95 / 128
第三章 青嵐(正徳三年~正徳五年)
38 紅
しおりを挟む
隆礼への文を書いた前日の夜のこと、祝姫の部屋では姉が癇癪を爆発させていた。
「祝、そなた、わらわの紅を使ったであろう」
「ごめんなさい。少しだけだからいいと思って」
姉上の癇癪には慣れているものの、やはり怖い。目がいつもの優しい姉上の目ではなくなるし、声も甲高くなって別人のようなのだ。
母親である正室譲りの端正な顔が悪鬼のように豹変するさまは、奥女中達をも怯えさせるほどだった。
先だっての山置家の奥で乱心した奥女中に踏まれた時のほうがまだ怖くなかった。あの時は茜丸を守りたい一心だったから、怖いとか感じる暇もなかった。それに後でおじじ様に褒められた。でも、今日は悪いのは自分自身だ。
「姫様、祝姫様が謝っておいでなのですから、お許しくださいませ」
祝姫の乳母が二人の間に割って入った。
だが、姉姫は聞いてはいない。
「少しだけとは。あれは、京の土産に叔父上がくださったものぞ。その辺の安い紅とはわけが違う」
そう言うと、姉姫は妹の手をつかむと、持っていた扇の要で勢いよく打ち据えた。
姫の手の甲が真っ赤になった。けれど、姫は堪えた。
悪いのは自分なのだから、打たれても仕方ないと思っていた。
貸してと言っても貸してくれるはずがないと思い黙って使った自分が悪いのだ。
「おやめください」
姉姫付きの小姓も止めに入った。
「ええい、どけ。この色気付きおって。あのような不埒な山猿に口を吸われたくらいで調子に乗って。あの山猿は、国許の女に子を孕ませておるのだぞ。大方、上屋敷の女子にも手を出しておるはず。今宵も一人で寝るものか」
姫君とも思えぬ暴言だが、この姫は癇癪を起すととんでもないことを口走るのだった。
「そなたなど、閨の相手になどなるものか。いつまでも口吸いだけであろうよ」
捨て台詞を言って姉姫は部屋を出て行った。
「姫様、お可哀想に」
乳母がその手をとった。
「大丈夫です。わらわが悪いのです。姉上に黙って借りたから」
すぐに塗り薬を小姓が持って来たので、乳母はそれを姫の手の甲に塗りながらこぼした。
「ほんに貴姫様にも困ったもの」
乳母は姉の貴姫の機嫌の悪さの理由に薄々気づいていた。
貴姫の許婚は最初、大大名の御世継の若君だった。年は十歳上でなかなかの美男子と評判だった。
正室の実子同士の縁組ということで、父の掃部助も祖父の豊後守もよい縁組と喜んだ。
ところが若君は御公儀に届けを出す直前に急な病で亡くなった。それではと、新たに世継ぎとなった弟君と縁組をと決まったのだが、なんと今度は姫よりも五歳下であった。
貴姫は今年十五歳である。新しい許婚は十歳。
とはいえ、そういうことは大名家の結婚ではよくある話で、貴姫は特に文句も言わなかった。五歳差などまだいいほうである。
それに三十万石の大名である。加部家より石高は高い。それなりにいい生活ができることは約束されているようなものだった。
貴姫は納得したように見えた。
御公儀に届けたその直後、山置家の殿様の弟が江戸に着いた。
祖父の豊後守と飛騨守の話し合いで、十五歳の若君と残った祝姫九歳との縁組が決まった。
年齢から言えば、貴姫と釣り合いのとれる隆礼が祝姫と婚約したということが、貴姫には相当衝撃的なことだったらしい。
だが、貴姫の縁組はすでに御公儀のお許しも得て、結納も終えた。
今更、年齢が釣り合わないので婚約破棄したいというわけにはいかない。
祝姫と入れ替わってというわけにもいかない。田舎の大名の子女なら顔を知られていないこともあるが、生まれてからずっと江戸育ちの姫君たちにはそれぞれ顔なじみの姫君がたくさんいた。親戚も多い。
それに貴姫の顔を相手の大名家の正室は知っていた。掃部助の正室の叔母に当たるのだ。
とうてい、ごまかしは利かない。そんなことをしたら大目付に目を付けられるというのは、姫君たちも知っている。
そういうわけで、貴姫には不満がくすぶっているようだった。
子どもの許婚なんか嫌だと、時々部屋でわめいているのを乳母たちも耳にしていた。
