扉はギィと音を立てて開いた。

「おはようございます、ユーダレウス師匠……その子は?」

 艶やかな黒髪を頭の上で一つにまとめた、物静かな印象の女性だった。見るからに小柄な彼女は、戸口に立つ大きなロタンと並ぶとなおのこと小さく見えた。その焦げ茶の瞳が猫のようにアラキノを見つめる。

「ジル。弟弟子がまーた増えたぞ」
「……あらロタン。いたの」

 言外に存在感が薄いと言っているその口ぶりに、ロタンが「なんだと?!」と騒ぎ出す。そのやかましさに怯えることもなく、ジルはうるさそうに目を細めた。

 アラキノはユーダレウスを仰ぎ見た。「どうしたの?」という無邪気な目つきに安心して、アラキノは声を潜めて疑問を口にする。

「オトート、デシって、なに」

 思い出して慌てて「……ですか」と付け足す。長く言葉を繋げるのは難しい。
 ユーダレウスはほのぼのとした表情で、部屋の入り口で騒ぐ二人を指さした。

「あの子たちよりも後に弟子になった子のことだよ」
「……デシってなに、ですか」

 ふっと、一瞬だけユーダレウスの表情が翳る。どこか悲し気にも見えるそれに、そんなことも知らない子供に呆れているのかと不安になったアラキノは、無意識に眉間に皺を寄せた。
 しかし、ユーダレウスは巧みに表情を隠し、たちまち柔らかな微笑みに戻った。

「弟子というのはね、私のもとで魔術師になる子のことだよ」

 その言葉にアラキノは驚いて目を見開く。眉間の皺はすっかり消えていた。

「おれ、魔術師に、なるの?」
「アラキノがそれを望むのならば」

 なれるのか、こんな、奴隷あがりの、学どころか、何もない子供が魔術師に。アラキノの胸が高鳴る。

「魔術師になるのは嫌?」
「嫌……じゃ、ない」
「よし、じゃあ決まりだ」

 そんな簡単に決まりになっていいものなのか。

 驚きを飲み込めずにいると、ロタンが大股で近づいて来た。
 頭に向けて伸ばされた大きな手に、アラキノが無意識に怯えて肩を震わせ、半歩後ずさる。何かを察した手はすぐに退いていった。代わりに、ロタンはアラキノの目の前でしゃがみ、にかっと笑った。

「俺はロタン。あっちの姉ちゃんはジル。よろしくな、アラキノ」
「……よろしくね」

 アラキノはロタンを見つめたが、何も言わなかった。どう応えるのが正解なのか、知らなかったからだ。それがなかなか無礼な振る舞いだったと知ったのは、かなり後のことだ。

 ロタン達は弟弟子の振る舞いを特に気にした様子もなく、ユーダレウスにひと声かけると、連れだって部屋を出て行った。

「ったく、俺らの師匠ときたら。身寄りのない子供と見るとみーんな拾って弟子にしちまうんだから、いいシュミしてるぜ」
「その趣味のお陰で、私もロタンも今ここにいるんでしょ」
「まあ、そうなんだけどよ」

 廊下の向こうからは、そんな会話が聞こえた。

「さ、ご飯にしようか」

 ベッドというにはあまりにも乱雑な布の山から、いつの間にか抜け出していたユーダレウスは、ぽかんとするアラキノの手を掴んでそっと引いた。

 馬鹿みたいにあっさりと、魔術師の弟子になることが決まってしまった。
 そのことに困惑しつつも、不安はなく、アラキノは師に手を引かれるままに部屋を出たのだった。

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