『不幸体質』の子豚令嬢ですが怪物少年侯爵に美味しくいただかれるのは遠慮させていただきます
私はキャロライン=イーデン。栗色のストレートの髪とハシバミ色の瞳をしていたちょっと太めの体型の伯爵令嬢だ。
おまけに何故か…小さい頃から『不幸体質』なのだ。
「絶対にモルゴール侯爵には嫁ぎません。私は嫁ぎ先で食べられたくありませんわ!どうぞそこに立っている役立たずの仔豚…いえ、キャロライン姉様にお願いして下さいませ!」
泣いて訴える義妹の代わりに、わたしは吸血鬼と名高い『怪物ダニエル=モルゴール侯爵』の元へと強制的に太らされ、『餌』として嫁ぐことになってしまった。
『いっそ逃げちゃおうかな』と思いつつ『棺桶城』でわたしを待っていたのは、『おねショタ』小説にドはまり中のわたしにとってどストライクな少年の姿のダニエル=モルゴール侯爵閣下だった…!
でもね…いくら好みの侯爵閣下でも!いくら仔豚令嬢のわたしでも!そんな簡単に美味しくいただかれたくないっての!
けれど…少年侯爵は、食欲の為なのか愛なのか、どうやら簡単にわたしを離してくれないらしい。
逃げるべきか、食べられるべきか、子豚令嬢どうする!?
そしてわたしの『不健康』と『不幸体質』の正体とは――!?
性癖詰め合わせのお気楽・ご都合主義ストーリーです。
R15にしてありますが、一応念のためです。
*朝更新していきます。
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「番外編 相変わらずな日常」
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※転載・複写はお断りいたします。