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別れ
3 テレーズの災難
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さて再び舞台はドンロリア郊外のヒッティングノルの住宅街に戻る。
翌日、テレーズはエイムズ家に様子をうかがいに行くことにした。カロリーネの命令ではない。彼女の自発的な行動だった。カールにも言わず、屋敷の門を出た彼女はすぐ隣のエイムズ家に向かった。手には庭のバラの花束を持って。
その姿をブライトン家の二階の自室からラルフが見ていた。
彼は先日来、伯爵夫人に近づく手段をあれこれ考えていたものの、女主人は姿を見せぬ上に使用人たちに隙がなかったので動きようがなかった。だが、今ならとすぐに部屋を出て階段を下りた。
「ラルフ、今日は休講だったんじゃないの」
母親の問いに急用を思い出したと言って家の門を飛び出した。ちょうど伯爵夫人付きのメイドが向かい側を歩いていたので、彼は馬車が来ないと確認し道を横切った。
「ねえ、君、伯爵夫人のところのメイドだろ」
馴れ馴れしい声をテレーズは無視した。先日カールに追い出された近所の若者をテレーズは覚えていた。
あと数歩でエイムズ家の門というところで、肩に触れられテレーズはぎょっとした。この男は無礼過ぎる。
振り返ってきっと睨みつけた。だが、ラルフ・ブライトンはこの程度のことで引き下がる男ではなかった。
「ねえ、その花束きれいだけど、どこに持ってくの?」
テレーズは何も答えず前を向き、足を速めて開かれた門からエイムズ邸に入った。さすがのラルフも入れなかった。優等生のリチャードの母親のエイムズ夫人はラルフを好ましく思っていないのだ。
何はともあれ、伯爵夫人とのつなぎをつけるためには、あのメイドの手が欲しい。
ラルフは待った。
テレーズはエイムズ家の下女と顔なじみになっていたので、いつも彼女がいる台所のドアを叩いた。
下女はテレーズの来訪にちょうど良かったと出来上がったばかりのバタークッキーを分けてくれた。テレーズは奥様にこれをと花束を渡した。下女は奥様は今留守だと言い、尋ねもしないのに、下宿人が増えて大変だとこぼした。
「タッカーさんとこの下宿人まで面倒みるなんて、旦那様も奥様も人が良過ぎよ」
「でも下宿代きちんと払ってるんでしょ」
「そりゃね。でも、あたしのお手当が上がるわけじゃないから」
「仕事は増えるものね」
「そうなのよ。洗うシーツが一枚増えたし。食事は坊ちゃんほどたくさんは食べないけど、洗う皿は増えるし」
エイムズ夫人の人使いが荒いわけではないのだが、下女の不満はテレーズにもわかる。
「まあ、それもあと数日のことだけど」
「どういう意味?」
下女は近々下宿人が二人とも出て行くのだと教えてくれた。テレーズはここに来た甲斐があったと思い、詳しく話を聞いた。
それが終わると、改めて下女に尋ねた。
「ところで、この辺に妙に馴れ馴れしく話しかけてくる男がいない?」
「それはブライトンさんところのラルフだね」
テレーズの問いに下女は迷うことなく言った。
「あれは碌なもんじゃない。弁護士になろうなんて冗談じゃない。リチャード坊ちゃんとまるで出来が違うんだから」
近所の下女にまで悪評されるとは、つくづく徳のない男らしい。
「まさか、つきまとわれたんじゃないの? あいつは見境ないからね」
「ええ。裏口から出してもらえるとありがたいんだけど」
「お安い御用よ」
テレーズは他の使用人の分までクッキーをもらってエイムズ家の裏手の出口から出た。そこは遠回りだが、表通りから離れており、ラルフに見つかる恐れはなかった。北隣の屋敷の外側をぐるりと回れば、ヴァッケンローダー邸の生垣が見えてくるのだ。
人気のない狭い道からエイムズ家の屋根越しに屋敷の煙突が見えてほっとした時だった。
「もうお屋敷に帰るの?」
背後の声にテレーズはぎょっとし、次の瞬間走った。さっきのラルフだ。
「少し遊ばない?」
こんな男に関わっている暇はない。早く屋敷に戻らねばと全速力で走った。だが、人の姿というのは不便なものだった。鼠の姿であればもっと素早く動けるし、どんな狭い場所にでも隠れられるのに。
角を曲がったところでテレーズは覚悟を決めた。
数秒後、ラルフも角を曲がった。が、テレーズの姿は前方にも左右にもなかった。ただ足元にテレーズの持っていたクッキーの入った紙袋が落ちていた。
「どこ行ったんだ」
きょろきょろと見回すラルフを生垣の隙間から白い鼠が見上げていたが、すぐに駆けだした。
そこはエイムズ家の北隣のスコット夫人の家の敷地だった。南西側はヴァッケンローダー家との境の塀になる。
白い鼠は人に見つかるとまずいと生垣から塀に沿って走った。だが、老婦人の飼い猫の存在を忘れていた。
日当たりのいい南向きのテラスに座る老婦人の足元で昼寝をしていた短毛種の茶トラの猫はかすかな足音に気付き、耳を立てるや蔦の絡まる塀に向かって疾走した。老婦人の止める声など聞こえるはずもなかった。
猫に気付いた鼠は必死で走った。
が、鼠の前には煉瓦の塀が立ちはだかっていた。猫の前脚が鼠の尻尾の数インチ後ろに迫った。
「テレーズ! テレーズ!」
マリイの呼び声が屋敷の内に響いた。
昼食時になったのに、テレーズだけが姿を見せない。部屋にもいない。
「おかしい。今日は外出する用事はないんだが」
カールは不審を覚えた。
ルイーズは外を見て来ると言って門を出た。そこへ若い男が近づいた。手には小さな紙袋を持っている。
「こんにちは、奥様はご機嫌いかがですか」
なんだか胡散臭そうな男だと思っていると、カールが走って来た。
「何の御用ですか。奥様はお会いになりません」
厳めしい顔で言うと、男は肩をすくめた。
「メイドさんの落とし物持って来たんだけど」
「これはどこに落ちていたのですか」
「スコット夫人の家の近くの四つ角に。彼女足が速くて渡せなかったから」
ルイーズはスコット夫人と聞いて嫌な予感を覚えた。あの家には大きな猫がいた。
男はルイーズに紙袋を握らせ、ラルフ・ブライトンだと言って通りを突っ切って斜め向かいの家に入って行った。
「カール、まさかテレーズは」
ルイーズの考えはカールにもわかった。あの男は奥様に近づくために外に出たテレーズにちょっかいを出そうとしたに違いない。テレーズは逃げるために元の身体に戻ったのだ。
二人はスコット家との境の蔦の絡まる煉瓦塀に向かった。
「テレーズ、テレーズ!」
幾度か呼んだ時、蔦が密に絡んだ場所から小さな吐息が聞こえた。
二人は駆け寄った。蔦がからまってまるで網の目のようになった上に傷だらけの小さな白い鼠が息も絶え絶えになって伏せていた。白い毛のあちこちが赤く染まっていた。
カールはポケットからハンカチーフを出して芝生の上に置き、蔦の上の白鼠をそっと乗せてくるむと屋敷に急いだ。まだ身体は温かい。
先に戻ったルイーズは傷薬や消毒用のブランデーを準備した。
「おお、テレーズ!」
マリイはカールがテーブルの上に置いたハンカチーフに包まれたテレーズを見て叫んだ。
使い魔の怪我の治療は主が魔力によって行う。だが、今は昼間でカロリーネは眠っている。無理に起きても昼間は魔力が働きにくい。だからカロリーネが起きる夕刻までできるだけの手当てをするしかなかった。
カールはルイーズに手伝わせて、海綿に含ませたブランデーで傷を消毒し薬を塗った。
その間、マリイは小さなかごに畳んだリネンを敷いてベッドを作った。
