117 / 139
第九章 鬼起つ
41 舞踏会1
しおりを挟む
12月1日の宮殿での舞踏会は若い貴族の正式な社交界デビューとなるもので、それまでの一年間に皇帝に謁見した爵位を相続した貴族たちは無条件で出席を許される。また18歳以上の未婚の令嬢令息にも招待状が送られる。当然のことながら一般の貴族も招待される。彼らは幼い娘の婿にふさわしい若い貴族や、息子の嫁にふさわしい令嬢を探すのだ。危ない恋の相手を探す既婚者もいるのは少々困ったものだが。
首都の社交シーズンの始まりともいえる舞踏会は、報道機関が入り映像は帝國中で放映される。ただし、放送を見られるのは貴族と騎士だけが視聴会員となれる有料放送ノーブルビジョン会員だけである。
とはいえ世間には貴族マニアと呼ばれる人々がいて、彼らは伝手を頼って映像を入手し、放映の翌日にはマニアが集まって鑑賞会をしている。宮内省では違法な視聴をしないように呼び掛けているが、無駄だった。何故なら、映像をマニアに流しているのはノーブルビジョンを録画している貴族なのだから。特に名まえだけで土地を持たない収入の少ない貴族には年に数度しかない舞踏会の映像は大切な収入源の一つだった。
一方、生放送を見るのは未来を夢見る貴族の少年少女、過去を懐かしむ老淑女老紳士であった。彼らは屋敷の中で大勢の使用人に傅かれ、あるいは一人きりで画面を見つめるのだった。
多くの人々の様々な思惑を乗せて舞踏会が始まろうとしている。
舞踏会の朝はアクシデントで始まった。
宿泊先は報道陣に知られていないので安心だと思っていたら、マルセリノが少し速足でリビングに入って来た。
「報道関係者が嗅ぎつけたようでホテルの周囲にたむろしています。彼らは出入りする車両をチェックしていますが、お出かけの際の車両はスモークガラスがありますので心配はいりません」
「どうしてわかったんでしょう」
ミランダは困ったことになったという顔である。
「恐らくめぼしいホテルにあたって、最終的にここが残ったのでしょう」
「首都中心部だけでも500以上ホテルがあるのに」
宿泊手配をしたミランダは報道関係者の執念に驚くしかなかった。
「大丈夫、ホテルが守ってくれる。そうでしょ、マルセリノさん」
アマンダはホテルで働く人々を信頼するしかないのだと思った。
「はい。絶対にお守りします」
マルセリノは力強く頷いた。
次のアクシデントは貸しドレスだった。
「これはカタログと違います!」
イキイキレンタル礼装部の持って来たドレスを一目見たミランダは叫んでいた。濃い青ではなく濃い緑だったのだ。デザインも全く違う。ウェストから裾までまるで水の流れを思わせるように銀色の小さなビーズが縫い付けられキラキラと光を放っていた。
「昨日、パブロス社の方がお見えになって、メイクに合うドレスに変更すると伺ったのでこちらを用意いたしました。レンタル料はパブロス社が支払いますのでお客様の御負担は一切ありません」
社員の言葉に皆驚くばかりだった。
ロサリオは契約書を開いた。
「当社の印象を損なわぬように服飾等に留意すること、この項目ですね。なるほど、ドレスもメイクの一部というわけですか」
契約に従わないわけにはいかなかった。それに今から会社に戻ってドレスを取り換えてもらうにしても時間の余裕はない。
ドレスだけではなく、アクセサリー、靴までも違った。しかもウィッグはせずに後から来るヘアメイクに任せるようにということだった。
「映像に残りますから、パブロス社としても力を入れているのでしょう」
「でも連絡くらいしてくれたらいいのに」
ミランダは不満げだった。
「きっと私を驚かせるつもりだったんじゃないかしら」
そう言いながらアマンダはルシア・パブロスの厳しい眼差しを思い出した。このドレスは挑戦状かもしれなかった。無難な地味なドレスではなくこのドレスを着こなしてみせよという。
「この濃い緑はルシエンテスの山の緑。光っているビーズは海のきらめき、そう思えば面白い」
「これはただのビーズではありません。アドリアナガラスで作られています」
皆目を見張った。アドリアナガラスはビダル公爵領のアドリアナ地方で作られるガラスで、その光沢や色、透明感は類を見ないものであった。アドリアナガラスの製品は貴族や大商人の屋敷でしか見られないものだった。アドリアナガラスのビーズもまた高価で、ビーズで作られたブローチは宝石を使ったものとさほど変わらない価格が付けられた。
「一粒たりとも落とせないのね」
「大丈夫です。簡単に落ちませんから」
さすがはレンタル会社であると思っていると、パブロス社差し回しのメイクとヘアメイクが二人やって来た。メイクは女性、ヘアメイクは男性であった。
ドレスを見た二人は顔を見合わせ、あれでいきましょうとうなずいた。
舞踏会出発一時間前、アマンダの支度はすべて終わった。
ミランダもロサリオもアルバもマルセリノも目を丸くした。
「まるで別人……」
「契約違反ではないと思いますが」
「個性的でよろしいのではありませんか」
「……長生きはするものですね。私にはまだまだ知らない世界があるようです」
一番驚いているのは当のアマンダなのだが。
「これが、私?」
鏡に映る自分の姿はこれまで見たことのないものだった。
「これで宮殿に入れるかしら」
「大丈夫です。虹彩認証を使用しているので入れます」
レンタル会社の社員は太鼓判を押した。
アマンダは大事なことを思い出した。
「そういえば、エスコートは?」
舞踏会に出る令嬢にはエスコートの男性が同伴するのが慣例である。大抵は令嬢の兄や若い叔父、従兄等が付きそうのだが、アマンダにはいない。本来ならビクトルに頼むところだが侯爵領の管理があるから首都に出るわけにはいかない。そこでヤコビーネ・ラウラ・クラウスヴェイクの教え子の子爵家次男レイナルド・マスキアランに依頼した。マスキアランは40代の大学教授で準騎士の称号を与えられており宮殿に入ることができた。しかも妻と二人の子がいてよき家庭人だった。彼自身も先生のお気に入りの教え子のエスコートなら喜んでさせてもらいたいと快諾した。
そろそろ迎えに来てもいい時間だった。
「おかしいですね」
ミランダがそう言った時、ミランダの通話端末の着信音が部屋に鳴り響いた。
慌てて上着の隠しから端末を出すと、噂のマスキアランからだった。ミランダは失礼しますと言って通話ボタンを押した。
「はい。ナロスです。はい。え?! まあ、それは。それで具合はいかがですか。いえ、お気になさらずに。お大事になさってください」
通話を終えたミランダの顔を見て一同は不吉なものを感じた。
「マスキアラン教授は来ることができません。家の階段を踏み外して、足を骨折したそうです。全治一カ月です」
「ああっ!」
ロサリオは天を仰いだ。
レンタル会社の社員は言った。
「当社のグルーブ会社には人材派遣会社があります。エスコートなら用意できますが」
「宮殿に入れるのですか」
「はい。貴族の次男以下の方や騎士、準騎士などよりどりみどりとまではいきませんが、それなりに」
「では、頼みま」
「待って」
アマンダはミランダを止めた。
「エスコートがいなければならないという決まりはないですよね」
「はあ。ですが、大抵のお嬢様はお一人ではありません」
「では、必要ありません」
きっぱりと言うアマンダをミランダは呆けたような顔で見つめた。
「このメイクに合う方がそもそもいないのではないですか」
アマンダはメイクを担当した女性を見た。
「確かに」
「そうだねえ」
ヘアメイクの男性も頷いた。
「ボスが言ってた通り、お嬢さんは変わってる。だが、それがいいんだ」
「ありがとうございます」
アマンダは微笑んだ。
「自分でやっておいてなんだけど、怖いかも」
メイクの女性は率直に言った。
地下駐車場直結のエレベーターのおかげでアマンダの姿は誰にも見られずにホテルの手配した車に乗ることができた。ミランダとアルバが付き添ったが、宮殿の正殿には入れない。付き添いは控室で待つしかない。
アマンダはミランダのほうが自分より緊張しているように見えた。
「大丈夫よ、ミランダ。こんな化粧をしているから、変な男は近づかないと思う」
「ダンスの相手も見つからないかもしれませんよ」
「そうね。でも、変ね。この化粧や髪型のおかげで凄く気持ちが変わった気がするの。きっとうまくいくと思う」
「お嬢様は本当にお強うございますね。だからこそ、あの方々は強さを引き出すためにこのようなメイクをしたのかもしれませんね」
そうかもしれないとアマンダは思った。
同じ頃、首都星の宮殿から千キロ離れた軍大学の訓練施設となっている宇宙港ではちょっとした騒ぎが起きていた。二時間前に予定外の月からのシャトルが到着したのである。事前に知らされていた関係者以外は降りて来た男たちを見て腰を抜かしそうになっていた。
格納庫の中ではパイロットスーツを着た二人の男が人型のメカを見上げていた。
「これを借りた」
「ファン・ソーメレン、正気か」
「正気に決まってる。免許は持ってるんだろ」
「だが、このタイプは学生時代に三回乗っただけだ」
「それなら十分だ。整備はされている。あっちの港にも話はつけてる」
「いつの間に……」
「時間なら十分あったさ」
