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第五章 混迷の星
10 白竜会の影
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この試練を乗り越える。わが胸に誓うサカリアスだった。
そこへちょうどカルモナが迎えに来たので、レオポルドとの話は中断された。
「奥様が先ほどお目覚めになりましたのでお昼をご一緒に」
アビガイルは帰宅できたらしい。ということは事態は収まってきたということかとサカリアスは理解した。
「ビクトル様はどちらに?」
レオポルドの問いにカルモナは即答した。
「政庁です。昨夜侯爵夫人の手伝いのためにおいでになりました」
「手伝い? 何を手伝ったんだ」
サカリアスには信じられなかった。ビクトルにそんなことができるはずがない。
「手前どもにはわかりかねます」
カルモナもわからないらしい。
迷路のような廊下を進んで一階に上がった。明るい廊下がまばゆく、二人は目を細めた。
昨夜夕食を食べたダイニングに入ると、すでにアマンダが着席していた。
サカリアスは息を呑んだ。化粧した顔がこんなに美しいとは。化粧をしなくともアマンダの顔は魅力的な顔をしていると思っていたが、化粧をするとこんなにも映えるとは想像もしていなかった。この顔を兄たちに絶対に見せてはならない。
「化粧をしたのか」
レオポルドも気づいていた
「はい。部屋にある化粧品を使ってもいいと言われたので。ふだん使っている化粧水と伸びが全然違うので驚きました」
「きれいだな。結婚式で見たお母さんに似てる」
レオポルドは微笑んだ。サカリアスも微笑んで何か言いたかったが、美しさをどう表現していいかわからなかったので顔をこわばらせたまま黙っていた。
食前酒が運ばれてきたので、男二人も座った。
「おはよう、じゃなかった、こんにちは」
5分もせずにアビガイルが入って来た。徹夜の疲れを感じさせないのはさすがである。
「昨夜は皆さん眠れたかしら。臨時ニュースで驚いたでしょう」
「あのニュースは必要なものですから。死者の名を読み上げるのは疲れたのではありませんか」
レオポルドの言葉にアビガイルは肩をすくめた。
「ビクトルがそうしろって」
「え?!」
サカリアスは叫んでいた。
「ルイス監督のこともね、カレーラスという地域は家族の繋がりや義理人情を重んじるから、彼らの気持ちを動かせば病院の囲みを解くんじゃないかって言うのよ。カレーラスの選手の出演も話をつけてくれたしね。前にカレーラスに取材に行った時にプラドの伯父さんのやっている店の記事を書いてて、本人と直接会ったことはないけれど、向こうが名まえを知ってたんですって。ビクトルが事情を話すと二つ返事で了解してくれた。ビクトルの仕事も役に立つものね」
「殿下、やはりビクトル様はお役に立てます」
アマンダの言う通りかもしれないとサカリアスは思った。
「ビクトルが役に立つ? アマンダ、サカリアスにそんな話をしたの?」
アビガイルは二人を代わる代わる見ながら尋ねた。
「はい。いずれ退役されたら各星の事情に詳しいビクトル様が何かとお役に立つでのではと申しました」
「ふーん。なるほどね」
姉の意味深な視線を感じサカリアスはうつむいた。
そこへスープやパンが運ばれてきたのでしばらく会話は途切れた。サラダとメインの魚料理を食べ終わり、コーヒーが出されると、アビガイルは姿勢を正してアマンダとレオポルドに向かって言った。
「昨夜は本当に大変だったわね。恐ろしい思いをさせてしまって申し訳ないわ。カルモナから連絡があってすぐに帰りたかったけれど、そういうわけにもいかなくてね」
「娘は殿下に助けられましたし、シェルターで休むことができました。ありがとうございます」
レオポルドは謝意を示した。サカリアスは尋ねた。
「鎮圧したのはいつですか」
「陸軍と警察が出動して屋敷周辺と政庁は4時頃。逃げた連中も6時までに身柄を確保して逮捕者は83名。その後、いったん帰宅して眠ってさっき起きたところ」
「他は?」
「警察署に投石があったけれど、そちらは警察がすぐに鎮圧した。ルーベンスも臨時ニュースの速報が終わる頃にはカレーラスの支持者は解散してる」
「塀の向こうでルイスを返せと言ってました」
昨夜のことをアマンダは思い出し、改めて恐怖を感じた。サカリアスがいなければどうなっていたことか。
アビガイルは不思議そうな顔をした。
