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第3章 7days 3years fights
謎の男現る?! でも、向こうからすれば、きっと私も、謎の女だろうな(笑)<215>
しおりを挟む「何で正直に答えてくれないのかな?」
カズヤは、そう言って口を尖らせ、悩まし気な視線で私を見つめる。
おいそれと顔を近づけないで欲しい。
リア充・パリピは苦手の部類だ。
夜にお洒落なお店で、お酒を飲んでコミュニケーションを愉しむ様な部類の人間とは相いれないのだ。
そもそも私は。
「私たち、初対面ですよ」
「お昼と今で2回目だろ?」
いや、自分の身分を明かしにここまで来た訳でもなければ、私はバーにブラッディメアリを飲みに来た訳でもない。
つべこべ、周りくどいのは好きではない。
面倒臭い。
「内緒にしてくれる?」
「何を? 君の本当の名前?」
何でそうなる?
神妙な顔してそういうカズヤに私は顔をしかめた。
「お前、内緒があるのか?」
私が振り返ると、白のタンクトップに黒いシャツ、黒のスラックス姿で、余所行きに身なりを整えたソウが立っていた。
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