生まれて旅して恋して死ぬ、それが殿様の仕事です

三矢由巳

文字の大きさ
上 下
35 / 128
第二章 初恋(正徳二年~正徳三年)

17 兄との対面

しおりを挟む
 赤々と燃え盛る松明たいまつに照らされた能舞台を取り囲む桟敷の最前列には殿様を始め、その生母梅芳院、側室お仙の方、御分家の一族、重臣らが陣取っていた。その後ろには重臣の家族、演者の身内らの席があった。
 舞台の上では囃子方の笛が高らかに響き、今しも「岩船」のシテ龍神の舞が始まろうとしていた。





 紅葉の宴は殿在府の年にだけ行われる秋の宴だった。
 元々は秋の豊作を祝う祝宴であったのだが、紅葉を愛でた藩主隆節たかさだが紅葉の宴と称して長月晦日に行なうようになったのであった。
 香田角城は元々は現在の城の東側の丘陵に山城として作られていたが、戦国時代の終わりに現在の場所に平城として移転した。
 山城の井戸が枯れたためというのが表向きの理由だが、平地にあったほうが何かと便利だからというのが本当の理由だった。
 まず、平地に住む多くの家臣達にとって山の上の城への通勤は負担が大きかった。敵に攻められにくい城は、家臣にとって通勤に時間のかかる城だった。直線距離一町(約109メートル)の場所であっても道がまっすぐではない上に傾斜のきつい階段が続くため平地を移動するよりも三倍から四倍の時間がかかる。
 結局役所を城の麓に作ることになるのだが、殿様も重臣との話し合いに麓の役所を利用するわけで、いちいち山の上から降りてまた登って帰るというのは面倒な話であった。
 関ヶ原で天下の趨勢は徳川に傾き、そちらに与した山置家としては、今後のことを考えれば山の城にこだわる必要もなかった。
 当時の当主隆矩たかのりは坂瀬川から水を引き込み堀を作り、香田角の盆地の中央部に城を建てた。三階建ての御三階櫓おさんがいやぐら(事実上の天守)はこじんまりとしていたが、明治の世になるまで、町では火の見櫓を除けば一番高い建物であった。
 城が完成したのは隆矩の息子隆節の代で、その時に山城の跡地に紅葉を植え、御三階櫓からそれを眺めて山城の主たちの遺徳を偲んだのだった。
 勿論、新たに成った城にも紅葉が植えられた。
 ということで、この宴の日には城の門が解放され、紅葉の植えられている庭園に城下の者が入ることが許された。
 辰の刻(午前八時頃)から午の刻(正午頃)までの短い時間で中は飲食禁止であったが、その日は大勢の者達が紅葉狩りとしゃれこむのであった。
 入場が多い場合は並ぶことになるが、待ち時間も人々は楽しんだ。
 城の外のお堀端には出店が出て茶や甘酒、善哉、団子、饅頭などが売られている。飲食を楽しみ久しぶりに会う知人と世間話に興じ、人々は紅葉以外でも楽しんだ。
 また城の門の近くは道が広いので大道芸人が来て、大勢の人々を楽しませた。
 午の刻に門が閉められた後も外のにぎわいは夜まで続いた。
 一方同じ刻限に、庭園のさらに奥にある御殿の能舞台では、この日のメインとなる能の上演が始まる。
 能の演目はいずれも一時間から一時間半、あるいは二時間近くかかるものもあり、「翁」から「高砂」「経正」「羽衣」「花月」「岩船」と正式の演目に従い演じていると、間に休憩を挟んで最後は夜になってしまうのだった。
 この日最後の「岩船」が終わったのは亥の正刻(午後十時頃)であった。





 自分は判断を誤った。
 隆迪は思った。
 龍神の舞をシテの岡部新右衛門は見事に舞っていた。
 その身体さばきは常日頃身体の鍛錬をしていなければできぬものだった。
 頑健な身体を持ち、口跡もいい若者だったとは思ってもいなかった。
 さほど身分の高くない家で育ったというのが玉に瑕かもしれないが、それにしても、二人の弟と比べてもこの姿は出色のものだった。
 「岩船」は摂津の国住吉の浦に浜の市を立て高麗こま唐土もろこしの宝を買い取るようにという勅命を受けた勅使が住吉に行き、そこで唐人姿で大和言葉を話す童子に出会うところから始まる。
 童子は勅使に天からの捧げ物を積んだあまの岩船が漕ぎ寄せて来たと伝え、実は自分は漕ぎ手の天の探女さぐめであると正体を明かし、嵐とともに消える。
 ここまでが前半だが、この部分は演じられない。
 ワキ方登場後の名乗りの謡を終えたらすぐに後半、海中から龍神が現れる場面から始まるのである。
 龍神は岩船の守護者であると語り、舞を見せ威容を示す。
 やがて岩船が住吉の浦に漕ぎ寄せられ、金銀珠玉が届けられ、千代まで栄える御代を寿ぐのだった。
 演目の最後を飾るめでたい祝言物にふさわしい内容である。
 そのシテを新右衛門は見事にやりきった。
 龍神は黒髭の面を付け、装束は通常の装束の上にさらに法被はっぴを身に付け、頭には赤頭あかがしら大龍戴だいりゅうたいを載せ、扇を櫂棹に持ち替えての舞がある。
 その力強くも激しい動きに、隆迪は息を呑んだ。
 君を守りの神は千代まで栄ふる御代とぞなりにける。
 この地謡とともに舞が終わった時、隣にいた梅芳院が大きく息をつくのが聞こえた。息をするのも忘れていたようだった。

「天晴じゃ」

 隆迪は桟敷から声をかけた。
 シテを始めワキ、ツレ、地謡方、囃子方、後見らはその装束のまま、その場で一礼した。
 最初に翁を舞った能の師匠が代表してお礼を言上した。

「今年もよきものを見た。千代に八千代に、めでたきこと」

 殿様の例年通りの決まり文句でその場はお開きとなった。





 出演者たちは控えの間で着替えを終え、片付けた後、土産をそれぞれもらって城の通用門であるいぬい門から出ることになっていた。
 新右衛門も、やり遂げた満足感を胸に、他の仲間たちと控えの間を出て、案内係の茶坊主に導かれて乾門に向かうつもりであった。
 一昨日の神社での件での怒りはまだあったが、とりあえずそれは忘れて立った舞台であった。
 いくら怒っても人は考えを簡単に変えぬものなのだ。
 ならば、怒るよりもやるべきことをやるしかなかった。
 噂を打ち消すことは後でもできると、新右衛門は龍神に集中したのだった。
 乾門では先に出て行った父と仕事を終えた惣左衛門と落ち合って家に戻る予定だった。
 家では母と小治郎と於三ときよと作造が待っている。
 だが、控えの間を出たところで、お荷物は拙者が外へ先に運びますのでと小納戸方の者が装束の入った大きな風呂敷包を持って行こうとした。

「それは川合様からお預かりの衣裳ゆえ、責任をもって拙者が持って出て行かねばならぬものです」

 新右衛門がそう言うと、小納戸方の侍はそれでは川合様のお屋敷にと言う。

「その前にほつれや傷がないか確認せねばなりません」
「ならば、当方で責任を持って確認いたした上でお返しします。拙者は小田切と申す」

 なんと小田切家老の長男だった。さすがにそれ以上は何も言えず、新右衛門は荷物を預けた。
 ちょうどそこへ案内の茶坊主とは違う年長けた茶坊主が来た。

「岡部様、こちらへおいでくださいませ。殿様がお呼びです」

 そばにいた川合平兵衛が目を丸くした。
 新右衛門は噂のことを思い出す。あれは本当のことだったのだろうか。

「お急ぎを」

 立ちすくむ新右衛門に茶坊主は声をかける。その声に他の者もこちらを見た。ひそひそと話す者もいた。
 新右衛門は進むしかなかった。
 御分家の件、断れるものなら断ろう。それでお手打ちになるようなことになったら、それまでのことだ。於三のことは平太が幸せにしてくれるだろう。





 短い廊下を幾たびも曲がった先にある部屋の襖の前で茶坊主はお連れしましたと言い、襖を開けた。

「入れ」

 能舞台の上から黒髭の面を通して見た殿様の顔は思ったよりも若かった。声もそれ相応に思えた。
 新右衛門は廊下で正座し平伏したまま、中に入った。その間に背後の襖は閉められた。

「近う寄れ」

 畳一枚分前に進んだ。

「面を上げよ」

 顔を上げると思ったよりも狭い部屋で殿様の顔は畳一枚分先にあった。驚いた新右衛門は後ろに下がろうとした。

「なぜ下がる」
「近過ぎて失礼じゃから」

 殿様は微笑んだ。それが柔らかい表情だったので、新右衛門は驚いた。

「苦しうない。そなたはわしの弟じゃ」

 殿様はゆっくりと話した。弟、その言葉が新右衛門の心を揺らした。やはり殿様は自分のことを知っていたのだ。

「岡部新右衛門じゃったな。幼い頃は卯之助と申したのだな」
「は」
「先ほどの龍神、実に見事であった」
「恐れ入ります」
「さぞや、習練を積んだのであろうな」
「師匠や川合様の御指導の賜物です」
「平右衛門も能を嗜んでおるからな。あの衣装は平右衛門のであろう」
「はい」
「少し大きかったのではないか」
「少々」

 実際はかなり大きかったので、本番の前に平右衛門は寸法を詰めてくれた。それでも縫い代が広くなっただけで重さはそのままだったから、演じ終った後、衣裳の下は汗をびっしょりかいていた。

「少々か」

 殿様は笑った。こんなことでも笑うのかと新右衛門は驚いた。殿様というのは大きな口を開けて笑ったりしないものだと思っていた。

「どうしたのだ」
「あの、殿様もお笑いになるのかと。大きな口を開けて笑われるとは思っていませんでした」
「少々はしたなかったな。梅芳院には黙っておいてくれ。叱られてしまう」
「それは大丈夫です。梅芳院様に会うことはありませんので」

 新右衛門の言葉に殿様は不思議そうな顔をした。

「会ったことはあるのであろう」
「もうずいぶん前に。母が亡くなる前のことです。でも尼寺においでなので」
「そうであったか。富久が亡くなったのは七年前じゃな。墓参りはしておるか」
「いいえ。尼寺ですので」

 殿様は驚いたようだった。

「そなた、自分の生まれは知っておるのだな」
「はい。父に教えられました」

 隆迪は本当にこの少年は山置家と距離をおいて育てられたのだとわかった。
 たとえ尼寺であっても、山置家の者であると言えば墓参りのために敷地に入ることができるのだ。白石村の御休息処も大久間の出湯の別邸も自由に使える。
 だが、これまで一切そういう特権とは無縁に生きていたらしい少年は何も知らず目の前に畏まって座っていた。

「苦労をかけたな」

 それは新右衛門にとっては予想もしない言葉だった。苦労。一体何の話をしているのだろうか。

「苦労とは何のことでございますか」

 隆迪にとって少年の受け答えは意外なものだった。苦労をしていないと言うのだろうか。

「そなた、これまで困ったことがあったのではないか。食べる物や着る物に」

 食べる物には量の不足はあった。だが、自分だけたくさん食べるわけにはいかぬし、何より腹八分がよいと言われていた。それに、新右衛門も惣左衛門も子どもの頃から食事というのは麦飯とみそ汁と川魚や漬物、豆ときのこの煮物などだと思っていた。世間にそれよりも旨い物があることなど知らなかった。
 着る物も勢以の仕立てた物は丈夫で特に困った覚えはなかった。父のお下がりを惣左衛門と一緒に着まわしてもいた。

「特にはございません」

 隆迪にはこの答えが理解できなかった。家中の者は四分の一俸禄を削られているのだ。ひもじい思いや寒い思いをしているのではなかろうかとそれだけが気がかりだった。
 それなのに、苦労はなかったと言う。恐らくこの少年はつらい生活をずっと辛抱してきたに違いない、何と辛抱強い少年かと殿様は思った。

「あいわかった。もうこれからはやせ我慢はせずともよいぞ」

 やせ我慢、なんか違うと新右衛門は思ったが、あまり殿様に逆らうのもよくないと思って黙った。それにやせ我慢をしなくてもいいと言うことは、父の惣右衛門の俸禄が上がるということかもしれぬと思った。
 殿様は遠回しな言い方をすると聞いたことがあるから、それだと決めて、新右衛門は頭を下げた。

「ありがたき幸せ」
「面を上げよ。他人行儀なことはよい。そなたはわしの弟ぞ。父の最後の子なれば、捨て置くわけにはいかぬからな」

 新右衛門は嫌な予感を覚えた。これはもしかすると御分家のことではないか。
 まずい。考えるよりも先に顔を上げた。

「そのことにございますが、私を他家の婿養子にしないでくださいませ。世間でも小糠一合あれば養子に行くなと申します。どうか」

 言ってから、図々しいなと自分で思った。

「そのことだが」

 新右衛門は殿様の顔を見つめた。どうか御分家の件はなしにしてくださいという思いを込めて。

「余も御分家に養子にと最初は考えていた。だが、先ほどのそなたのシテを見て考えを改めた。そなたを御分家にやるのが惜しくなった。あちらには別の者のほうがよかろう」

 どうやら御分家の件は無しになったのだと、新右衛門は胸を撫でろした。
 有り難き幸せと言う間もなく殿様は続けた。

「そなたはこれからここで暮らすのじゃ。心配せずともよい。乳兄弟の岡部惣左衛門が近習見習いでおるであろう。いずれそなたの近習頭としよう。それでな、来年の二月にはこちらを出て江戸に参府するから、そなたも江戸へ参れ。江戸はいろいろと当地と違うこともある。とりあえずここにいる間に江戸に出ても困らぬようにいろいろ学ぶがよい。勿論、岡部の家にいた時のように剣術も馬術も弓術も漢学も和歌も能も茶も学べるように手配しよう。部屋は今用意させておるゆえ、もそっと待て。岡部の者には使いをやっておるから心配はいらぬ。岡部惣右衛門夫妻には、折を見てこれまでの功績に見合った褒美を授けよう。そうじゃ、江戸へ参る前に富久の墓参りもせねばならぬな」

 新右衛門の頭では一度に処理しきれないようなことを殿様は口にしていた。子どものいない殿様にとっては、不遇な環境で育った弟の面倒を見るのは、新鮮な体験だった。だからつい気分が高揚しあれこれと一度に語ってしまったのだった。

「ここで暮らす」

 新右衛門は最初の言葉を繰り返した。

「そうじゃ」

 ここはお城である。
 今朝まで一緒にいた家族はいない。於三もいない。





しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ふたりの旅路

三矢由巳
歴史・時代
第三章開始しました。以下は第一章のあらすじです。 志緒(しお)のいいなずけ駒井幸之助は文武両道に秀でた明るく心優しい青年だった。祝言を三カ月後に控え幸之助が急死した。幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされた志緒と駒井家の人々。一周忌の後、家の存続のため駒井家は遠縁の山中家から源治郎を養子に迎えることに。志緒は源治郎と幸之助の妹佐江が結婚すると思っていたが、駒井家の人々は志緒に嫁に来て欲しいと言う。 無口で何を考えているかわからない源治郎との結婚に不安を感じる志緒。果たしてふたりの運命は……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

アブナイお殿様-月野家江戸屋敷騒動顛末-(R15版)

三矢由巳
歴史・時代
時は江戸、老中水野忠邦が失脚した頃のこと。 佳穂(かほ)は江戸の望月藩月野家上屋敷の奥方様に仕える中臈。 幼い頃に会った千代という少女に憧れ、奥での一生奉公を望んでいた。 ところが、若殿様が急死し事態は一変、分家から養子に入った慶温(よしはる)こと又四郎に侍ることに。 又四郎はずっと前にも会ったことがあると言うが、佳穂には心当たりがない。 海外の事情や英吉利語を教える又四郎に翻弄されるも、惹かれていく佳穂。 一方、二人の周辺では次々に不可解な事件が起きる。 事件の真相を追うのは又四郎や屋敷の人々、そしてスタンダードプードルのシロ。 果たして、佳穂は又四郎と結ばれるのか。 シロの鼻が真実を追い詰める! 別サイトで発表した作品のR15版です。

裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する

克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。

枢軸国

よもぎもちぱん
歴史・時代
時は1919年 第一次世界大戦の敗戦によりドイツ帝国は滅亡した。皇帝陛下 ヴィルヘルム二世の退位により、ドイツは共和制へと移行する。ヴェルサイユ条約により1320億金マルク 日本円で200兆円もの賠償金を課される。これに激怒したのは偉大なる我らが総統閣下"アドルフ ヒトラー"である。結果的に敗戦こそしたものの彼の及ぼした影響は非常に大きかった。 主人公はソフィア シュナイダー 彼女もまた、ドイツに転生してきた人物である。前世である2010年頃の記憶を全て保持しており、映像を写真として記憶することが出来る。 生き残る為に、彼女は持てる知識を総動員して戦う 偉大なる第三帝国に栄光あれ! Sieg Heil(勝利万歳!)

江戸の櫛

春想亭 桜木春緒
歴史・時代
奥村仁一郎は、殺された父の仇を討つこととなった。目指す仇は幼なじみの高野孝輔。孝輔の妻は、密かに想いを寄せていた静代だった。(舞台は架空の土地)短編。完結済。第8回歴史・時代小説大賞奨励賞。

大日本帝国、アラスカを購入して無双する

雨宮 徹
歴史・時代
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。 大日本帝国VS全世界、ここに開幕! ※架空の日本史・世界史です。 ※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。 ※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。

処理中です...