Love collar (愛の首輪)

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出会い 2

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「なんだ!?」


「ぁ、ぁあ…、」




頭のなかで声がする。




「いきなりどぅした!」




どくどくと心臓が速く動いているせいで

息も荒れる。体が火照る。




「ぅう…、アツイ…」


「っ…!な、この匂いは…! _っ、」




[_フレテ…、オネガイ…]。

ぅるさい、だまれ…!そんなの望んでない!

[_デモ、カレハコタエテクレル]。




「すまない、」


「何を…」




[_ホラ、ヤサシイネ。マルデガラスニデモフレルミタイニソットダキカカエテハコンデクレテル]。

ぁあもう、思考が停止してしまいそうだ…。




「降ろせ…」


「無理だ」


「どこへ連れていくつもりなんだよ…」


「俺もお前もこのままではツラいだろう?誰にも邪魔されずにできる場所に連れていく」


「迷子だろ」


「さっき教えてくれただろ?」


くそっ、もぅ限界だ。

考えるのを止めよう。

今だけならそれも許されるだろ。

俺はゆっくりと眠るように目を閉じ、

考えるのを止めた。

































「着いたぞ」


「ここは…」




目を開けると赤く染まった部屋にいた。




「ホテル。嫌だろうが我慢してくれ」


「もぅ好きにしろよ。今の俺には何もできない…」


「じゃあ、」




そぅ言うと彼は黙ってベッドの上に

俺をそっと置いて服を脱がし始めた。

それからは互いに無言の行為だった。

厭らしい音と自分の喘ぐ声、相手の荒い息。

それだけの音がこの空間を支配していた。




「くっ、んん…!もっ、すこしっ、ゆっくり…っ」


「っは、無理な願いだなっ!」




ただ思うのはいつもより

凄く気持ちがいいって事だけだ。

何故なのだろう。




「はっ、はぁっ、アンタっ、いったい…」


「今はそんな事、考えなくていい…」


「っんんん!ぁっ、あっ、」


「っ、そんなに締めるなっ」


「そんな事っ、言われてもっ」


「っ!」


「_ぁああ…!」




アツイ物が自分の中に入ってくる。

これでお互いに楽になるはずだった。

だけど_、




「ぁあっ!なんっでっ、さっきイッたのに…!」


「すまない、だがお互いにまだ楽になってないだろ?」


「ぅんんっ、」





























あれからどのくらいたった?

いつの間にか気絶していたようだ。




「いたい…」




体を起こそうとしたがお腹と腰に

激痛が走りできなかった。




「あまり優しくできなくて申し訳なかった」




シャワーを浴びてきたのだろう。

濡れた髪をタオルで拭きながら謝ってきた。




「…、アンタ名前は?」




知っていたのに聞いていた。




「そぅいえば名乗ってなかったな。ラディルだ」


「王子様と同じ名前だな」


「良く言われる、顔も似ているだろ?」


「ふん、嘘つき」


「何がだ?」


「王子様は嘘をつくのが好きなんだな」


「何だ、知っていたのか」


「あれだけ街を出歩けば知らない方が可笑しいだろ」


「野良は表にあまり出てこないと聞いてるが」


「…、」


「お前の名前は?」


「…、」


「人に聞いておいて自分は名乗らないつもりか?」


「…メノウ」


「!そぅか、お前が…、」


「?」


「メノウ、急だが城での暮らしに興味は無いか?」


「は?」









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