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第二章 初恋(正徳二年~正徳三年)
18 城の夜
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「新右衛門はどうしたのですか」
帰宅してきた夫と息子を玄関で迎えた勢以は憔悴しきった二人の顔に異変を感じた。
岡部惣右衛門は妻を見た。
「すまぬ。わしはおまえをこの十三年余り偽っていた」
「偽りでございますか」
勢以は夫を見つめた。実直で口数少ない夫が自分にいかなる秘密を持っていたというのか。
「母上、新右衛門は、卯之助は、もうここには帰って来ないのです」
惣左衛門の言葉は勢以だけでなく、台所で玄関の音に耳を傾けていた於三にも聞こえた。
「まさか、御殿で粗相を」
勢以は恐ろしい想像をしていた。
「粗相ではない」
草履を脱いだ惣右衛門はそのまま座敷に向かった。惣左衛門と勢以、それに異変を察知した小治郎もそれを追った。
於三は台所を飛び出して庭に出た。
座敷に座った惣右衛門は家族に告げた。
「新右衛門は、亡き啓悌院様の血を引く。お殿様の弟君にあらせられる。わしは十三年前、梅芳院様の命を受け、後ろ盾のない八千代丸様の守役を引き受けた。お殿様の命により、本日より、新右衛門は御殿にお部屋を賜ることとなった。これよりは、我が子ではない。若君様じゃ」
勢以は叫んだ。
「なぜ、こんなに急に」
「わからぬ。惣左衛門もまったく聞いておらなんだ。知っていたのは小納戸方の小田切様の子息など数名のみのようじゃ。城代様も寝耳に水」
「乾門で待っておりましたら、他の演者の方々が、新右衛門が殿様に呼ばれたと言っていたのです。まさかと思い待っておりましたら、殿の近習頭の本田様からお話がありました。若君様は今宵から御殿にと」
そう言って惣左衛門は殿様からだと言われて渡された菓子の入った漆の塗り箱が入った風呂敷包を一同の前に見せた。
「あのおかしな御分家の噂はそういうことだったのです。きっと新右衛門は、いえ、若君様は殿の弟君として御分家に」
庭の木陰に隠れてそれを聞いていた於三は、こみあげてくる涙を堪えた。
泣いてはいけない。家族ではない自分は泣いてはいけない。
「兄上はもう兄上ではないのですか」
小治郎の言葉は勢以の悲しみをかきたてた。勢以は声を殺して俯いたまま涙を畳の上に落とした。
四半刻ほど、誰も言葉を発しなかった。
於三はその間に音を立てぬように台所に向かった。
「おばば様、後はわしがやる。遅いから休んだほうがいいよ」
鍋を磨いていたきよはそれじゃ先に寝るよと言って馬小屋に行った。
於三は鍋を黙々と磨いた。
磨きながら、これからのことを考えた。
新右衛門の幸いの妨げにならぬにはどうすればよいのか。
「余のことは兄上と呼んでくれ」
そう言って、殿様は部屋から出て行った。
残された新右衛門はこれは本当に現実なのかと周囲を見回した。
見たこともない大きな鳥の絵の描かれた襖、黒光りする違い棚、古びた掛け軸、青々とした畳、いずれも新右衛門の知らないものばかりだった。
そこへ裃をつけた若い侍が入って来た。
「若君様、お部屋の用意ができました」
やはり夢ではない。この侍の顔は見たことがある。小ヶ田道場にいた頃、沢井信之助らと一緒にいたはずだ。名前は思い出せない。
「もしや、小ヶ田道場においでになった方ではありませんか」
そう言うと侍は頭を下げた。
「恐れ入ります。拙者のことを覚えてくださり恐悦至極に存じます」
年上の侍にこんな言葉を言われるとは思ってもおらず、新右衛門は何と言ってよいかわからなかった。
「あ、あの、そんなに頭をお下げにならないでください」
侍は下を向いたまま言った。
「さような場合は、面を上げよとおっしゃってくださいませ」
「それってまるで殿様」
「殿様の弟君なのですから、それでよろしいかと」
侍は頭を下げたままである。話が先に進まないので新右衛門は言った。
「面を上げよ」
殿の口ぶりを真似てみた。
「は」
侍は顔を上げた。たったこれだけのことなのに、ずいぶん面倒なのだと思った。
「部屋は中奥の殿の寝所の北隣にしつらえております」
「それで、家にはいつ帰れるんでしょうか。書物や衣類がまだ置いてあって」
「僭越ながら、若君様の家は今日よりこの御殿にございます。岡部殿は守役。守役の家を訪れるとなると、警護などの準備がありますので、明後日以降になります」
「明日はどうして行けないのですか」
「明日は神無月の朔日にて、もろもろの行事がありますので、警護の手が足りませぬ。畏れながら、若君様に置かれましては、明日は皆様へのご挨拶もございます。今宵も間もなく子の刻、御寝あそばされて明日にお備えになるほうがよろしいかと」
要するに明日は月初めで忙しくて人手不足だから外出できないし、挨拶とか忙しいからさっさと寝たほうがいいということらしかった。
ならば明後日以降に家に戻って荷物を取ってこなければなるまいと新右衛門は思った。
気がかりなのは於三だった。於三のことはどうすればよいのだろうか。早く自分が御分家の婿にはならぬことを知らせたかった。
「若君様、兄弟であっても、殿のおそばに住まうことはめったにできぬものなのです」
こう言われては子どものように家に今すぐ帰りたいなどとは言えなかった。
結局、新右衛門の居場所は今はこの城であるようだった。
侍の誘導で迷路のような廊下を通ってたどり着いた部屋は二十畳ほどの広さで部屋の上座と思われる奥にすでに布団が敷かれていた。
家の物と違い、夜着ではなく敷布団と同じ四角い布団が上に掛っていた。
「どうして上に布団が載ってるんだ」
布団は敷布団しか新右衛門は知らない。岡部家では掛けるものは夜着という、中に綿が薄く入った着物の形をしたものだった。
連れて来た侍はいつの間にか去り、若い別の侍が二人現れた。
「あれは掛布団と申します。上方ではあのような布団を使うのです」
下に敷く布団を上に掛けたら重いだろうなと思った。
部屋も明るかった。行燈が二つもあった。
岡部家にはなかった。川合家に練習に行って遅くなった時に、城代家老の妻女が行燈に火をともすのを見たことがあった。一つでもずいぶん明るいので驚いたことがあった。
「魚臭くない」
「菜種の油でございます」
信じられなかった。魚油よりも数倍高い油だった。
もう一人が言う。
「お召し替えを」
その言葉と同時に二人が手際よく、立っている新右衛門の袴を取り、紐を解き、麻の紋付の単衣を脱がせた。驚く間もなく肌襦袢も脱がせてしまった。
下帯一枚になった。まさかこれもと思っていると、本当に紐を解かれあっという間に丸裸。だが、それも一瞬のことで、素早く新しい下帯を彼ら二人まらに触れることなく締めてしまった。
しかも着古した木綿ではなく、まっさらな絹の羽二重である。絹の下帯がこの世にあるとは知らなかった。
驚いているうちに寝間着を着せられていた。それも黒い紬である。紬も絹だから、全身絹をまとっていることになるのだが、生まれて初めてのことに、妙に肌が落ち着かなかった。
「これで寝ていいのか」
「はい」
「ではお休みなさいませ」
二人は布団の横に座って頭を下げた。
なんだか妙な感じだった。とりあえず布団に入った。掛布団は思ったほど重くはなかった。
朝目覚めたら夢だったということになるかもしれぬと思った。
二つある行燈のうち、頭の近くにあるものに一人が近づき、芯を一つにしたので少し薄暗くなった。
「お休みなさい」
そう言ったものの、二人は部屋を去る気配がない。こちらを向いたまま正座している。
おかしいと思った。
「寝ないのですか」
一人が答えた。
「我らは寝ずの番です。交代で仮眠をとりますが、必ず一人は起きています」
つまり寝る時は誰かがついているらしい。
信じられなかった。
今朝は七つ時(午前四時頃)に起きていろいろ準備をしていたから、身体は疲れているはずなのに眠れそうもなかった。
眠れぬまま於三のことを思い出した。すると自然にまらが立ち上がってきた。
だが、家ならともかく、ここでまらに触れるわけにはいかない。
触れて気持ちよくなって声を上げたりしたら、赤っ恥である。
ましてやこの絹の下帯を汚しでもしたら大変だ。当然洗うのはこの城で働く者達だろう。何と思われることか。
悶々としたまま、御殿の夜は更けていった。
それでも健康な身体は睡眠を欲していたから、新右衛門はいつしか眠りに落ちていた。
帰宅してきた夫と息子を玄関で迎えた勢以は憔悴しきった二人の顔に異変を感じた。
岡部惣右衛門は妻を見た。
「すまぬ。わしはおまえをこの十三年余り偽っていた」
「偽りでございますか」
勢以は夫を見つめた。実直で口数少ない夫が自分にいかなる秘密を持っていたというのか。
「母上、新右衛門は、卯之助は、もうここには帰って来ないのです」
惣左衛門の言葉は勢以だけでなく、台所で玄関の音に耳を傾けていた於三にも聞こえた。
「まさか、御殿で粗相を」
勢以は恐ろしい想像をしていた。
「粗相ではない」
草履を脱いだ惣右衛門はそのまま座敷に向かった。惣左衛門と勢以、それに異変を察知した小治郎もそれを追った。
於三は台所を飛び出して庭に出た。
座敷に座った惣右衛門は家族に告げた。
「新右衛門は、亡き啓悌院様の血を引く。お殿様の弟君にあらせられる。わしは十三年前、梅芳院様の命を受け、後ろ盾のない八千代丸様の守役を引き受けた。お殿様の命により、本日より、新右衛門は御殿にお部屋を賜ることとなった。これよりは、我が子ではない。若君様じゃ」
勢以は叫んだ。
「なぜ、こんなに急に」
「わからぬ。惣左衛門もまったく聞いておらなんだ。知っていたのは小納戸方の小田切様の子息など数名のみのようじゃ。城代様も寝耳に水」
「乾門で待っておりましたら、他の演者の方々が、新右衛門が殿様に呼ばれたと言っていたのです。まさかと思い待っておりましたら、殿の近習頭の本田様からお話がありました。若君様は今宵から御殿にと」
そう言って惣左衛門は殿様からだと言われて渡された菓子の入った漆の塗り箱が入った風呂敷包を一同の前に見せた。
「あのおかしな御分家の噂はそういうことだったのです。きっと新右衛門は、いえ、若君様は殿の弟君として御分家に」
庭の木陰に隠れてそれを聞いていた於三は、こみあげてくる涙を堪えた。
泣いてはいけない。家族ではない自分は泣いてはいけない。
「兄上はもう兄上ではないのですか」
小治郎の言葉は勢以の悲しみをかきたてた。勢以は声を殺して俯いたまま涙を畳の上に落とした。
四半刻ほど、誰も言葉を発しなかった。
於三はその間に音を立てぬように台所に向かった。
「おばば様、後はわしがやる。遅いから休んだほうがいいよ」
鍋を磨いていたきよはそれじゃ先に寝るよと言って馬小屋に行った。
於三は鍋を黙々と磨いた。
磨きながら、これからのことを考えた。
新右衛門の幸いの妨げにならぬにはどうすればよいのか。
「余のことは兄上と呼んでくれ」
そう言って、殿様は部屋から出て行った。
残された新右衛門はこれは本当に現実なのかと周囲を見回した。
見たこともない大きな鳥の絵の描かれた襖、黒光りする違い棚、古びた掛け軸、青々とした畳、いずれも新右衛門の知らないものばかりだった。
そこへ裃をつけた若い侍が入って来た。
「若君様、お部屋の用意ができました」
やはり夢ではない。この侍の顔は見たことがある。小ヶ田道場にいた頃、沢井信之助らと一緒にいたはずだ。名前は思い出せない。
「もしや、小ヶ田道場においでになった方ではありませんか」
そう言うと侍は頭を下げた。
「恐れ入ります。拙者のことを覚えてくださり恐悦至極に存じます」
年上の侍にこんな言葉を言われるとは思ってもおらず、新右衛門は何と言ってよいかわからなかった。
「あ、あの、そんなに頭をお下げにならないでください」
侍は下を向いたまま言った。
「さような場合は、面を上げよとおっしゃってくださいませ」
「それってまるで殿様」
「殿様の弟君なのですから、それでよろしいかと」
侍は頭を下げたままである。話が先に進まないので新右衛門は言った。
「面を上げよ」
殿の口ぶりを真似てみた。
「は」
侍は顔を上げた。たったこれだけのことなのに、ずいぶん面倒なのだと思った。
「部屋は中奥の殿の寝所の北隣にしつらえております」
「それで、家にはいつ帰れるんでしょうか。書物や衣類がまだ置いてあって」
