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霧の中へ
13 血みどろの戦い
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「奥様、石田様、テーブルの後ろに御隠れください」
きなくさい臭いにカロリーネも気付いた。幾三郎の手を掴んで、テーブルの背後に隠れた。
カールもまたその手前の棚の後ろに隠れ、ピストルをドアに向けて構えた。
幾三郎はホテルに入る前に従業員や客が外に出されるをの見ていた。巡査は不審者が爆弾をホテルに仕掛けたと言っていたが、仕掛けたのはどうやら巡査の側らしい。しかも幾三郎がここに入って二十分たっていない。
カロリーネは緊張した表情の幾三郎に向かって囁いた。
「あなたはお逃げなさい。必ず生きて奥様の元に戻って」
「カロリーネ」
幾三郎は深い湖の色の瞳を見つめた。燃え上がった異国での短い恋の日々、このまなざしに見つめられどれほど幸せだったことか。
「あなたを守りたい」
「ふざけないで。あなたは足手まといよ」
冷たく言い放った時だった。テーブルがわずかに震えたかと思うと凄まじい轟音と爆風が巻き起こった。カロリーネも思わず目をつぶってしまった。
目を開けると周囲に白い粉塵が舞っていた。ドアだけでなく壁の一部も吹き飛ばされたらしい。ドアの一部らしい割れた木材が床に突き刺さっていた。
重いテーブルの後ろに隠れていなければ爆風で吹き飛ばされるか、吹き飛ばされた壁や木材で身体を貫かれていたに違いなかった。
幾三郎が咳き込んだ。カロリーネはこれでは隠れた意味がないと思った。
破壊されたドアと壁の瓦礫を踏み越えて人が入ってくる気配があった。
「アナベル・ローズ・ヴィダル、いやヴァッケンローダー伯爵夫人カロリーネ、出っ来んか」
ウェンビューの声だった。カロリーネはドレスの下に隠し持っていた脇差を抜くと、幾三郎の手を引き、盾となったテーブルから姿を現した。
驚く幾三郎を背後から左手で抱き寄せ、右手に握った脇差を幾三郎の左胸に突き付けた。
フロックコート姿で刀を携えたウェンビューはニタリと笑った。その背後には数名の警官が銃を構えている。
「何の真似だ」
「近づいたら、この男を殺す」
カロリーネは低い声で言った。戸棚の陰ではカールがウェンビューの声のする方向に短銃を向けていた。
銃を構えていた警官達は人質の存在に動揺していた。
ウェンビューはククッと笑った。
「人質か」
カロリーネはその目に狂気を感じた。幕末を戦い抜いたウェンビューは幾三郎を殺すことを何とも思っていない。恐らく、幾三郎の身体ごとカロリーネを手に持つ刀で刺し貫いてやろうと思っているのだろう。
ならば、その前にウェンビューを殺し、警官どもをなぎ倒さねばなるまい。
が、事態は思いもかけぬ速さで動いた。
ウェンビューの猿叫が突如室内こだました。
何が起きたのか、皆すぐには把握できなかった。
カロリーネが見たのは、棚ごと斬られたカールの肩から噴き出る血だった。斜めに切断された奥行三十センチほどの棚はカールが寄りかかったため前方に倒れ、カールの姿を露わにしていた。カールは息も絶え絶えだったが、右手に握ったピストルの銃口をウェンビューになおも向けていた。
あまりに無残な姿にカロリーネの怒りがふつふつと滾ってきた。
「卑怯者め、こげなとこに隠れて。とどめを刺してくるっで」
息一つ乱さぬウェンビューは血に染まった刀を握ったまま、カールに近づいた。
ウェンビューに一太刀浴びせたいカロリーネは、幾三郎を床に突き飛ばした。
「離れて、邪魔!」
尻もちをついた幾三郎を彼女は顧みなかった。
カロリーネはカールの前に立った。脇差を足元に置き、ベルトに装着していた刀の鯉口を切った。刀を八双に構えウェンビューを睨んだ。
「おっ、やる気か」
ウェンビューはカロリーネを見てニヤリと笑った。
「手出しは無用ぞ」
ウェンビューは背後の警官らに向かって命じると、八双に構えた。
「裏切者め」
カロリーネは言わずにはいられなかった。倒幕のためにアレックスらから武器の供給を受けながら、新政府の一員となった今は教会の側に立つとは。
だが、ウェンビューにも理屈はある。
「裏切者はおはんらじゃ。新政府の味方をしておきながら、我が国を征服に来るとは、裏切者のやり口!」
「征服するつもりはない」
「嘘ば言え。教会もおまえらに何度煮え湯を飲まされたかと憤っておる。ミャーロッパを荒らし今また日ノ本へ来るとはよか度胸じゃ」
カロリーネとウェンビューは睨み合った。
警官らはその気迫に後ずさっていた。だが、そこへ近づく者がいた。黒衣の神父ベルナールである。彼は手に聖職者にあるまじき武器を携えていた。
女吸血鬼の意識は目の前のウェンビューに集中している。今こそ好機と、何のためらいもなくベルナールは銃口を向けた。
「カロリーネ!」
その声とほぼ同時にカロリーネの前に幾三郎が飛び出し銃声が響いた。
「ちっ、外れたか」
神父らしからぬ声と倒れた幾三郎に、カロリーネの怒りは頂点に近づいていた。
仰向けに倒れた幾三郎の右の肩のあたりからは血が流れていた。頭を打ったのか意識はないようだった。
「おのれええ!」
カロリーネは足元にあった脇差をびゅんとベルナールに投げた。が、それは彼が胸の前に盾のように構えた銀色に輝く十字架に当たり床に落ちた。
「これぞ神の御加護」
ベルナールはニタリと笑った。
「神父、邪魔をするな!」
ウェンビューは不愉快だった。せっかくの勝負を神父の拳銃で邪魔されてしまった。
彼は今でこそ役人であるが、元々は戦士であった。故郷で幼い頃から戦士としての訓練を受けてきた。開明的な主人に見出されミャーロッパに留学し、経済や工業について学んでいたが、根っこのところは一撃必殺の剣を訓練してきた武人だった。
戦でも多くの武功を立ててきた。故郷の人々が起こした内戦の時も、政府側の役人として、反乱軍に加わった弟や従兄弟らと敵対した。妻の兄弟とも敵対した。そのため、二度と故郷には戻れぬことになった。内戦後、妻は故郷に帰ったので離縁した。だが、そうやってこの国を守ってきたという自負が彼にはあった。
相手が吸血鬼であっても同じである。国を守るためなら、部下を利用し、たとえ女であっても斬るのは、彼にとっては正義であった。
正義の遂行に剣はなくてはならぬものだった。それを拳銃で邪魔するとは、神父であっても許せなかった。
「手間取っておるようだから手助けしたのだが、まあよかろう。高みの見物としゃれこむか」
ベルナールはそう言うと警官達に出ろと命じ、ドアであったところから部屋を望んだ。
カロリーネの背後では幾三郎が血を流し続け、カールが苦し気に呻いていた。彼らの傷を早くなんとかしたいが、今の状況では無理だった。
ウェンビューに情の一語はないようである。カロリーネの隙を狙い続けている。カロリーネもまた、ウェンビューを斬るタイミングを見計らっていた。ウェンビューの剣に二の太刀はないのだ。
二人は睨み合ったまま、動かなかった。だが、それはまったくエネルギーを消耗していないという意味ではない。現にウェンビューの背中は一面に汗が噴き出していた。カロリーネもまた血液をこの三日摂っていないため、凄まじい疲労感を覚えていた。気力だけでそこに立ち、隙を狙い続けていた。
けれど限界は近かった。誰も気付いていないが、カールの身体は人から犬に変化しつつあった。手足の先端が毛に覆われ始め、ピストルを握る手のひらには肉球が現われていた。使い魔の身体を維持するのが困難になるほど、カロリーネの魔力は減少していたのだ。
「カロリーネ……」
幾三郎は右肩の痛みで意識を取り戻した。だが、カロリーネの刀を持つ後ろ姿がぼんやりと見えるだけだった。
このまま死ぬのだろうか。カロリーネを助けるために死んでもいいと思ったが、まだカロリーネは一人で戦っている。自分は何の役にも立てぬまま死んでいくのか。
自分の行為は無駄であったのかと思うと幾三郎は情なかった。
カールやカロリーネから指摘された妻の己への愛に心動き、ふとやり直せるかもしれないと思ったが、カロリーネの危機に身を投げ出した。それは愛なのか、それとも人としての惻隠の情なのか。幾三郎本人にもわかりかねる行動であった。
だが、それによりカロリーネは神父の魔弾から逃れた。その点では無駄ではない。まだ戦いは続いているが。
ウェンビューとの対決に少しでも力を貸したかった。だが、今の幾三郎には何もできない。動けない。右手も感覚がない。
何かできないか。
そう思った時だった。あの風呂敷が目に入った。彼の斜め前方に倒れているカールの足元に。
銀であってもナイフなのだから、上別府を倒す手助けになるやもしれぬ。
左手を少し伸ばせば届きそうだった。ただし、今はその「少し」というのが問題だった。身体が言うことをきかぬのだ。
だが、負傷していないのだから動かせるはずと幾三郎は左手の指を曲げてみた。
曲がった!
ということは動かせるかもしれぬ。幾三郎は痛みを堪えて左手を動かし始めた。
きなくさい臭いにカロリーネも気付いた。幾三郎の手を掴んで、テーブルの背後に隠れた。
カールもまたその手前の棚の後ろに隠れ、ピストルをドアに向けて構えた。
幾三郎はホテルに入る前に従業員や客が外に出されるをの見ていた。巡査は不審者が爆弾をホテルに仕掛けたと言っていたが、仕掛けたのはどうやら巡査の側らしい。しかも幾三郎がここに入って二十分たっていない。
カロリーネは緊張した表情の幾三郎に向かって囁いた。
「あなたはお逃げなさい。必ず生きて奥様の元に戻って」
「カロリーネ」
幾三郎は深い湖の色の瞳を見つめた。燃え上がった異国での短い恋の日々、このまなざしに見つめられどれほど幸せだったことか。
「あなたを守りたい」
「ふざけないで。あなたは足手まといよ」
冷たく言い放った時だった。テーブルがわずかに震えたかと思うと凄まじい轟音と爆風が巻き起こった。カロリーネも思わず目をつぶってしまった。
目を開けると周囲に白い粉塵が舞っていた。ドアだけでなく壁の一部も吹き飛ばされたらしい。ドアの一部らしい割れた木材が床に突き刺さっていた。
重いテーブルの後ろに隠れていなければ爆風で吹き飛ばされるか、吹き飛ばされた壁や木材で身体を貫かれていたに違いなかった。
幾三郎が咳き込んだ。カロリーネはこれでは隠れた意味がないと思った。
破壊されたドアと壁の瓦礫を踏み越えて人が入ってくる気配があった。
「アナベル・ローズ・ヴィダル、いやヴァッケンローダー伯爵夫人カロリーネ、出っ来んか」
ウェンビューの声だった。カロリーネはドレスの下に隠し持っていた脇差を抜くと、幾三郎の手を引き、盾となったテーブルから姿を現した。
驚く幾三郎を背後から左手で抱き寄せ、右手に握った脇差を幾三郎の左胸に突き付けた。
フロックコート姿で刀を携えたウェンビューはニタリと笑った。その背後には数名の警官が銃を構えている。
「何の真似だ」
「近づいたら、この男を殺す」
カロリーネは低い声で言った。戸棚の陰ではカールがウェンビューの声のする方向に短銃を向けていた。
銃を構えていた警官達は人質の存在に動揺していた。
ウェンビューはククッと笑った。
「人質か」
カロリーネはその目に狂気を感じた。幕末を戦い抜いたウェンビューは幾三郎を殺すことを何とも思っていない。恐らく、幾三郎の身体ごとカロリーネを手に持つ刀で刺し貫いてやろうと思っているのだろう。
ならば、その前にウェンビューを殺し、警官どもをなぎ倒さねばなるまい。
が、事態は思いもかけぬ速さで動いた。
ウェンビューの猿叫が突如室内こだました。
何が起きたのか、皆すぐには把握できなかった。
カロリーネが見たのは、棚ごと斬られたカールの肩から噴き出る血だった。斜めに切断された奥行三十センチほどの棚はカールが寄りかかったため前方に倒れ、カールの姿を露わにしていた。カールは息も絶え絶えだったが、右手に握ったピストルの銃口をウェンビューになおも向けていた。
あまりに無残な姿にカロリーネの怒りがふつふつと滾ってきた。
「卑怯者め、こげなとこに隠れて。とどめを刺してくるっで」
息一つ乱さぬウェンビューは血に染まった刀を握ったまま、カールに近づいた。
ウェンビューに一太刀浴びせたいカロリーネは、幾三郎を床に突き飛ばした。
「離れて、邪魔!」
尻もちをついた幾三郎を彼女は顧みなかった。
カロリーネはカールの前に立った。脇差を足元に置き、ベルトに装着していた刀の鯉口を切った。刀を八双に構えウェンビューを睨んだ。
「おっ、やる気か」
ウェンビューはカロリーネを見てニヤリと笑った。
「手出しは無用ぞ」
ウェンビューは背後の警官らに向かって命じると、八双に構えた。
「裏切者め」
カロリーネは言わずにはいられなかった。倒幕のためにアレックスらから武器の供給を受けながら、新政府の一員となった今は教会の側に立つとは。
だが、ウェンビューにも理屈はある。
「裏切者はおはんらじゃ。新政府の味方をしておきながら、我が国を征服に来るとは、裏切者のやり口!」
「征服するつもりはない」
「嘘ば言え。教会もおまえらに何度煮え湯を飲まされたかと憤っておる。ミャーロッパを荒らし今また日ノ本へ来るとはよか度胸じゃ」
カロリーネとウェンビューは睨み合った。
警官らはその気迫に後ずさっていた。だが、そこへ近づく者がいた。黒衣の神父ベルナールである。彼は手に聖職者にあるまじき武器を携えていた。
女吸血鬼の意識は目の前のウェンビューに集中している。今こそ好機と、何のためらいもなくベルナールは銃口を向けた。
「カロリーネ!」
その声とほぼ同時にカロリーネの前に幾三郎が飛び出し銃声が響いた。
「ちっ、外れたか」
神父らしからぬ声と倒れた幾三郎に、カロリーネの怒りは頂点に近づいていた。
仰向けに倒れた幾三郎の右の肩のあたりからは血が流れていた。頭を打ったのか意識はないようだった。
「おのれええ!」
カロリーネは足元にあった脇差をびゅんとベルナールに投げた。が、それは彼が胸の前に盾のように構えた銀色に輝く十字架に当たり床に落ちた。
「これぞ神の御加護」
ベルナールはニタリと笑った。
「神父、邪魔をするな!」
ウェンビューは不愉快だった。せっかくの勝負を神父の拳銃で邪魔されてしまった。
彼は今でこそ役人であるが、元々は戦士であった。故郷で幼い頃から戦士としての訓練を受けてきた。開明的な主人に見出されミャーロッパに留学し、経済や工業について学んでいたが、根っこのところは一撃必殺の剣を訓練してきた武人だった。
戦でも多くの武功を立ててきた。故郷の人々が起こした内戦の時も、政府側の役人として、反乱軍に加わった弟や従兄弟らと敵対した。妻の兄弟とも敵対した。そのため、二度と故郷には戻れぬことになった。内戦後、妻は故郷に帰ったので離縁した。だが、そうやってこの国を守ってきたという自負が彼にはあった。
相手が吸血鬼であっても同じである。国を守るためなら、部下を利用し、たとえ女であっても斬るのは、彼にとっては正義であった。
正義の遂行に剣はなくてはならぬものだった。それを拳銃で邪魔するとは、神父であっても許せなかった。
「手間取っておるようだから手助けしたのだが、まあよかろう。高みの見物としゃれこむか」
ベルナールはそう言うと警官達に出ろと命じ、ドアであったところから部屋を望んだ。
カロリーネの背後では幾三郎が血を流し続け、カールが苦し気に呻いていた。彼らの傷を早くなんとかしたいが、今の状況では無理だった。
ウェンビューに情の一語はないようである。カロリーネの隙を狙い続けている。カロリーネもまた、ウェンビューを斬るタイミングを見計らっていた。ウェンビューの剣に二の太刀はないのだ。
二人は睨み合ったまま、動かなかった。だが、それはまったくエネルギーを消耗していないという意味ではない。現にウェンビューの背中は一面に汗が噴き出していた。カロリーネもまた血液をこの三日摂っていないため、凄まじい疲労感を覚えていた。気力だけでそこに立ち、隙を狙い続けていた。
けれど限界は近かった。誰も気付いていないが、カールの身体は人から犬に変化しつつあった。手足の先端が毛に覆われ始め、ピストルを握る手のひらには肉球が現われていた。使い魔の身体を維持するのが困難になるほど、カロリーネの魔力は減少していたのだ。
「カロリーネ……」
幾三郎は右肩の痛みで意識を取り戻した。だが、カロリーネの刀を持つ後ろ姿がぼんやりと見えるだけだった。
このまま死ぬのだろうか。カロリーネを助けるために死んでもいいと思ったが、まだカロリーネは一人で戦っている。自分は何の役にも立てぬまま死んでいくのか。
自分の行為は無駄であったのかと思うと幾三郎は情なかった。
カールやカロリーネから指摘された妻の己への愛に心動き、ふとやり直せるかもしれないと思ったが、カロリーネの危機に身を投げ出した。それは愛なのか、それとも人としての惻隠の情なのか。幾三郎本人にもわかりかねる行動であった。
だが、それによりカロリーネは神父の魔弾から逃れた。その点では無駄ではない。まだ戦いは続いているが。
ウェンビューとの対決に少しでも力を貸したかった。だが、今の幾三郎には何もできない。動けない。右手も感覚がない。
何かできないか。
そう思った時だった。あの風呂敷が目に入った。彼の斜め前方に倒れているカールの足元に。
銀であってもナイフなのだから、上別府を倒す手助けになるやもしれぬ。
左手を少し伸ばせば届きそうだった。ただし、今はその「少し」というのが問題だった。身体が言うことをきかぬのだ。
だが、負傷していないのだから動かせるはずと幾三郎は左手の指を曲げてみた。
曲がった!
ということは動かせるかもしれぬ。幾三郎は痛みを堪えて左手を動かし始めた。
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