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第一章
肆 案山子と悪戯
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夢の中の幸之助と同じように植え込みの前に佇んでいた男を見た瞬間に感じた驚きと期待めいた気持ちはあっけなく消え去った。
振り返った男は幸之助とは似てもにつかぬ姿かたちをしていた。
ひょろりと痩せて手足が長かった。顔も細く愛嬌があるとはお世辞にも言えなかった。表情は何を考えているかわからず、その目は志緒を見ているかどうかも定かではなかった。
月代はきれいで、着ている物も品はいいようだが、手が長いせいか裄丈が短く見えた。
何故、ここにこんな男がいるのか。賊にしては挙動が妙に落ち着いていた。幸之助の友人だろうか。だが、見覚えがない。
「誰?」
そう言った時、津奈の声が聞こえた。
「源治郎殿、おいでだったのですね」
一人で庭を見に行った志緒が気になって追ってきた津奈であった。
男は津奈に向かって深々と頭を下げた。
「来客中ということでしたので庭を見ておりました」
声は見かけと違い落ち着いて聞こえた。
「遠慮なさらず座敷においでください」
「かしこまりました」
男は植え込みから離れ玄関へと向かった。思いの外機敏な動作に志緒は目を見張った。動かずにじっとしているとまるで案山子だが、動きは猟犬のようだった。
「志緒さんもいらっしゃい。源治郎殿のこと御存知でしょ」
「いいえ。あのような方存じません」
我知らず力を込めていた。
津奈は不思議そうな顔になった。
「え? 暑気あたりになった時、おぶってもらったのでしょう」
志緒は思い出した。声を掛けられたが、顔は見ていない。
「あの方だったのですか」
私を背負った? あの細い身体で? 志緒には到底信じられなかった。
「顔を見なかったのですか」
「気を失っていましたので」
「まあ」
津奈はコロコロと笑った。
「ごめんなさいね。まあ、なんてことでしょう」
志緒は津奈が笑うのを久しぶりに見た。
座敷に戻ると、すでに源治郎は畳の上に端座していた。
志緒は源治郎から畳一枚隔てた隣に座らされた。
「お招きくださりありがとうございます。これは父から預かってまいりましたもので、どうぞ皆様でお召し上がりになってくださいとのことです」
源治郎は風呂敷包を差し出した。
「結構な物をありがとうございます。そんなお気遣いは無用だと山中様にお伝えください」
津奈はそう言った後、志緒に向き直った。
「志緒さん、こちらが普請作事方の山中藤兵衛様の御次男源治郎殿。暑気あたりのあなたを助けてくださった方」
志緒は源治郎のほうに身体の向きを変え、できるだけ丁寧にお辞儀をした。
「先ほどは失礼いたしました。先日は助けてくださりありがとうございました。村田重兵衛の三女志緒にございます」
「失礼なこととは何でしょうか。某にはわかりかねます」
生真面目な調子の声に志緒は顔を上げた。源治郎は本当にわけがわからぬようだった。
「その、幸之助さまと間違えて呼んでしまいました」
まあという声がしたかと思うと、また津奈が笑い出した。
「ああ、おかしい。志緒さんたら」
源治郎は笑い声を無視して言った。
「某にはあなたが何を言ったかわからなかった。ただ声がしたのでそちらを見ただけです。ですから失礼ではありません」
志緒はしまったと思った。確かにあの時の二人の間合いから考えれば志緒の声が源治郎に聞こえるはずはないのだ。それなのに幸之助と間違えたというしくじりを源治郎に自ら話してしまったのだ。志緒は恥じ入るばかりだった。
「大方、幸之助の悪戯でしょう」
さっきまで笑っていた津奈の「悪戯」という言葉は幸之助には不似合いに思われた。
「いたずらでございますか」
「ええ。あの子が死んだ後、四十九日の前だったかしら。突然仏間に置いてあったあの子の位牌だけが風もないのに倒れたの。佐江がお兄さまのいたずらだって言うのよ。そういえば私が子どもの頃にも、祖父の葬式の時にろうそくが倒れて危うく火を出してしまうところで。祖母がじいさまのいたずらだと言っていました。そういうことは昔からあるようです」
風もないのに位牌が倒れたりろうそくが倒れる。気味の悪い出来事のように思われるが、悪戯と言うとなにかしら故人への親しみが感じられてきた。
「生きている時は真面目な子だったから、ちょっといたずらをしたくなったのかもね。志緒さんに源治郎殿が幸之助に見えるようにいたずらをしたのでしょう」
いたずらにも限度があると志緒は幸之助に文句が言いたくなった。
その後、源治郎の持ってきた菓子をお茶と一緒にいただいた。
志緒と津奈は菓子を食べながら近況を話したが、源治郎は話を向けられなければ口を開かなかった。
志緒が小太刀の師匠の明鏡止水の話をした時だけ、小太刀をなさるのですかと尋ねた。
「はい。でもしばらく休んでいたので腕が鈍っています。師匠からは焦るなと言われました。焦っているつもりはないのですけれど」
「焦るのは人として当たり前のことだと思います」
源治郎はそう言って茶を口にした。
人として当たり前のこと。志緒には思いも寄らぬ言葉だった。焦りという心のくもりを拭わねばならぬのに、当たり前のことと言われるとは思わなかった。
「当たり前のことでも、私は焦りという心のくもりを晴らしたいと思っています」
「それが明鏡止水ということなのね」
津奈は真面目な顔になっていた。
「はい。心を鏡のように磨き、水のように澄み切った心を目指したいと思っています」
源治郎は何も言わず志緒の言葉を聞いていた。その表情から彼の感情は読み取れなかった。
七つ(午後四時頃)を告げる寺の鐘が聞こえてきた。
そろそろ暇をと志緒が思った時だった。津奈が急に居住まいを正した。
「志緒さん、ちょうど今日おいでくださったから話しておきたいことがあるの」
「はい」
何だろうと身構えるように姿勢を正した。
源治郎は特に変わった様子も見せない。
「幸之助が亡くなって一年が過ぎました。うちには跡継ぎがいなくなってしまいました。それで、養子を迎えることにしました。志緒さんの家と同じだからわかるでしょ」
「はい」
返事はしたものの、駒井家が養子を迎えるというのは想像もしていなかった。確かに跡継ぎがいないというのは家にとっては大問題だった。村田家も女子しか育たなかったので、誠之助を養子に迎え長女の佐登の婿としたのだ。同じことを駒井家もするということかと志緒は理解した。
「それでここにいる山中源治郎殿に来ていただくことにしました」
えっと叫びそうになるのを志緒は堪えた。あまりにも幸之助とは違い過ぎた。こんな案山子のような人で駒井家は大丈夫なのだろうか。
「某でまことによろしいのでしょうか」
隣から低い声が聞こえた。源治郎も同じことを思っていたらしい。
「源治郎殿だからよいのです。志緒さんをそんな細い身体で村田様の家まで背負って行くなどなかなかできることではありません。幸之助も同じことがあったらきっと同じことをしたことでしょう」
私を背負ったから養子にするのかと志緒は目を見開いて津奈を見つめた。
「もちろん、それだけではありません。甚太夫様が、江戸勤番を真面目に勤めたという評判を聞いて最初に決めたのです。江戸というところは何かと誘惑の多いところですが、そこで己を律し勤めや武芸勉学に励むというのはたやすいことではありません。決めた後で志緒さんのことがあって、私も納得したのです」
そういう経緯ならと志緒も納得した。容姿はともかく勤勉ならば駒井家の跡継ぎにふさわしい。
「おめでとうございます」
「ありがとう、志緒さん」
「佐江さんもよかったですね。祝言楽しみです」
志緒は源治郎が佐江と夫婦になって駒井家を継ぐのだと思った。姉と養子の誠之助のように。
「え?」
津奈の表情にとまどいの色が浮かんだ。が、志緒は帰宅することしか考えていなかった。お茶の稽古に行っている佐江が帰って来る前に帰らねば。佐江と源治郎の邪魔をするわけにはいかない。
「それではそろそろお暇いたします。今日は急な訪いなのに、美味しい菓子や茶を出してくださりありがとうございました」
志緒はお辞儀をして立ち上がった。
津奈は源治郎にここにいてと言い志緒を追うように座敷を出た。
足の速い志緒に玄関で追いつくと、ちょうどきんの持ってきた草履をはいたところだった。
「おばさま、お見送りありがとうございます」
津奈は息を整えた。
「志緒さん、ちょっと待ってちょうだい」
「忘れ物はないと思いますが」
「忘れ物はないけれど、あなた勘違いしていますよ」
「勘違い?」
志緒には全く心当たりがなかった。
「そうです。勘違いです。源治郎殿と祝言を挙げるのは佐江ではないのです」
「え?」
「私達はあなたと源治郎殿に駒井の家を継いで欲しいのです。あなたが源治郎殿と祝言を挙げるのです」
