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本編
第74話
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――ユウが来る。
タビトは喜びと共にわずかな憂苦を胸中に滲ませ、ベルカナ・レコードのオフィスに向かっていた。
ベルカナ・レコードは音楽系事業を手掛ける株式会社ベルカナが設立したメジャーレーベルのひとつだ。音楽事務所所属のアイドルやアーティストと契約を結ぶだけではなく、SNSで話題のインディーズアーティストや、才能はあるものの発信力が足りず埋もれてしまっている若手を発掘し続々とメジャーデビューさせている。名だたる大手レーベルの背後をおびやかす、現在最も勢いのある組織だ。
社屋は本社から少し離れた場所にあり、新宿区市ヶ谷の閑静な住宅街のなかにひっそりと建つ。白で統一されたシンプルなデザイナーズオフィスで、地下がレコーディングスタジオ、1階が事務所、2階が会議室となっている。
受付を通り、タビトとセナは会議室へと向かい、アキラとヤヒロはレコーディングエンジニアに用事があるらしく地下に降りていった。
これから行われるのは約一年ぶりのニューシングル「DYING TO KNOW」のジャケットアートワークについての会議だ。本人の強い希望で退院し、現在実家で静養しているユウも顔を出すことになっていた。
「もう来てるみたい」
階段を上りながらセナはスマホを確認して言う。
「なんか緊張しちゃうな……ずっと会ってくれなかったし」
ミツキとの仲をホズミに追及されて以来、彼は肉親以外の面会を拒絶した。たまに電話やメッセージのやり取りはしていたが、かれこれ1か月以上顔を見ていない。
タビトがドアを開けると、背を向けて座っていたユウが肩越しに振り向いた。
「久しぶり」
タビトがそう声をかけると片手を上げて応え、いつもの気だるそうな顔に薄く笑みを浮かべる。
彼は黒い服を好んで着る――今日も例にもれずオールブラックコーデだ。美容室帰りなのか、セットされたアッシュブラウンの髪が美しい。
「調子どう?」
「まあまあ」
ユウはあくびを噛み殺しつつタビトにそう返事する。
彼の向かい側にタビトが座ると、セナがその横にやってきて静かに椅子を引いた。いつものようにユウの横に陣取るだろうと思っていたタビトは不思議そうな顔で彼を見る。
3人のあいだに沈黙が降りた。これはとてもめずらしいことだ。いつもならばいの一番に口を開きうるさいほどしゃべりたおすセナが、会話の糸口を探すように視線をさまよわせている。そうしていつまでも黙っているので、タビトが再び唇を開いた。
「いつ実家に戻ったの?」
「一週間前くらい。食っちゃ寝の生活でめっちゃ太ったわ」
とてもそうは見えない。むしろ最後に会った日より痩せたような気もする。
タビトは曖昧な相槌を打った。セナを横目で見遣ると、どことなく浮かない顔をしている。
セナとユウ、このふたりの仲が良いことはファンのあいだでも有名だ。ユウはセナの影響を受けてアイドルになり、彼のことを実の兄のように慕っている。セナもまんざらではない様子で、繊細な部分があるユウのことを何かと気にかけ支えていた。
今回の活動休止騒動の際にも、セナは足繫く病院へ面会に行っていたと聞いているが――親族以外面会禁止となってからのふたりに何かあったのだろうか?彼は視線だけで彼らを交互に見て、やけによそよそしい態度を訝しむ。
「俺の開けた穴、埋めてくれてありがと」ユウは頬杖をつき、目元にかかる前髪の隙間からタビトを見た。「迷惑かけてごめん」
心から謝っているとはとても思えない態度だが、タビトは気分を害した様子もない。かぶりを振って弱々しく笑う。
「いないあいだ、なんとかしようとがんばったけど……やっぱウル・ラドにはユウがいなきゃだめだなって思ったよ」
「そういうこと言われるの、苦手」
ユウは目を逸らして、机に突っ伏す。タビトは困ったように眉を下げて、
「悪かったよ。ごめん」
「……来週からちょっとずつ仕事に戻るから」
腕の中でもごもごと言ったとき、廊下がにわかに騒がしくなる。
豪快な笑い声と同時にドアが開き、アキラとヤヒロ、アートディレクターのセージが入ってきた。彼らの後ろに資料やノートパソコンを抱えた数人のスタッフが続く。
アキラはユウの肩に手を乗せて何か耳元でささやくと、聖母のような微笑みを向ける。ユウがわずかに頷くのを見てから、隣の席に座った。ヤヒロは彼らの密やかなやり取りを冷えた目で見遣りつつ、皆からすこし離れたいちばん端の席にどかりと腰を下ろす。
「お世話になります」
タビトがセージに言うと、彼は黒縁眼鏡の奥の大きな瞳を細めた。
「ずいぶん忙しそうだけど、お元気でしたか?」
「おかげさまで」
「それはなにより。――あ、そうだ」彼は持っていたファイルのうちの一冊を広げ、「これ、タビト君が気に入ってたデザイナーさんのポートフォリオの写しです」
礼と共に受け取る。ぱらぱらとめくると、斬新なロゴデザインやカラフルなイラストが目に飛び込んできた。
デザイナーの名は“イサギ”。タイポグラフィと得意とし、企業ロゴの制作やパッケージデザイン、イベントの広告などを手掛けている新進気鋭のグラフィックデザイナーだ。
ページの最後の方にはオリジナルキャラクターのイラストが数点。デフォルメされた動物たちが、独特な色合いで描かれている。画像の下の日付を見れば、昨年末から今年にかけての作品だ。
「やっぱりいいなあ、この感じ」
惚れ惚れと見つめてつぶやく。
「そうでしょう、そうでしょう」セージは満足そうに何度も頷いて、「チラシとか名刺のデザインとかでうちも何度かお世話になってるんですが、とっても真面目でいい子ですよ。アパレルとか雑貨メーカーからの案件がほとんどで音楽関係の仕事はしたことないみたいだけど、好奇心旺盛だから頼めば引き受けてくれるんじゃないかな」
「これ借りてもいいですか?」
「写しですから、さしあげますよ。本人からも了承を得ています」
以前ホズミの知り合いのデザイナーにツアーグッズを任せる話が出たが、続報はまったく耳に入ってこない。しびれを切らしたタビトはセージに相談し、彼の知り合いのデザイナーや、物販のデザイン経験者を教えてもらった。そして、彼らが手掛けた作品をウェブや本で観たり、仕事帰りに個展会場を訪れたりと、忙しい日程の合間をぬって情報を集めてきたのである。
観てきた多くのデザイナーの中でひときわ目を引いたのがイサギの作品だ。彼の仕事を知ったのはセージからの紹介ではなく、期待を持たずに覗いた洋菓子店のホームページ。その店はよくエンタメコンテンツとのコラボパッケージ商品を販売していると聞きつけ、どんなものかとサイトを訪れたのがきっかけだった。
イサギが手掛けていたのは限定のコラボ商品ではなく通年商品であったが、シンプルながらもインパクトのあるデザインは限定と銘打ってあるどの商品よりも鮮烈で、すっかり心を奪われた。
ほとんど衝動的にその菓子缶を通販で購入し、手元で見たがやはり良い。デザインした者の正体を知るためにサイトで検索してようやく“イサギ”という名のデザイナーだという情報を掴んだが、彼のホームページは5年以上前から更新されておらず作品もまるでタッチが違う。
メールでコンタクトを取ろうと試みるもエラーメッセージが返ってくるばかりで送信できず、SNSのリンクもない。完全に行き詰ってしまった彼は、デザイン業界で手広くやっているセージがなにか知ってはいまいかと、菓子缶を片手にベルカナ・レコードを訪れた。
商品を見せると――さすがだ、セージはすぐにイサギの作品だとわかった。知り合いだといい連絡先も知っているという。
次回の打ち合わせまでにポートフォリオを探して用意しておくと言ってくれたが、セージがいつも多忙だということを知っていたため、忘れられても仕方がないと思っていた。
これが約一週間前の話だ。忙しいなかこうして約束通りに用意してくれたことをありがたく感じながら、じっくりと作品を見ていると、ヤヒロが遠くから身を乗り出して覗き込んでくる。
「いいじゃん」
「でしょ?こんな感じのツアーロゴ作ってもらえたらすっごくかっこいいと思うんだ」
タビトが指差す先を見ると頷き、
「こういうシンプルなやつでいいんだよな。センスねえのにゴテゴテ飾り立てて派手にしようとすんのが間違いなんだよ。あーあ……今度のツアーグッズは普段使いできるようなデザインにしてくんねえかな」
タビトの脳裏に悪夢が甦る。前回のツアーグッズで大量に在庫を抱えたのはオオカミの毛皮をイメージしたリストバンドだけではない。賑やかな色のポップな文字が全体的に散りばめられたビニールポーチもかなり売れ行きが悪かったと聞いている。価格は2500円だったが、安っぽくてとてもその金額を出す気にはならないとネットで酷評されていた。
「みなさん席についてくださーい!そろそろ始めましょう」
セージが全員を見渡しながら声を掛ける。壁に掛かっている大型ディスプレイに資料の一部が映し出された。
タビトは喜びと共にわずかな憂苦を胸中に滲ませ、ベルカナ・レコードのオフィスに向かっていた。
ベルカナ・レコードは音楽系事業を手掛ける株式会社ベルカナが設立したメジャーレーベルのひとつだ。音楽事務所所属のアイドルやアーティストと契約を結ぶだけではなく、SNSで話題のインディーズアーティストや、才能はあるものの発信力が足りず埋もれてしまっている若手を発掘し続々とメジャーデビューさせている。名だたる大手レーベルの背後をおびやかす、現在最も勢いのある組織だ。
社屋は本社から少し離れた場所にあり、新宿区市ヶ谷の閑静な住宅街のなかにひっそりと建つ。白で統一されたシンプルなデザイナーズオフィスで、地下がレコーディングスタジオ、1階が事務所、2階が会議室となっている。
受付を通り、タビトとセナは会議室へと向かい、アキラとヤヒロはレコーディングエンジニアに用事があるらしく地下に降りていった。
これから行われるのは約一年ぶりのニューシングル「DYING TO KNOW」のジャケットアートワークについての会議だ。本人の強い希望で退院し、現在実家で静養しているユウも顔を出すことになっていた。
「もう来てるみたい」
階段を上りながらセナはスマホを確認して言う。
「なんか緊張しちゃうな……ずっと会ってくれなかったし」
ミツキとの仲をホズミに追及されて以来、彼は肉親以外の面会を拒絶した。たまに電話やメッセージのやり取りはしていたが、かれこれ1か月以上顔を見ていない。
タビトがドアを開けると、背を向けて座っていたユウが肩越しに振り向いた。
「久しぶり」
タビトがそう声をかけると片手を上げて応え、いつもの気だるそうな顔に薄く笑みを浮かべる。
彼は黒い服を好んで着る――今日も例にもれずオールブラックコーデだ。美容室帰りなのか、セットされたアッシュブラウンの髪が美しい。
「調子どう?」
「まあまあ」
ユウはあくびを噛み殺しつつタビトにそう返事する。
彼の向かい側にタビトが座ると、セナがその横にやってきて静かに椅子を引いた。いつものようにユウの横に陣取るだろうと思っていたタビトは不思議そうな顔で彼を見る。
3人のあいだに沈黙が降りた。これはとてもめずらしいことだ。いつもならばいの一番に口を開きうるさいほどしゃべりたおすセナが、会話の糸口を探すように視線をさまよわせている。そうしていつまでも黙っているので、タビトが再び唇を開いた。
「いつ実家に戻ったの?」
「一週間前くらい。食っちゃ寝の生活でめっちゃ太ったわ」
とてもそうは見えない。むしろ最後に会った日より痩せたような気もする。
タビトは曖昧な相槌を打った。セナを横目で見遣ると、どことなく浮かない顔をしている。
セナとユウ、このふたりの仲が良いことはファンのあいだでも有名だ。ユウはセナの影響を受けてアイドルになり、彼のことを実の兄のように慕っている。セナもまんざらではない様子で、繊細な部分があるユウのことを何かと気にかけ支えていた。
今回の活動休止騒動の際にも、セナは足繫く病院へ面会に行っていたと聞いているが――親族以外面会禁止となってからのふたりに何かあったのだろうか?彼は視線だけで彼らを交互に見て、やけによそよそしい態度を訝しむ。
「俺の開けた穴、埋めてくれてありがと」ユウは頬杖をつき、目元にかかる前髪の隙間からタビトを見た。「迷惑かけてごめん」
心から謝っているとはとても思えない態度だが、タビトは気分を害した様子もない。かぶりを振って弱々しく笑う。
「いないあいだ、なんとかしようとがんばったけど……やっぱウル・ラドにはユウがいなきゃだめだなって思ったよ」
「そういうこと言われるの、苦手」
ユウは目を逸らして、机に突っ伏す。タビトは困ったように眉を下げて、
「悪かったよ。ごめん」
「……来週からちょっとずつ仕事に戻るから」
腕の中でもごもごと言ったとき、廊下がにわかに騒がしくなる。
豪快な笑い声と同時にドアが開き、アキラとヤヒロ、アートディレクターのセージが入ってきた。彼らの後ろに資料やノートパソコンを抱えた数人のスタッフが続く。
アキラはユウの肩に手を乗せて何か耳元でささやくと、聖母のような微笑みを向ける。ユウがわずかに頷くのを見てから、隣の席に座った。ヤヒロは彼らの密やかなやり取りを冷えた目で見遣りつつ、皆からすこし離れたいちばん端の席にどかりと腰を下ろす。
「お世話になります」
タビトがセージに言うと、彼は黒縁眼鏡の奥の大きな瞳を細めた。
「ずいぶん忙しそうだけど、お元気でしたか?」
「おかげさまで」
「それはなにより。――あ、そうだ」彼は持っていたファイルのうちの一冊を広げ、「これ、タビト君が気に入ってたデザイナーさんのポートフォリオの写しです」
礼と共に受け取る。ぱらぱらとめくると、斬新なロゴデザインやカラフルなイラストが目に飛び込んできた。
デザイナーの名は“イサギ”。タイポグラフィと得意とし、企業ロゴの制作やパッケージデザイン、イベントの広告などを手掛けている新進気鋭のグラフィックデザイナーだ。
ページの最後の方にはオリジナルキャラクターのイラストが数点。デフォルメされた動物たちが、独特な色合いで描かれている。画像の下の日付を見れば、昨年末から今年にかけての作品だ。
「やっぱりいいなあ、この感じ」
惚れ惚れと見つめてつぶやく。
「そうでしょう、そうでしょう」セージは満足そうに何度も頷いて、「チラシとか名刺のデザインとかでうちも何度かお世話になってるんですが、とっても真面目でいい子ですよ。アパレルとか雑貨メーカーからの案件がほとんどで音楽関係の仕事はしたことないみたいだけど、好奇心旺盛だから頼めば引き受けてくれるんじゃないかな」
「これ借りてもいいですか?」
「写しですから、さしあげますよ。本人からも了承を得ています」
以前ホズミの知り合いのデザイナーにツアーグッズを任せる話が出たが、続報はまったく耳に入ってこない。しびれを切らしたタビトはセージに相談し、彼の知り合いのデザイナーや、物販のデザイン経験者を教えてもらった。そして、彼らが手掛けた作品をウェブや本で観たり、仕事帰りに個展会場を訪れたりと、忙しい日程の合間をぬって情報を集めてきたのである。
観てきた多くのデザイナーの中でひときわ目を引いたのがイサギの作品だ。彼の仕事を知ったのはセージからの紹介ではなく、期待を持たずに覗いた洋菓子店のホームページ。その店はよくエンタメコンテンツとのコラボパッケージ商品を販売していると聞きつけ、どんなものかとサイトを訪れたのがきっかけだった。
イサギが手掛けていたのは限定のコラボ商品ではなく通年商品であったが、シンプルながらもインパクトのあるデザインは限定と銘打ってあるどの商品よりも鮮烈で、すっかり心を奪われた。
ほとんど衝動的にその菓子缶を通販で購入し、手元で見たがやはり良い。デザインした者の正体を知るためにサイトで検索してようやく“イサギ”という名のデザイナーだという情報を掴んだが、彼のホームページは5年以上前から更新されておらず作品もまるでタッチが違う。
メールでコンタクトを取ろうと試みるもエラーメッセージが返ってくるばかりで送信できず、SNSのリンクもない。完全に行き詰ってしまった彼は、デザイン業界で手広くやっているセージがなにか知ってはいまいかと、菓子缶を片手にベルカナ・レコードを訪れた。
商品を見せると――さすがだ、セージはすぐにイサギの作品だとわかった。知り合いだといい連絡先も知っているという。
次回の打ち合わせまでにポートフォリオを探して用意しておくと言ってくれたが、セージがいつも多忙だということを知っていたため、忘れられても仕方がないと思っていた。
これが約一週間前の話だ。忙しいなかこうして約束通りに用意してくれたことをありがたく感じながら、じっくりと作品を見ていると、ヤヒロが遠くから身を乗り出して覗き込んでくる。
「いいじゃん」
「でしょ?こんな感じのツアーロゴ作ってもらえたらすっごくかっこいいと思うんだ」
タビトが指差す先を見ると頷き、
「こういうシンプルなやつでいいんだよな。センスねえのにゴテゴテ飾り立てて派手にしようとすんのが間違いなんだよ。あーあ……今度のツアーグッズは普段使いできるようなデザインにしてくんねえかな」
タビトの脳裏に悪夢が甦る。前回のツアーグッズで大量に在庫を抱えたのはオオカミの毛皮をイメージしたリストバンドだけではない。賑やかな色のポップな文字が全体的に散りばめられたビニールポーチもかなり売れ行きが悪かったと聞いている。価格は2500円だったが、安っぽくてとてもその金額を出す気にはならないとネットで酷評されていた。
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