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第一章
陸 案山子は化ける
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「駒井の家は養子をとることになった。ここにいる山中源治郎だ。それでお宅の志緒さんと娶わせて夫婦養子としたいという話になった。返事は今すぐでなくともいい。わしとしてはいい話だと思う」
遠藤弥兵衛は用件だけでなく、自分の意見も付け加えた。
「まことによきお話、かたじけない」
「さよう。わしも駒井の甚太夫からこの話を聞いた時、これはうまくいくと思った。本人がおる前で申すのはなんだが、昨今の若い者には珍しく実直で、うちに娘がいたらすぐにでももらいたいぐらいだ」
弥兵衛の子ども五人はすべて男子である。皆弥兵衛に似て声が大きい。
「某から山中殿にお尋ねしてもよろしいか」
誠之助の声は遠慮がちだった。
「はい」
源治郎の声は重みがあった。
「山中殿は江戸ではどちらの道場に通われておいでか」
「お玉が池の玄武館に通っておりました」
玄武館は北辰一刀流の道場である。北辰一刀流は千葉周作が創始した流派で当時としては新しい流派だった。当然城下に道場はなく江戸で修行しなければならない。
「誠之助殿、源治郎殿は初目録を授けられているのだ」
「弥兵衛殿、それはまことか」
重兵衛は目を輝かせた。
「志緒も砂村道場で小太刀の目録を授けられている。夫婦になれば二人で武を極められよう」
「それはよい。志緒さんとなら似合いの夫婦になろう」
弥兵衛と重兵衛が盛り上がったところで、それまで黙っていた美初良が口を開いた。
「妾は志緒の姉の美初良と申す。源治郎殿は蘭学のほうは」
「いいえ」
短い答えだった。
「そうか。水野越前守の改革は厳し過ぎたからのう。ことに蘭学者にとっては」
弥兵衛と重兵衛は顔を見合わせた。いくら辞職したとはいえ御公儀の老中であった方を呼び捨てにするとは。
「美初良、口が過ぎるぞ。仮にも老中をなさった方ではないか」
「あら失礼いたしました。越前守様ですわね」
少しも失礼とは感じられない口調だった。
「失礼いたします」
津根が障子を開けた。
「お酒をお持ちしました」
肴の載った膳を佐登と志緒が運んで来た。
「この酒は奥で亀の方様も口にされる銘酒とか。さあ、どうぞ」
津根は弥兵衛の盃に徳利から酒を注いだ。
「これはどうも」
津根は源治郎の盃にも注ごうとした。
「先日は志緒を助けていただいてありがとうございました。御礼の印に」
「申し訳ありません。某は下戸ですので」
志緒はその声の大きさに驚いた。自分から話さない源治郎がはっきりと言うからには本当のことなのだろう。
「源治郎殿、少しぐらいはよかろう」
弥兵衛は膳の上の徳利を取り、源治郎の膳の盃に無理矢理入れようとした。源治郎はうろたえていた。まるで田んぼの案山子が強い風を受けているようだった。
「困ります、某は飲めぬのです」
志緒には案山子が泣いているように見えた。
「遠藤様、おやめください」
志緒は思わず大きな声を出していた。弥兵衛は驚いて徳利を持った手を引っ込めた。津根もまあと小さな声を上げた。
「これはこれは。志緒さんは源治郎殿のよい嫁御になられそうだ」
しまった。志緒は人に無理強いするような者が許せないから言ったのである。それなのに、源治郎を守るために言ったと受け取られてしまった。
「違います。違います。ただ、無理強いはよくないから」
その場の全員の視線が恥ずかしくて、志緒はそれだけ言うと座敷から走り去った。
「申し訳ありません。不作法な真似を」
津根は弥兵衛に詫びた。
「母上、謝ることはありません。これは弥兵衛殿がよくない。下戸に酒を飲ませて無様なありさまを縁談の相手に見せるようなことになったら、破談になってもおかしくはない」
美初良はそう言うと、源治郎を見た。
「はっきりと下戸と申し上げたそなたはまことによき男。はっきりと言えずに酔いつぶれるような見苦しい姿をさらさぬ心掛けはあっぱれ」
「おそれいります」
源治郎は細い身体を折り曲げた。弥兵衛も頭を下げた。
「いやはや、さすがは奥の要と言われる美園様じゃ。一本取られた。わしが悪かった。源治郎殿、許してたもれ」
「遠藤様、下戸であることをこちらへ参る前に申さなかった某の不心得をこそお許しください」
源治郎まで頭を下げた。重兵衛は徳利を持ち、美初良の盃に酒を注いだ。
「さてさて、これで手打ちにいたそう。美初良、よいな」
「はい。これで手打ちにいたします」
美初良は盃をぐいと飲み干した。
「うむ。よい酒じゃ。そうそう、源治郎殿、頼みがある。志緒をここへ連れて来てもらえぬか。志緒はこういう時、台所に行く」
美初良の頼みを否と言える者は滅多にいない。だが、源治郎は断った。
「それはできかねます。志緒さまは村田家の大切な娘御。某と二人きりになるようなことがあれば、いかなる噂が立つことか。たとえこの屋敷の中であっても、さようなことはできません」
重兵衛は何故駒井甚太夫が源治郎を養子に選んだかわかったような気がした。佐登の婿誠之助もまた祝言まで佐登の手すら握らなかった。
「源治郎殿の仰せの通り。私が呼んで参ります」
佐登が立ち上がった。
台所の板の間の上に座り込んだ志緒は大きくため息をついた。
遠藤弥兵衛はきっと不機嫌になったに違いない。そして駒井甚太夫と津奈に今夜のことを話すに違いない。二人はきっと恥ずかしい思いをするだろう。幸之助さまの両親に恥をかかせてしまった。幸之助さまに申し訳ない。幸之助さまの供養のことを考えていた己が恥ずかしい。
それに明鏡止水を目指しているのに、水のような澄み切った心にはなれず、遠藤様に腹を立ててしまった。きっと山中様も呆れているだろう。恩ある人に軽蔑されるのはやはり恥ずかしい。
「志緒、戻ってらっしゃい。小さい子どもじゃあるまいし」
佐登の声に振り返った。
「姉さま、ごめんなさい」
「そう思うんなら、座敷へいらっしゃい」
「でも、遠藤様が」
「大丈夫。遠藤様は怒ってない。今頃、お酒が入ってご機嫌のはず。山中様もお酒を無理強いされてない。美初良がとりなしてくれたから、御礼を言いなさいね」
「美初良姉さまが?」
「ええ。さすがは奥勤めね。遠藤様にもぴしゃりと言うんだから。まあ、あなたも遠藤様にやめるように言ったのは大したものだけど」
「だからって、山中様と縁組するわけじゃ」
志緒は遠藤弥兵衛の「よい嫁御」という言葉が引っかかっていた。
佐登は志緒の隣に座った。
「そうよね」
佐登は頷いた。
「でも、山中様はいい方みたいね。ああいう人はめったにいないと思う。幸之助さまとは違うけれど」
いい方。確かにそうだ。見ず知らずの暑気あたりの娘を助けてくれるようないい人だから困るのだ。悪い人なら断れる。けれど、そうではないのだ。
佐登は続けた。
「あなたの言う通り案山子みたいな人だけど、あの案山子は化けると思う」
「化ける?」
「あんなに痩せてるのにはわけがある。山中様の妾腹の子で、継母にあまり大切にされていないそうなの。御礼に持っていったまくわ瓜も食べさせてもらったんだか」
「そんな……」
思いも寄らぬ山中源治郎の境遇であった。
「だから、駒井様の養子になってきちんと食事をさせてもらえたら、きっといい体格になるわね。それに見たところ、痩せてはいるけれどいい身体してると思う」
「いい身体って……」
あまりの言いように志緒は呆れた。
「誠之助様もそうだったのよ。実家じゃ冷や飯食いでお代わりも遠慮するような暮らしだったから祝言上げて半年もしたら腹が出てきちゃった。だから、源治郎様も化けると思う。逃したら大損よ」
「なんだか身体目当てみたい」
「あら、身体って大事よ。まあ幸之助さまはいい身体をしていたけれど若死にしてしまわれたけれどね。でもあの体格で江戸と国を往復してるし、江戸で剣術をやっていたそうだし、元々丈夫なんじゃないかしら。駒井家に入って食べるようになったら案山子には見えなくなると思う」
「だったら、祝言の相手は私でなくてもいいのに」
「そうね。だけど、せっかく目の前にいい男がいるのに、それを逃すのはお馬鹿さんよ。はっきり言って、二十過ぎたら、いい相手は残ってないんだからね。いい男は皆他の女の物。もし今、美初良が奥を辞めて結婚したいなんて言ったら後添いの口しかないわね。あんなに美人でもよ」
佐登の言葉は辛辣だった。だが、そこに妹を思う気持ちがあることに志緒は気付いていた。
返事はともかく、姉の立場を思ったら座敷に戻らねばならない。志緒はゆっくりと立ち上がった。
遠藤弥兵衛は用件だけでなく、自分の意見も付け加えた。
「まことによきお話、かたじけない」
「さよう。わしも駒井の甚太夫からこの話を聞いた時、これはうまくいくと思った。本人がおる前で申すのはなんだが、昨今の若い者には珍しく実直で、うちに娘がいたらすぐにでももらいたいぐらいだ」
弥兵衛の子ども五人はすべて男子である。皆弥兵衛に似て声が大きい。
「某から山中殿にお尋ねしてもよろしいか」
誠之助の声は遠慮がちだった。
「はい」
源治郎の声は重みがあった。
「山中殿は江戸ではどちらの道場に通われておいでか」
「お玉が池の玄武館に通っておりました」
玄武館は北辰一刀流の道場である。北辰一刀流は千葉周作が創始した流派で当時としては新しい流派だった。当然城下に道場はなく江戸で修行しなければならない。
「誠之助殿、源治郎殿は初目録を授けられているのだ」
「弥兵衛殿、それはまことか」
重兵衛は目を輝かせた。
「志緒も砂村道場で小太刀の目録を授けられている。夫婦になれば二人で武を極められよう」
「それはよい。志緒さんとなら似合いの夫婦になろう」
弥兵衛と重兵衛が盛り上がったところで、それまで黙っていた美初良が口を開いた。
「妾は志緒の姉の美初良と申す。源治郎殿は蘭学のほうは」
「いいえ」
短い答えだった。
「そうか。水野越前守の改革は厳し過ぎたからのう。ことに蘭学者にとっては」
弥兵衛と重兵衛は顔を見合わせた。いくら辞職したとはいえ御公儀の老中であった方を呼び捨てにするとは。
「美初良、口が過ぎるぞ。仮にも老中をなさった方ではないか」
「あら失礼いたしました。越前守様ですわね」
少しも失礼とは感じられない口調だった。
「失礼いたします」
津根が障子を開けた。
「お酒をお持ちしました」
肴の載った膳を佐登と志緒が運んで来た。
「この酒は奥で亀の方様も口にされる銘酒とか。さあ、どうぞ」
津根は弥兵衛の盃に徳利から酒を注いだ。
「これはどうも」
津根は源治郎の盃にも注ごうとした。
「先日は志緒を助けていただいてありがとうございました。御礼の印に」
「申し訳ありません。某は下戸ですので」
志緒はその声の大きさに驚いた。自分から話さない源治郎がはっきりと言うからには本当のことなのだろう。
「源治郎殿、少しぐらいはよかろう」
弥兵衛は膳の上の徳利を取り、源治郎の膳の盃に無理矢理入れようとした。源治郎はうろたえていた。まるで田んぼの案山子が強い風を受けているようだった。
「困ります、某は飲めぬのです」
志緒には案山子が泣いているように見えた。
「遠藤様、おやめください」
志緒は思わず大きな声を出していた。弥兵衛は驚いて徳利を持った手を引っ込めた。津根もまあと小さな声を上げた。
「これはこれは。志緒さんは源治郎殿のよい嫁御になられそうだ」
しまった。志緒は人に無理強いするような者が許せないから言ったのである。それなのに、源治郎を守るために言ったと受け取られてしまった。
「違います。違います。ただ、無理強いはよくないから」
その場の全員の視線が恥ずかしくて、志緒はそれだけ言うと座敷から走り去った。
「申し訳ありません。不作法な真似を」
津根は弥兵衛に詫びた。
「母上、謝ることはありません。これは弥兵衛殿がよくない。下戸に酒を飲ませて無様なありさまを縁談の相手に見せるようなことになったら、破談になってもおかしくはない」
美初良はそう言うと、源治郎を見た。
「はっきりと下戸と申し上げたそなたはまことによき男。はっきりと言えずに酔いつぶれるような見苦しい姿をさらさぬ心掛けはあっぱれ」
「おそれいります」
源治郎は細い身体を折り曲げた。弥兵衛も頭を下げた。
「いやはや、さすがは奥の要と言われる美園様じゃ。一本取られた。わしが悪かった。源治郎殿、許してたもれ」
「遠藤様、下戸であることをこちらへ参る前に申さなかった某の不心得をこそお許しください」
源治郎まで頭を下げた。重兵衛は徳利を持ち、美初良の盃に酒を注いだ。
「さてさて、これで手打ちにいたそう。美初良、よいな」
