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第二章【高見沢家】
第一七話
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かなめと故意ではないにしろ、間接キスをしてしまい慌てふためく私。
だったけど、かなめは私に食べさせたスプーンでオムライスをすくうと、我関せずとばかりに口に放り込んだ。
間接キス完全完了!! かなめとしちゃったよ。
私は顔を赤らめて呆然としていると、かなめは不思議そうにのぞき込んできた。
「朱美。大丈夫か?」
「間接……じゃなくて、うん、大丈夫だよ」
「さっきから顔赤くなること多いし、今日は疲れたから早く寝た方がいいんじゃないか」
そんなことよりも、私たち間接キスしたことに気づいてよ!
これだから鈍感な男って……私かなめの事よく知らないかも、ツイツイで情報は貰っていたけど、あれってひよりちゃんもはいっているよね。
でも目の前のハンバーグも食べたい! 朝から何も食べてない身としてはこの香りに負ける。
情けないけどまずは一口だけそしたら聞こうかな。
ナイフでハンバーグに一刀を入れるとなんとあふれ出る肉汁がすごい量。まるでナイアガラの滝の様だ。もったいないけど切らないことには食べられない。ナイフを刺せばさすほどあふれる肉汁が滝のごとく流れ落ちる。もったいないと思いつつもナイフで必死に流れた肉汁をフォークに刺さったハンバーグんつけて、パクリ。
んぅーーーーーデリシャス!
口の中に肉汁に満たされるは瞬間最高。そして噛みしめるほどあふれだす肉感は強烈。本当にハンバーグなの。ステーキじゃないのと思うほどの肉感はたまらない。
「おいしいだろ。ここのハンバーグ」
「うん。すっごくおいしい。お母さんのハンバーグも好きだったけど、これほどお肉を食べている感じるするハンバーグは初めて!」
私のニコニコスマイルにかなめが、目のやり場に困ってオムライスをぱくついてたなんて、私は気づかずにいた。
もう一口食べたい。そしたら聞こう。パクリ。
もう一口だけ食べたらにしようかな。そうしたら聞こう。パクリ。
ダメだ。このままではただ美味しい食事を味わっているだけで、何の会話もできていないわ。
「あのさぁ、聞いてもいいかな」
「ん? なんだ」
「聞きたいことが山ほどあるんだけど、いいかな」
「ごほっごほっ、山ほどか。そうだよな何の説明もなくここまで付き合ってくれたんだから何か話そうか」
かなめはオムライスをたえらげると、そう言いってくれた。
「さてと何から話そうか?」
「うーん、まったく考えてなかったわ」
「あれ!? 考えてなかったんかい!」
「だって聞きたいことだらけだよ。ツイツイでは妹さんの名前だし、急に連れてこられてたらラブホテルだし、幽霊と始め会うし、しかも戦うしさ。初めてなこと尽くしだよ」
私は震えてしまい今にも泣き出しそうになる。さっきまでのことがフラッシュバックしたのだ。
震えて膝にかけたナプキンを強く握りしめていた。
かなめは席を立つと、ゆっくりと私を後ろから抱きしめてくれた。
そして耳元でささやくのだ。
「もう大丈夫だよ。朱美を俺は守るから安心してね」
「えっ!?」
かなめの方を顔を振り向くと、目の前には彼の優しそうな目が見えた。その瞬間、お互いの唇と唇が重なってしまった。
だったけど、かなめは私に食べさせたスプーンでオムライスをすくうと、我関せずとばかりに口に放り込んだ。
間接キス完全完了!! かなめとしちゃったよ。
私は顔を赤らめて呆然としていると、かなめは不思議そうにのぞき込んできた。
「朱美。大丈夫か?」
「間接……じゃなくて、うん、大丈夫だよ」
「さっきから顔赤くなること多いし、今日は疲れたから早く寝た方がいいんじゃないか」
そんなことよりも、私たち間接キスしたことに気づいてよ!
これだから鈍感な男って……私かなめの事よく知らないかも、ツイツイで情報は貰っていたけど、あれってひよりちゃんもはいっているよね。
でも目の前のハンバーグも食べたい! 朝から何も食べてない身としてはこの香りに負ける。
情けないけどまずは一口だけそしたら聞こうかな。
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んぅーーーーーデリシャス!
口の中に肉汁に満たされるは瞬間最高。そして噛みしめるほどあふれだす肉感は強烈。本当にハンバーグなの。ステーキじゃないのと思うほどの肉感はたまらない。
「おいしいだろ。ここのハンバーグ」
「うん。すっごくおいしい。お母さんのハンバーグも好きだったけど、これほどお肉を食べている感じるするハンバーグは初めて!」
私のニコニコスマイルにかなめが、目のやり場に困ってオムライスをぱくついてたなんて、私は気づかずにいた。
もう一口食べたい。そしたら聞こう。パクリ。
もう一口だけ食べたらにしようかな。そうしたら聞こう。パクリ。
ダメだ。このままではただ美味しい食事を味わっているだけで、何の会話もできていないわ。
「あのさぁ、聞いてもいいかな」
「ん? なんだ」
「聞きたいことが山ほどあるんだけど、いいかな」
「ごほっごほっ、山ほどか。そうだよな何の説明もなくここまで付き合ってくれたんだから何か話そうか」
かなめはオムライスをたえらげると、そう言いってくれた。
「さてと何から話そうか?」
「うーん、まったく考えてなかったわ」
「あれ!? 考えてなかったんかい!」
「だって聞きたいことだらけだよ。ツイツイでは妹さんの名前だし、急に連れてこられてたらラブホテルだし、幽霊と始め会うし、しかも戦うしさ。初めてなこと尽くしだよ」
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そして耳元でささやくのだ。
「もう大丈夫だよ。朱美を俺は守るから安心してね」
「えっ!?」
かなめの方を顔を振り向くと、目の前には彼の優しそうな目が見えた。その瞬間、お互いの唇と唇が重なってしまった。
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