123 / 138
第2章.『vice versa』アウロニア帝国編
36(幕間)水蜜桃【ルナ】
しおりを挟む
「マヤ様、本当にそちらのままでよろしいですか?」
心配そうなリラの声が寝室の入口から聞こえる。
わたしは小さく返事を返した。
「…うん大丈夫。このままでいいわ…」
わたしは小さな子供の様にリラに慰めてもらい、泣きながら廊下を歩いて帰った。
私室に戻ってからも着替える気力が無く、そのままの服で寝台にごろりとうつ伏せになった。
暫く横になったまま、わたしは今日の自分の発言と行動を振り返った。
『皆既日食で帝国は崩壊しません』
問題は皆既日食単体の話だけで、そう言ってしまったけれど。
(確かにコダ神の神託の後に『全てただの現象に過ぎない』と言い切ってしまったのは、まずい対応だった…)
わたしは皆既日食と帝国の崩壊を一緒に考えるのを否定したけれど、コダ神の預言はその後に続く『帝国崩壊の合図』の件までがセットなのだ。
(自分の神託を否定する様な事を言い出したのだから、フィロンが怒ったのも睨んできたのも無理は無いわ…)
陛下の言葉をわたしは思い出した。
『己が立場は、己の立ち振る舞いで変わるという事を覚えておけ』
そして初めて会った時のフィロンの言葉もだ。
『…そうじゃなくても皇宮は、魑魅魍魎でいっぱいだから』
浅慮なわたしの言葉や行動で、わたしだけではなく、ニキアスや…もしかしたら今やこのアウロニア帝国の未来も変えてしまうかもしれない。
わたしの全身が一瞬ぶるっと震えた。
(怖いわ…)
改めて『神の代弁者』たる責任の重大さを実感した瞬間だった。
その時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
*****************
「申し訳ありません、マヤ様。贈り物が届いております」
扉の入口に立つリラが言った。
「え?贈り物…?」
「はい。とてもたくさん届いておりますので、一応マヤ様にお伝えしようと思いまして…」
「どなたからかしら?」
わたしは髪を整えながら起き上がり、寝室を出て直ぐ隣にある私室から続く応接室を覗いた。
芳しい花の香りと共にわたしの目に入ったのはへやに帰って来た時には全く見なかった品物の山だった。
高く積まれた艶やかで鮮やかなシルクの布の束や並べられた大小数々の竹籠と、壺に入った色とりどりでたくさんの花々だったのだ。
「ど…どうしたの?こんなにたくさん…」
わたしは絶句して、隣のリラに尋ねた。
「それが…」
リラが珍しく言葉を濁していて、手元の蝋で封をされた手紙をじっと見ていた。
「なあに?どうしたの」
「……お手紙も頂いております」
若干渋い顔のリラの様子は気になったが、
「どなたかしら」
と、わたしはいそいそ手紙を受け取った。
(もしかしたらニキアスかも…)
淡い期待を一瞬わたしは抱いたけれど、『そういえば今は皇宮外とのやり取りの全て(ニキアスからも含めた手紙や物)が、禁止もしくは検閲がかかっているんだわ』という事を思い出した。
しっかりと美しい蝋で封をされたそれは、検閲など通っている様子はなかった。
少し残念だったけれど差出人は不明で、わたしは不思議に思いながらも注意深く手紙の封を開けた。
その間リラは、頂いた贈り物をしっかりと検品している様だった。
「まあ…」
わたしは思わず声を上げた。
「バアル様だわ」
上質な羊皮紙に書かれた文字は、教本かしらと思うほど整っていて美しく読みやすい。
『マヤ王女様』
(あ、すごい。わたし文字も読めるんだわ)
と驚きつつも、バアル様の手紙に目を通した。
『――マヤ王女様。
これから私は、貴女が教えてくれたテヌべ川のもっと南側の下流と、その周辺のデリの神殿、コタとルミナの神殿の地形や植物事情と治水を視察しに行く予定だ。
結果は随時帝国に報告するつもりだ。
貴女の助言と神託に大変感謝する。
どうかご自分のお言葉と皇宮での身の立ち振る舞いに気を付けて、大事に過ごして頂きたい。
今度は明るい笑顔の貴女にお会いできる事を願っている』
最後に、『ドゥーガ神の預言者 バアル』とサインしてあった。
手紙を読み終わると胸がじんわりと温かくなって、先程あんなに沈んでいた心が少し浮上してきた様だった。
わたしは手紙を胸に抱いて、リラの方へと向いた。
「わたしがあんなに泣いてしまったから、きっと気を遣って色々贈ってくださったのね」
丁度その時、リラがおおきな竹籠を開けてわたしを呼んだ。
「マヤ様、見てください。果物もありますわ」
「わあ…果物まで?」
竹籠を覗き込むと、そこには大きく瑞々しい白い丸い桃と無花果が詰め合わせてあった。
「美味しそうだわ。後で頂きましょう」
「はい…そうですね」
わたしが上機嫌で言った言葉に、リラは竹籠を見つめて何故だかずっと浮かない表情をしていた。
******************
「ニキアス様。皇宮からお荷物が届いております」
「そうか。書類の類なら、俺の書斎の方へ届けておいてくれ」
戦後の残務処理として、余りにも確認しなければならない物が多い為のだ。(ダナス副将軍に頼んでも無駄だという事は分かっていた)
手分けして他の部下にも頼んではいるが、イェラキ隊の時の様に円滑に進まない。
報告の内容もまちまちになりがちなので、報告内容を形式状にして分かりやすく書面に落とす様に頼んだ物が続々とニキアスの元に届き出している。
(しばらくは、これに掛かりきりになるだろうな)
整頓された机の上で束になる書類を確認しながら、ニキアスは大きくため息をついた。
既に左目の面布は外している。
そんな風に面布を外して過ごす時間にも慣れ、今は屋内のほとんどの時間に外して生活している事が多い。
また美容医師の強い勧めで、褐色に変化した皮膚部分に特別な軟膏を塗ると、褐色からまた少し色素が抜けて徐々に薄い茶色に変化している気がする。
「ニキアス様!珍しい果物も届いておりましたよ」
書斎にいるニキアスに、ナラがわざわざ平籠に乗せて持ってきた。
「果物?」
「はい。とっても白くて大きくてキレイな桃です。見た事がないくらい」
「…桃?」
(この時期に?)
ニキアスはナラの持つ籠に乗っている白く丸く瑞々しい桃をじっと見つめた。
――あれは。
(…あの時に兄上が良く持ってきた桃だ)
ニキアスの脳裏に幼い頃に記憶が蘇った。
優しかった兄上がその桃をニキアスの邸に良く持って来た事。
桃を食べた後の――忘れ難い行為と、あの時は『自分は愛されている』と思い込んでいた事も。
ニキアスは暫く桃を見つめてから口を開いた。
「…それは『ルナ』と呼ばれる特別な品種の白桃だ。良く冷やしておくといい」
その方が甘い筈だからと言うと、ニキアスはまた書類を片付ける為に机に向かった。
心配そうなリラの声が寝室の入口から聞こえる。
わたしは小さく返事を返した。
「…うん大丈夫。このままでいいわ…」
わたしは小さな子供の様にリラに慰めてもらい、泣きながら廊下を歩いて帰った。
私室に戻ってからも着替える気力が無く、そのままの服で寝台にごろりとうつ伏せになった。
暫く横になったまま、わたしは今日の自分の発言と行動を振り返った。
『皆既日食で帝国は崩壊しません』
問題は皆既日食単体の話だけで、そう言ってしまったけれど。
(確かにコダ神の神託の後に『全てただの現象に過ぎない』と言い切ってしまったのは、まずい対応だった…)
わたしは皆既日食と帝国の崩壊を一緒に考えるのを否定したけれど、コダ神の預言はその後に続く『帝国崩壊の合図』の件までがセットなのだ。
(自分の神託を否定する様な事を言い出したのだから、フィロンが怒ったのも睨んできたのも無理は無いわ…)
陛下の言葉をわたしは思い出した。
『己が立場は、己の立ち振る舞いで変わるという事を覚えておけ』
そして初めて会った時のフィロンの言葉もだ。
『…そうじゃなくても皇宮は、魑魅魍魎でいっぱいだから』
浅慮なわたしの言葉や行動で、わたしだけではなく、ニキアスや…もしかしたら今やこのアウロニア帝国の未来も変えてしまうかもしれない。
わたしの全身が一瞬ぶるっと震えた。
(怖いわ…)
改めて『神の代弁者』たる責任の重大さを実感した瞬間だった。
その時、部屋の扉をノックする音が聞こえた。
*****************
「申し訳ありません、マヤ様。贈り物が届いております」
扉の入口に立つリラが言った。
「え?贈り物…?」
「はい。とてもたくさん届いておりますので、一応マヤ様にお伝えしようと思いまして…」
「どなたからかしら?」
わたしは髪を整えながら起き上がり、寝室を出て直ぐ隣にある私室から続く応接室を覗いた。
芳しい花の香りと共にわたしの目に入ったのはへやに帰って来た時には全く見なかった品物の山だった。
高く積まれた艶やかで鮮やかなシルクの布の束や並べられた大小数々の竹籠と、壺に入った色とりどりでたくさんの花々だったのだ。
「ど…どうしたの?こんなにたくさん…」
わたしは絶句して、隣のリラに尋ねた。
「それが…」
リラが珍しく言葉を濁していて、手元の蝋で封をされた手紙をじっと見ていた。
「なあに?どうしたの」
「……お手紙も頂いております」
若干渋い顔のリラの様子は気になったが、
「どなたかしら」
と、わたしはいそいそ手紙を受け取った。
(もしかしたらニキアスかも…)
淡い期待を一瞬わたしは抱いたけれど、『そういえば今は皇宮外とのやり取りの全て(ニキアスからも含めた手紙や物)が、禁止もしくは検閲がかかっているんだわ』という事を思い出した。
しっかりと美しい蝋で封をされたそれは、検閲など通っている様子はなかった。
少し残念だったけれど差出人は不明で、わたしは不思議に思いながらも注意深く手紙の封を開けた。
その間リラは、頂いた贈り物をしっかりと検品している様だった。
「まあ…」
わたしは思わず声を上げた。
「バアル様だわ」
上質な羊皮紙に書かれた文字は、教本かしらと思うほど整っていて美しく読みやすい。
『マヤ王女様』
(あ、すごい。わたし文字も読めるんだわ)
と驚きつつも、バアル様の手紙に目を通した。
『――マヤ王女様。
これから私は、貴女が教えてくれたテヌべ川のもっと南側の下流と、その周辺のデリの神殿、コタとルミナの神殿の地形や植物事情と治水を視察しに行く予定だ。
結果は随時帝国に報告するつもりだ。
貴女の助言と神託に大変感謝する。
どうかご自分のお言葉と皇宮での身の立ち振る舞いに気を付けて、大事に過ごして頂きたい。
今度は明るい笑顔の貴女にお会いできる事を願っている』
最後に、『ドゥーガ神の預言者 バアル』とサインしてあった。
手紙を読み終わると胸がじんわりと温かくなって、先程あんなに沈んでいた心が少し浮上してきた様だった。
わたしは手紙を胸に抱いて、リラの方へと向いた。
「わたしがあんなに泣いてしまったから、きっと気を遣って色々贈ってくださったのね」
丁度その時、リラがおおきな竹籠を開けてわたしを呼んだ。
「マヤ様、見てください。果物もありますわ」
「わあ…果物まで?」
竹籠を覗き込むと、そこには大きく瑞々しい白い丸い桃と無花果が詰め合わせてあった。
「美味しそうだわ。後で頂きましょう」
「はい…そうですね」
わたしが上機嫌で言った言葉に、リラは竹籠を見つめて何故だかずっと浮かない表情をしていた。
******************
「ニキアス様。皇宮からお荷物が届いております」
「そうか。書類の類なら、俺の書斎の方へ届けておいてくれ」
戦後の残務処理として、余りにも確認しなければならない物が多い為のだ。(ダナス副将軍に頼んでも無駄だという事は分かっていた)
手分けして他の部下にも頼んではいるが、イェラキ隊の時の様に円滑に進まない。
報告の内容もまちまちになりがちなので、報告内容を形式状にして分かりやすく書面に落とす様に頼んだ物が続々とニキアスの元に届き出している。
(しばらくは、これに掛かりきりになるだろうな)
整頓された机の上で束になる書類を確認しながら、ニキアスは大きくため息をついた。
既に左目の面布は外している。
そんな風に面布を外して過ごす時間にも慣れ、今は屋内のほとんどの時間に外して生活している事が多い。
また美容医師の強い勧めで、褐色に変化した皮膚部分に特別な軟膏を塗ると、褐色からまた少し色素が抜けて徐々に薄い茶色に変化している気がする。
「ニキアス様!珍しい果物も届いておりましたよ」
書斎にいるニキアスに、ナラがわざわざ平籠に乗せて持ってきた。
「果物?」
「はい。とっても白くて大きくてキレイな桃です。見た事がないくらい」
「…桃?」
(この時期に?)
ニキアスはナラの持つ籠に乗っている白く丸く瑞々しい桃をじっと見つめた。
――あれは。
(…あの時に兄上が良く持ってきた桃だ)
ニキアスの脳裏に幼い頃に記憶が蘇った。
優しかった兄上がその桃をニキアスの邸に良く持って来た事。
桃を食べた後の――忘れ難い行為と、あの時は『自分は愛されている』と思い込んでいた事も。
ニキアスは暫く桃を見つめてから口を開いた。
「…それは『ルナ』と呼ばれる特別な品種の白桃だ。良く冷やしておくといい」
その方が甘い筈だからと言うと、ニキアスはまた書類を片付ける為に机に向かった。
0
お気に入りに追加
95
あなたにおすすめの小説
傍若無人な姉の代わりに働かされていた妹、辺境領地に左遷されたと思ったら待っていたのは王子様でした!? ~無自覚天才錬金術師の辺境街づくり~
日之影ソラ
恋愛
【新作連載スタート!!】
https://ncode.syosetu.com/n1741iq/
https://www.alphapolis.co.jp/novel/516811515/430858199
【小説家になろうで先行公開中】
https://ncode.syosetu.com/n0091ip/
働かずパーティーに参加したり、男と遊んでばかりいる姉の代わりに宮廷で錬金術師として働き続けていた妹のルミナ。両親も、姉も、婚約者すら頼れない。一人で孤独に耐えながら、日夜働いていた彼女に対して、婚約者から突然の婚約破棄と、辺境への転属を告げられる。
地位も婚約者も失ってさぞ悲しむと期待した彼らが見たのは、あっさりと受け入れて荷造りを始めるルミナの姿で……?
アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。
乙女ゲーム攻略対象者の母になりました。
緋田鞠
恋愛
【完結】「お前を抱く気はない」。夫となった王子ルーカスに、そう初夜に宣言されたリリエンヌ。だが、子供は必要だと言われ、医療の力で妊娠する。出産の痛みの中、自分に前世がある事を思い出したリリエンヌは、生まれた息子クローディアスの顔を見て、彼が乙女ゲームの攻略対象者である事に気づく。クローディアスは、ヤンデレの気配が漂う攻略対象者。可愛い息子がヤンデレ化するなんて、耐えられない!リリエンヌは、クローディアスのヤンデレ化フラグを折る為に、奮闘を開始する。
自称ヒロインに「あなたはモブよ!」と言われましたが、私はモブで構いません!!
ゆずこしょう
恋愛
ティアナ・ノヴァ(15)には1人の変わった友人がいる。
ニーナ・ルルー同じ年で小さい頃からわたしの後ろばかり追ってくる、少しめんどくさい赤毛の少女だ。
そしていつも去り際に一言。
「私はヒロインなの!あなたはモブよ!」
ティアナは思う。
別に物語じゃないのだし、モブでいいのではないだろうか…
そんな一言を言われるのにも飽きてきたので私は学院生活の3年間ニーナから隠れ切ることに決めた。
これ以上私の心をかき乱さないで下さい
Karamimi
恋愛
伯爵令嬢のユーリは、幼馴染のアレックスの事が、子供の頃から大好きだった。アレックスに振り向いてもらえるよう、日々努力を重ねているが、中々うまく行かない。
そんな中、アレックスが伯爵令嬢のセレナと、楽しそうにお茶をしている姿を目撃したユーリ。既に5度も婚約の申し込みを断られているユーリは、もう一度真剣にアレックスに気持ちを伝え、断られたら諦めよう。
そう決意し、アレックスに気持ちを伝えるが、いつも通りはぐらかされてしまった。それでも諦めきれないユーリは、アレックスに詰め寄るが
“君を令嬢として受け入れられない、この気持ちは一生変わらない”
そうはっきりと言われてしまう。アレックスの本心を聞き、酷く傷ついたユーリは、半期休みを利用し、兄夫婦が暮らす領地に向かう事にしたのだが。
そこでユーリを待っていたのは…
ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!
三園 七詩
ファンタジー
美月は気がついたら森の中にいた。
どうも交通事故にあい、転生してしまったらしい。
現世に愛犬の銀を残してきたことが心残りの美月の前に傷ついたフェンリルが現れる。
傷を癒してやり従魔となるフェンリルに銀の面影をみる美月。
フェンリルや町の人達に溺愛されながら色々やらかしていく。
みんなに愛されるミヅキだが本人にその自覚は無し、まわりの人達もそれに振り回されるがミヅキの愛らしさに落ちていく。
途中いくつか閑話を挟んだり、相手視点の話が入ります。そんな作者の好きが詰まったご都合物語。
2020.8.5
書籍化、イラストはあめや様に描いて頂いてております。
書籍化に伴い第一章を取り下げ中です。
詳しくは近況報告をご覧下さい。
第一章レンタルになってます。
2020.11.13
二巻の書籍化のお話を頂いております。
それにともない第二章を引き上げ予定です
詳しくは近況報告をご覧下さい。
第二章レンタルになってます。
番外編投稿しました!
一章の下、二章の上の間に番外編の枠がありますのでそこからどうぞ(*^^*)
2021.2.23
3月2日よりコミカライズが連載開始します。
鳴希りお先生によりミヅキやシルバ達を可愛らしく描いて頂きました。
2021.3.2
コミカライズのコメントで「銀」のその後がどうなったのかとの意見が多かったので…前に投稿してカットになった部分を公開します。人物紹介の下に投稿されていると思うので気になる方は見てください。
男を惑わせる女狐の娘ですが、母娘共々監禁される未来を回避して幸せを掴みます
イセヤ レキ
恋愛
美しい母と共に、住み込みの使用人として生活する、みや。
みやは最近、「母娘共々監禁される」夢をよく見ることに悩んでいた。
みやの母は、新華族で占術を得意とする家門の生まれで、みやの見る夢はこれから起こり得る未来である。
今まで悪い夢を見たときはそれらを変えてきたが、どうにも監禁される夢だけは消えてくれない。
焦るみやは、長年お世話になった町医者の「斑目家」から母娘で逃げようとするのだが――?
※全八話、完結済
条件付きチート『吸収』でのんびり冒険者ライフ!
ヒビキ タクト
ファンタジー
旧題:異世界転生 ~条件付きスキル・スキル吸収を駆使し、冒険者から成り上がれ~
平凡な人生にガンと宣告された男が異世界に転生する。異世界神により特典(条件付きスキルと便利なスキル)をもらい異世界アダムスに転生し、子爵家の三男が冒険者となり成り上がるお話。 スキルや魔法を駆使し、奴隷や従魔と一緒に楽しく過ごしていく。そこには困難も…。 従魔ハクのモフモフは見所。週に4~5話は更新していきたいと思いますので、是非楽しく読んでいただければ幸いです♪ 異世界小説を沢山読んできた中で自分だったらこうしたいと言う作品にしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる