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本編
第64話
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リビングで本を読んでいると、昼すぎにシュンヤが起きてきた。挨拶もそこそこにキッチンに入った彼は、冷蔵庫を開けつつ問う。
「メシ食った?」
「ええ。頼まれていた食パン、上の棚にあるわよ」
彼女の言うそれは、スーパーマーケットで売っているようなリーズナブルなものではない。一斤千円以上もする、いわゆる高級食パンだ。彼女はこれを買うためにわざわざ銀座まで赴いた。
「なんだ、スライスしてねえのかよ……」
食パンを紙袋から取り出して盛大な溜息を漏らし、透明の袋の封を破る。
「すぐ食べられるようにさあ、そのくらいしといてくれてもいいじゃん」
「食べる直前にスライスした方がおいしいんですって」
「いつ切ろうが一緒だよそんなの……」
苛々した様子でパン切りナイフを手に取る。すべてスライスしてしまうつもりらしく、ナイフの歯がまな板に当たる音が連続で聞こえてきた。これで食パンについて滔々と語り、通を気取っているのだから笑えない。チカルは小説の文字を目で追いながら、あきれたような顔をした。
彼はキッチンに立ったまま、なにもつけずにそれを頬張る。特に言及しないところを見ると、口に合ったようだ。
そもそもなぜ銀座の高級食パンを買いに行く流れになったのか。それは、行きつけのスーパーマーケットが販売しているプライベートブランドの食パン――4枚切りで63円のもの――が発端だった。
シュンヤが毎朝食べている食パンが売り切れていたため、彼女は偶然目についた63円のそれを買い物カゴに入れた。ちなみにいつも彼が食べているものは4枚切り300円である。
63円も300円も見た目はほぼ同じであったが……63円のそれを朝食で口にしたシュンヤは、ひとくち目で味と食感の違いに気づいたらしい。まずいまずいとそれはもう大騒ぎし、やれ小麦の風味が弱いだのパサついてるだのと文句を並べ立てた。
チカルはといえば、特に何の文句もなくおいしいと言う。そんなチカルを憐れんだシュンヤが、いかにも通人を気取って食パンのなんたるかを語り出し、そうしているうちに以前食べた銀座の高級食パンを思い出したらしく――どうしても食べたいとわめくので彼女がしぶしぶ買いに出掛けたというわけだ。
シュンヤが指定してきたパン屋は店舗販売のみで、一時期のブームはとうに過ぎ去ったものの平日でも閉店時間を待たずして売り切れてしまう。特に土日は並んでも買えない場合があると知り、チカルは今朝早くに銀座を訪れた。
そこは一種類の食パンしか取り扱っていないこぢんまりとした店で、通常のパン屋のように品物が店内に並んでいるわけではない。販売時間になると列が動き出し、客はベルトコンベアに乗せられた部品のようにテンポよく前に進んでいく。入口専用ドアから店内に入ると、レジ担当の店員にパンの料金を支払ってレシートを受け取り、店の出口で商品を受け取って押し出されるように店を出るという流れだ。チカルが並んでいたのはだいぶ後ろの方だったが、開店してからものの5分で目当ての商品を手に入れることができた。客が長い行列を我慢できる理由のひとつとしてこの提供の早さがあるのかもしれない。
そんなことを考えながら自宅に帰ろうとしたとき、銀座駅近くのコーヒー専門店の前で、ふと足がとまった。コーヒーが好きでよく飲むとタビトが言っていたのを思い出したのだ。先日紅茶をごちそうになったことだし、と――チカルはほんの気まぐれで、彼のためにドリップパックの詰め合わせを買った。
シュンヤに詮索されるのを見越して、その小さな贈り物は自室の引き出しに隠してある。
開いたままの文庫本を胸に押し当てソファに横になったチカルは、暗がりに輝く鮮やかなオレンジのリボンをまぶたの裏に浮かべた。喜んでくれるだろうか……タビトの愛らしい笑顔を想像し、彼女は口角にほのかな笑みを刻む。
「今日なんか用事あんの?」
遠くからの声にびくりとして、チカルはシュンヤの方を見る。彼は食パンを大きな口に押し込み、咀嚼しながら言った。
「ぼんやりした顔しちゃってさ。さては今日が何の日だか忘れてんな?」
「忘れてないわよ」
「いーや。忘れてるね」
がさがさと袋を鳴らして、残ったパンを雑にしまいながら唇を尖らせる。
「まったくもう……」
ぼやいた彼女は文庫本を閉じて立ち上がり、キャビネットを開けて上段を探ると、ブルーの紙袋を取り出した。
「サプライズが台無し」
「こんなに長く付き合っててサプライズもなにもあるかよ」
チカルは手の中のものを自分の後ろに隠して彼に近づく。
「どうぞ」
すこし投げやりな声と共に差し出された袋を見た彼は明らかにがっかりした顔になる。
「なあに……いらないの?」
「いるけどさあ……」
明らかに不満な様子で受け取ると、まるで嫌なものを見るような顔で中身を覗き込んだ。
「これどこで買ったの?」
「そういうこと聞かないでよ」
彼は黒いベルベットのリボンの掛かった水色の箱を取り出し、裏返す。
「なんだ……やっぱり今年も百貨店の特設コーナーで大量に売ってるやつか」
彼は吐き捨てるように言って、封を切ることもなく再び紙袋にしまう。
「ねえ……毎年不満そうだけど、何だったらいいの?」
「やっと聞いてくれたか」
彼はにんまりして、鼻先をわずかに天井に向けると講釈を垂れる。
「あのな。こういう、工場で大量生産されてんのは義理チョコとして買うもんなの。ってかさ、会社の女の子たちの方がもっとちゃんとしたやつくれるよ」紙袋を振り、テーブルに投げるように置く。「ふつう本命にはもっと高級感のあるチョコを贈るもんだろ……こんなのもらったって悲しくなるだけなんだけど?」
パンも高級、チョコも高級……チカルはめまいを起こしそうになる。
会社の女子たちがくれる“ちゃんとしたやつ”とは何なのかもよくわからない。自分が贈ったのも有名洋菓子メーカーのものだが、これよりもランクが高くて本命に贈るよりもランクが低い、そんなものがあるというのだろうか。チカルはもやもやした気持ちで顔を曇らせる。
「あーあ。いろんなショコラトリーあるのになんで気付かないかな……せっかくパン買いに銀座にまで行ったのにどこ見てんだか」
しばらくぶつぶつ言っていたが、やがて気を取り直したように彼女を見遣る。
「――そんで、今日の予定はどうなってんの?」
「特にないけど……」
これでも心を込めて選んだつもりだ、そう訴えたかったがその元気もない。
「バレンタインだし、一緒に出掛けてのんびり過ごそうぜ。日比谷公園でも散歩してさ……どっかで昼メシ食ってから通勤用の鞄選び、付き合ってよ」
チカルの誕生日に出掛けた日、彼女の買い物中心に行動していたため買いそびれたものだ。
「買い替えてなかったのね……」
「また今度付き合ってよって、あのとき言ったじゃん」
それはチカルも覚えていた。彼女は頷き、
「どこで買うの?日比谷まで行くなら……東京駅の辺り?」
「有楽町。ちょっと前にサイトで調べてたら、本革製品を取り扱ってるいい感じの店を見つけたんだ」
シュンヤのことだ、鞄などとっくに買い替えてしまったとばかり思っていた。気まぐれな口約束だと期待していなかっただけに、覚えていてくれたことが嬉しい。こんなことで機嫌がなおってしまうのだから、私も単純なものだ――彼女は密かに自嘲する。
今日のコーディネートはシュンヤに任せることにした。食パンのことやチョコレートのことで文句を垂れ流され、これ以上なにか言われるのは懲り懲りだったのだ。不本意だが、こういう日は彼の着せ替え人形になった方が楽だと彼女は思った。
洗面台の前に座ったチカルに、彼はぶっきらぼうな口調で訊ねる。
「コンタクトある?」
「ない」
「眼鏡外したら見えない?」
「景色は楽しめないかな」
彼は眼鏡姿のチカルの髪を櫛で梳きながら不満そうに唇を曲げた。
「じゃあ今日は仕方ないか。今度コンタクトの処方箋もらいに眼科行こ」
「コンタクトはイヤ。面倒くさくて」
「なに言ってんだ。子どもじゃあるまいし」
言いながら温まったヘアアイロンを手にし、鏡越しにチカルを見遣る。
「動くとやけどすっからじっとしてろよ」
シュンヤは手慣れた様子で、癖っ毛をきれいにカールさせそれらしく整えていく。彼があらゆる面で器用なことは知っているが――それにしてもあまりに鮮やかな手つきだ。もしかしたら他の女にも同じようにしてやったことがあるのかもしれない。そう思うと、ちくりと胸が痛んだ。
髪を巻き終わると、彼は勝手にチカルの部屋に入りクローゼットを開けた。まず選んだのはアンゴラウールのショートコートである。去年の冬に六本木のクリスマスマーケットに出掛けたとき購入したものだ。このローズブラウンのコートに合わせたのはアイボリーのハイネックセーターと、レトロな花柄がプリントされたロングスカート。すべてシュンヤが一方的に選び、チカルに買い与えたものである。
身支度を終え、シューズボックスの奥に眠っていた黒のショートブーツを履いてマンションを出た。
「膝曲がってんぞ」
「だって……踵の高い靴は履き慣れていないんだもの」
それを聞いて大袈裟な溜息をついたシュンヤは、おぼつかない足取りのチカルの手を取る。包み込んでくる温もりを感じた瞬間、付き合いたての頃の気持ちが甦り、彼女はかすかに頬を染めた。
「メシ食った?」
「ええ。頼まれていた食パン、上の棚にあるわよ」
彼女の言うそれは、スーパーマーケットで売っているようなリーズナブルなものではない。一斤千円以上もする、いわゆる高級食パンだ。彼女はこれを買うためにわざわざ銀座まで赴いた。
「なんだ、スライスしてねえのかよ……」
食パンを紙袋から取り出して盛大な溜息を漏らし、透明の袋の封を破る。
「すぐ食べられるようにさあ、そのくらいしといてくれてもいいじゃん」
「食べる直前にスライスした方がおいしいんですって」
「いつ切ろうが一緒だよそんなの……」
苛々した様子でパン切りナイフを手に取る。すべてスライスしてしまうつもりらしく、ナイフの歯がまな板に当たる音が連続で聞こえてきた。これで食パンについて滔々と語り、通を気取っているのだから笑えない。チカルは小説の文字を目で追いながら、あきれたような顔をした。
彼はキッチンに立ったまま、なにもつけずにそれを頬張る。特に言及しないところを見ると、口に合ったようだ。
そもそもなぜ銀座の高級食パンを買いに行く流れになったのか。それは、行きつけのスーパーマーケットが販売しているプライベートブランドの食パン――4枚切りで63円のもの――が発端だった。
シュンヤが毎朝食べている食パンが売り切れていたため、彼女は偶然目についた63円のそれを買い物カゴに入れた。ちなみにいつも彼が食べているものは4枚切り300円である。
63円も300円も見た目はほぼ同じであったが……63円のそれを朝食で口にしたシュンヤは、ひとくち目で味と食感の違いに気づいたらしい。まずいまずいとそれはもう大騒ぎし、やれ小麦の風味が弱いだのパサついてるだのと文句を並べ立てた。
チカルはといえば、特に何の文句もなくおいしいと言う。そんなチカルを憐れんだシュンヤが、いかにも通人を気取って食パンのなんたるかを語り出し、そうしているうちに以前食べた銀座の高級食パンを思い出したらしく――どうしても食べたいとわめくので彼女がしぶしぶ買いに出掛けたというわけだ。
シュンヤが指定してきたパン屋は店舗販売のみで、一時期のブームはとうに過ぎ去ったものの平日でも閉店時間を待たずして売り切れてしまう。特に土日は並んでも買えない場合があると知り、チカルは今朝早くに銀座を訪れた。
そこは一種類の食パンしか取り扱っていないこぢんまりとした店で、通常のパン屋のように品物が店内に並んでいるわけではない。販売時間になると列が動き出し、客はベルトコンベアに乗せられた部品のようにテンポよく前に進んでいく。入口専用ドアから店内に入ると、レジ担当の店員にパンの料金を支払ってレシートを受け取り、店の出口で商品を受け取って押し出されるように店を出るという流れだ。チカルが並んでいたのはだいぶ後ろの方だったが、開店してからものの5分で目当ての商品を手に入れることができた。客が長い行列を我慢できる理由のひとつとしてこの提供の早さがあるのかもしれない。
そんなことを考えながら自宅に帰ろうとしたとき、銀座駅近くのコーヒー専門店の前で、ふと足がとまった。コーヒーが好きでよく飲むとタビトが言っていたのを思い出したのだ。先日紅茶をごちそうになったことだし、と――チカルはほんの気まぐれで、彼のためにドリップパックの詰め合わせを買った。
シュンヤに詮索されるのを見越して、その小さな贈り物は自室の引き出しに隠してある。
開いたままの文庫本を胸に押し当てソファに横になったチカルは、暗がりに輝く鮮やかなオレンジのリボンをまぶたの裏に浮かべた。喜んでくれるだろうか……タビトの愛らしい笑顔を想像し、彼女は口角にほのかな笑みを刻む。
「今日なんか用事あんの?」
遠くからの声にびくりとして、チカルはシュンヤの方を見る。彼は食パンを大きな口に押し込み、咀嚼しながら言った。
「ぼんやりした顔しちゃってさ。さては今日が何の日だか忘れてんな?」
「忘れてないわよ」
「いーや。忘れてるね」
がさがさと袋を鳴らして、残ったパンを雑にしまいながら唇を尖らせる。
「まったくもう……」
ぼやいた彼女は文庫本を閉じて立ち上がり、キャビネットを開けて上段を探ると、ブルーの紙袋を取り出した。
「サプライズが台無し」
「こんなに長く付き合っててサプライズもなにもあるかよ」
チカルは手の中のものを自分の後ろに隠して彼に近づく。
「どうぞ」
すこし投げやりな声と共に差し出された袋を見た彼は明らかにがっかりした顔になる。
「なあに……いらないの?」
「いるけどさあ……」
明らかに不満な様子で受け取ると、まるで嫌なものを見るような顔で中身を覗き込んだ。
「これどこで買ったの?」
「そういうこと聞かないでよ」
彼は黒いベルベットのリボンの掛かった水色の箱を取り出し、裏返す。
「なんだ……やっぱり今年も百貨店の特設コーナーで大量に売ってるやつか」
彼は吐き捨てるように言って、封を切ることもなく再び紙袋にしまう。
「ねえ……毎年不満そうだけど、何だったらいいの?」
「やっと聞いてくれたか」
彼はにんまりして、鼻先をわずかに天井に向けると講釈を垂れる。
「あのな。こういう、工場で大量生産されてんのは義理チョコとして買うもんなの。ってかさ、会社の女の子たちの方がもっとちゃんとしたやつくれるよ」紙袋を振り、テーブルに投げるように置く。「ふつう本命にはもっと高級感のあるチョコを贈るもんだろ……こんなのもらったって悲しくなるだけなんだけど?」
パンも高級、チョコも高級……チカルはめまいを起こしそうになる。
会社の女子たちがくれる“ちゃんとしたやつ”とは何なのかもよくわからない。自分が贈ったのも有名洋菓子メーカーのものだが、これよりもランクが高くて本命に贈るよりもランクが低い、そんなものがあるというのだろうか。チカルはもやもやした気持ちで顔を曇らせる。
「あーあ。いろんなショコラトリーあるのになんで気付かないかな……せっかくパン買いに銀座にまで行ったのにどこ見てんだか」
しばらくぶつぶつ言っていたが、やがて気を取り直したように彼女を見遣る。
「――そんで、今日の予定はどうなってんの?」
「特にないけど……」
これでも心を込めて選んだつもりだ、そう訴えたかったがその元気もない。
「バレンタインだし、一緒に出掛けてのんびり過ごそうぜ。日比谷公園でも散歩してさ……どっかで昼メシ食ってから通勤用の鞄選び、付き合ってよ」
チカルの誕生日に出掛けた日、彼女の買い物中心に行動していたため買いそびれたものだ。
「買い替えてなかったのね……」
「また今度付き合ってよって、あのとき言ったじゃん」
それはチカルも覚えていた。彼女は頷き、
「どこで買うの?日比谷まで行くなら……東京駅の辺り?」
「有楽町。ちょっと前にサイトで調べてたら、本革製品を取り扱ってるいい感じの店を見つけたんだ」
シュンヤのことだ、鞄などとっくに買い替えてしまったとばかり思っていた。気まぐれな口約束だと期待していなかっただけに、覚えていてくれたことが嬉しい。こんなことで機嫌がなおってしまうのだから、私も単純なものだ――彼女は密かに自嘲する。
今日のコーディネートはシュンヤに任せることにした。食パンのことやチョコレートのことで文句を垂れ流され、これ以上なにか言われるのは懲り懲りだったのだ。不本意だが、こういう日は彼の着せ替え人形になった方が楽だと彼女は思った。
洗面台の前に座ったチカルに、彼はぶっきらぼうな口調で訊ねる。
「コンタクトある?」
「ない」
「眼鏡外したら見えない?」
「景色は楽しめないかな」
彼は眼鏡姿のチカルの髪を櫛で梳きながら不満そうに唇を曲げた。
「じゃあ今日は仕方ないか。今度コンタクトの処方箋もらいに眼科行こ」
「コンタクトはイヤ。面倒くさくて」
「なに言ってんだ。子どもじゃあるまいし」
言いながら温まったヘアアイロンを手にし、鏡越しにチカルを見遣る。
「動くとやけどすっからじっとしてろよ」
シュンヤは手慣れた様子で、癖っ毛をきれいにカールさせそれらしく整えていく。彼があらゆる面で器用なことは知っているが――それにしてもあまりに鮮やかな手つきだ。もしかしたら他の女にも同じようにしてやったことがあるのかもしれない。そう思うと、ちくりと胸が痛んだ。
髪を巻き終わると、彼は勝手にチカルの部屋に入りクローゼットを開けた。まず選んだのはアンゴラウールのショートコートである。去年の冬に六本木のクリスマスマーケットに出掛けたとき購入したものだ。このローズブラウンのコートに合わせたのはアイボリーのハイネックセーターと、レトロな花柄がプリントされたロングスカート。すべてシュンヤが一方的に選び、チカルに買い与えたものである。
身支度を終え、シューズボックスの奥に眠っていた黒のショートブーツを履いてマンションを出た。
「膝曲がってんぞ」
「だって……踵の高い靴は履き慣れていないんだもの」
それを聞いて大袈裟な溜息をついたシュンヤは、おぼつかない足取りのチカルの手を取る。包み込んでくる温もりを感じた瞬間、付き合いたての頃の気持ちが甦り、彼女はかすかに頬を染めた。
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