18 / 26
18 女人変化(へんげ)
しおりを挟む
運がいいのは今日までのこと。その意味は七三子でもわかった。本当に福田は自分を殺す気らしい。
ならば、ここで槇村を呼んでみようか。だが、槇村は遠いマレーシアにいる。いくら魔法使いでも簡単に来れるとは思えない。
それに近くには使い魔たちもいるはずである。まずは彼らの手を借りよう。いや、その前に自分で何とかするべきではないか。天は自ら助くる者を助くと言う。それが悪魔の世界にも通用するかはわからない。けれど、愚かな女なりに何かできることがあるのではないか。
七三子は覚悟を決めた。助けが間に合わず殺されるにしても、何も知らないまま、何も自分でしないままでというのは嫌だった。とにかく今は時間を稼ぐしかない。
「警察が来たのは本当です」
福田の表情が醜く歪んだ。元の造りが美しいだけに、それとの差はあまりに大きかった。七三子はなぜ、この人のことが好きだったのだろうかと思う。今の福田の顔を見たら、榊原はきっと卒倒するだろう。
「何を話した」
「火事のことは訊かれてません。でも交際している時に、いくらお金をあなたに渡したか訊かれました。どうせ通帳を見ればわかること、隠せないから正直に話しました」
「それだけか」
七三子は中里ちづえのことは後にとっておくことにした。もし疑惑が真実なら、あれが一番知られては困ることのはずである。
「そんなにお金が欲しかったの」
「当然だ。この世は金だ。いくらきれいごとを言っても愛とか情だけではパンは手に入らない」
「パンだけなら私のお金でたくさん買えるのに」
「私が欲しいのは極上のパンだ。君の考えているような安物のパンじゃない」
「私のお金じゃ足りなかったの?」
返事を聞くのが怖かったけれど、訊かずにはいられなかった。
「足りるわけないだろ」
「弟さんのハワイの入院もウソだったんでしょ。300万で婚約指輪を買ったんでしょ」
「……そこまで知っているとはね」
福田の表情がまた歪んだ。
「指輪を返してください」
七三子はできるだけ冷静に言おうと思った。取り乱したくなかった。そんな顔を福田に見せるのは御免だった。
福田は笑った。
「バカなことを。あれはもう妻の物なんだ。私の物ではないよ」
「騙して手に入れたお金で買ったのに。奥様が知ったら悲しむのに」
「だから、君を生かしてはおけないんだ。あんな男がいなければ、まだまだこれから利用できたんだけどね」
そういうことだったのだ。福田は槇村がいなかったら、七三子からさらに搾り取ろうとするつもりだったのだ。
指輪も返す気はない上に、七三子を殺そうとしてアパートに火を付けた。ならば、中里ちづえを交通事故に見せかけて殺したのも真実なのだろう。
「もう一つだけ教えてください。中里先輩も殺したの?」
そんなことするわけがないという答えを七三子は聞きたかった。
福田の笑い顔が消えた。
「どうして中里ちづえのことを知ってるんだ」
「法人部で仕事を教えてもらったんです。中里先輩の交通事故、あれ先生の仕業ですよね。先輩が自殺なんかするはずない」
「ああ、そうだよ。彼女の使い込みが疑われ始めたんでね。おまけに、金を返せとか言い出すしね。しつこい女だったよ。しかし、そんな前のことまで警察は調べてるのか。なおさら、君が生きていては困るな」
中里ちづえもまた福田に利用されていたのだ。彼女も福田を信じていたはずなのに。
「先輩と付き合ってたなんて、警察には話してません」
「なら、どうして警察がそこまで調べてるんだ」
それは七三子にもわからない。
「わかりません。そんなことより、自首してください。裁判になったら少しは罪が軽くなるかもしれないし」
「裁判だって。冗談じゃない。捕まってたまるか」
その言葉が終わらぬうちに、福田は七三子の身体を床に押し倒した。腹の上に馬乗りになると、スラックスのポケットからハンカチを出した。これで口と鼻を押さえて窒息させるのかと気付いた。
ハンカチで押さえられたら声が出せない。七三子は叫んだ。
「レオナルド・バフォメット!」
だが、何も起きない。
「何のまじないだ」
福田はハンカチを七三子の口と鼻に押し付けた。七三子は福田の腕をつかんだが、びくともしない。福田の手がハンカチを強く口に押し付けた。七三子は息ができなかった。苦しい。助けを呼ぶ声さえ出せない。
