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第一部 エルマの町
第五十三話 隊長集結
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「メリナいい加減機嫌よくしてくれよ~」
ウィザール戦後の翌日、アレスはメリナに失言を謝ると共に、シカトするのを改めるようしつこく迫っていた。
そのしつこさは許してもらえるまでメリナの部屋に居座るほどだった。
「はあ~、アンタいつまでここにいるつもり? 邪魔なんだけど」
「なら許してくれるのか? 俺は許してもらえるまでここにいるぞ」
「昨日のことはもういいわ、マルスが勝手に言ったようだし……」
「じゃあ何でさっきから俺のことを無視するんだよ」
「だってそこのマルスが『俺はアレスと一心同体、同じ存在なんだ』って言ってたからよ。それならアンタも私にやましい気持ちを持っているってことでしょ」
メリナは椅子に腰かけて、膝をついて頭を下げているアレスを汚物を見るような目で見降ろしていた。
アレスはメリナの言葉を聞くと、立ち上がりメリナにマルスとの関係を一から説明を始めた。
「それは誤解だよく聞いてくれ。アイツは何前年も主に巡り合わなかったそうだから精神を病んでしまったんだよ。俺とアイツが同じ存在だなんてそんなアホなこと信じるのか?」
「それもそうかもしれないわね、、 悪かったわ変な誤解しちゃって」
メリナはアレスの話も一理あると考えて、誤解をしてしまったことを謝った。
「本当だよ、俺は年上の姉ちゃんのほうが好きだし、子供には興味ないんだよな」
「フフ、アナタ切り刻まれたいの」
不気味な笑いをしながらカリグラをアレスに向けた。
「おいおい何を怒ってるんだ? 俺はただ年上の姉ちゃんのほうが好みだって言っただけだろ?」
「子供みたいな貧相な哀れな体をした私には興味ないって言ったでしょ!!?」
「そこまで言ってねえよ! いいから落ち着けって!!」
メリナはじりじりとアレスを壁に追い込んで行くにつれ、アレスは両手を上げて下がった。
背中が壁についてこれ以上下がれなくなりメリナが今にも魔法を放とうとした時、ロードが部屋の中に入ってきた。
「みんなーナルザスが帰ってきたよ! ……二人とも何してるの? 喧嘩はめッ!だよ」
「いいところに来たロード、メリナを止めてくれ!」
ロードはメリナの腕を掴んで攻撃を止めた。
「ダメだよメリナ、仲間を攻撃しようとするなんてやっていいことじゃないよ」
「う、、うう、ごめんねロード。でも、こうなったのもアレスがいけないのよ、私の話聞いてくれる?」
メリナは顔を手で押さえていかにも泣いているかのような雰囲気を醸し出している。
「聞くなロード、そいつ嘘泣きしてるぞ」
「アレスは静かにして! メリナ、アレスに何をされたの?」
「ええっとね、アレスは私に向かって発育のことを馬鹿にしてきたのよ。それに、ロードのことも年の割にはチビだし、成長を見込めないって馬鹿にしていたのよ」
「おい、さらっと嘘をつくな」
ロードはそれを聞くとアレスの腹を殴り始めた。
「このこの! チビって言ったな許さないぞ!」
「ロードよく聞け、前者は本当だが後者はメリナがついた嘘だぞ」
「嘘だ! メリナが嘘をつくわけないじゃん! いつも嘘をついているのはアレスの方だ!!」
と言ってロードは怒りの拳をアレスにぶつけている。
その様子を見ていたメリナは優しくロードをアレスから引き離すともう暴力をしないように説得し始めた。
「ロード、私はもう怒っていないからアナタも殴るのはやめなさい。アレスもきっと頭を下げて謝ってくれると思うわ。その時はしょうがないから許してあげましょうね」
「うん! じゃあ謝ってよアレス~」
アレスは謝罪を迫るロードの後ろにいるメリナの顔を見ると、彼女の顔は笑っていた。
(クソ、、 この野郎、見事にロードを抱き込んで俺が悪いということをしたてやがったな。その上、謝罪も要求してくるなんて。やられた!)
アレスはメリナの策謀にはまり全面的にアレス自身が悪いという汚名を着せられたことに憤りを感じたが、ここで謝らないとさらに悪者になってしまうし、謝ったとしてもメリナに負けを認めたことになるから簡単には頭を下げることはできなかった。
「あらどうしたの? 早く私たちに謝りなさいよ」
「そうだそうだ! アレスが悪いんだから謝らないとダメだよ」
「うぐぐぐ、、 ご、ごめんなさい」
アレスはのどに何か詰まったような声で二人に謝った。
「え? なんて言ったの? よく聞こえなかったわ」
「悪口を言ってしまってすいませんでした!!」
「フフ、よく出来ました。もう出てっていいわよ」
(クソ! この自家製まな板野郎が……)
アレスは苦虫を嚙み潰したような顔になりながら部屋を後にした。
「よかったわねロード、ちゃんと謝ってもらえて」
「うん。あ! そうそう、ナルザスが帰って来たから下に来いってザクレイが言っていたよ」
「そう、じゃあ一緒に行きましょう」
そうして二人は部屋を出て一階に降りて行った。
一階に降りると、ザクレイ、リード、ナルザスの他にスクロースとメノウの姿があった。
当然メリナはスクロースとメノウのことは知らないので、最初に挨拶をしてから席に座った。
ロードは部屋でへこんでいたアレスを引きずり出してきて、アレスもまた初対面の二人に挨拶をすると、メリナの隣の席に座り、ロードは席がないのでリードの膝の上に座った。
「この子がロイドの力を手に入れたのよね? 可愛らしいわね、いくつ?」
メノウがロードの方を見ながら言った。
「十一歳、あと少しで十二だよ」
「へえ~、十一歳に見えないわね八歳ぐらいかと思ってたわ」
「むッ、馬鹿にしてるの?」
ロードは口をとんがらせてメノウを睨み付けると、ロイドの腕がメノウに向かって攻撃の構えをとった。
ロイドの腕を見たメノウは慌てて釈明した。
「違うのよ。ただ、ちょっと子供っぽいなーって思っただけで、馬鹿にするような意図はないのよ」
「ほんとう?」
「本当よ~ よしよしよし」
メノウはそう言いながらロードの頬を両手で揉んでいる。
ロードはされるがままではあるが、顔を照れながらも笑っていた。
(やっぱり子供ね…… にしても子供がカオスの遺子を取り込むなんて大丈夫なのかしら?)
「そこまでにしなさい。我々の責務は来るカオスの遺子を撃退もしくは殺すことだ。遊んでいる暇なんてない」
スクロースがロードを可愛がっているメノウをたしなめた。
「そうは言ってもよー フォースは仏頂面のお前と頭ゆるゆるあほメノウの二人しかよこさないのかよ」
「黙りなさい独身おじさん」
「おめーも独身だろうがよ! まだ二十代だからって調子乗んなよ! 三十超えたらあっという間だぞ!」
「アンタは男だから簡単でしょうけど私たち女は結婚や子を持つのに厳しい制限があるから無理よ」
「何で女性だけ厳しい制限があるの? そんな不平等ダメだよ」
「それはね兵士の数が足りてないからよ。混血同士の結婚は奨励されてるけど、女性は長い間産休を取らないといけないから取ってしまうと平和に過ごしている市民を不安にさせてしまうのよ」
「でも、ダメだよそんなの。結婚したいと思ったらしないとね。あ、兄さんと結婚したらダメだよ、兄さんにはもうお嫁さんがいるから」
「コラッ、余計なこと言うんじゃない」
リードはロードの頭を小突いた。
「うう~ごめんなさい」
ロードは叩かれた頭を押さえながらリードに謝った。
「いいメリナ、もし一生添い遂げることができる相手ができたのなら迷わず結婚しなさい。位が上がればその分結婚するのは難しくなるわ。先輩からの助言よ、後悔しないように生きなさい」
「ありがとう。そのような人ができるまで生き残れたら嬉しいわね」
「おーっとそこまでだ独り身たち、話がそれたから戻すが本当にお前ら二人だけなのか?」
このままでは婚活の話しかしなくなるデジャヴ感に危機感を覚えたザクレイが話しを元に戻した。
「いや我ら以外にウルフとノワールにも召集命令が出ている。まあ、ウルフは従わないだろうが」
「ハハハ! まだウルフさんはフォースに逆らっているのか、いい加減言うこと聞けよな」
「まあまあナルザス、あの人は意地っ張りだからな。それよりノワールのガキはまだ来ないのか? 少し遅すぎないか?」
「そうねぇ、あいつのことだから遅れるってことはないと思うけど……」
ノワールが隊長を務めるアンドロメダ地方はベガ地方のすぐ上に位置する地方であるから、今エルマの町に着いていないのはあまりにも遅すぎる。
隊長たちは楽観的に考えていたが、ノワールの身にはとんでもないことが起こっていた。
ウィザール戦後の翌日、アレスはメリナに失言を謝ると共に、シカトするのを改めるようしつこく迫っていた。
そのしつこさは許してもらえるまでメリナの部屋に居座るほどだった。
「はあ~、アンタいつまでここにいるつもり? 邪魔なんだけど」
「なら許してくれるのか? 俺は許してもらえるまでここにいるぞ」
「昨日のことはもういいわ、マルスが勝手に言ったようだし……」
「じゃあ何でさっきから俺のことを無視するんだよ」
「だってそこのマルスが『俺はアレスと一心同体、同じ存在なんだ』って言ってたからよ。それならアンタも私にやましい気持ちを持っているってことでしょ」
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アレスはメリナの言葉を聞くと、立ち上がりメリナにマルスとの関係を一から説明を始めた。
「それは誤解だよく聞いてくれ。アイツは何前年も主に巡り合わなかったそうだから精神を病んでしまったんだよ。俺とアイツが同じ存在だなんてそんなアホなこと信じるのか?」
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メリナはアレスの話も一理あると考えて、誤解をしてしまったことを謝った。
「本当だよ、俺は年上の姉ちゃんのほうが好きだし、子供には興味ないんだよな」
「フフ、アナタ切り刻まれたいの」
不気味な笑いをしながらカリグラをアレスに向けた。
「おいおい何を怒ってるんだ? 俺はただ年上の姉ちゃんのほうが好みだって言っただけだろ?」
「子供みたいな貧相な哀れな体をした私には興味ないって言ったでしょ!!?」
「そこまで言ってねえよ! いいから落ち着けって!!」
メリナはじりじりとアレスを壁に追い込んで行くにつれ、アレスは両手を上げて下がった。
背中が壁についてこれ以上下がれなくなりメリナが今にも魔法を放とうとした時、ロードが部屋の中に入ってきた。
「みんなーナルザスが帰ってきたよ! ……二人とも何してるの? 喧嘩はめッ!だよ」
「いいところに来たロード、メリナを止めてくれ!」
ロードはメリナの腕を掴んで攻撃を止めた。
「ダメだよメリナ、仲間を攻撃しようとするなんてやっていいことじゃないよ」
「う、、うう、ごめんねロード。でも、こうなったのもアレスがいけないのよ、私の話聞いてくれる?」
メリナは顔を手で押さえていかにも泣いているかのような雰囲気を醸し出している。
「聞くなロード、そいつ嘘泣きしてるぞ」
「アレスは静かにして! メリナ、アレスに何をされたの?」
「ええっとね、アレスは私に向かって発育のことを馬鹿にしてきたのよ。それに、ロードのことも年の割にはチビだし、成長を見込めないって馬鹿にしていたのよ」
「おい、さらっと嘘をつくな」
ロードはそれを聞くとアレスの腹を殴り始めた。
「このこの! チビって言ったな許さないぞ!」
「ロードよく聞け、前者は本当だが後者はメリナがついた嘘だぞ」
「嘘だ! メリナが嘘をつくわけないじゃん! いつも嘘をついているのはアレスの方だ!!」
と言ってロードは怒りの拳をアレスにぶつけている。
その様子を見ていたメリナは優しくロードをアレスから引き離すともう暴力をしないように説得し始めた。
「ロード、私はもう怒っていないからアナタも殴るのはやめなさい。アレスもきっと頭を下げて謝ってくれると思うわ。その時はしょうがないから許してあげましょうね」
「うん! じゃあ謝ってよアレス~」
アレスは謝罪を迫るロードの後ろにいるメリナの顔を見ると、彼女の顔は笑っていた。
(クソ、、 この野郎、見事にロードを抱き込んで俺が悪いということをしたてやがったな。その上、謝罪も要求してくるなんて。やられた!)