「僭越ながら、若君様の家は今日よりこの御殿にございます。岡部殿は守役。守役の家を訪れるとなると、警護などの準備がありますので、明後日以降になります」
「明日はどうして行けないのですか」
「明日は神無月の朔日にて、もろもろの行事がありますので、警護の手が足りませぬ。畏れながら、若君様に置かれましては、明日は皆様へのご挨拶もございます。今宵も間もなく子の刻、御寝あそばされて明日にお備えになるほうがよろしいかと」
要するに明日は月初めで忙しくて人手不足だから外出できないし、挨拶とか忙しいからさっさと寝たほうがいいということらしかった。
ならば明後日以降に家に戻って荷物を取ってこなければなるまいと新右衛門は思った。
気がかりなのは於三だった。於三のことはどうすればよいのだろうか。早く自分が御分家の婿にはならぬことを知らせたかった。
「若君様、兄弟であっても、殿のおそばに住まうことはめったにできぬものなのです」
こう言われては子どものように家に今すぐ帰りたいなどとは言えなかった。
結局、新右衛門の居場所は今はこの城であるようだった。
侍の誘導で迷路のような廊下を通ってたどり着いた部屋は二十畳ほどの広さで部屋の上座と思われる奥にすでに布団が敷かれていた。
家の物と違い、夜着ではなく敷布団と同じ四角い布団が上に掛っていた。
「どうして上に布団が載ってるんだ」
布団は敷布団しか新右衛門は知らない。岡部家では掛けるものは夜着という、中に綿が薄く入った着物の形をしたものだった。
連れて来た侍はいつの間にか去り、若い別の侍が二人現れた。
「あれは掛布団と申します。上方ではあのような布団を使うのです」
下に敷く布団を上に掛けたら重いだろうなと思った。
部屋も明るかった。行燈が二つもあった。
岡部家にはなかった。川合家に練習に行って遅くなった時に、城代家老の妻女が行燈に火をともすのを見たことがあった。一つでもずいぶん明るいので驚いたことがあった。
「魚臭くない」
「菜種の油でございます」
信じられなかった。魚油よりも数倍高い油だった。
もう一人が言う。
「お召し替えを」
その言葉と同時に二人が手際よく、立っている新右衛門の袴を取り、紐を解き、麻の紋付の単衣を脱がせた。驚く間もなく肌襦袢も脱がせてしまった。
下帯一枚になった。まさかこれもと思っていると、本当に紐を解かれあっという間に丸裸。だが、それも一瞬のことで、素早く新しい下帯を彼ら二人まらに触れることなく締めてしまった。
しかも着古した木綿ではなく、まっさらな絹の羽二重である。絹の下帯がこの世にあるとは知らなかった。
驚いているうちに寝間着を着せられていた。それも黒い紬である。紬も絹だから、全身絹をまとっていることになるのだが、生まれて初めてのことに、妙に肌が落ち着かなかった。
「これで寝ていいのか」
「はい」
「ではお休みなさいませ」
二人は布団の横に座って頭を下げた。
なんだか妙な感じだった。とりあえず布団に入った。掛布団は思ったほど重くはなかった。
朝目覚めたら夢だったということになるかもしれぬと思った。
二つある行燈のうち、頭の近くにあるものに一人が近づき、芯を一つにしたので少し薄暗くなった。
「お休みなさい」
そう言ったものの、二人は部屋を去る気配がない。こちらを向いたまま正座している。
おかしいと思った。
「寝ないのですか」
一人が答えた。
「我らは寝ずの番です。交代で仮眠をとりますが、必ず一人は起きています」
つまり寝る時は誰かがついているらしい。
信じられなかった。
今朝は七つ時(午前四時頃)に起きていろいろ準備をしていたから、身体は疲れているはずなのに眠れそうもなかった。
眠れぬまま於三のことを思い出した。すると自然にまらが立ち上がってきた。
だが、家ならともかく、ここでまらに触れるわけにはいかない。
触れて気持ちよくなって声を上げたりしたら、赤っ恥である。
ましてやこの絹の下帯を汚しでもしたら大変だ。当然洗うのはこの城で働く者達だろう。何と思われることか。
悶々としたまま、御殿の夜は更けていった。
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