早く来てと念じた。だが、その気配はない。使い魔たちも来ない。
このまま息ができずに死ぬ。恐怖と絶望が七三子を支配した。もうどうしようもできない。福田の腕をつかんだ手から力が抜けていく。
いやだ、しにたくない。
くるしい。
なぜ、わたしだけ、こんなめにあうの。
ひどい。
ゆるせない。
にくい、わたしをこんなめにあわせた
あなたが……
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い
あ な た が に く い
意識が飛んだ。
次の瞬間、凄まじい雷鳴が響いた。
同時に、福田の身体が宙を舞った。そばにあった教卓にぶつかりさらに床に打ち付けられた。背中を打ち付けた福田は何が起きたかわからず、痛みをこらえ上半身を起こした。頭も打ったらしく、めまいを覚えながらも、先ほど自分がいた場所に視線を向けた。
「うわあ……なんだ……」
福田の目に映ったのは、般若の面のような形相で額に二本の角を生やした鬼だった。鬼はゆっくりと福田に向かって歩いてくる。これは誰かのいたずらだろうと思った。だが、お面にしては妙に目がぎらついていた。こらえきれすに福田は叫んだ。
「く、く、来るなあ……」
言葉が通じないのか、鬼は止まることなくやって来る。
もし、福田が冷静であれば、鬼の首から下が七三子と同じ服を着ていることに気付いただろう。
「ゆるさぬ」
鬼の耳まで裂けんばかりに大きな口がわずかに動き低い声を発した。これは本物だ、お面じゃない。福田は失禁した。下着とスラックスでも吸い込みきれぬ尿が床を濡らした。
「んわわww§Φ※$£」
言葉にならぬ声を上げる福田の股間を鬼の足が何の躊躇もなく踏みつけた。
文字に起こすこともできぬような声を上げて福田は悶絶した。
「もういいだろ」
その声に鬼は振り返った。鬼は股間から足を離した。恐らくもう物の役には立つまい。
鬼は槇村を見つめた。
「まさか、本当におまえが鬼の末裔だったとはな。福田も騙す相手を間違ったな」
槇村は呪文を唱えた。すると、鬼の角が消え、大きな口は小さくなり、顔色から赤みは失せ、ぎらついた目は人の光を取り戻し、逆立っていた髪は元に戻った。勿論、福田の尿で汚れた上履きも魔法できれいにしておいた。
「……何があったんですか」
七三子には鬼になっている間の意識がなかった。
「待たせて悪かった。会議が長引いてしまった」
「私、生きてるんですね。助けてくれたんですね」
七三子の顔に生気がよみがえった。
「まあ、そうだな」
「福田先生は」
辺りを見回した七三子は福田のありさまに絶句した。
「これ、やり過ぎじゃないですか」
「詳しいことは後だ。おまえは事務室に戻れ」
「でも、このままじゃ」
「雷でこうなったってことにしとく。心配するな」
「雷って」
「雨が降ってるだろ」
「あら、いつの間にか」
窓の外は土砂降りになっていた。時折雷鳴も遠くから聞こえる。
「さっさと出ろ」
有無を言わせぬ口調だった。七三子はドアを開けて廊下に出ると後ろ手で閉めた。
生暖かい風が廊下を吹き抜けた。
槇村のことだ。悪いことにはならないだろう。社会人としての常識はある人なのだ。少しやり過ぎだが、あれで死ぬことはなかろう。七三子はそう思い、事務室に戻った。
来訪者もなく、着信電話もなかったことを確認した後、七三子は椅子に座り込んだ。
急に足がガタガタと震えた。背筋もぞくぞくしてきた。
もし槇村が来なかったらどうなっていたことか。
息ができずに死んでいたかもしれない。その後、3階の窓から突き落とされ、中里ちづえのように事故として処理されたかもしれない。蛇を捕まえようとして転落とか。
そういえば捕獲器を置いたままだった。取りに行かなくてはと思った時だった。
窓の外に閃光が走った。ほぼ同時に凄まじい雷鳴が響いた。すぐ近くに落雷があったようだった。
ゴーっと音を立てながら降った雨は30分ほどでやんだ。雨で部活を早めに切り上げた生徒たちは更衣を終え、校門に向かっていた。
女子生徒の悲鳴が聞こえた。続いて生徒たちの喧騒も。
「大変です、福田先生が」
事務室に血相を変えて走り込んできたのはフランス文学研究会の会長をしている二年の女子生徒だった。
ならば、ここで槇村を呼んでみようか。だが、槇村は遠いマレーシアにいる。いくら魔法使いでも簡単に来れるとは思えない。
それに近くには使い魔たちもいるはずである。まずは彼らの手を借りよう。いや、その前に自分で何とかするべきではないか。天は自ら助くる者を助くと言う。それが悪魔の世界にも通用するかはわからない。けれど、愚かな女なりに何かできることがあるのではないか。
七三子は覚悟を決めた。助けが間に合わず殺されるにしても、何も知らないまま、何も自分でしないままでというのは嫌だった。とにかく今は時間を稼ぐしかない。
「警察が来たのは本当です」
福田の表情が醜く歪んだ。元の造りが美しいだけに、それとの差はあまりに大きかった。七三子はなぜ、この人のことが好きだったのだろうかと思う。今の福田の顔を見たら、榊原はきっと卒倒するだろう。
「何を話した」
「火事のことは訊かれてません。でも交際している時に、いくらお金をあなたに渡したか訊かれました。どうせ通帳を見ればわかること、隠せないから正直に話しました」
「それだけか」
七三子は中里ちづえのことは後にとっておくことにした。もし疑惑が真実なら、あれが一番知られては困ることのはずである。
「そんなにお金が欲しかったの」
「当然だ。この世は金だ。いくらきれいごとを言っても愛とか情だけではパンは手に入らない」
「パンだけなら私のお金でたくさん買えるのに」
「私が欲しいのは極上のパンだ。君の考えているような安物のパンじゃない」
「私のお金じゃ足りなかったの?」
返事を聞くのが怖かったけれど、訊かずにはいられなかった。
「足りるわけないだろ」
「弟さんのハワイの入院もウソだったんでしょ。300万で婚約指輪を買ったんでしょ」
「……そこまで知っているとはね」
福田の表情がまた歪んだ。
「指輪を返してください」
七三子はできるだけ冷静に言おうと思った。取り乱したくなかった。そんな顔を福田に見せるのは御免だった。
福田は笑った。
「バカなことを。あれはもう妻の物なんだ。私の物ではないよ」
「騙して手に入れたお金で買ったのに。奥様が知ったら悲しむのに」
「だから、君を生かしてはおけないんだ。あんな男がいなければ、まだまだこれから利用できたんだけどね」
そういうことだったのだ。福田は槇村がいなかったら、七三子からさらに搾り取ろうとするつもりだったのだ。
指輪も返す気はない上に、七三子を殺そうとしてアパートに火を付けた。ならば、中里ちづえを交通事故に見せかけて殺したのも真実なのだろう。
「もう一つだけ教えてください。中里先輩も殺したの?」
そんなことするわけがないという答えを七三子は聞きたかった。
福田の笑い顔が消えた。
「どうして中里ちづえのことを知ってるんだ」
「法人部で仕事を教えてもらったんです。中里先輩の交通事故、あれ先生の仕業ですよね。先輩が自殺なんかするはずない」
「ああ、そうだよ。彼女の使い込みが疑われ始めたんでね。おまけに、金を返せとか言い出すしね。しつこい女だったよ。しかし、そんな前のことまで警察は調べてるのか。なおさら、君が生きていては困るな」
中里ちづえもまた福田に利用されていたのだ。彼女も福田を信じていたはずなのに。
「先輩と付き合ってたなんて、警察には話してません」
「なら、どうして警察がそこまで調べてるんだ」
それは七三子にもわからない。
「わかりません。そんなことより、自首してください。裁判になったら少しは罪が軽くなるかもしれないし」
「裁判だって。冗談じゃない。捕まってたまるか」
その言葉が終わらぬうちに、福田は七三子の身体を床に押し倒した。腹の上に馬乗りになると、スラックスのポケットからハンカチを出した。これで口と鼻を押さえて窒息させるのかと気付いた。
ハンカチで押さえられたら声が出せない。七三子は叫んだ。
「レオナルド・バフォメット!」
だが、何も起きない。
「何のまじないだ」
福田はハンカチを七三子の口と鼻に押し付けた。七三子は福田の腕をつかんだが、びくともしない。福田の手がハンカチを強く口に押し付けた。七三子は息ができなかった。苦しい。助けを呼ぶ声さえ出せない。
早く来てと念じた。だが、その気配はない。使い魔たちも来ない。
このまま息ができずに死ぬ。恐怖と絶望が七三子を支配した。もうどうしようもできない。福田の腕をつかんだ手から力が抜けていく。
いやだ、しにたくない。
くるしい。
なぜ、わたしだけ、こんなめにあうの。
ひどい。
ゆるせない。
にくい、わたしをこんなめにあわせた
あなたが……
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い
あ な た が に く い
意識が飛んだ。
次の瞬間、凄まじい雷鳴が響いた。
同時に、福田の身体が宙を舞った。そばにあった教卓にぶつかりさらに床に打ち付けられた。背中を打ち付けた福田は何が起きたかわからず、痛みをこらえ上半身を起こした。頭も打ったらしく、めまいを覚えながらも、先ほど自分がいた場所に視線を向けた。
「うわあ……なんだ……」
福田の目に映ったのは、般若の面のような形相で額に二本の角を生やした鬼だった。鬼はゆっくりと福田に向かって歩いてくる。これは誰かのいたずらだろうと思った。だが、お面にしては妙に目がぎらついていた。こらえきれすに福田は叫んだ。
「く、く、来るなあ……」
言葉が通じないのか、鬼は止まることなくやって来る。
もし、福田が冷静であれば、鬼の首から下が七三子と同じ服を着ていることに気付いただろう。
「ゆるさぬ」
鬼の耳まで裂けんばかりに大きな口がわずかに動き低い声を発した。これは本物だ、お面じゃない。福田は失禁した。下着とスラックスでも吸い込みきれぬ尿が床を濡らした。
「んわわww§Φ※$£」
言葉にならぬ声を上げる福田の股間を鬼の足が何の躊躇もなく踏みつけた。
文字に起こすこともできぬような声を上げて福田は悶絶した。
「もういいだろ」
その声に鬼は振り返った。鬼は股間から足を離した。恐らくもう物の役には立つまい。
鬼は槇村を見つめた。
「まさか、本当におまえが鬼の末裔だったとはな。福田も騙す相手を間違ったな」
槇村は呪文を唱えた。すると、鬼の角が消え、大きな口は小さくなり、顔色から赤みは失せ、ぎらついた目は人の光を取り戻し、逆立っていた髪は元に戻った。勿論、福田の尿で汚れた上履きも魔法できれいにしておいた。
「……何があったんですか」
七三子には鬼になっている間の意識がなかった。
「待たせて悪かった。会議が長引いてしまった」
「私、生きてるんですね。助けてくれたんですね」
七三子の顔に生気がよみがえった。
「まあ、そうだな」
「福田先生は」
辺りを見回した七三子は福田のありさまに絶句した。
「これ、やり過ぎじゃないですか」
「詳しいことは後だ。おまえは事務室に戻れ」
「でも、このままじゃ」
「雷でこうなったってことにしとく。心配するな」
「雷って」
「雨が降ってるだろ」
「あら、いつの間にか」
窓の外は土砂降りになっていた。時折雷鳴も遠くから聞こえる。
「さっさと出ろ」
有無を言わせぬ口調だった。七三子はドアを開けて廊下に出ると後ろ手で閉めた。
生暖かい風が廊下を吹き抜けた。
槇村のことだ。悪いことにはならないだろう。社会人としての常識はある人なのだ。少しやり過ぎだが、あれで死ぬことはなかろう。七三子はそう思い、事務室に戻った。
来訪者もなく、着信電話もなかったことを確認した後、七三子は椅子に座り込んだ。
急に足がガタガタと震えた。背筋もぞくぞくしてきた。
もし槇村が来なかったらどうなっていたことか。
息ができずに死んでいたかもしれない。その後、3階の窓から突き落とされ、中里ちづえのように事故として処理されたかもしれない。蛇を捕まえようとして転落とか。
そういえば捕獲器を置いたままだった。取りに行かなくてはと思った時だった。
窓の外に閃光が走った。ほぼ同時に凄まじい雷鳴が響いた。すぐ近くに落雷があったようだった。
ゴーっと音を立てながら降った雨は30分ほどでやんだ。雨で部活を早めに切り上げた生徒たちは更衣を終え、校門に向かっていた。
女子生徒の悲鳴が聞こえた。続いて生徒たちの喧騒も。
「大変です、福田先生が」
事務室に血相を変えて走り込んできたのはフランス文学研究会の会長をしている二年の女子生徒だった。
1
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる