生まれて旅して恋して死ぬ、それが殿様の仕事です

三矢由巳

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第二章 初恋(正徳二年~正徳三年)

28 好きなだけでは

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 翌朝目覚めると小雨が降っていた。
 これから先は一雨ごとに寒くなっていくのだなと布団の中で思った。
 昨日と同じように用便、洗面、着替えを終え、奥へ向かった。殿様は奥泊まりなので、すでに奥に入っているのだと言う。
 仏間に入ると、すぐに殿様も入って来た。

「おはようございます」

 そう言ってにっこりと笑う殿様。だが、新右衛門は違和感を覚えた。
 顔色があまりよくない。

「よく眠れたか」
「はい」

 尋ねている本人のほうがよく眠れていないように思えた。
 けれど、それを面と向かって尋ねてはいけないような雰囲気があった。
 仏壇に手を合わせた後、お仙の方や女性達からの挨拶を受けた時も、なんだか違うと新右衛門は思った。
 中奥に戻ってから、あっと気付いた。
 交わった翌日の於三の顔はひどくつやつやとしているように見えた。
 だが、お仙の方にはそれがなかった。それどころかなんとなく沈んでいるようにも感じられた。
 なぜなのか、わからなかった。理由を殿様に聞くわけにはいかない。
 朝食の時もそのことで頭がいっぱいだった。

「少し増やしたのだな」

 殿様の言葉で我に返った。

「そなたが言った通り、麦を増やしたようじゃ」

 確かにそうだった。岡部の家ほどではないが、わずかに増えていた。これで腹もちが大きく改善するとは思えないけれど。

「お城の皆様は仕事が早いのですね」

 新右衛門は母が時々口にしていた「仕事が早い」という言葉を口にした。それを小姓が台所方に伝えた時、皆驚愕した後感激したことなど新右衛門は知らない。
 結局、食事の時に気になっていたことは聞けなかった。
 その代わり、食後に殿の部屋に呼ばれ御分家の件を聞かされた。
 要するに、御分家は竹之助ではなく新右衛門に養子に来て欲しいのだと言う。長女の壱姫との年齢差を思えばふさわしいと啓哲は言っているのだが、本音は身体の弱い竹之助では困るということらしい。
 殿としては江戸にいるよりも故郷にいるほうが竹之助の身体によい上に、壱姫はまだ十歳で婚儀を挙げるのは五年以上先の話、竹之助の体調も変わっているかもしれないと考えていた。

「とりあえず、昨日は御分家にそのように話した。ただ、この先もそなたにこの件を持ち出すかもしれぬ。その際は言葉に気を付けるように。御分家に言質をとられてはならぬ」
「は」

 新右衛門は今がいい機会かもしれぬと思った。

「それがしからもよろしいでしょうか」
「なんじゃ、言うてみよ」

 殿様は少し身を乗り出した。新右衛門はできるだけゆっくりと落ち着いて話そうと思った。

「縁組の話でございますが」
「縁組とな。誰の」
「わし、いえそれがしの」

 殿様は微笑んだ。

「養子は嫌であったのう」
「はい。それがしには好いた女子おなごがおります。相手もそれがしを好いております」

 殿様は驚いたが、それを顔に表さぬようにした。

「ただ身分低きゆえ、いかにすればよいかと」
「女子の年は」
「同い年です」
「筒井筒か」

 新右衛門は出たと思った。殿様というのは遠回しに話すと言うが、「伊勢物語」ときたかと。
 確かに於三とは井戸端でよく二人だけで話をした。筒井筒の幼馴染と似ている。だが、貧しさゆえに男は他の女の所に通うようになったはずだ。結果的に元に戻ったが不吉な喩えだった。

「余にはそのような覚えはないからわからぬが、そなたも女子もまだ若い。よくよく考えるべきではないか」
「よくよく考えるのですか」

 なんだかはっきりしない答えだと新右衛門は思った。

「そなたは江戸に行く。余はそなたにわしの養子になってもらいたいと思っている」

 新右衛門はえっと殿様を見た。江戸に行くことはこの前も聞いた。兄上の養子とはどういうことか。

「兄上の子になるのですか」
「まだ、江戸表には伝えてはおらぬがな。いやか、余の子になるのは」

 嫌とか嫌ではないとかいう問題では済まない気がした。

「それがしの母は身分が低うございます」
「それは余も変わらぬ。生母の梅芳院も元は小田切の部屋住の庶子じゃ。だが、余もそなたも啓悌院様の血筋。身分を理由に遠慮することではない」
「それは、わかります」
「余の子となれば、そなたにはそれに見合った縁組をしてもらわねばならぬ。余の奥は大名の息女だ。余の姉たちも大名に嫁いでおる。となれば、そなたの相手も相応の家から迎えねばならぬ」

 考えたこともない話だった。自分が大名の娘を奥方に迎えるなどとは。

「わかるか。そなたの好いた女子は側室にしかなれぬ。正室にはできぬのだ」
「正室はいりません」
「それは我儘勝手というものだ」

 殿様はきっぱりと言った。

「わがままかって」
「そうだ。身分が上であればあるほど、我儘勝手は許されぬ。そなたも『史記』は読んでおろう。桀王や紂王の話は知っておるはず。女子一人を溺愛したために、国が亡びることもあるのだ」

 桀王も紂王も古代中国の暴君である。夏の桀王は美女末喜ばっきに溺れ、殷の紂王は美女妲己だっきに溺れ、それぞれ政治を誤り国を滅ぼすことになった。

「於三は末喜でも妲己でもありませぬ」

 新右衛門は思わず叫んでいた。しまったと思った。殿様にこんな口のきき方をするなんて、父が見たらなんと言うことか。手打ちにされてもおかしくない。
 けれど、殿様は悲しげに微笑んだだけだった。

「そなたにもわかる日が来る。好きなだけでは、うまくいかぬこともある。いや、いっそ好きな女子とは縁組などせぬほうが、互いに幸せになれるやもしれぬ」

 わけがわからなかった。新右衛門にとって、殿様の言っていることはおかしかった。好きだから結ばれたいのに。好きだからうまくいかないこともうまくいくように頑張りたいと思うのに。

「それがしには於三しかおりません。於三さえおれば、他の女はいりません」

 殿様はじっと新右衛門を見つめて言った。

「そなた、わかっておるのか。余の子になるということは、いずれこの香田角家中を治めるということだぞ。そうなれば必ずや世継ぎが必要になる。そなたが世継ぎを儲けねば、山置家は取り潰しになるかもしれぬのだぞ。そうならば、家臣達は皆浪人となる。その家族も皆ともに流浪の身となる。大勢の者達を路頭に迷わせるのだぞ」

 新右衛門の胸を締め付けるような言葉だった。
 自分がいずれ殿様になって、家中の人々を守らねばならぬというのは、あまりにも重い話であった。

「わしには子がおらぬ。恐らくこの先もできぬであろう。そなたなら足腰もしっかりしており健康な体を持っていると見込んで、養子に決めたのだ。そなたには家中のために世継ぎを儲けてもらわねば困るのだ。そのためには女子一人では無理じゃ。おみつとやらを側室にするのはよいかもしれぬが、もし子ができなんだら、いかにする。子をなすためには他にも側室を持たねばならぬのだ。そうなれば、おみつという娘がいかに思うか、考えればわかるであろう」

 世継ぎを儲ける、すなわち男子を生ませなければならぬということ。於三が男子を生まなければ、他に側室を持たねばならぬ。それは新右衛門にとって衝撃だった。
 於三と交わったように他の女子と交わるなどできないと思った。
 於三にとってもそれは酷い話だと新右衛門にもわかる。

「無理じゃ」
「それが我儘勝手と言うのじゃ。余が好いた女子とだけ褥をともにしておると思っておるのか」

 新右衛門はその言葉の中身もさることながら、それ以上に殿様の顔が見たこともないほど悲しげなことに驚いた。
 かたや、殿様は言わずともよいことを言ってしまったと思った。
 素直に自分と相対する新右衛門と話していると、自分でも思いもかけぬ心の奥底に隠れていた思いが表に浮かんでしまうのだった。

「すまぬ。今の言葉は、忘れてくれ。主として言うてはならぬ言葉であった」

 忘れてくれと言われて忘れられるような言葉ではなかった。けれど忘れた顔をしなければならかった。
 小姓が、お時間ですと呼びに来た。
 殿様は表御殿に、新右衛門は中奥の居室に、それぞれのやるべきことがあった。





 中奥で着替えて向かったのは、城内の道場であった。
 晴天なら庭でするのだが、雨天のため、家臣の使う道場を使っての剣術である。
 井村玄道と一対一、気の緩みは許されない。
 おかげで於三のことなど考える暇もなかった。それでも玄道は新右衛門の心の揺れに気付いていた。

「今日はこの辺にいたします。何か心にかかることがおありのようですな。集中しなければ怪我をいたしますぞ」

 時間よりも早く終えた後で玄道に言われ、新右衛門はやはり井村先生は違うと思った。
 小ヶ田先生もそうだが、ちょっとした剣さばきの違いで心の揺れに気付かれてしまう。
 道場を出る前に床を拭かねばと思って雑巾を見つけて拭こうとすると、迎えに来た小姓が慌てた。

「我らの仕事です」

 雑巾をさっと奪われた。
 新右衛門はやれやれと思う。が、ふと、小姓二人が床を拭いているのを見て今だと思った。彼らはこちらに注意を向けていない。与五郎のように目端がきくわけではないのだ。
 新右衛門は道着のまま、草履をつっかけて小雨の庭を突っ切って表御殿に向かった。近習詰所に行けば惣左衛門に会えるはずだ。惣左衛門に於三の様子を聞きたかった。
 表御殿の端の廊下の戸口で草履を脱いで上がった。
 まだ昼にはなっていないので、皆仕事をしているのか、廊下を歩く者の姿はない。
 各部屋には表示などないので、新右衛門は障子の隙間から中を覗かねばならなかった。
 だが、惣左衛門のいる近習詰所はどこかわからなかった。
 三つ目の部屋を覗いた時だった。背後で声がした。

「貴殿はどちらの方か」

 低い声だった。まずいと思った。音も立てずに近づくような男である。それなりに腕の立つ者だろう。
 新右衛門は振り返った。

「おぬしは」
「堀内権蔵様か」

 ほっとした。顔はお互い見知っている。辰巳町と丑寅町の石合戦や対抗試合で顔を合わせているのは勿論のこと、その他剣術関係の行事があれば堀内権蔵は必ず名前をささやかれた、
 だが権蔵にとって新右衛門はもう辰巳町の小僧ではなかった。

「これは、申し訳ございませぬ」

 権蔵はその場に膝を突き、頭を下げた。

「堀内様、頭をお上げください」
「知らぬこととは存じませず」

 そのやり取りに中から障子戸が開いた。

「済まぬが、静かに頼む。ここは勘定方ゆえ、皆の仕事の邪魔になる」

 出て来たのは川合孝之進だった。相変わらず大きな身体と声だった。

「川合様」
「おい、様付けはよせ。新右衛門殿、ここはおぬしが来る場所ではないぞ」

 孝之進は以前と全く変わらぬ口調であった。

「川合殿、口をお慎みを」

 堀内権蔵のほうが慌てていた。孝之進はそれを無視した。

「川合様、近習詰所の場所を教えて欲しいのですが」
「惣左衛門に用か。あやつは詰所にはおらぬ。殿の御座の間の隣の部屋に控えておるはずじゃ。お主が行けば仕事の邪魔だぞ」
「いや、今日は惣左衛門はおらぬぞ」

 そう言ったのは隣の部屋から出てきた小山金兵衛(幼名は勘助)だった。

「お主の家の下女が昨日からいなくなったとかで、今日は探すために休んでおる。惣右衛門様もじゃ。うちの雇い人らも手伝っておるが、とんとわからぬ。神隠しかもしれぬな」

 新右衛門は金兵衛の言葉に冷や水を浴びせかけられたような心持ちになっていた。

「下女とは於三か。きよではないのだな」
「ばあさんじゃない。於三じゃ。人さらいではないか。近頃、きれいになったからのう」
「それは大変じゃな」

 孝之進はいかにも他人事という感じである。
 新右衛門はいてもたってもいられなかった。この冷たい雨の中、於三は今どうしているのか。早く見つけて抱き締めたかった。けれど、ここにいては何もできない。
 恐らくは、新右衛門が城に引き取られたことを知ってのことだろう。於三はきっともう会えないと思って家を出てしまったに違いない。
 惣左衛門に託した「お幸せに」という言葉は、覚悟の上の言葉に思われた。

「これ騒がしい、何をしておる」

 その声に廊下の一同ははっとした。
 中老の沢井甚太夫であった。甚太夫は勘定方に用件があったのだが、廊下の真ん中で若い者達がお勤め中に何やら騒がしいので声を掛けたのである。

「これは沢井様、申し訳ございませぬ」

 川合孝之進が頭を下げ、堀内権蔵、小山金兵衛、新右衛門もそれにつられて頭を下げた。

「皆勤め中じゃぞ。こんなことでは、ん、そちは」

 甚太夫は新右衛門に気付いた。

「どうなさいましたか。剣術の練習中ではなかったのですか」

 新右衛門は少々厄介な人に見つかったと思った。表御殿に来たことを殿に知らされては困る。

「早く終わりましたので」
「何か込み入ったお話のようですな、こちらへ」

 そう言われ、新右衛門は沢井甚太夫の後をついて行った。案内されたのは中老の詰所であった。




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