三十万石の若君に御輿入れなどめったにできるものではありませんと周囲に窘められてやっとおとなしくなるのだった。
それでも、虫の居所が悪いと、貴姫は祝姫に当たり散らすことがあった。
さらに先日の若君と祝姫の口吸いが貴姫の逆鱗に触れた。
自分はいまだ許婚に会っていないのに、妹は会って、しかも熱烈に愛されているとは。
礼儀知らずの行いだが、貴姫は、それは自分が相手だったのかもしれないと思うと心穏やかではいられなかった。
正室は絶対に子どもらに我儘は許さなかった。
実子の貴姫にはなおさら厳しかった。癇癪を目の前で起こすと、納戸に閉じ込められることもあった。
そういうわけで、貴姫の癇癪はもっぱら妹の祝姫を相手に爆発することになった。
「それにしても、どうして、姉上様の紅など」
乳母の問いに姫は答えなかった。答えられなかったのだ。
口づけされた時、姫は隆礼の目を見つめた。心を知りたかったから。
なんとなく、自分の唇を望んでいることはわかった。
そんなことは初めてだった。
祝姫のまわりには祖父、父、兄ら、叔父といった男性がいるが、誰もそんな目で彼女を見なかった。
目の前の若君だけが、わらわの唇を欲している。不思議だった。どうしてそんな場所がと思った。
けれど、口づけされてわかった。
唇だけではない。わらわの全部が欲しいのだと。でも一度に手に入らないから、唇から手に入れようとしているのだと。
こんなふうに望まれていることが不思議でたまらなかった。
でも、舌で口の中を舐められているうちに、その気持ちよさが姫の心に変化をもたらした。
わらわも若君が欲しい。
漠然としたものだった。どこをどうしたいという気持ちではない。
ただ、このままずっとこうしていたいと思った。
口の端から垂れたつばきを啜る姿を見て、こんなにも望まれているのかと知った。
だから、自分も舌で若君の舌に触れてみた。わらわも欲しいのだと伝えたかった。
姉上達が来なければ、若君の身体に触れていたかもしれなかった。
引き離されて部屋に戻ってからも、舌の感触を思い出していた。
後から母上に呼ばれて、御輿入れまで御身体に触れてはなりませんと叱られた。
けれど、姫は後悔はしていなかった。
翌日、若君から短い文が届いた。
返事を書いていると、乳母にさようにあけすけに書いてはなりませんと怒られた。
姫としては素直に書いているだけだった。
またお会いしたい、口吸いをしたいと。
だが、そのような文を出してはならないと言われた。
姫は自分の気持ちがそれでは伝わらないと、筆を擱いた。
姫は考えた。まともな方法で文を出しても届けてもらえないだろう。
ならばと、宿下がりをするという御端の女中に託すことにした。
ただし、言葉であれこれ書いてあると、もし女中が文を落とした時に障りがあるかもしれぬ。
姫は思いついた。
口に紅を付けて紙に押し付ければ、若君に気持ちがわかってもらえると。
祝姫の持つ紅もそれなりのものだが、姉上の紅は京の紅できれいな色が出るものだった。きれいな紅なら隆礼も喜ぶに違いないと思って、こっそり姉の部屋に忍んで付けた。でも、ほんの少し減っただけなのに姉は気付いた。祝姫の口に付いた紅にも。
というわけで、姫は姉に責められることになったのだった。
「わらわが悪いのです。姉上が怒るのも当たり前」
「それにしても」
乳母はこのような姉姫が果たして大藩の奥方が勤まるのかと心配になってくる。年少の者の非に対してここまで悪しざまに罵るとは。もう少しよい言い方もあるのではないか。
貴姫の許婚の若君も年下である。若君にあのような態度をとったら、夫婦の仲はどうなることか。
けれど、もう御輿入れまでそれほど時間はない。
今更どうこうできる段階ではない。
それにと乳母は思う。
もし相手を入れ替えることができたとしても、姉姫は飛騨守の弟ともうまくいくとは思えない。自分の欲望に素直な少年が姉姫の癇癪を我慢できるとも思えなかった。
許婚の若君はまだ十歳。国許で育ったとはいえ、御殿で暮らしていたと言うからそれなりに女性へのあしらいを心得ているはずである。たとえ癇癪持ちの姫でも正室として遇してもらえるのは、十歳の若君のほうだろう。
祝姫であれば、恐らくどちらの若君ともうまくやっていけるだろうと思うのは乳母の贔屓目かもしれないが。
「祝、そなた、わらわの紅を使ったであろう」
「ごめんなさい。少しだけだからいいと思って」
姉上の癇癪には慣れているものの、やはり怖い。目がいつもの優しい姉上の目ではなくなるし、声も甲高くなって別人のようなのだ。
母親である正室譲りの端正な顔が悪鬼のように豹変するさまは、奥女中達をも怯えさせるほどだった。
先だっての山置家の奥で乱心した奥女中に踏まれた時のほうがまだ怖くなかった。あの時は茜丸を守りたい一心だったから、怖いとか感じる暇もなかった。それに後でおじじ様に褒められた。でも、今日は悪いのは自分自身だ。
「姫様、祝姫様が謝っておいでなのですから、お許しくださいませ」
祝姫の乳母が二人の間に割って入った。
だが、姉姫は聞いてはいない。
「少しだけとは。あれは、京の土産に叔父上がくださったものぞ。その辺の安い紅とはわけが違う」
そう言うと、姉姫は妹の手をつかむと、持っていた扇の要で勢いよく打ち据えた。
姫の手の甲が真っ赤になった。けれど、姫は堪えた。
悪いのは自分なのだから、打たれても仕方ないと思っていた。
貸してと言っても貸してくれるはずがないと思い黙って使った自分が悪いのだ。
「おやめください」
姉姫付きの小姓も止めに入った。
「ええい、どけ。この色気付きおって。あのような不埒な山猿に口を吸われたくらいで調子に乗って。あの山猿は、国許の女に子を孕ませておるのだぞ。大方、上屋敷の女子にも手を出しておるはず。今宵も一人で寝るものか」
姫君とも思えぬ暴言だが、この姫は癇癪を起すととんでもないことを口走るのだった。
「そなたなど、閨の相手になどなるものか。いつまでも口吸いだけであろうよ」
捨て台詞を言って姉姫は部屋を出て行った。
「姫様、お可哀想に」
乳母がその手をとった。
「大丈夫です。わらわが悪いのです。姉上に黙って借りたから」
すぐに塗り薬を小姓が持って来たので、乳母はそれを姫の手の甲に塗りながらこぼした。
「ほんに貴姫様にも困ったもの」
乳母は姉の貴姫の機嫌の悪さの理由に薄々気づいていた。
貴姫の許婚は最初、大大名の御世継の若君だった。年は十歳上でなかなかの美男子と評判だった。
正室の実子同士の縁組ということで、父の掃部助も祖父の豊後守もよい縁組と喜んだ。
ところが若君は御公儀に届けを出す直前に急な病で亡くなった。それではと、新たに世継ぎとなった弟君と縁組をと決まったのだが、なんと今度は姫よりも五歳下であった。
貴姫は今年十五歳である。新しい許婚は十歳。
とはいえ、そういうことは大名家の結婚ではよくある話で、貴姫は特に文句も言わなかった。五歳差などまだいいほうである。
それに三十万石の大名である。加部家より石高は高い。それなりにいい生活ができることは約束されているようなものだった。
貴姫は納得したように見えた。
御公儀に届けたその直後、山置家の殿様の弟が江戸に着いた。
祖父の豊後守と飛騨守の話し合いで、十五歳の若君と残った祝姫九歳との縁組が決まった。
年齢から言えば、貴姫と釣り合いのとれる隆礼が祝姫と婚約したということが、貴姫には相当衝撃的なことだったらしい。
だが、貴姫の縁組はすでに御公儀のお許しも得て、結納も終えた。
今更、年齢が釣り合わないので婚約破棄したいというわけにはいかない。
祝姫と入れ替わってというわけにもいかない。田舎の大名の子女なら顔を知られていないこともあるが、生まれてからずっと江戸育ちの姫君たちにはそれぞれ顔なじみの姫君がたくさんいた。親戚も多い。
それに貴姫の顔を相手の大名家の正室は知っていた。掃部助の正室の叔母に当たるのだ。
とうてい、ごまかしは利かない。そんなことをしたら大目付に目を付けられるというのは、姫君たちも知っている。
そういうわけで、貴姫には不満がくすぶっているようだった。
子どもの許婚なんか嫌だと、時々部屋でわめいているのを乳母たちも耳にしていた。
三十万石の若君に御輿入れなどめったにできるものではありませんと周囲に窘められてやっとおとなしくなるのだった。
それでも、虫の居所が悪いと、貴姫は祝姫に当たり散らすことがあった。
さらに先日の若君と祝姫の口吸いが貴姫の逆鱗に触れた。
自分はいまだ許婚に会っていないのに、妹は会って、しかも熱烈に愛されているとは。
礼儀知らずの行いだが、貴姫は、それは自分が相手だったのかもしれないと思うと心穏やかではいられなかった。
正室は絶対に子どもらに我儘は許さなかった。
実子の貴姫にはなおさら厳しかった。癇癪を目の前で起こすと、納戸に閉じ込められることもあった。
そういうわけで、貴姫の癇癪はもっぱら妹の祝姫を相手に爆発することになった。
「それにしても、どうして、姉上様の紅など」
乳母の問いに姫は答えなかった。答えられなかったのだ。
口づけされた時、姫は隆礼の目を見つめた。心を知りたかったから。
なんとなく、自分の唇を望んでいることはわかった。
そんなことは初めてだった。
祝姫のまわりには祖父、父、兄ら、叔父といった男性がいるが、誰もそんな目で彼女を見なかった。
目の前の若君だけが、わらわの唇を欲している。不思議だった。どうしてそんな場所がと思った。
けれど、口づけされてわかった。
唇だけではない。わらわの全部が欲しいのだと。でも一度に手に入らないから、唇から手に入れようとしているのだと。
こんなふうに望まれていることが不思議でたまらなかった。
でも、舌で口の中を舐められているうちに、その気持ちよさが姫の心に変化をもたらした。
わらわも若君が欲しい。
漠然としたものだった。どこをどうしたいという気持ちではない。
ただ、このままずっとこうしていたいと思った。
口の端から垂れたつばきを啜る姿を見て、こんなにも望まれているのかと知った。
だから、自分も舌で若君の舌に触れてみた。わらわも欲しいのだと伝えたかった。
姉上達が来なければ、若君の身体に触れていたかもしれなかった。
引き離されて部屋に戻ってからも、舌の感触を思い出していた。
後から母上に呼ばれて、御輿入れまで御身体に触れてはなりませんと叱られた。
けれど、姫は後悔はしていなかった。
翌日、若君から短い文が届いた。
返事を書いていると、乳母にさようにあけすけに書いてはなりませんと怒られた。
姫としては素直に書いているだけだった。
またお会いしたい、口吸いをしたいと。
だが、そのような文を出してはならないと言われた。
姫は自分の気持ちがそれでは伝わらないと、筆を擱いた。
姫は考えた。まともな方法で文を出しても届けてもらえないだろう。
ならばと、宿下がりをするという御端の女中に託すことにした。
ただし、言葉であれこれ書いてあると、もし女中が文を落とした時に障りがあるかもしれぬ。
姫は思いついた。
口に紅を付けて紙に押し付ければ、若君に気持ちがわかってもらえると。
祝姫の持つ紅もそれなりのものだが、姉上の紅は京の紅できれいな色が出るものだった。きれいな紅なら隆礼も喜ぶに違いないと思って、こっそり姉の部屋に忍んで付けた。でも、ほんの少し減っただけなのに姉は気付いた。祝姫の口に付いた紅にも。
というわけで、姫は姉に責められることになったのだった。
「わらわが悪いのです。姉上が怒るのも当たり前」
「それにしても」
乳母はこのような姉姫が果たして大藩の奥方が勤まるのかと心配になってくる。年少の者の非に対してここまで悪しざまに罵るとは。もう少しよい言い方もあるのではないか。
貴姫の許婚の若君も年下である。若君にあのような態度をとったら、夫婦の仲はどうなることか。
けれど、もう御輿入れまでそれほど時間はない。
今更どうこうできる段階ではない。
それにと乳母は思う。
もし相手を入れ替えることができたとしても、姉姫は飛騨守の弟ともうまくいくとは思えない。自分の欲望に素直な少年が姉姫の癇癪を我慢できるとも思えなかった。
許婚の若君はまだ十歳。国許で育ったとはいえ、御殿で暮らしていたと言うからそれなりに女性へのあしらいを心得ているはずである。たとえ癇癪持ちの姫でも正室として遇してもらえるのは、十歳の若君のほうだろう。
祝姫であれば、恐らくどちらの若君ともうまくやっていけるだろうと思うのは乳母の贔屓目かもしれないが。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説

ふたりの旅路
三矢由巳
歴史・時代
第三章開始しました。以下は第一章のあらすじです。
志緒(しお)のいいなずけ駒井幸之助は文武両道に秀でた明るく心優しい青年だった。祝言を三カ月後に控え幸之助が急死した。幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた志緒と駒井家の人々。一周忌の後、家の存続のため駒井家は遠縁の山中家から源治郎を養子に迎えることに。志緒は源治郎と幸之助の妹佐江が結婚すると思っていたが、駒井家の人々は志緒に嫁に来て欲しいと言う。
無口で何を考えているかわからない源治郎との結婚に不安を感じる志緒。果たしてふたりの運命は……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)
三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。
佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。
幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。
ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。
又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。
海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。
一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。
事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。
果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。
シロの鼻が真実を追い詰める!
別サイトで発表した作品のR15版です。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
枢軸国
よもぎもちぱん
歴史・時代
時は1919年
第一次世界大戦の敗戦によりドイツ帝国は滅亡した。皇帝陛下 ヴィルヘルム二世の退位により、ドイツは共和制へと移行する。ヴェルサイユ条約により1320億金マルク 日本円で200兆円もの賠償金を課される。これに激怒したのは偉大なる我らが総統閣下"アドルフ ヒトラー"である。結果的に敗戦こそしたものの彼の及ぼした影響は非常に大きかった。
主人公はソフィア シュナイダー
彼女もまた、ドイツに転生してきた人物である。前世である2010年頃の記憶を全て保持しており、映像を写真として記憶することが出来る。
生き残る為に、彼女は持てる知識を総動員して戦う
偉大なる第三帝国に栄光あれ!
Sieg Heil(勝利万歳!)
江戸の櫛
春想亭 桜木春緒
歴史・時代
奥村仁一郎は、殺された父の仇を討つこととなった。目指す仇は幼なじみの高野孝輔。孝輔の妻は、密かに想いを寄せていた静代だった。(舞台は架空の土地)短編。完結済。第8回歴史・時代小説大賞奨励賞。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる