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第四章 再会
03 三つ目の名まえはバネサ
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ドラがパルマ三世号の船室で最初に覚醒した時、夢の中にいるようだった。父の姿を見失い、無重力の宇宙空間の闇に引きずり込まれ恐慌状態に陥ったまま気を失ったためか、目の前に父の姿を見た時、涙がこぼれた。父と言葉を交わした後、また眠った。再び目覚めた時にはすっかり身体は元通りになっていた。
何の夢を見ていたのかと父に尋ねられたが、ドラは覚えていなかった。最初に目覚めた時に、夢を見たと言っていたらしい。
船にはビクトル・パルマがいて、これからゲバラ侯爵領のクライフに行くと言った。
意識のないうちにワープは終わっていたらしく、船内のモニターには青く光るクライフがくっきりと映っていた。
どうしてドイルに戻らないのか尋ねると、父が教えてくれた。
「アギレラの名はこの先も海賊に利用される恐れがある。だから、私達は死んだことになっている」
サウロ・ラモンのことを思い出すと、確かにその恐れはあった。父を皇帝に担ぎ出そうなど無茶な話である。
そういえばビクトルはドラがアマンダであったことに気付いていなかったのではないか。ビクトルがいて話を聞いているということは、気付かれてしまったらしい。
「パルマさん、御存知だったのですか、私達家族のこと」
「取材始めるまでは知らなかったけど、取材してるうちにね。だってドイルで帝國標準語を正確に聞き取れるって珍しいし。でも今が幸せそうだから今更名乗ったりしたら気を使うかなと思ったんだ」
「ありがとうございます。そんな気遣いまでしてくださるなんて」
ビクトルがそういう気遣いをする人だとは思ってもいなかった。10年前不機嫌な顔ばかりしていた少年は大人になっていた。ドラは私はどう変わったのだろうかとふと思った。あまり変わっていないような気がした。
だが、それはそれとして、残されたレオとサリタはどうなるのだ。父はドラの気持ちを察していた。
「私達が生きているほうが二人には面倒なことになる。レオはアギレラの名を知っているが、軍人だから外部と頻繁に接触することはない。レオを利用する人間が近づくのは難しい。サリタはアギレラの名を知らない。レオが話すかもしれないが、私が話した以上のことはレオも知らない。レオから聞いてもアギレラの名に振り回されることはないだろう。サリタはドラ以上に現実的だからね。剥奪された爵位になぞ意味を見出さないだろう。私達が姿を見せないほうが二人はそれぞれ平穏に暮らせる」
それでも二人の悲しみを想像すると、ドラはたまらなかった。
「それに二人には犯罪被害者遺族救済制度からいくばくかの金が出る」
「お父さん、いくらお金が出たって……。それに、生きてるから詐欺だわ」
「軍が公式に死亡を発表してるし、レオもサリタも死んだと思っている。だから詐欺にはならないよ。それに、おまえもわかってるだろう。お金があればたいていのことはなんとかなる。悲しい上にお金が無いのがどれほどつらいことか」
初めてエストレージャからの給与が振り込まれた日、忙しい父の代わりに銀行で入金を確認し当座の生活費を引き出した時に、給与入金前の口座の残金を見て寒気を感じたことを思い出した。もしヒメネス夫人に会っていなければ家族はどうなっていたことか。
けれど、今回は状況が違う。四人の家族の中でも幼い二人が残されてしまったのだ。
「こんな無理なウソ、いつまでつかなければいけないの?」
「サウロ・ラモンはまだ捕まってないらしい。少なくとも彼が捕まり刑に処されるまでは私達は身を隠さねばならないだろう」
サウロが捕まっていないというのは知らなかった。あれだけ海賊船は攻撃されていたのに。
彼がいたと思われる部屋にリベラの部隊が入ってそこから通信していたのだ。一体どうやってあそこから逃げおおせたのか。
そういえば自分たちはどうやってこの船に助けられたのかと尋ねると、ビクトルは笑った。
「まあ、それはおいおい。そろそろ月の宇宙港に着くから支度して」
なんだかはぐらかされているようだった。検査に必要だからと身分証明書が渡されれば、そちらが気になる。
「偽造じゃないよ。用紙もコード番号も本物だから。ちゃんとクライフの政庁で発行されてる」
ビクトルの言う通り、着陸した後の入星検査の証明書読み取りは何の問題もなかった。
こうしてホルヘはマリオ・オリバに、ドラはバネサ・オリバとなった。二人の身分証明書はゲバラ侯爵の経営する観光会社の従業員用のものだった。パルマ三世号は観光会社名義の所有船だったから従業員が降りてきても何の不思議もなかった。
月からは専用のシャトルで空港に優先的に着陸できた。空港から侯爵邸までは地下の専用道路を使って移動した。
観光地なので、無粋な侯爵家のリムジンや警察車両が地上を通らずに移動できるようになっているということだった。
侯爵邸に到着したのは夜だったので、軽めの夕食を取った後客間で休んだ。
侯爵夫人は翌朝、首都から屋敷に帰って来た。ドラは10年間の無沙汰を詫びた。ホルヘは10年前に娘がお世話になった礼を述べ再びお世話になるのが申し訳ないと言った。
アビガイルはそんな気遣いはいらないからくつろいで欲しいと言って父子をもてなした。
10年前と変わらぬ侯爵夫人の態度にドラは感嘆していた。父はもうアギレラ大公ではないし、自分はただのドラなのに。ビクトルが親切なのは、侯爵夫人の影響なのだろうと思った。
その日の午後だった。
ドラとホルヘ、いやバネサとマリオがいる居間で壁に掛けられた大型映像端末が起動した。帝國が重要なニュースを流す時に、帝國中で自動的に端末が起動するようになっているのだ。
居間にあったクライフの案内本を読んでいたバネサは国歌が流れたので本をテーブルに置いた。マリオも料理の本を置いた。
そこへアビガイルとビクトルが入って来た。端末のない部屋にいる場合は、ある場所で見ることが定められていた。当然のことながら健康上の問題がない限り起立して見ることが求められる。
『これより聯合帝國ニュース特別版をお送りします』
黒いスーツに黒いネクタイのアナウンサーは悲し気な顔だった。皇帝陛下かその子息たちに何か異変があったのかとバネサは思った。
『帝國標準時9月15日22時、ケプラー星系及びリベラ星系の海賊討伐部隊の共同作戦が決行されました。海賊はドミンゴ一味の残党です。彼らはすでに逮捕された一味21人が死刑になったのを逆恨みしケプラー星系各地で凶悪な犯罪を犯しました。惑星コーンウェルのチャンドラー基地、マクベインのハメット基地、ハイスミスのグリーン基地で殺戮を繰り返しました。さらにドイルのヨハネス基地の周辺を襲い、何の罪もない市民を拉致しました。現地時間午後9時20分、カフェテリア、エストレージャはオーダーストップ前でした。主人のホルヘさんと娘のドラさんは凶悪な海賊に拉致されたのです』
アナウンスとともに被害を受けた地域の映像、そしてエストレージャの映像も流れた。バネサは直視できなかった。
『海賊討伐部隊は海賊のワープ経路を探索し、コーンウェルへと向かい、彼らを急襲しました。拉致された父と娘を救助しようとしましたが、海賊船の爆破に巻き込まれた二人は宇宙の花と散りました。そして本日、故郷のドイルで二人の葬儀が執り行われました。遺族は弟のレオンさんと妹のサリタさん。レオンさんはクリスティで整備兵候補生として勉強中、サリタさんはドイルの看護学校で働きながら看護師を目指しています。二人ともじっと涙をこらえていました。まさしく臣民の鑑です。また多くの市民が二人を悼んでいます』
市民墓地らしき場所で見たことのある人々がインタビューに答えていた。エンリケ老人はたこのガーリック炒めがもう食べられないと言っていた。スズキ支店長は泣いて言葉にならなかった。初めて見る涙だった。
だが、アナウンサーも人々もサウロの名を一切口にしなかった。
『なお、皇帝陛下は暴虐の徒を倒すために犠牲となった父娘に弔意を表されました』
国歌が流れニュースは終わった。
奇妙な気分だった。自分の葬儀がニュースとして宇宙中に流れているとは。
ビクトルが呟いた。
「皇帝陛下が弔意って」
「これはいよいよ表には出られなくなったな」
マリオの言葉にバネサは眩暈がしてきそうだった。レオにもサリタにも会えないのかと。
「バランスがとれない」
侯爵夫人の顔色は冴えなかった。
「チャンドラーでは10,000人以上死んでるのに、追悼式さえ行われてない」
「ウソだろ?」
ビクトルだけでなくマリオもバネサも驚愕するしかなかった。
「ウソなもんですか。報道規制されてるから市民は知らない。軍の上層部、閣僚や侯爵以上は知ってる。普通の海賊がそれだけの人間を殺傷する武器を持ってるわけない。海賊船は宇宙軍の戦艦の改造型で各地を荒らしたのよ」
アビガイルの言葉にしばらく沈黙が続いた。
「それじゃ横流し?」
ビクトルの問いにアビガイルは黙って頷いた。
バネサにも事の重大性はわかった。マリオはソファに座り込んでしまった。
「何も起きなければいいけれど」
そう言うと侯爵夫人は居間を出て行った。
何の夢を見ていたのかと父に尋ねられたが、ドラは覚えていなかった。最初に目覚めた時に、夢を見たと言っていたらしい。
船にはビクトル・パルマがいて、これからゲバラ侯爵領のクライフに行くと言った。
意識のないうちにワープは終わっていたらしく、船内のモニターには青く光るクライフがくっきりと映っていた。
どうしてドイルに戻らないのか尋ねると、父が教えてくれた。
「アギレラの名はこの先も海賊に利用される恐れがある。だから、私達は死んだことになっている」
サウロ・ラモンのことを思い出すと、確かにその恐れはあった。父を皇帝に担ぎ出そうなど無茶な話である。
そういえばビクトルはドラがアマンダであったことに気付いていなかったのではないか。ビクトルがいて話を聞いているということは、気付かれてしまったらしい。
「パルマさん、御存知だったのですか、私達家族のこと」
「取材始めるまでは知らなかったけど、取材してるうちにね。だってドイルで帝國標準語を正確に聞き取れるって珍しいし。でも今が幸せそうだから今更名乗ったりしたら気を使うかなと思ったんだ」
「ありがとうございます。そんな気遣いまでしてくださるなんて」
ビクトルがそういう気遣いをする人だとは思ってもいなかった。10年前不機嫌な顔ばかりしていた少年は大人になっていた。ドラは私はどう変わったのだろうかとふと思った。あまり変わっていないような気がした。
だが、それはそれとして、残されたレオとサリタはどうなるのだ。父はドラの気持ちを察していた。
「私達が生きているほうが二人には面倒なことになる。レオはアギレラの名を知っているが、軍人だから外部と頻繁に接触することはない。レオを利用する人間が近づくのは難しい。サリタはアギレラの名を知らない。レオが話すかもしれないが、私が話した以上のことはレオも知らない。レオから聞いてもアギレラの名に振り回されることはないだろう。サリタはドラ以上に現実的だからね。剥奪された爵位になぞ意味を見出さないだろう。私達が姿を見せないほうが二人はそれぞれ平穏に暮らせる」
それでも二人の悲しみを想像すると、ドラはたまらなかった。
「それに二人には犯罪被害者遺族救済制度からいくばくかの金が出る」
「お父さん、いくらお金が出たって……。それに、生きてるから詐欺だわ」
「軍が公式に死亡を発表してるし、レオもサリタも死んだと思っている。だから詐欺にはならないよ。それに、おまえもわかってるだろう。お金があればたいていのことはなんとかなる。悲しい上にお金が無いのがどれほどつらいことか」
初めてエストレージャからの給与が振り込まれた日、忙しい父の代わりに銀行で入金を確認し当座の生活費を引き出した時に、給与入金前の口座の残金を見て寒気を感じたことを思い出した。もしヒメネス夫人に会っていなければ家族はどうなっていたことか。
けれど、今回は状況が違う。四人の家族の中でも幼い二人が残されてしまったのだ。
「こんな無理なウソ、いつまでつかなければいけないの?」
「サウロ・ラモンはまだ捕まってないらしい。少なくとも彼が捕まり刑に処されるまでは私達は身を隠さねばならないだろう」
サウロが捕まっていないというのは知らなかった。あれだけ海賊船は攻撃されていたのに。
彼がいたと思われる部屋にリベラの部隊が入ってそこから通信していたのだ。一体どうやってあそこから逃げおおせたのか。
そういえば自分たちはどうやってこの船に助けられたのかと尋ねると、ビクトルは笑った。
「まあ、それはおいおい。そろそろ月の宇宙港に着くから支度して」
なんだかはぐらかされているようだった。検査に必要だからと身分証明書が渡されれば、そちらが気になる。
「偽造じゃないよ。用紙もコード番号も本物だから。ちゃんとクライフの政庁で発行されてる」
ビクトルの言う通り、着陸した後の入星検査の証明書読み取りは何の問題もなかった。
こうしてホルヘはマリオ・オリバに、ドラはバネサ・オリバとなった。二人の身分証明書はゲバラ侯爵の経営する観光会社の従業員用のものだった。パルマ三世号は観光会社名義の所有船だったから従業員が降りてきても何の不思議もなかった。
月からは専用のシャトルで空港に優先的に着陸できた。空港から侯爵邸までは地下の専用道路を使って移動した。
観光地なので、無粋な侯爵家のリムジンや警察車両が地上を通らずに移動できるようになっているということだった。
侯爵邸に到着したのは夜だったので、軽めの夕食を取った後客間で休んだ。
侯爵夫人は翌朝、首都から屋敷に帰って来た。ドラは10年間の無沙汰を詫びた。ホルヘは10年前に娘がお世話になった礼を述べ再びお世話になるのが申し訳ないと言った。
アビガイルはそんな気遣いはいらないからくつろいで欲しいと言って父子をもてなした。
10年前と変わらぬ侯爵夫人の態度にドラは感嘆していた。父はもうアギレラ大公ではないし、自分はただのドラなのに。ビクトルが親切なのは、侯爵夫人の影響なのだろうと思った。
その日の午後だった。
ドラとホルヘ、いやバネサとマリオがいる居間で壁に掛けられた大型映像端末が起動した。帝國が重要なニュースを流す時に、帝國中で自動的に端末が起動するようになっているのだ。
居間にあったクライフの案内本を読んでいたバネサは国歌が流れたので本をテーブルに置いた。マリオも料理の本を置いた。
そこへアビガイルとビクトルが入って来た。端末のない部屋にいる場合は、ある場所で見ることが定められていた。当然のことながら健康上の問題がない限り起立して見ることが求められる。
『これより聯合帝國ニュース特別版をお送りします』
黒いスーツに黒いネクタイのアナウンサーは悲し気な顔だった。皇帝陛下かその子息たちに何か異変があったのかとバネサは思った。
『帝國標準時9月15日22時、ケプラー星系及びリベラ星系の海賊討伐部隊の共同作戦が決行されました。海賊はドミンゴ一味の残党です。彼らはすでに逮捕された一味21人が死刑になったのを逆恨みしケプラー星系各地で凶悪な犯罪を犯しました。惑星コーンウェルのチャンドラー基地、マクベインのハメット基地、ハイスミスのグリーン基地で殺戮を繰り返しました。さらにドイルのヨハネス基地の周辺を襲い、何の罪もない市民を拉致しました。現地時間午後9時20分、カフェテリア、エストレージャはオーダーストップ前でした。主人のホルヘさんと娘のドラさんは凶悪な海賊に拉致されたのです』
アナウンスとともに被害を受けた地域の映像、そしてエストレージャの映像も流れた。バネサは直視できなかった。
『海賊討伐部隊は海賊のワープ経路を探索し、コーンウェルへと向かい、彼らを急襲しました。拉致された父と娘を救助しようとしましたが、海賊船の爆破に巻き込まれた二人は宇宙の花と散りました。そして本日、故郷のドイルで二人の葬儀が執り行われました。遺族は弟のレオンさんと妹のサリタさん。レオンさんはクリスティで整備兵候補生として勉強中、サリタさんはドイルの看護学校で働きながら看護師を目指しています。二人ともじっと涙をこらえていました。まさしく臣民の鑑です。また多くの市民が二人を悼んでいます』
市民墓地らしき場所で見たことのある人々がインタビューに答えていた。エンリケ老人はたこのガーリック炒めがもう食べられないと言っていた。スズキ支店長は泣いて言葉にならなかった。初めて見る涙だった。
だが、アナウンサーも人々もサウロの名を一切口にしなかった。
『なお、皇帝陛下は暴虐の徒を倒すために犠牲となった父娘に弔意を表されました』
国歌が流れニュースは終わった。
奇妙な気分だった。自分の葬儀がニュースとして宇宙中に流れているとは。
ビクトルが呟いた。
「皇帝陛下が弔意って」
「これはいよいよ表には出られなくなったな」
マリオの言葉にバネサは眩暈がしてきそうだった。レオにもサリタにも会えないのかと。
「バランスがとれない」
侯爵夫人の顔色は冴えなかった。
「チャンドラーでは10,000人以上死んでるのに、追悼式さえ行われてない」
「ウソだろ?」
ビクトルだけでなくマリオもバネサも驚愕するしかなかった。
「ウソなもんですか。報道規制されてるから市民は知らない。軍の上層部、閣僚や侯爵以上は知ってる。普通の海賊がそれだけの人間を殺傷する武器を持ってるわけない。海賊船は宇宙軍の戦艦の改造型で各地を荒らしたのよ」
アビガイルの言葉にしばらく沈黙が続いた。
「それじゃ横流し?」
ビクトルの問いにアビガイルは黙って頷いた。
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