ファン・ソーメレンはにやりと笑い、コックピットから下りた梯子に足を掛けた。
サカリアスは生唾を呑み込んだ。このメカの機能なら目的地まで二時間もかかるまい。
「わかった。行く」
「それでこそ、我らの殿下だ」
首都の社交シーズンの始まりともいえる舞踏会は、報道機関が入り映像は帝國中で放映される。ただし、放送を見られるのは貴族と騎士だけが視聴会員となれる有料放送ノーブルビジョン会員だけである。
とはいえ世間には貴族マニアと呼ばれる人々がいて、彼らは伝手を頼って映像を入手し、放映の翌日にはマニアが集まって鑑賞会をしている。宮内省では違法な視聴をしないように呼び掛けているが、無駄だった。何故なら、映像をマニアに流しているのはノーブルビジョンを録画している貴族なのだから。特に名まえだけで土地を持たない収入の少ない貴族には年に数度しかない舞踏会の映像は大切な収入源の一つだった。
一方、生放送を見るのは未来を夢見る貴族の少年少女、過去を懐かしむ老淑女老紳士であった。彼らは屋敷の中で大勢の使用人に傅かれ、あるいは一人きりで画面を見つめるのだった。
多くの人々の様々な思惑を乗せて舞踏会が始まろうとしている。
舞踏会の朝はアクシデントで始まった。
宿泊先は報道陣に知られていないので安心だと思っていたら、マルセリノが少し速足でリビングに入って来た。
「報道関係者が嗅ぎつけたようでホテルの周囲にたむろしています。彼らは出入りする車両をチェックしていますが、お出かけの際の車両はスモークガラスがありますので心配はいりません」
「どうしてわかったんでしょう」
ミランダは困ったことになったという顔である。
「恐らくめぼしいホテルにあたって、最終的にここが残ったのでしょう」
「首都中心部だけでも500以上ホテルがあるのに」
宿泊手配をしたミランダは報道関係者の執念に驚くしかなかった。
「大丈夫、ホテルが守ってくれる。そうでしょ、マルセリノさん」
アマンダはホテルで働く人々を信頼するしかないのだと思った。
「はい。絶対にお守りします」
マルセリノは力強く頷いた。
次のアクシデントは貸しドレスだった。
「これはカタログと違います!」
イキイキレンタル礼装部の持って来たドレスを一目見たミランダは叫んでいた。濃い青ではなく濃い緑だったのだ。デザインも全く違う。ウェストから裾までまるで水の流れを思わせるように銀色の小さなビーズが縫い付けられキラキラと光を放っていた。
「昨日、パブロス社の方がお見えになって、メイクに合うドレスに変更すると伺ったのでこちらを用意いたしました。レンタル料はパブロス社が支払いますのでお客様の御負担は一切ありません」
社員の言葉に皆驚くばかりだった。
ロサリオは契約書を開いた。
「当社の印象を損なわぬように服飾等に留意すること、この項目ですね。なるほど、ドレスもメイクの一部というわけですか」
契約に従わないわけにはいかなかった。それに今から会社に戻ってドレスを取り換えてもらうにしても時間の余裕はない。
ドレスだけではなく、アクセサリー、靴までも違った。しかもウィッグはせずに後から来るヘアメイクに任せるようにということだった。
「映像に残りますから、パブロス社としても力を入れているのでしょう」
「でも連絡くらいしてくれたらいいのに」
ミランダは不満げだった。
「きっと私を驚かせるつもりだったんじゃないかしら」
そう言いながらアマンダはルシア・パブロスの厳しい眼差しを思い出した。このドレスは挑戦状かもしれなかった。無難な地味なドレスではなくこのドレスを着こなしてみせよという。
「この濃い緑はルシエンテスの山の緑。光っているビーズは海のきらめき、そう思えば面白い」
「これはただのビーズではありません。アドリアナガラスで作られています」
皆目を見張った。アドリアナガラスはビダル公爵領のアドリアナ地方で作られるガラスで、その光沢や色、透明感は類を見ないものであった。アドリアナガラスの製品は貴族や大商人の屋敷でしか見られないものだった。アドリアナガラスのビーズもまた高価で、ビーズで作られたブローチは宝石を使ったものとさほど変わらない価格が付けられた。
「一粒たりとも落とせないのね」
「大丈夫です。簡単に落ちませんから」
さすがはレンタル会社であると思っていると、パブロス社差し回しのメイクとヘアメイクが二人やって来た。メイクは女性、ヘアメイクは男性であった。
ドレスを見た二人は顔を見合わせ、あれでいきましょうとうなずいた。
舞踏会出発一時間前、アマンダの支度はすべて終わった。
ミランダもロサリオもアルバもマルセリノも目を丸くした。
「まるで別人……」
「契約違反ではないと思いますが」
「個性的でよろしいのではありませんか」
「……長生きはするものですね。私にはまだまだ知らない世界があるようです」
一番驚いているのは当のアマンダなのだが。
「これが、私?」
鏡に映る自分の姿はこれまで見たことのないものだった。
「これで宮殿に入れるかしら」
「大丈夫です。虹彩認証を使用しているので入れます」
レンタル会社の社員は太鼓判を押した。
アマンダは大事なことを思い出した。
「そういえば、エスコートは?」
舞踏会に出る令嬢にはエスコートの男性が同伴するのが慣例である。大抵は令嬢の兄や若い叔父、従兄等が付きそうのだが、アマンダにはいない。本来ならビクトルに頼むところだが侯爵領の管理があるから首都に出るわけにはいかない。そこでヤコビーネ・ラウラ・クラウスヴェイクの教え子の子爵家次男レイナルド・マスキアランに依頼した。マスキアランは40代の大学教授で準騎士の称号を与えられており宮殿に入ることができた。しかも妻と二人の子がいてよき家庭人だった。彼自身も先生のお気に入りの教え子のエスコートなら喜んでさせてもらいたいと快諾した。
そろそろ迎えに来てもいい時間だった。
「おかしいですね」
ミランダがそう言った時、ミランダの通話端末の着信音が部屋に鳴り響いた。
慌てて上着の隠しから端末を出すと、噂のマスキアランからだった。ミランダは失礼しますと言って通話ボタンを押した。
「はい。ナロスです。はい。え?! まあ、それは。それで具合はいかがですか。いえ、お気になさらずに。お大事になさってください」
通話を終えたミランダの顔を見て一同は不吉なものを感じた。
「マスキアラン教授は来ることができません。家の階段を踏み外して、足を骨折したそうです。全治一カ月です」
「ああっ!」
ロサリオは天を仰いだ。
レンタル会社の社員は言った。
「当社のグルーブ会社には人材派遣会社があります。エスコートなら用意できますが」
「宮殿に入れるのですか」
「はい。貴族の次男以下の方や騎士、準騎士などよりどりみどりとまではいきませんが、それなりに」
「では、頼みま」
「待って」
アマンダはミランダを止めた。
「エスコートがいなければならないという決まりはないですよね」
「はあ。ですが、大抵のお嬢様はお一人ではありません」
「では、必要ありません」
きっぱりと言うアマンダをミランダは呆けたような顔で見つめた。
「このメイクに合う方がそもそもいないのではないですか」
アマンダはメイクを担当した女性を見た。
「確かに」
「そうだねえ」
ヘアメイクの男性も頷いた。
「ボスが言ってた通り、お嬢さんは変わってる。だが、それがいいんだ」
「ありがとうございます」
アマンダは微笑んだ。
「自分でやっておいてなんだけど、怖いかも」
メイクの女性は率直に言った。
地下駐車場直結のエレベーターのおかげでアマンダの姿は誰にも見られずにホテルの手配した車に乗ることができた。ミランダとアルバが付き添ったが、宮殿の正殿には入れない。付き添いは控室で待つしかない。
アマンダはミランダのほうが自分より緊張しているように見えた。
「大丈夫よ、ミランダ。こんな化粧をしているから、変な男は近づかないと思う」
「ダンスの相手も見つからないかもしれませんよ」
「そうね。でも、変ね。この化粧や髪型のおかげで凄く気持ちが変わった気がするの。きっとうまくいくと思う」
「お嬢様は本当にお強うございますね。だからこそ、あの方々は強さを引き出すためにこのようなメイクをしたのかもしれませんね」
そうかもしれないとアマンダは思った。
同じ頃、首都星の宮殿から千キロ離れた軍大学の訓練施設となっている宇宙港ではちょっとした騒ぎが起きていた。二時間前に予定外の月からのシャトルが到着したのである。事前に知らされていた関係者以外は降りて来た男たちを見て腰を抜かしそうになっていた。
格納庫の中ではパイロットスーツを着た二人の男が人型のメカを見上げていた。
「これを借りた」
「ファン・ソーメレン、正気か」
「正気に決まってる。免許は持ってるんだろ」
「だが、このタイプは学生時代に三回乗っただけだ」
「それなら十分だ。整備はされている。あっちの港にも話はつけてる」
「いつの間に……」
「時間なら十分あったさ」
ファン・ソーメレンはにやりと笑い、コックピットから下りた梯子に足を掛けた。
サカリアスは生唾を呑み込んだ。このメカの機能なら目的地まで二時間もかかるまい。
「わかった。行く」
「それでこそ、我らの殿下だ」
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる