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第九章 鬼起つ
37 苛立ちの理由
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「ワープが遅れる? どういうことだ」
ビダル公爵サカリアスが珍しく不機嫌そうに巡洋艦マルガリータ艦長ローシェ・ベーニング大佐に目を向けた。
「わかりやすく言うとワープに使われる航路が渋滞しているのです」
「渋滞……そんなことがあるのか」
「はい。予定外の艦船が利用した後、その船の速度が遅いためワープ終了までの時間が長く次の艦船がワープに入る予定が変わったのです」
「つまり割り込みのせいで遅れるのか」
「はい」
「軍事用の航路を利用する戦艦なら速度は出るはずだが」
「民間の客船のようです」
「客船だと!」
サカリアスは驚きの声を上げた。
「将軍でも乗っていたのか」
冗談のつもりで言ったが艦長は真面目だった。
「重要人物が乗船していたかは不明です」
「首都の月への到着予定はいつになる?」
計器を見ていたヒルベルト・カシワギ少佐が答えた。
「首都標準時12月1日午後8時です」
サカリアスの顔に焦りの色が浮かんだ。
「午後8時……間に合わぬ……」
「え?」
「せめてあと1日早く到着できないのか」
「ワープ後のマルガリータの状態次第です」
ワープはかなりのエネルギーを使うため、終了後はエンジンや機器の異常に対処しやすいように通常より船の速度を落として航行する。異常がなければ通常の速度に戻すことができるが、もし何らかの異常が見つかれば修理しなければならない。場合によっては近くの有人惑星の月に寄港して修理することになる。
「わかった。無理はしないでいい。先ほど言ったことは忘れてくれ。時間通りに到着してくれたらいい」
マルガリータは辺境のコーンウェルまで行ったのだ。ワープを繰り返しているから無理をさせるわけにはいかなかった。それがわかっているからサカリアスは無理難題を押し付けることはできなかった。
「少し休む」
「その方がよろしいかと存じます」
すでに標準時では日付が変わる刻限だった。
船内のサカリアスの私室は艦長の部屋とほぼ同じ広さの個室だった。一応警護のイポリト・アドルノ少尉とコシロー・ベルナルド・アカサキ少尉が交代で部屋の清掃などを担当しているが、たいていのことは一人でやれるサカリアスは二人に仕事をさせなかった。サカリアスの部屋は私物が少ないためいつも片付いていたのだ。またベッドメーキングも幼年学校からの習慣でホテルの客室係になれそうな手際のよさでやっていた。
この日はアドルノ少尉の当番だった。彼の仕事はサカリアス不在の間の部屋周辺の警備だけだった。部屋の前で少尉は敬礼した。
「お疲れさまです」
「ありがとう」
サカリアスはいつも通りの顔で部屋に入ったつもりだった。だが少尉は異変に気付いた。何となく苛立っているように見えた。珍しいことだった。
そう、サカリアスは苛立っていた。
原因はアマンダからのメールだった。サカリアスはめったに返事をしないが、アマンダは頻繁にメールをくれた。姉のアビガイルが首都星に向かった時のことやアマンダがルシエンテスに視察に行ったこと、Zの死刑判決のことなど、細かく書かれていた。
初めて会った時は子どもだったアマンダがルシエンテス子爵領の人々のことを考えるようになったのはサカリアスにとって嬉しい誤算だった。子爵令嬢という身分がアマンダを守ってくれると思っていたが、肩書を越えて今やアマンダは身分にふさわしい行いを為す女性に育っていた。
サカリアスは未だビダル公爵領にすら行っていない。死刑執行命令書に署名したこともない。できることならしたくない仕事だが、いずれはと思うと身が引き締まるようだった。
サカリアスの気持ちを様々に動かすアマンダのメールだが、皇帝に謁見するために首都星に行くというメールは心を激しく揺り動かした。簡単にスケジュールが書いてあったが、その中に宮殿の舞踏会があった。
新たに爵位を継いだ貴族の子弟や社交界にデビューした子女のお披露目を兼ねた舞踏会は多くの独身貴族・貴族の子女・騎士が招待される。そこで将来の配偶者を見つける者は少なくない。当然のことながら皇帝や皇族は出席できるのだが、サカリアスは軍務を理由に出席したことがない。だが、今年こそは出席せねばなるまい。アマンダを他の男と踊らせてなるものか。マナー違反を承知でサカリアスは決意していた。
当初のマルガリータの予定では十分に舞踏会に間に合うはずだった。
だが、ワープの予定が遅れるため間に合いそうもない。12月1日午後8時といえば、舞踏会もたけなわの時間である。
たとえ一日前に月に到着したとして、護衛の戦艦も宇宙港に入る。様々な手続き(民間よりは簡略化されているが)を経てシャトルに乗るまで二時間はかかる。月の軌道次第ではシャトルの首都星への到着時間は変わる。その後宇宙空間に長時間いたということで数時間医療施設で健康観察が行われる。宇宙港から宮殿まで一時間程度。単純計算すれば間に合うようだが、そんなにうまくいくことは滅多にない。
もし舞踏会に間に合ったとしてもアマンダと踊ることができようか。
それを考えるとサカリアスの心は揺れた。
アマンダに会いたい。他の男と踊らせたくない。他の男に手をとられ踊るさまを想像するだけで落ち着いていられなかった。
サカリアスは部屋の中をありきたりの表現で言えば動物園の熊のように行ったり来たりした。だがそれで彼の悩みが解決するはずもなかった。軍事用のワープの予定を勝手に変えるなど軍務大臣か皇帝くらいしかできないのだ。どうしようもないことなのに、彼は一人懊悩していた。
「なんだかおかしいんだ」
交代に来たアカサキ少尉にアドルノ少尉は伝えた。サカリアスの精神状態は重要な伝達事項だった。
「おかしい?」
「イライラしてるっていうか」
「珍しいな」
「おい、何の話だ? 誰がいら立っているって?」
二人のコソコソ話に加わったのは休憩中のヒルベルト・カシワギ少佐だった。
二人は敬礼した。
「あ、いいから」
少佐は二人をリラックスさせて話を聞くことにした。
「公爵閣下か」
アドルノ少尉はうなずいた。
「はい」
「珍しいな」
「部屋に入る時足音が妙に高かったのです。顔もこわばってて」
ほとんどの乗員はサカリアスの顔はいつも強張っていると思っているが、いつも近くにいる少尉たちには普通の顔と苛立った顔の区別がついたのだ。
「何かあったのでしょうか」
「まさか、あれか」
カシワギ少佐は艦橋での会話を思い出した。
「12月1日はまずいのか……」
彼は宮殿の舞踏会の日時にはまったく興味がなかった。が、大事な日らしいことは想像できた。
「閣下の誕生日か? いや違うな」
ぶつぶつ言いながらその場を去った。二人の少尉はそれが少佐のいつもの癖なので黙って見送った。
少佐は休憩室に入った。自分と同じ勤務時間帯の乗員たちがテーブルで飲食していた。その中にアルビナ・クリエル曹長がいた。
「少佐お疲れ様です」
テーブルに近づくだけで他の兵士たちが声をかける。カシワギ少佐は鷹揚にうなずきながらクリエル曹長に声を掛けた。
「曹長、ちょっといいかな」
「はい」
目をくりっとさせた曹長は可愛らしい顔をしているが、柔道は黒帯である。
「君は貴族のゴシップに詳しいと聞いている」
「まあ、そう言う人もいますね。でも私なんてまだ序の口で。貴族名鑑全部覚えてる人もいるんですよ。私なんか子爵までしか覚えられなくて」
それでも十分貴族マニアだと少佐は思う。クリエル曹長は身内に貴族も騎士もいない、一般庶民なのだ。
「12月1日というのは何か特別な日なのかな。その日誕生日の高貴な方がいるとか」
「ああ、その日は舞踏会です」
こともなげに曹長は答えた。そしてその舞踏会がいかに若い貴族や騎士にとって重要なのかを拳を握りしめながら説明した。
「……昨年の舞踏会が縁で婚約・結婚した貴族と騎士は12組。一昨年は17組。とにかく貴族にとっては重要な舞踏会なんです。この舞踏会に出席するために早い貴族は一カ月前から首都に滞在しドレスを作成したりダンスの練習をしたりするんです。豊かではない貴族はレンタルですけどね。おかげで首都の様々な業者が潤うんですよ。あのヤマダ百貨店なんかレンタルの会社を別に作って貴族にドレスを貸してるそうなんです。そのドレスのデザイナーなんですが」
少佐は少し引いてしまった。噂では聞いていたがここまでとは。
「あ、よくわかった。それでそこに皇族も出席するのかな」
「はい。陛下、皇子殿下皆様出席するらしいんです。でも、ここだけの話ですが、ビダル公爵閣下は出たことがないそうです。軍務がお忙しいからと。まあ、辺境の惑星に配属されて海賊を退治していたら、そんな暇ないですよね」
「わかった!」
少佐は立ち上がった。そういうことかと。
12月1日の舞踏会にどうしても出たい理由がサカリアスにはあるのだ。だから出席できないことに苛立つのだ。きっとこれは恋だ。
航海士としての魂が燃えてきた。これは何としても間に合わせなければ。サカリアスの一世一代の舞踏会なのだから。
ビダル公爵サカリアスが珍しく不機嫌そうに巡洋艦マルガリータ艦長ローシェ・ベーニング大佐に目を向けた。
「わかりやすく言うとワープに使われる航路が渋滞しているのです」
「渋滞……そんなことがあるのか」
「はい。予定外の艦船が利用した後、その船の速度が遅いためワープ終了までの時間が長く次の艦船がワープに入る予定が変わったのです」
「つまり割り込みのせいで遅れるのか」
「はい」
「軍事用の航路を利用する戦艦なら速度は出るはずだが」
「民間の客船のようです」
「客船だと!」
サカリアスは驚きの声を上げた。
「将軍でも乗っていたのか」
冗談のつもりで言ったが艦長は真面目だった。
「重要人物が乗船していたかは不明です」
「首都の月への到着予定はいつになる?」
計器を見ていたヒルベルト・カシワギ少佐が答えた。
「首都標準時12月1日午後8時です」
サカリアスの顔に焦りの色が浮かんだ。
「午後8時……間に合わぬ……」
「え?」
「せめてあと1日早く到着できないのか」
「ワープ後のマルガリータの状態次第です」
ワープはかなりのエネルギーを使うため、終了後はエンジンや機器の異常に対処しやすいように通常より船の速度を落として航行する。異常がなければ通常の速度に戻すことができるが、もし何らかの異常が見つかれば修理しなければならない。場合によっては近くの有人惑星の月に寄港して修理することになる。
「わかった。無理はしないでいい。先ほど言ったことは忘れてくれ。時間通りに到着してくれたらいい」
マルガリータは辺境のコーンウェルまで行ったのだ。ワープを繰り返しているから無理をさせるわけにはいかなかった。それがわかっているからサカリアスは無理難題を押し付けることはできなかった。
「少し休む」
「その方がよろしいかと存じます」
すでに標準時では日付が変わる刻限だった。
船内のサカリアスの私室は艦長の部屋とほぼ同じ広さの個室だった。一応警護のイポリト・アドルノ少尉とコシロー・ベルナルド・アカサキ少尉が交代で部屋の清掃などを担当しているが、たいていのことは一人でやれるサカリアスは二人に仕事をさせなかった。サカリアスの部屋は私物が少ないためいつも片付いていたのだ。またベッドメーキングも幼年学校からの習慣でホテルの客室係になれそうな手際のよさでやっていた。
この日はアドルノ少尉の当番だった。彼の仕事はサカリアス不在の間の部屋周辺の警備だけだった。部屋の前で少尉は敬礼した。
「お疲れさまです」
「ありがとう」
サカリアスはいつも通りの顔で部屋に入ったつもりだった。だが少尉は異変に気付いた。何となく苛立っているように見えた。珍しいことだった。
そう、サカリアスは苛立っていた。
原因はアマンダからのメールだった。サカリアスはめったに返事をしないが、アマンダは頻繁にメールをくれた。姉のアビガイルが首都星に向かった時のことやアマンダがルシエンテスに視察に行ったこと、Zの死刑判決のことなど、細かく書かれていた。
初めて会った時は子どもだったアマンダがルシエンテス子爵領の人々のことを考えるようになったのはサカリアスにとって嬉しい誤算だった。子爵令嬢という身分がアマンダを守ってくれると思っていたが、肩書を越えて今やアマンダは身分にふさわしい行いを為す女性に育っていた。
サカリアスは未だビダル公爵領にすら行っていない。死刑執行命令書に署名したこともない。できることならしたくない仕事だが、いずれはと思うと身が引き締まるようだった。
サカリアスの気持ちを様々に動かすアマンダのメールだが、皇帝に謁見するために首都星に行くというメールは心を激しく揺り動かした。簡単にスケジュールが書いてあったが、その中に宮殿の舞踏会があった。
新たに爵位を継いだ貴族の子弟や社交界にデビューした子女のお披露目を兼ねた舞踏会は多くの独身貴族・貴族の子女・騎士が招待される。そこで将来の配偶者を見つける者は少なくない。当然のことながら皇帝や皇族は出席できるのだが、サカリアスは軍務を理由に出席したことがない。だが、今年こそは出席せねばなるまい。アマンダを他の男と踊らせてなるものか。マナー違反を承知でサカリアスは決意していた。
当初のマルガリータの予定では十分に舞踏会に間に合うはずだった。
だが、ワープの予定が遅れるため間に合いそうもない。12月1日午後8時といえば、舞踏会もたけなわの時間である。
たとえ一日前に月に到着したとして、護衛の戦艦も宇宙港に入る。様々な手続き(民間よりは簡略化されているが)を経てシャトルに乗るまで二時間はかかる。月の軌道次第ではシャトルの首都星への到着時間は変わる。その後宇宙空間に長時間いたということで数時間医療施設で健康観察が行われる。宇宙港から宮殿まで一時間程度。単純計算すれば間に合うようだが、そんなにうまくいくことは滅多にない。
もし舞踏会に間に合ったとしてもアマンダと踊ることができようか。
それを考えるとサカリアスの心は揺れた。
アマンダに会いたい。他の男と踊らせたくない。他の男に手をとられ踊るさまを想像するだけで落ち着いていられなかった。
サカリアスは部屋の中をありきたりの表現で言えば動物園の熊のように行ったり来たりした。だがそれで彼の悩みが解決するはずもなかった。軍事用のワープの予定を勝手に変えるなど軍務大臣か皇帝くらいしかできないのだ。どうしようもないことなのに、彼は一人懊悩していた。
「なんだかおかしいんだ」
交代に来たアカサキ少尉にアドルノ少尉は伝えた。サカリアスの精神状態は重要な伝達事項だった。
「おかしい?」
「イライラしてるっていうか」
「珍しいな」
「おい、何の話だ? 誰がいら立っているって?」
二人のコソコソ話に加わったのは休憩中のヒルベルト・カシワギ少佐だった。
二人は敬礼した。
「あ、いいから」
少佐は二人をリラックスさせて話を聞くことにした。
「公爵閣下か」
アドルノ少尉はうなずいた。
「はい」
「珍しいな」
「部屋に入る時足音が妙に高かったのです。顔もこわばってて」
ほとんどの乗員はサカリアスの顔はいつも強張っていると思っているが、いつも近くにいる少尉たちには普通の顔と苛立った顔の区別がついたのだ。
「何かあったのでしょうか」
「まさか、あれか」
カシワギ少佐は艦橋での会話を思い出した。
「12月1日はまずいのか……」
彼は宮殿の舞踏会の日時にはまったく興味がなかった。が、大事な日らしいことは想像できた。
「閣下の誕生日か? いや違うな」
ぶつぶつ言いながらその場を去った。二人の少尉はそれが少佐のいつもの癖なので黙って見送った。
少佐は休憩室に入った。自分と同じ勤務時間帯の乗員たちがテーブルで飲食していた。その中にアルビナ・クリエル曹長がいた。
「少佐お疲れ様です」
テーブルに近づくだけで他の兵士たちが声をかける。カシワギ少佐は鷹揚にうなずきながらクリエル曹長に声を掛けた。
「曹長、ちょっといいかな」
「はい」
目をくりっとさせた曹長は可愛らしい顔をしているが、柔道は黒帯である。
「君は貴族のゴシップに詳しいと聞いている」
「まあ、そう言う人もいますね。でも私なんてまだ序の口で。貴族名鑑全部覚えてる人もいるんですよ。私なんか子爵までしか覚えられなくて」
それでも十分貴族マニアだと少佐は思う。クリエル曹長は身内に貴族も騎士もいない、一般庶民なのだ。
「12月1日というのは何か特別な日なのかな。その日誕生日の高貴な方がいるとか」
「ああ、その日は舞踏会です」
こともなげに曹長は答えた。そしてその舞踏会がいかに若い貴族や騎士にとって重要なのかを拳を握りしめながら説明した。
「……昨年の舞踏会が縁で婚約・結婚した貴族と騎士は12組。一昨年は17組。とにかく貴族にとっては重要な舞踏会なんです。この舞踏会に出席するために早い貴族は一カ月前から首都に滞在しドレスを作成したりダンスの練習をしたりするんです。豊かではない貴族はレンタルですけどね。おかげで首都の様々な業者が潤うんですよ。あのヤマダ百貨店なんかレンタルの会社を別に作って貴族にドレスを貸してるそうなんです。そのドレスのデザイナーなんですが」
少佐は少し引いてしまった。噂では聞いていたがここまでとは。
「あ、よくわかった。それでそこに皇族も出席するのかな」
「はい。陛下、皇子殿下皆様出席するらしいんです。でも、ここだけの話ですが、ビダル公爵閣下は出たことがないそうです。軍務がお忙しいからと。まあ、辺境の惑星に配属されて海賊を退治していたら、そんな暇ないですよね」
「わかった!」
少佐は立ち上がった。そういうことかと。
12月1日の舞踏会にどうしても出たい理由がサカリアスにはあるのだ。だから出席できないことに苛立つのだ。きっとこれは恋だ。
航海士としての魂が燃えてきた。これは何としても間に合わせなければ。サカリアスの一世一代の舞踏会なのだから。
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