アレスはメリナの策謀にはまり全面的にアレス自身が悪いという汚名を着せられたことに憤りを感じたが、ここで謝らないとさらに悪者になってしまうし、謝ったとしてもメリナに負けを認めたことになるから簡単には頭を下げることはできなかった。
「あらどうしたの? 早く私たちに謝りなさいよ」
「そうだそうだ! アレスが悪いんだから謝らないとダメだよ」
「うぐぐぐ、、 ご、ごめんなさい」
アレスはのどに何か詰まったような声で二人に謝った。
「え? なんて言ったの? よく聞こえなかったわ」
「悪口を言ってしまってすいませんでした!!」
「フフ、よく出来ました。もう出てっていいわよ」
(クソ! この自家製まな板野郎が……)
アレスは苦虫を嚙み潰したような顔になりながら部屋を後にした。
「よかったわねロード、ちゃんと謝ってもらえて」
「うん。あ! そうそう、ナルザスが帰って来たから下に来いってザクレイが言っていたよ」
「そう、じゃあ一緒に行きましょう」
そうして二人は部屋を出て一階に降りて行った。
一階に降りると、ザクレイ、リード、ナルザスの他にスクロースとメノウの姿があった。
当然メリナはスクロースとメノウのことは知らないので、最初に挨拶をしてから席に座った。
ロードは部屋でへこんでいたアレスを引きずり出してきて、アレスもまた初対面の二人に挨拶をすると、メリナの隣の席に座り、ロードは席がないのでリードの膝の上に座った。
「この子がロイドの力を手に入れたのよね? 可愛らしいわね、いくつ?」
メノウがロードの方を見ながら言った。
「十一歳、あと少しで十二だよ」
「へえ~、十一歳に見えないわね八歳ぐらいかと思ってたわ」
「むッ、馬鹿にしてるの?」
ロードは口をとんがらせてメノウを睨み付けると、ロイドの腕がメノウに向かって攻撃の構えをとった。
ロイドの腕を見たメノウは慌てて釈明した。
「違うのよ。ただ、ちょっと子供っぽいなーって思っただけで、馬鹿にするような意図はないのよ」
「ほんとう?」
「本当よ~ よしよしよし」
メノウはそう言いながらロードの頬を両手で揉んでいる。
ロードはされるがままではあるが、顔を照れながらも笑っていた。
(やっぱり子供ね…… にしても子供がカオスの遺子を取り込むなんて大丈夫なのかしら?)
「そこまでにしなさい。我々の責務は来るカオスの遺子を撃退もしくは殺すことだ。遊んでいる暇なんてない」
スクロースがロードを可愛がっているメノウをたしなめた。
「そうは言ってもよー フォースは仏頂面のお前と頭ゆるゆるあほメノウの二人しかよこさないのかよ」
「黙りなさい独身おじさん」
「おめーも独身だろうがよ! まだ二十代だからって調子乗んなよ! 三十超えたらあっという間だぞ!」
「アンタは男だから簡単でしょうけど私たち女は結婚や子を持つのに厳しい制限があるから無理よ」
「何で女性だけ厳しい制限があるの? そんな不平等ダメだよ」
「それはね兵士の数が足りてないからよ。混血同士の結婚は奨励されてるけど、女性は長い間産休を取らないといけないから取ってしまうと平和に過ごしている市民を不安にさせてしまうのよ」
「でも、ダメだよそんなの。結婚したいと思ったらしないとね。あ、兄さんと結婚したらダメだよ、兄さんにはもうお嫁さんがいるから」
「コラッ、余計なこと言うんじゃない」
リードはロードの頭を小突いた。
「うう~ごめんなさい」
ロードは叩かれた頭を押さえながらリードに謝った。
「いいメリナ、もし一生添い遂げることができる相手ができたのなら迷わず結婚しなさい。位が上がればその分結婚するのは難しくなるわ。先輩からの助言よ、後悔しないように生きなさい」
「ありがとう。そのような人ができるまで生き残れたら嬉しいわね」
「おーっとそこまでだ独り身たち、話がそれたから戻すが本当にお前ら二人だけなのか?」
このままでは婚活の話しかしなくなるデジャヴ感に危機感を覚えたザクレイが話しを元に戻した。
「いや我ら以外にウルフとノワールにも召集命令が出ている。まあ、ウルフは従わないだろうが」
「ハハハ! まだウルフさんはフォースに逆らっているのか、いい加減言うこと聞けよな」
「まあまあナルザス、あの人は意地っ張りだからな。それよりノワールのガキはまだ来ないのか? 少し遅すぎないか?」
「そうねぇ、あいつのことだから遅れるってことはないと思うけど……」
ノワールが隊長を務めるアンドロメダ地方はベガ地方のすぐ上に位置する地方であるから、今エルマの町に着いていないのはあまりにも遅すぎる。
隊長たちは楽観的に考えていたが、ノワールの身にはとんでもないことが起こっていた。
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