変態ビッチの襲われ日記

紙吹雪

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お気に入り200人記念

はじめて 【後編】

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 男の雇った弁護士を挟んで数日で示談が決まり、その間学校を休んでいたボクは内心ビクビクしながら学校に行った。風邪で休んでいることにしたがバレてやしないかと不安だった。心配は杞憂に終わり、皆普段通りで特に変わった様子もなかった。
 しかし、心配はそれだけではなく、帰り道はいつも以上にビクビクして帰っていた。
 それも2週間、3週間と日がすぎる程に気が緩み、普通の生活に戻ると今度はお尻の疼きが気になり始める。知ってしまった快楽に抗えず弄っては自己嫌悪した。

 仲の良い女子と話している時、ふと気がつく。もう戻れないこと、そしてお尻が癖になっていることに。
 帰り道ため息を吐きながらぼーっと歩いていると正面に立っている人にぶつかってしまう。

「あ、ごめんなさい。ぼーっとしてて…。」
「俺の事でも考えてた?」

 ニヤリと歪んだ笑顔に血の気が引くのを感じた。もうあれから1ヶ月は経つ。

「な…んで…。」
「これ…。俺のお気に入りなんだ。まだ見せてなかったろ。」

 見せられたスマホの画面には顔を赤くそめて涙を溜めているが焦点の合っていないボクと、ボクの頬に嬉しそうにキスをするこの男がいた。この写真には口を塞いでいるガムテープが写っていなかった。

「違うアングルのもある。これも良いだろ。繋がってる所が見えて。この写真、ばら撒かれたくなかったら一緒に来い。」

 挿入れられているのはわかってもこれも縛られている所が写っていない。これらの写真を見る限りレイプとは言えない。
 ボクは青ざめながらついて行った。
 車で移動し、目隠しで連れていかれた場所はとても綺麗な部屋だった。窓からは明るい日差しが入り、清潔そうなベッドとシーツ。生活感はまるでない。
 目隠しを取られて辺りを見回していると腕ごと抱きしめられ困惑した。
 既に制服は取り払われてボクは裸体を晒している。片手でお尻を掴まれてビクリとする。

「お前はもう俺と同じで変態なんだよ。事実、お前はあの時、俺に犯されて勃たせてたし善がってた。この1ヶ月、ココにチンコ入れられること考えなかったか?」

 何度か思い出してお尻を弄ったことを言い当てられカッと顔に熱が集まってしまう。
 男はケラケラと嗤うとニヤリと歪んだ顔で耳元で囁く。

「ほら、入れてやるからケツ差し出せよ。言う事聞けるよな?」

 唇を噛み締めつつもどうしようもなく、そっと尻を男に向けて四つん這いになった。

「イイコだ。」

 耳をザワつかせる男の声に、いつも見せる歪んだ笑顔が瞼の裏に張り付く。
 自分が変わって行く事が酷く恐ろしい。



「ねぇ、父さん。もしアイツが写真消してなかったらどうしよう…。」
「心配するな。職務怠慢なあの刑事も確認していたし、もし万が一持っていたとしても、お前はまだ14歳で児童ポルノ禁止法って法律に守られてる。写真を所持していたら捕まるから流出もさせられないはずだ。あまり思い詰めるなよ?」

 頭をクシャクシャと撫で、両肩をトントンと落ち着かせるように掴んだ父の表情は落ち着いていて、安心できた。



 学校からの帰り道、駐車場に止まる車の中であの男は待っていた。乗れと顎をしゃくる男にボクは勇気を出して言った。

「あの写真は持ってるだけで捕まるんでしょう?もうボクがあなたの言うことを聞かなきゃいけない理由はない。…それじゃ。」
「おい!待て。」

 慌てて車から降りた男に腕を捕まれ車に引き摺り込まれた。力ではどうしても勝てない。

「痛いっ。」
「あれだけ俺のチンコで善がっておいて今更普通に戻れると思ってるのか?」

 カチャカチャと手際良くベルトを外されお尻に指を這わされる。

「ふっ…。」

 ピクリと反応した身体にクックッと嗤った男はツプりと指を差し込んだ。それだけでボクの身体はフルフルと震え始める。

「ほら、これだけでこんなになってる。こんな淫乱な身体、俺が相手してやらないと持て余すだろ。言うこときいておけよ。」

 ボクの身体はおかしい。なんでこんな奴に触られて…気持ち良く…。

「はぁっんっ。」

 ヌプヌプと侵入してくる男の陰茎が的確にいい所を突いてくる。押し寄せる快感に抗えず嬌声が抑えられない。

「はっあっあ"っんっうぅっあっあっあっ。」
「気持ちいいんだろ。素直に従っておけよ。」
「い、ぃや…ゃだ…ぁっあんっ。」
「全身で気持ちいいって言ってるくせに素直じゃねーな。」
「ちがっぁっはっ…んんんっ。」

 勝手に湧いてくる快感に翻弄され続ける。男は好き勝手に動いているくせに何故こんなにも気持ちいいのか。

「ゃぁっだっぁっあっんあ"っああっ。」
「はぁっ、ほら、イケよ。俺も一緒に、イク、からっ…クッ。」
「ァっ──────────はァっ…はぁ、はぁ。」

 倦怠感に瞼が自然と閉じて眠ってしまった。気がついたら前にいた部屋だった。生活感のない綺麗な、明るい。今は何時だろう。明るさからして朝の遅い時間か昼前くらいだろうか。

「起きたか?」
「今は何時?学校は?両親は?」
「さっきの場所から移動してきた時間しか経ってない。」
「なんでこんなに明るい…。」
「ここは知り合いがやってる貸スタジオでこの部屋はセットだ。ちなみにこの前の甘~い時間は録画してた。見るか?」

 男はそう言うと返事も聞かずにテレビを付けた。誰も映っていない部屋に男と目隠し姿のボクが入って来るところだった。様々なアングルの映像が映し出されていてボクは咄嗟に目を背けた。

「本当はさっきのも撮っておきたかったんだけどな、無理だったから今からまたヤろうな。」

 逃げようと起き上がるとトロリと中から精液が流れ出てそれに慄いた。男は簡単にボクの上に立ち塞がると溢れ出した精液を塗りつけるようにグリグリと尻穴を刺激し、指を3本沈めるとクチュクチュと厭らしい音を立てて中にも塗りこめるように指を動かした。

「ぁあっはぁっあっあっんんっ。」
「気持ちいいなぁ?もっと素直に善がれ。」

 ボクはどうしていいか分からなくなり首を振ることしか出来なかった。

「ぁああっ。はー、はー…あっんぅっ。」

 陰茎を突き入れられ、ボク自身の陰茎を握られ脳が快楽に支配されていくようだった。
 男が耳元で囁く度、吐息を零す度、腰がザワザワとして落ち着かない。

「俺の目を見ろ。」

 言われるがまま目を合わせると胸が苦しくなって逸らしたくなった。それでも男はボクの顎を掴んで強引に目を合わせるとニヤリと笑って奪うような激しいキスをした。
 チラリと目に入ったテレビの画面でもボクのファーストキスが奪われるシーンだった。快楽でわけが分からなくなっていたときにそっと重ねられたときは驚いた。でも気持ちよくてどうでも良くなってしまったのは覚えてる。今の激しいキスだって舌が痺れる感覚が堪らない。

 ボクはどうしてしまったんだろう。変だ。こんなの普通じゃない。
 そう思っても身体は思うようにならない。ダメなのに気持ちいい。

 前を握られているせいで射精できず、乳首や耳から与えられる腰をザワつかせる気持ちよさや、口腔内を痺れさせる気持ちよさに高められ、初めて射精せずにお尻でイってしまった。
 覚めない興奮に戸惑いながら息を落ち着けようとしていると男がボクの陰茎をグチュグチュと弄りだした。イった直後で敏感になっていたボクは、頭を枕に強く押し付け首を仰け反らせてイキそうになっていた。その直前で手が離された。軽く痙攣しているような状態でハッハッと短い呼吸を繰り返すボクを楽しげに眺めた男は突然、ズンと一気に陰茎をボクの中に押し入れた。火花が散り、息が詰まり、腸や太腿が痙攣を起こして腹を濡らした。痙攣する腸に刺激されたのか男もボクの中で果てた。最後は男に抱きしめられる格好になっていて男の腹もボクの出したもので濡れていた。

✐☡ ⋆*

 2人でいるときに偶然年配の方の刑事に出くわした。なにか言われるのではと身構えると、男を連れて離れて注意し始めた。年配の刑事に手で早く行けと言われたので男をチラとみて逃げるように走り去った。
 その日から男に会うことはなくなった。
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