変態ビッチの襲われ日記

紙吹雪

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お気に入り100人記念

高校で先生に犯された話。前編 ☆

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本編の続きよりも先に書けたので投稿します。
お気に入り100人越えありがとうございます(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ᴗ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)
これからもビッチ君をよろしくお願い致します。

こちらは物語重視になります。
ビッチ君の過去が明らかになる話を書きました。
ビッチ君を見る目が変わってしまう…かも?

思いつきで書いてるにしては繋がってるはずなのでそこら辺も楽しんで頂ければと思います。

※胸糞シーンあります。
※ガチで嫌がるシーンあります。

一応注意もしたので、それでは、
お気をつけて行ってらっしゃい( *ˊᵕˋ)ノシ
☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆───☆





 ボクが高校に通い始めた年の夏頃、通学の電車内で初めて痴漢に遭遇した。
 被害者は隣にいた女性だった。たまたま目が合ったときに小声で助けを求められたので、視線をやるとオジサンが彼女のお尻を触っていた。ボクは勇気を振り絞ってオジサンの腕を掴んだ。

「やめてあげて下さい!この人痴漢です!」
「お、俺じゃない!お前がやってたんじゃないのか?濡れ衣だ!」
「ち、違います!私はこの子に助けを求めたんです!ご、ごめんね…巻き込んで…グスンっ…怖くて勇気が出なくて…。」
「あ、ハンカチどうぞ…。ボクはちゃんと誰の手か確認してから掴みましたよ。」
「ふざけるな!嘘だ!」
「あの…私も見ました。えと、証拠写真をこっそり撮ってたのですけど…なかなか言い出せず、ごめんなさい。証拠として使ってください。」

 同じ高校の学生服を着た、大人しい感じの女の子が証拠写真を撮ったと名乗り出てくれた。その写真が決め手になり、女の子のお陰でオジサンは観念した。
 駅員さんに事情を説明し、被害者の女性に目撃者として連絡先を教えて、写真を撮った女の子と共に学校には遅れて登校した。
 学校には駅員さんから連絡を入れて貰っていたため、学校に着くと先生から事情を聞かれ簡単に話した。

「2人とも朝から大変だったな。けどよく助けた。偉いぞ。」
「大変だったのは被害者の女性ですよ…私は写真撮っただけで何も…。」
「ボクも助けを求められてから気づいて…写真がなかったらオジサンに押し切られてたかもしれない…。」
「それでも良くやった。その女性から証言を頼まれた時は助けるんだろ?」
「「はい。」」
「その時は保護者に同伴して貰えよ?先生でも良いし。」
「「分かりました。」」



 出廷の日、ボクの方は両親の都合がつかず、先生に同伴して貰う事になった。
 午前で役目は終わり、女の子は両親と帰っていった。ボクは先生が送ってくれるらしい。その前に『昼飯行くぞ』と誘われたのでお腹の空いていたボクも喜んでついて行った。

 昼食中や帰りの車内でボクの家庭事情や個人的な話をしていて、愚痴っている流れで言ってしまった。

「先生は男が被害者でもちゃんと調べてくれると思いますか?…運が悪かったのかなぁ。」
「ん?どういう事だ?」
「中学の時、警察に相談したんですけどまともに取り合って貰えなくて…。」
「…何かされたのか?」
「ええと、まぁ…襲われたんです。たまたま帰宅が一緒になった両親が2人でその場を通りかかって、母に助けて貰って、父に犯人を捕まえて貰ったんですけど…。警察に行ったのに同意だったんじゃないかって言われて…。犯人はその言葉に便乗するし、両親は激怒するし、担当の人は適当に遇うしでカオスで。」
「それで、結局はどうなったんだ?」
「示談って言うんですか?犯人が30万払うからそれで訴えを取り下げてくれって。両親の怒りが増幅して50万に増えて…お金目当てみたいになるのが嫌だったからボクがもうそれでいいって言って50万貰って終わりました。」
「納得したのか?」
「いえ、諦めたというか。男が男に襲われたって信じて貰えないんだなって。」
「…男?」
「はい…。たぶんそれまでは良いなって思う女の子とかいた気がするんですけど、自分が穢れたのでそういう目で見れなくなったし、女の子が被害者なら真剣に対応してくれたのかなとか思うと居た堪れないというか。」
「自分が穢れたって思うのか。先生にはその気持ちは分かってあげられないが、俺はお前が穢れたとか思わない。過去にどんな経験をしてようが、それが傷だろうがツラい記憶だろうが、今のお前を作っている要素の1つだ。記憶が無くならない限り無かったことには出来ない。だから、それで自分を卑下するのはやめて、前を向け。嫌な経験をする度に自分を自分で傷つける言い方をするのはツラいだけだろ。人に話そうと思えた時点で、お前はそれを過去のものとして乗り越えようとしてる。偉いぞ。あとはゆっくりで良いから前を向くだけだ。経験を踏まえてどうするかが大切だろ。」

 ボクは先生の言葉に、苦しくなると同時に気持ちが軽くもなった。消せない過去でも自分の1部として受け入れていくしかない。
 ツラいけど、先生が優しく寄り添ってくれた。頭を優しく撫でてくれた。頑張ったなって、偉いなって褒めてくれた。やり場のなかった気持ちが漸く涙として流れた。

「あり、がとう、ございま、した。」
「家に着くまでに思いっきり泣いとけ。少しスッキリするだろ。」



 城崎先生に相談に乗って貰って数日、前よりポジティブに考えられるようになり、襲われたことも過去の出来事と割り切れるようになった頃。

 城崎先生とは別の先生から生徒指導室に呼び出された。
 
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