「カレーラスの支持者ってことかしら。おかしいわね。うちの敷地に侵入した四人の身元は警察の調べではカレーラスの出身者ではないし、カレーラスのファンクラブの会員でもないようだけど」
「何者ですか」
サカリアスの問いにアビガイルはひどく不快そうな顔で答えた。
「四匹のドラゴンっていう反社会組織の構成員と配下のチンピラ。政庁前で暴れてた若い連中の中にも同じ組織のチンピラがいた。で、その組織の最上部組織は白竜会」
サカリアスもまた不快感に表情をさらに険しくした。白竜会は六番目の兄フラビオ率いる反社会組織である。
「白竜会とは、首都星で幅をきかせているヤクザ者たちですか」
レオポルドの問いにアビガイルはうなずいた。
「表向きは普通の会社を装っている。でも本当は反社会組織。しかもその代表はフーゴ男爵フラビオ。私の六番目の弟」
アマンダは絶句した。皇帝の息子で男爵が反社のトップ。ありえない話だった。
「フラビオは二十歳になる前から狂犬と呼ばれるほどの乱暴者だった。学校でも手に負えなくて貴族学校の高等科を二年で退学した。喧嘩に明け暮れて白竜会の前身の組織の構成員や幹部を倒してトップになってしまった。組織を手に入れて八年くらいになる」
「なるほど」
レオポルドは両腕を胸の前で組んだ。
「男爵では不満なのかもしれないですね。侯爵領が混乱すれば、侯爵夫人の統治能力が疑われる。統治できないと皇帝が判断すれば、侯爵領を没収される。それを手に入れようということでしょう」
「私もそう思う。フラビオが狭いフーゴ男爵領に満足できるはずがない。それに、クライフは様々な興行で潤っている。興行関係の利権を狙っていても不思議ではない。だけど、スタジアムの事件を狙いすましたように騒ぎを起こすとはね。油断ならない」
アビガイルはそう言うとコーヒーを飲み干した。
「皇帝陛下は男爵のことを処罰されないのですか」
アマンダの問いにアビガイルは悲し気に首を振った。
「フラビオは狂犬だけど、頭がまわるから決して自分が捕まるようなことはしない。フラビオが皇子だから被害に遭った人達も泣き寝入り。それに母は元々子どもに無関心でね。国が最優先。どうしようもない」
「国民が被害を受けているのにひど過ぎます」
アマンダは思うことをそのまま口にしていた。レオポルドは言った。
「確かにそうだ。はっきり言うが、これは陛下の失政の一つだ」
アビガイルもサカリアスもぎょっとした。皇帝の愛人だったレオポルドがはっきりと失政と言うとは。
が、一方ではサカリアスはそうかもしれないと思った。皇帝の失政は自分にとっては有利となる。
「ところで、今回のこと陛下は何と仰せになりましたか」
レオポルドの問いにアビガイルはしばらく沈黙していたが、意を決したように言った。
「スタジアムで事件が起きた時に陛下に報告すると秘書官を通じて陸軍に出動を要請したので事態を鎮圧させよと命令があったのだけれど、こちらに帰って来てから連絡すると秘書官から連絡が取れないと言われた。星の離宮においでのようだからとそちらに使いを送っていると。今まで連絡が取れないということはなかった。結局連絡が取れたのが、臨時ニュースが終わった後。事後報告になった。陛下はよろしく後の処置をせよと秘書官を通じて仰せになった。ただショックだったのは、秘書官が陛下が最近お疲れのようだと言うのよ。執務室で居眠りしたり、原稿にスペルミスがあったり、前にはなかったことだわ。事件もショックだけど、陛下のお体の状態がね。前は連絡が取れないなんてこともなかったし。わかってるとは思うけれど、ここだけの話にしておいて」
確かにこれは外部に漏らせない話だった。皇帝の健康状態や精神状態は国家の最高機密だった。
「要するにお年を召されたということか」
元愛人であるレオポルドの言葉に三人は残酷な響きを感じた。
アビガイルは立ち上がった。
「さて、それじゃ私は政庁に戻る。ビクトルと交代」
「ビクトルに代理をさせてるんですか!」
サカリアスの声は思わず大きくなっていた。
「代理とまではいかないけれど、報道対応をさせてる。ああ見えて弁は立つ。政庁の報道官より役に立つ」
「しかし……」
「伊達にあちこちの星をまわってきたわけじゃないってことね。あ、言い忘れてたけれど今日から三日間服喪だからクライフの観光施設は休み。うちの庭園美術館も休園。庭を好きなだけ歩き回っていいから。アマンダ、サカリアスを案内してあげて。サカリアスも少しは歩かないと身体がなまるでしょ」
アビガイルは颯爽と歩いてダイニングから出て行った。
「ずっと地下にいたから外の空気を吸うのはいいことだな。アマンダ、殿下を案内して差し上げなさい」
レオポルドはそう言うと、ちらっとサカリアスに目配せした。機会は作ったのだから後はおまえ次第だと言わんばかりに。
そこへちょうどカルモナが迎えに来たので、レオポルドとの話は中断された。
「奥様が先ほどお目覚めになりましたのでお昼をご一緒に」
アビガイルは帰宅できたらしい。ということは事態は収まってきたということかとサカリアスは理解した。
「ビクトル様はどちらに?」
レオポルドの問いにカルモナは即答した。
「政庁です。昨夜侯爵夫人の手伝いのためにおいでになりました」
「手伝い? 何を手伝ったんだ」
サカリアスには信じられなかった。ビクトルにそんなことができるはずがない。
「手前どもにはわかりかねます」
カルモナもわからないらしい。
迷路のような廊下を進んで一階に上がった。明るい廊下がまばゆく、二人は目を細めた。
昨夜夕食を食べたダイニングに入ると、すでにアマンダが着席していた。
サカリアスは息を呑んだ。化粧した顔がこんなに美しいとは。化粧をしなくともアマンダの顔は魅力的な顔をしていると思っていたが、化粧をするとこんなにも映えるとは想像もしていなかった。この顔を兄たちに絶対に見せてはならない。
「化粧をしたのか」
レオポルドも気づいていた
「はい。部屋にある化粧品を使ってもいいと言われたので。ふだん使っている化粧水と伸びが全然違うので驚きました」
「きれいだな。結婚式で見たお母さんに似てる」
レオポルドは微笑んだ。サカリアスも微笑んで何か言いたかったが、美しさをどう表現していいかわからなかったので顔をこわばらせたまま黙っていた。
食前酒が運ばれてきたので、男二人も座った。
「おはよう、じゃなかった、こんにちは」
5分もせずにアビガイルが入って来た。徹夜の疲れを感じさせないのはさすがである。
「昨夜は皆さん眠れたかしら。臨時ニュースで驚いたでしょう」
「あのニュースは必要なものですから。死者の名を読み上げるのは疲れたのではありませんか」
レオポルドの言葉にアビガイルは肩をすくめた。
「ビクトルがそうしろって」
「え?!」
サカリアスは叫んでいた。
「ルイス監督のこともね、カレーラスという地域は家族の繋がりや義理人情を重んじるから、彼らの気持ちを動かせば病院の囲みを解くんじゃないかって言うのよ。カレーラスの選手の出演も話をつけてくれたしね。前にカレーラスに取材に行った時にプラドの伯父さんのやっている店の記事を書いてて、本人と直接会ったことはないけれど、向こうが名まえを知ってたんですって。ビクトルが事情を話すと二つ返事で了解してくれた。ビクトルの仕事も役に立つものね」
「殿下、やはりビクトル様はお役に立てます」
アマンダの言う通りかもしれないとサカリアスは思った。
「ビクトルが役に立つ? アマンダ、サカリアスにそんな話をしたの?」
アビガイルは二人を代わる代わる見ながら尋ねた。
「はい。いずれ退役されたら各星の事情に詳しいビクトル様が何かとお役に立つでのではと申しました」
「ふーん。なるほどね」
姉の意味深な視線を感じサカリアスはうつむいた。
そこへスープやパンが運ばれてきたのでしばらく会話は途切れた。サラダとメインの魚料理を食べ終わり、コーヒーが出されると、アビガイルは姿勢を正してアマンダとレオポルドに向かって言った。
「昨夜は本当に大変だったわね。恐ろしい思いをさせてしまって申し訳ないわ。カルモナから連絡があってすぐに帰りたかったけれど、そういうわけにもいかなくてね」
「娘は殿下に助けられましたし、シェルターで休むことができました。ありがとうございます」
レオポルドは謝意を示した。サカリアスは尋ねた。
「鎮圧したのはいつですか」
「陸軍と警察が出動して屋敷周辺と政庁は4時頃。逃げた連中も6時までに身柄を確保して逮捕者は83名。その後、いったん帰宅して眠ってさっき起きたところ」
「他は?」
「警察署に投石があったけれど、そちらは警察がすぐに鎮圧した。ルーベンスも臨時ニュースの速報が終わる頃にはカレーラスの支持者は解散してる」
「塀の向こうでルイスを返せと言ってました」
昨夜のことをアマンダは思い出し、改めて恐怖を感じた。サカリアスがいなければどうなっていたことか。
アビガイルは不思議そうな顔をした。
「カレーラスの支持者ってことかしら。おかしいわね。うちの敷地に侵入した四人の身元は警察の調べではカレーラスの出身者ではないし、カレーラスのファンクラブの会員でもないようだけど」
「何者ですか」
サカリアスの問いにアビガイルはひどく不快そうな顔で答えた。
「四匹のドラゴンっていう反社会組織の構成員と配下のチンピラ。政庁前で暴れてた若い連中の中にも同じ組織のチンピラがいた。で、その組織の最上部組織は白竜会」
サカリアスもまた不快感に表情をさらに険しくした。白竜会は六番目の兄フラビオ率いる反社会組織である。
「白竜会とは、首都星で幅をきかせているヤクザ者たちですか」
レオポルドの問いにアビガイルはうなずいた。
「表向きは普通の会社を装っている。でも本当は反社会組織。しかもその代表はフーゴ男爵フラビオ。私の六番目の弟」
アマンダは絶句した。皇帝の息子で男爵が反社のトップ。ありえない話だった。
「フラビオは二十歳になる前から狂犬と呼ばれるほどの乱暴者だった。学校でも手に負えなくて貴族学校の高等科を二年で退学した。喧嘩に明け暮れて白竜会の前身の組織の構成員や幹部を倒してトップになってしまった。組織を手に入れて八年くらいになる」
「なるほど」
レオポルドは両腕を胸の前で組んだ。
「男爵では不満なのかもしれないですね。侯爵領が混乱すれば、侯爵夫人の統治能力が疑われる。統治できないと皇帝が判断すれば、侯爵領を没収される。それを手に入れようということでしょう」
「私もそう思う。フラビオが狭いフーゴ男爵領に満足できるはずがない。それに、クライフは様々な興行で潤っている。興行関係の利権を狙っていても不思議ではない。だけど、スタジアムの事件を狙いすましたように騒ぎを起こすとはね。油断ならない」
アビガイルはそう言うとコーヒーを飲み干した。
「皇帝陛下は男爵のことを処罰されないのですか」
アマンダの問いにアビガイルは悲し気に首を振った。
「フラビオは狂犬だけど、頭がまわるから決して自分が捕まるようなことはしない。フラビオが皇子だから被害に遭った人達も泣き寝入り。それに母は元々子どもに無関心でね。国が最優先。どうしようもない」
「国民が被害を受けているのにひど過ぎます」
アマンダは思うことをそのまま口にしていた。レオポルドは言った。
「確かにそうだ。はっきり言うが、これは陛下の失政の一つだ」
アビガイルもサカリアスもぎょっとした。皇帝の愛人だったレオポルドがはっきりと失政と言うとは。
が、一方ではサカリアスはそうかもしれないと思った。皇帝の失政は自分にとっては有利となる。
「ところで、今回のこと陛下は何と仰せになりましたか」
レオポルドの問いにアビガイルはしばらく沈黙していたが、意を決したように言った。
「スタジアムで事件が起きた時に陛下に報告すると秘書官を通じて陸軍に出動を要請したので事態を鎮圧させよと命令があったのだけれど、こちらに帰って来てから連絡すると秘書官から連絡が取れないと言われた。星の離宮においでのようだからとそちらに使いを送っていると。今まで連絡が取れないということはなかった。結局連絡が取れたのが、臨時ニュースが終わった後。事後報告になった。陛下はよろしく後の処置をせよと秘書官を通じて仰せになった。ただショックだったのは、秘書官が陛下が最近お疲れのようだと言うのよ。執務室で居眠りしたり、原稿にスペルミスがあったり、前にはなかったことだわ。事件もショックだけど、陛下のお体の状態がね。前は連絡が取れないなんてこともなかったし。わかってるとは思うけれど、ここだけの話にしておいて」
確かにこれは外部に漏らせない話だった。皇帝の健康状態や精神状態は国家の最高機密だった。
「要するにお年を召されたということか」
元愛人であるレオポルドの言葉に三人は残酷な響きを感じた。
アビガイルは立ち上がった。
「さて、それじゃ私は政庁に戻る。ビクトルと交代」
「ビクトルに代理をさせてるんですか!」
サカリアスの声は思わず大きくなっていた。
「代理とまではいかないけれど、報道対応をさせてる。ああ見えて弁は立つ。政庁の報道官より役に立つ」
「しかし……」
「伊達にあちこちの星をまわってきたわけじゃないってことね。あ、言い忘れてたけれど今日から三日間服喪だからクライフの観光施設は休み。うちの庭園美術館も休園。庭を好きなだけ歩き回っていいから。アマンダ、サカリアスを案内してあげて。サカリアスも少しは歩かないと身体がなまるでしょ」
アビガイルは颯爽と歩いてダイニングから出て行った。
「ずっと地下にいたから外の空気を吸うのはいいことだな。アマンダ、殿下を案内して差し上げなさい」
レオポルドはそう言うと、ちらっとサカリアスに目配せした。機会は作ったのだから後はおまえ次第だと言わんばかりに。
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