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第五章 忘却再生
第83話 糸のラッパ
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「はっはっはっ!なにやってんだ、殺し屋が編み物し始めたぞ」
「むかつくなお前、戦いの最中によそ見しやがって」
「あん、お前では話にならん!どけ!」
紅羽は凄まじい手刀の雨に襲われ、倒れてしまう。
「す、すまねぇ、糸音」
「いや、ありがとう紅羽」
ライクがゆっくりと歩きながら迫ってくる。
「なに、やってんだ殺し屋」
「これを作ってたんだよ」
ライクは立ち止まり、糸音の前に糸で編まれた筒状の何かを見る。
「反響って知ってるか?」
「あん?」
「お前がさっき起こした手刀の斬撃の音、それに和刀で応戦した紅羽の斬撃の音、私が聴覚で記録した音を、かき集めてこの中に入れたんだ。お前が筒といったこれはラッパって言う楽器だよ、もっともこんなサイズのはないけどね」
「面白い!それで俺を殺せるのか!やってみろ!」
「ふっ、お前が馬鹿で助かったよ」
糸音は糸で作り出したラッパを力強く吹く。
その瞬間、ライクに凄まじい音波が直線上に向かっていく。
「こ、これは!想像以上だ」
ライクは手を突き出し音波を受け止める形を取るが全く効果がなかった、それもそのはず音は受け止めれないのだから。そしてライクは抵抗したが無抵抗のまま城の壁ごと跡形もなく吹き飛んだ。
「さすがに消えたか」
糸音はライクが消えたことを確認すると紅羽に駆け寄ると脈を確認する。
「良かった、まだ生きているか」
「おいおい、勝手に殺すなよな」
「意識が戻ったか」
「アイツは?」
「やったよ」
「そりゃ良かった、、」
紅羽はそう言うと静かに目を閉じた。
「大丈夫そうだが、重症だな。血は止まっているがすぐに手当をしないとな」
「糸音、どう?って、わぉすごいねこりゃ」
そんな呑気の声と共に詩織が現れた。
「詩織、ルクスリアは?」
「あー、それなんだけど。攫われちゃった」
「なんだと、誰にだ?」
「ジャックザリッパー」
「狙いはルクスリアだったか、、とりあえず紅羽の手当だ、話はその後だ。ところで確認なんだが下の眷属崩れ達は?」
「ここにくる途中、居たんだけど。急に皆んな戦意喪失しちゃってフラフラどこかに行ったよ」
「そうか」
(なら、殺ったんだな、、今は紅羽の手当とルクスリアか、、)
「むかつくなお前、戦いの最中によそ見しやがって」
「あん、お前では話にならん!どけ!」
紅羽は凄まじい手刀の雨に襲われ、倒れてしまう。
「す、すまねぇ、糸音」
「いや、ありがとう紅羽」
ライクがゆっくりと歩きながら迫ってくる。
「なに、やってんだ殺し屋」
「これを作ってたんだよ」
ライクは立ち止まり、糸音の前に糸で編まれた筒状の何かを見る。
「反響って知ってるか?」
「あん?」
「お前がさっき起こした手刀の斬撃の音、それに和刀で応戦した紅羽の斬撃の音、私が聴覚で記録した音を、かき集めてこの中に入れたんだ。お前が筒といったこれはラッパって言う楽器だよ、もっともこんなサイズのはないけどね」
「面白い!それで俺を殺せるのか!やってみろ!」
「ふっ、お前が馬鹿で助かったよ」
糸音は糸で作り出したラッパを力強く吹く。
その瞬間、ライクに凄まじい音波が直線上に向かっていく。
「こ、これは!想像以上だ」
ライクは手を突き出し音波を受け止める形を取るが全く効果がなかった、それもそのはず音は受け止めれないのだから。そしてライクは抵抗したが無抵抗のまま城の壁ごと跡形もなく吹き飛んだ。
「さすがに消えたか」
糸音はライクが消えたことを確認すると紅羽に駆け寄ると脈を確認する。
「良かった、まだ生きているか」
「おいおい、勝手に殺すなよな」
「意識が戻ったか」
「アイツは?」
「やったよ」
「そりゃ良かった、、」
紅羽はそう言うと静かに目を閉じた。
「大丈夫そうだが、重症だな。血は止まっているがすぐに手当をしないとな」
「糸音、どう?って、わぉすごいねこりゃ」
そんな呑気の声と共に詩織が現れた。
「詩織、ルクスリアは?」
「あー、それなんだけど。攫われちゃった」
「なんだと、誰にだ?」
「ジャックザリッパー」
「狙いはルクスリアだったか、、とりあえず紅羽の手当だ、話はその後だ。ところで確認なんだが下の眷属崩れ達は?」
「ここにくる途中、居たんだけど。急に皆んな戦意喪失しちゃってフラフラどこかに行ったよ」
「そうか」
(なら、殺ったんだな、、今は紅羽の手当とルクスリアか、、)
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