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第一章 アフレル
部活
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男子バスケ部は、大きな大会でも優勝するような大きな部だった。
薮先輩は、そんな部のエース。
「「薮先輩ーーー!!!」」
部活中はいつもこんな声援が届いている。
確かに先輩はかっこいいけれど、この声援は正直うるさい。
先輩自身の、そして他の部員の迷惑になることを考えてほしい。
(まぁ、そんなこと面と向かっては言えないんだけど…)
意気地のない自分に嫌気が差す。
そんなときだった。
「はいはい、もうちょっと回りの迷惑考えてね~」
女の子たちの前に立ってそう言ったのはキャプテンの猪原幸太(いのはら こうた)先輩だった。
薮先輩同様、顔の整った先輩が前に来たことで色目気立っていた女子たちの息を飲む音が聞こえた気がした。
一言言ってからその場を去るキャプテン。
「「キツめな口調も良いよね~!」」
逆効果になっているけれど、キャプテンのハキハキしたところは素直に凄いと思えた。
私には、ないところだから。
「ごめんな鈴鹿」
「猪原先輩」
先輩の謝罪の意味がわからず首を傾げる。
「マネージャーが一番さっきみたいな奴等に困ってるだろ?」
「確かに声はうるさいですけど…先輩たちは悪くないですし」
そう答えると、先輩は苦笑いをした。
先輩たちも、困ってるのか…
キャプテンの背中を見送りながら、ふとそんなことを考えた。
薮先輩は、そんな部のエース。
「「薮先輩ーーー!!!」」
部活中はいつもこんな声援が届いている。
確かに先輩はかっこいいけれど、この声援は正直うるさい。
先輩自身の、そして他の部員の迷惑になることを考えてほしい。
(まぁ、そんなこと面と向かっては言えないんだけど…)
意気地のない自分に嫌気が差す。
そんなときだった。
「はいはい、もうちょっと回りの迷惑考えてね~」
女の子たちの前に立ってそう言ったのはキャプテンの猪原幸太(いのはら こうた)先輩だった。
薮先輩同様、顔の整った先輩が前に来たことで色目気立っていた女子たちの息を飲む音が聞こえた気がした。
一言言ってからその場を去るキャプテン。
「「キツめな口調も良いよね~!」」
逆効果になっているけれど、キャプテンのハキハキしたところは素直に凄いと思えた。
私には、ないところだから。
「ごめんな鈴鹿」
「猪原先輩」
先輩の謝罪の意味がわからず首を傾げる。
「マネージャーが一番さっきみたいな奴等に困ってるだろ?」
「確かに声はうるさいですけど…先輩たちは悪くないですし」
そう答えると、先輩は苦笑いをした。
先輩たちも、困ってるのか…
キャプテンの背中を見送りながら、ふとそんなことを考えた。
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