傷の手当てが終わると、カールはそっとリネンのベッドに寝かせた。白い鼠は赤い目を開けて仲間たちを見上げた。
翌日、テレーズはエイムズ家に様子をうかがいに行くことにした。カロリーネの命令ではない。彼女の自発的な行動だった。カールにも言わず、屋敷の門を出た彼女はすぐ隣のエイムズ家に向かった。手には庭のバラの花束を持って。
その姿をブライトン家の二階の自室からラルフが見ていた。
彼は先日来、伯爵夫人に近づく手段をあれこれ考えていたものの、女主人は姿を見せぬ上に使用人たちに隙がなかったので動きようがなかった。だが、今ならとすぐに部屋を出て階段を下りた。
「ラルフ、今日は休講だったんじゃないの」
母親の問いに急用を思い出したと言って家の門を飛び出した。ちょうど伯爵夫人付きのメイドが向かい側を歩いていたので、彼は馬車が来ないと確認し道を横切った。
「ねえ、君、伯爵夫人のところのメイドだろ」
馴れ馴れしい声をテレーズは無視した。先日カールに追い出された近所の若者をテレーズは覚えていた。
あと数歩でエイムズ家の門というところで、肩に触れられテレーズはぎょっとした。この男は無礼過ぎる。
振り返ってきっと睨みつけた。だが、ラルフ・ブライトンはこの程度のことで引き下がる男ではなかった。
「ねえ、その花束きれいだけど、どこに持ってくの?」
テレーズは何も答えず前を向き、足を速めて開かれた門からエイムズ邸に入った。さすがのラルフも入れなかった。優等生のリチャードの母親のエイムズ夫人はラルフを好ましく思っていないのだ。
何はともあれ、伯爵夫人とのつなぎをつけるためには、あのメイドの手が欲しい。
ラルフは待った。
テレーズはエイムズ家の下女と顔なじみになっていたので、いつも彼女がいる台所のドアを叩いた。
下女はテレーズの来訪にちょうど良かったと出来上がったばかりのバタークッキーを分けてくれた。テレーズは奥様にこれをと花束を渡した。下女は奥様は今留守だと言い、尋ねもしないのに、下宿人が増えて大変だとこぼした。
「タッカーさんとこの下宿人まで面倒みるなんて、旦那様も奥様も人が良過ぎよ」
「でも下宿代きちんと払ってるんでしょ」
「そりゃね。でも、あたしのお手当が上がるわけじゃないから」
「仕事は増えるものね」
「そうなのよ。洗うシーツが一枚増えたし。食事は坊ちゃんほどたくさんは食べないけど、洗う皿は増えるし」
エイムズ夫人の人使いが荒いわけではないのだが、下女の不満はテレーズにもわかる。
「まあ、それもあと数日のことだけど」
「どういう意味?」
下女は近々下宿人が二人とも出て行くのだと教えてくれた。テレーズはここに来た甲斐があったと思い、詳しく話を聞いた。
それが終わると、改めて下女に尋ねた。
「ところで、この辺に妙に馴れ馴れしく話しかけてくる男がいない?」
「それはブライトンさんところのラルフだね」
テレーズの問いに下女は迷うことなく言った。
「あれは碌なもんじゃない。弁護士になろうなんて冗談じゃない。リチャード坊ちゃんとまるで出来が違うんだから」
近所の下女にまで悪評されるとは、つくづく徳のない男らしい。
「まさか、つきまとわれたんじゃないの? あいつは見境ないからね」
「ええ。裏口から出してもらえるとありがたいんだけど」
「お安い御用よ」
テレーズは他の使用人の分までクッキーをもらってエイムズ家の裏手の出口から出た。そこは遠回りだが、表通りから離れており、ラルフに見つかる恐れはなかった。北隣の屋敷の外側をぐるりと回れば、ヴァッケンローダー邸の生垣が見えてくるのだ。
人気のない狭い道からエイムズ家の屋根越しに屋敷の煙突が見えてほっとした時だった。
「もうお屋敷に帰るの?」
背後の声にテレーズはぎょっとし、次の瞬間走った。さっきのラルフだ。
「少し遊ばない?」
こんな男に関わっている暇はない。早く屋敷に戻らねばと全速力で走った。だが、人の姿というのは不便なものだった。鼠の姿であればもっと素早く動けるし、どんな狭い場所にでも隠れられるのに。
角を曲がったところでテレーズは覚悟を決めた。
数秒後、ラルフも角を曲がった。が、テレーズの姿は前方にも左右にもなかった。ただ足元にテレーズの持っていたクッキーの入った紙袋が落ちていた。
「どこ行ったんだ」
きょろきょろと見回すラルフを生垣の隙間から白い鼠が見上げていたが、すぐに駆けだした。
そこはエイムズ家の北隣のスコット夫人の家の敷地だった。南西側はヴァッケンローダー家との境の塀になる。
白い鼠は人に見つかるとまずいと生垣から塀に沿って走った。だが、老婦人の飼い猫の存在を忘れていた。
日当たりのいい南向きのテラスに座る老婦人の足元で昼寝をしていた短毛種の茶トラの猫はかすかな足音に気付き、耳を立てるや蔦の絡まる塀に向かって疾走した。老婦人の止める声など聞こえるはずもなかった。
猫に気付いた鼠は必死で走った。
が、鼠の前には煉瓦の塀が立ちはだかっていた。猫の前脚が鼠の尻尾の数インチ後ろに迫った。
「テレーズ! テレーズ!」
マリイの呼び声が屋敷の内に響いた。
昼食時になったのに、テレーズだけが姿を見せない。部屋にもいない。
「おかしい。今日は外出する用事はないんだが」
カールは不審を覚えた。
ルイーズは外を見て来ると言って門を出た。そこへ若い男が近づいた。手には小さな紙袋を持っている。
「こんにちは、奥様はご機嫌いかがですか」
なんだか胡散臭そうな男だと思っていると、カールが走って来た。
「何の御用ですか。奥様はお会いになりません」
厳めしい顔で言うと、男は肩をすくめた。
「メイドさんの落とし物持って来たんだけど」
「これはどこに落ちていたのですか」
「スコット夫人の家の近くの四つ角に。彼女足が速くて渡せなかったから」
ルイーズはスコット夫人と聞いて嫌な予感を覚えた。あの家には大きな猫がいた。
男はルイーズに紙袋を握らせ、ラルフ・ブライトンだと言って通りを突っ切って斜め向かいの家に入って行った。
「カール、まさかテレーズは」
ルイーズの考えはカールにもわかった。あの男は奥様に近づくために外に出たテレーズにちょっかいを出そうとしたに違いない。テレーズは逃げるために元の身体に戻ったのだ。
二人はスコット家との境の蔦の絡まる煉瓦塀に向かった。
「テレーズ、テレーズ!」
幾度か呼んだ時、蔦が密に絡んだ場所から小さな吐息が聞こえた。
二人は駆け寄った。蔦がからまってまるで網の目のようになった上に傷だらけの小さな白い鼠が息も絶え絶えになって伏せていた。白い毛のあちこちが赤く染まっていた。
カールはポケットからハンカチーフを出して芝生の上に置き、蔦の上の白鼠をそっと乗せてくるむと屋敷に急いだ。まだ身体は温かい。
先に戻ったルイーズは傷薬や消毒用のブランデーを準備した。
「おお、テレーズ!」
マリイはカールがテーブルの上に置いたハンカチーフに包まれたテレーズを見て叫んだ。
使い魔の怪我の治療は主が魔力によって行う。だが、今は昼間でカロリーネは眠っている。無理に起きても昼間は魔力が働きにくい。だからカロリーネが起きる夕刻までできるだけの手当てをするしかなかった。
カールはルイーズに手伝わせて、海綿に含ませたブランデーで傷を消毒し薬を塗った。
その間、マリイは小さなかごに畳んだリネンを敷いてベッドを作った。
傷の手当てが終わると、カールはそっとリネンのベッドに寝かせた。白い鼠は赤い目を開けて仲間たちを見上げた。
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