「はい。これで手打ちにいたします」
美初良は盃をぐいと飲み干した。
「うむ。よい酒じゃ。そうそう、源治郎殿、頼みがある。志緒をここへ連れて来てもらえぬか。志緒はこういう時、台所に行く」
美初良の頼みを否と言える者は滅多にいない。だが、源治郎は断った。
「それはできかねます。志緒さまは村田家の大切な娘御。某と二人きりになるようなことがあれば、いかなる噂が立つことか。たとえこの屋敷の中であっても、さようなことはできません」
重兵衛は何故駒井甚太夫が源治郎を養子に選んだかわかったような気がした。佐登の婿誠之助もまた祝言まで佐登の手すら握らなかった。
「源治郎殿の仰せの通り。私が呼んで参ります」
佐登が立ち上がった。
台所の板の間の上に座り込んだ志緒は大きくため息をついた。
遠藤弥兵衛はきっと不機嫌になったに違いない。そして駒井甚太夫と津奈に今夜のことを話すに違いない。二人はきっと恥ずかしい思いをするだろう。幸之助さまの両親に恥をかかせてしまった。幸之助さまに申し訳ない。幸之助さまの供養のことを考えていた己が恥ずかしい。
それに明鏡止水を目指しているのに、水のような澄み切った心にはなれず、遠藤様に腹を立ててしまった。きっと山中様も呆れているだろう。恩ある人に軽蔑されるのはやはり恥ずかしい。
「志緒、戻ってらっしゃい。小さい子どもじゃあるまいし」
佐登の声に振り返った。
「姉さま、ごめんなさい」
「そう思うんなら、座敷へいらっしゃい」
「でも、遠藤様が」
「大丈夫。遠藤様は怒ってない。今頃、お酒が入ってご機嫌のはず。山中様もお酒を無理強いされてない。美初良がとりなしてくれたから、御礼を言いなさいね」
「美初良姉さまが?」
「ええ。さすがは奥勤めね。遠藤様にもぴしゃりと言うんだから。まあ、あなたも遠藤様にやめるように言ったのは大したものだけど」
「だからって、山中様と縁組するわけじゃ」
志緒は遠藤弥兵衛の「よい嫁御」という言葉が引っかかっていた。
佐登は志緒の隣に座った。
「そうよね」
佐登は頷いた。
「でも、山中様はいい方みたいね。ああいう人はめったにいないと思う。幸之助さまとは違うけれど」
いい方。確かにそうだ。見ず知らずの暑気あたりの娘を助けてくれるようないい人だから困るのだ。悪い人なら断れる。けれど、そうではないのだ。
佐登は続けた。
「あなたの言う通り案山子みたいな人だけど、あの案山子は化けると思う」
「化ける?」
「あんなに痩せてるのにはわけがある。山中様の妾腹の子で、継母にあまり大切にされていないそうなの。御礼に持っていったまくわ瓜も食べさせてもらったんだか」
「そんな……」
思いも寄らぬ山中源治郎の境遇であった。
「だから、駒井様の養子になってきちんと食事をさせてもらえたら、きっといい体格になるわね。それに見たところ、痩せてはいるけれどいい身体してると思う」
「いい身体って……」
あまりの言いように志緒は呆れた。
「誠之助様もそうだったのよ。実家じゃ冷や飯食いでお代わりも遠慮するような暮らしだったから祝言上げて半年もしたら腹が出てきちゃった。だから、源治郎様も化けると思う。逃したら大損よ」
「なんだか身体目当てみたい」
「あら、身体って大事よ。まあ幸之助さまはいい身体をしていたけれど若死にしてしまわれたけれどね。でもあの体格で江戸と国を往復してるし、江戸で剣術をやっていたそうだし、元々丈夫なんじゃないかしら。駒井家に入って食べるようになったら案山子には見えなくなると思う」
「だったら、祝言の相手は私でなくてもいいのに」
「そうね。だけど、せっかく目の前にいい男がいるのに、それを逃すのはお馬鹿さんよ。はっきり言って、二十過ぎたら、いい相手は残ってないんだからね。いい男は皆他の女の物。もし今、美初良が奥を辞めて結婚したいなんて言ったら後添いの口しかないわね。あんなに美人でもよ」
佐登の言葉は辛辣だった。だが、そこに妹を思う気持ちがあることに志緒は気付いていた。
返事はともかく、姉の立場を思ったら座敷に戻らねばならない。志緒はゆっくりと立ち上がった。
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