驚きの余り志緒は声を上げられなかった。あの案山子のような人と祝言……。
控えていたきんも唖然としていた。
振り返った男は幸之助とは似てもにつかぬ姿かたちをしていた。
ひょろりと痩せて手足が長かった。顔も細く愛嬌があるとはお世辞にも言えなかった。表情は何を考えているかわからず、その目は志緒を見ているかどうかも定かではなかった。
月代はきれいで、着ている物も品はいいようだが、手が長いせいか裄丈が短く見えた。
何故、ここにこんな男がいるのか。賊にしては挙動が妙に落ち着いていた。幸之助の友人だろうか。だが、見覚えがない。
「誰?」
そう言った時、津奈の声が聞こえた。
「源治郎殿、おいでだったのですね」
一人で庭を見に行った志緒が気になって追ってきた津奈であった。
男は津奈に向かって深々と頭を下げた。
「来客中ということでしたので庭を見ておりました」
声は見かけと違い落ち着いて聞こえた。
「遠慮なさらず座敷においでください」
「かしこまりました」
男は植え込みから離れ玄関へと向かった。思いの外機敏な動作に志緒は目を見張った。動かずにじっとしているとまるで案山子だが、動きは猟犬のようだった。
「志緒さんもいらっしゃい。源治郎殿のこと御存知でしょ」
「いいえ。あのような方存じません」
我知らず力を込めていた。
津奈は不思議そうな顔になった。
「え? 暑気あたりになった時、おぶってもらったのでしょう」
志緒は思い出した。声を掛けられたが、顔は見ていない。
「あの方だったのですか」
私を背負った? あの細い身体で? 志緒には到底信じられなかった。
「顔を見なかったのですか」
「気を失っていましたので」
「まあ」
津奈はコロコロと笑った。
「ごめんなさいね。まあ、なんてことでしょう」
志緒は津奈が笑うのを久しぶりに見た。
座敷に戻ると、すでに源治郎は畳の上に端座していた。
志緒は源治郎から畳一枚隔てた隣に座らされた。
「お招きくださりありがとうございます。これは父から預かってまいりましたもので、どうぞ皆様でお召し上がりになってくださいとのことです」
源治郎は風呂敷包を差し出した。
「結構な物をありがとうございます。そんなお気遣いは無用だと山中様にお伝えください」
津奈はそう言った後、志緒に向き直った。
「志緒さん、こちらが普請作事方の山中藤兵衛様の御次男源治郎殿。暑気あたりのあなたを助けてくださった方」
志緒は源治郎のほうに身体の向きを変え、できるだけ丁寧にお辞儀をした。
「先ほどは失礼いたしました。先日は助けてくださりありがとうございました。村田重兵衛の三女志緒にございます」
「失礼なこととは何でしょうか。某にはわかりかねます」
生真面目な調子の声に志緒は顔を上げた。源治郎は本当にわけがわからぬようだった。
「その、幸之助さまと間違えて呼んでしまいました」
まあという声がしたかと思うと、また津奈が笑い出した。
「ああ、おかしい。志緒さんたら」
源治郎は笑い声を無視して言った。
「某にはあなたが何を言ったかわからなかった。ただ声がしたのでそちらを見ただけです。ですから失礼ではありません」
志緒はしまったと思った。確かにあの時の二人の間合いから考えれば志緒の声が源治郎に聞こえるはずはないのだ。それなのに幸之助と間違えたというしくじりを源治郎に自ら話してしまったのだ。志緒は恥じ入るばかりだった。
「大方、幸之助の悪戯でしょう」
さっきまで笑っていた津奈の「悪戯」という言葉は幸之助には不似合いに思われた。
「いたずらでございますか」
「ええ。あの子が死んだ後、四十九日の前だったかしら。突然仏間に置いてあったあの子の位牌だけが風もないのに倒れたの。佐江がお兄さまのいたずらだって言うのよ。そういえば私が子どもの頃にも、祖父の葬式の時にろうそくが倒れて危うく火を出してしまうところで。祖母がじいさまのいたずらだと言っていました。そういうことは昔からあるようです」
風もないのに位牌が倒れたりろうそくが倒れる。気味の悪い出来事のように思われるが、悪戯と言うとなにかしら故人への親しみが感じられてきた。
「生きている時は真面目な子だったから、ちょっといたずらをしたくなったのかもね。志緒さんに源治郎殿が幸之助に見えるようにいたずらをしたのでしょう」
いたずらにも限度があると志緒は幸之助に文句が言いたくなった。
その後、源治郎の持ってきた菓子をお茶と一緒にいただいた。
志緒と津奈は菓子を食べながら近況を話したが、源治郎は話を向けられなければ口を開かなかった。
志緒が小太刀の師匠の明鏡止水の話をした時だけ、小太刀をなさるのですかと尋ねた。
「はい。でもしばらく休んでいたので腕が鈍っています。師匠からは焦るなと言われました。焦っているつもりはないのですけれど」
「焦るのは人として当たり前のことだと思います」
源治郎はそう言って茶を口にした。
人として当たり前のこと。志緒には思いも寄らぬ言葉だった。焦りという心のくもりを拭わねばならぬのに、当たり前のことと言われるとは思わなかった。
「当たり前のことでも、私は焦りという心のくもりを晴らしたいと思っています」
「それが明鏡止水ということなのね」
津奈は真面目な顔になっていた。
「はい。心を鏡のように磨き、水のように澄み切った心を目指したいと思っています」
源治郎は何も言わず志緒の言葉を聞いていた。その表情から彼の感情は読み取れなかった。
七つ(午後四時頃)を告げる寺の鐘が聞こえてきた。
そろそろ暇をと志緒が思った時だった。津奈が急に居住まいを正した。
「志緒さん、ちょうど今日おいでくださったから話しておきたいことがあるの」
「はい」
何だろうと身構えるように姿勢を正した。
源治郎は特に変わった様子も見せない。
「幸之助が亡くなって一年が過ぎました。うちには跡継ぎがいなくなってしまいました。それで、養子を迎えることにしました。志緒さんの家と同じだからわかるでしょ」
「はい」
返事はしたものの、駒井家が養子を迎えるというのは想像もしていなかった。確かに跡継ぎがいないというのは家にとっては大問題だった。村田家も女子しか育たなかったので、誠之助を養子に迎え長女の佐登の婿としたのだ。同じことを駒井家もするということかと志緒は理解した。
「それでここにいる山中源治郎殿に来ていただくことにしました」
えっと叫びそうになるのを志緒は堪えた。あまりにも幸之助とは違い過ぎた。こんな案山子のような人で駒井家は大丈夫なのだろうか。
「某でまことによろしいのでしょうか」
隣から低い声が聞こえた。源治郎も同じことを思っていたらしい。
「源治郎殿だからよいのです。志緒さんをそんな細い身体で村田様の家まで背負って行くなどなかなかできることではありません。幸之助も同じことがあったらきっと同じことをしたことでしょう」
私を背負ったから養子にするのかと志緒は目を見開いて津奈を見つめた。
「もちろん、それだけではありません。甚太夫様が、江戸勤番を真面目に勤めたという評判を聞いて最初に決めたのです。江戸というところは何かと誘惑の多いところですが、そこで己を律し勤めや武芸勉学に励むというのはたやすいことではありません。決めた後で志緒さんのことがあって、私も納得したのです」
そういう経緯ならと志緒も納得した。容姿はともかく勤勉ならば駒井家の跡継ぎにふさわしい。
「おめでとうございます」
「ありがとう、志緒さん」
「佐江さんもよかったですね。祝言楽しみです」
志緒は源治郎が佐江と夫婦になって駒井家を継ぐのだと思った。姉と養子の誠之助のように。
「え?」
津奈の表情にとまどいの色が浮かんだ。が、志緒は帰宅することしか考えていなかった。お茶の稽古に行っている佐江が帰って来る前に帰らねば。佐江と源治郎の邪魔をするわけにはいかない。
「それではそろそろお暇いたします。今日は急な訪いなのに、美味しい菓子や茶を出してくださりありがとうございました」
志緒はお辞儀をして立ち上がった。
津奈は源治郎にここにいてと言い志緒を追うように座敷を出た。
足の速い志緒に玄関で追いつくと、ちょうどきんの持ってきた草履をはいたところだった。
「おばさま、お見送りありがとうございます」
津奈は息を整えた。
「志緒さん、ちょっと待ってちょうだい」
「忘れ物はないと思いますが」
「忘れ物はないけれど、あなた勘違いしていますよ」
「勘違い?」
志緒には全く心当たりがなかった。
「そうです。勘違いです。源治郎殿と祝言を挙げるのは佐江ではないのです」
「え?」
「私達はあなたと源治郎殿に駒井の家を継いで欲しいのです。あなたが源治郎殿と祝言を挙げるのです」
驚きの余り志緒は声を上げられなかった。あの案山子のような人と祝言……。
控えていたきんも唖然としていた。
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