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第一章【出会いと最大の敵】
第八話
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「作戦は簡単。朱美が部屋カギを開けて、俺が飛び込む。扉が閉まる前に中に入り自分の身をだけを守れ。俺にはかかわるな。俺は幽霊を相手にしながら、結界を張る」
「わかった。じゃあ鍵を開けるよ」
──ザクザクザク、カチャ。
彼は彼は勢いよく前転をして飛び込み、ショルダーホルスターから銃とをしだした。
私は扉が閉まる前に室内に侵入し右側に入り込み銃であたりを警戒する。
すると暗かった室内が明かりが自動的に灯った。
と同時に、部屋の中央にあったメリーゴーラウンドが回り始めた。
軽快な音楽と共にメリーゴーラウンドは回る。
彼は一切それを無視して結界を張る準備を進めていた。
「あと少しの辛抱だ。がんばれよ」
彼は私に声をかけてくれた。
その時、背後から物音がするので、振り向くと生成り色のワンピースを着た血まみれの女が立っていた。
『……あんたじゃない』
そう言うと女の顔が突如変化し、ドロドロに溶けた状態でこちらに襲い掛かってくる。
「嫌ゃー」
私は、持っていた銃を震えながら撃つ。火薬が破裂するようなバンともバキュンといった音もせず、軽いビューンと音と共に青色に光る弾丸が発射された。
弾は女の右腕に当たると、腕がちぎれ落ちた。
「やつはそっちか。打て! 頭を打て!! 一時的だが動きが止まる!」
「頭って言われても、私銃なんて使ったことないからわかんないわよ!」
もう一発、弾丸撃った。青白い閃光は女の左足に当たると、手と同じように砕け胴体からもぎり取られていく。
左足は当たり片足を失った。そのとたん横に倒れた。煽れた頭はギロリと私の顔を見る。その目は冷たい目をしており、目を合わせると硬直してしまいそうになり、目を瞑り祈りをささげた。
”怖いよ。助けてください。神様!“
私は頭を抱えてうずくまった。
「ばか! 何やってるんだよ! こいつの再生能力は早いんだ!!」
「だって怖いんだもん!!」
「くそっ! 予定が狂ったが仕方がない」
彼は私の前にやってくると、銃を連射して守ってくれていた。
「朱美いいか起きろ! やつの頭を潰した。再生までに時間が少しある部屋の外に出ろ」
見ると女は頭が無い状態でプルプルと震えている。
私は腰を抜かして動けないでいる。
「動けいなよ」
「なに動けない!?」
「腰が抜けてうまく動けないの」
「仕方がないベッドの中に隠れていろ。やつが再生する間に時間を稼ぐからそれならできるだろ」
彼に顔近づけられ、そう言われると頭をぶんぶんと振った。
「よし今だ。行け!」
彼は銃を女の頭に連射して食い止めている。
その間に私は、おぼつかないハイハイをしながらベッドへ向かった。
ふとんの中に入ると、一生懸命潜り丸くなっり祈った。
”なんなのアレは、私は何もしていない。助けてください。神様!!“
「わかった。じゃあ鍵を開けるよ」
──ザクザクザク、カチャ。
彼は彼は勢いよく前転をして飛び込み、ショルダーホルスターから銃とをしだした。
私は扉が閉まる前に室内に侵入し右側に入り込み銃であたりを警戒する。
すると暗かった室内が明かりが自動的に灯った。
と同時に、部屋の中央にあったメリーゴーラウンドが回り始めた。
軽快な音楽と共にメリーゴーラウンドは回る。
彼は一切それを無視して結界を張る準備を進めていた。
「あと少しの辛抱だ。がんばれよ」
彼は私に声をかけてくれた。
その時、背後から物音がするので、振り向くと生成り色のワンピースを着た血まみれの女が立っていた。
『……あんたじゃない』
そう言うと女の顔が突如変化し、ドロドロに溶けた状態でこちらに襲い掛かってくる。
「嫌ゃー」
私は、持っていた銃を震えながら撃つ。火薬が破裂するようなバンともバキュンといった音もせず、軽いビューンと音と共に青色に光る弾丸が発射された。
弾は女の右腕に当たると、腕がちぎれ落ちた。
「やつはそっちか。打て! 頭を打て!! 一時的だが動きが止まる!」
「頭って言われても、私銃なんて使ったことないからわかんないわよ!」
もう一発、弾丸撃った。青白い閃光は女の左足に当たると、手と同じように砕け胴体からもぎり取られていく。
左足は当たり片足を失った。そのとたん横に倒れた。煽れた頭はギロリと私の顔を見る。その目は冷たい目をしており、目を合わせると硬直してしまいそうになり、目を瞑り祈りをささげた。
”怖いよ。助けてください。神様!“
私は頭を抱えてうずくまった。
「ばか! 何やってるんだよ! こいつの再生能力は早いんだ!!」
「だって怖いんだもん!!」
「くそっ! 予定が狂ったが仕方がない」
彼は私の前にやってくると、銃を連射して守ってくれていた。
「朱美いいか起きろ! やつの頭を潰した。再生までに時間が少しある部屋の外に出ろ」
見ると女は頭が無い状態でプルプルと震えている。
私は腰を抜かして動けないでいる。
「動けいなよ」
「なに動けない!?」
「腰が抜けてうまく動けないの」
「仕方がないベッドの中に隠れていろ。やつが再生する間に時間を稼ぐからそれならできるだろ」
彼に顔近づけられ、そう言われると頭をぶんぶんと振った。
「よし今だ。行け!」
彼は銃を女の頭に連射して食い止めている。
その間に私は、おぼつかないハイハイをしながらベッドへ向かった。
ふとんの中に入ると、一生懸命潜り丸くなっり祈った。
”なんなのアレは、私は何もしていない。助けてください。神様!!“
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