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第2章.『vice versa』アウロニア帝国編
23 動けないマンティス ③
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*mantis (マンティス) mantide
男性名 ギリシャ語 カマキリ(一説によればバッタ、イナゴ)
前足が祈っている様に見える事から預言者を表す虫ともいわれている。
******
陛下はわたしを興味深そうに、まじまじと見つめた。
「…面白いな。お前の言葉から怒りを感じる。神はお前自身の加護をする尊い存在ぞ?その神に対してお前は憤りを感じるのか?」
はっと気づけば、わたしは自分が息を切らしながら陛下に向かって訴えていたのだった。
(いけない…わたしはレダ神様の預言者なのに)
こんな神を否定する様な事を云ってはいけないのに。
我に返って廊下のわたし達の後ろを歩いていた集団へと、振り向いた。
陛下とわたしとは大分離れた所で、リラを始め御付きの者皆が屈強な衛兵に止められた状態で、こちらを不安そうに見つめている。
「い…いえ、あの…申し訳…」
「憤りを覚えるか?」
「陛下…」
「――マヤ王女、お前にとって神とは何だ?」
ガウディ皇帝の底の見えない程の真っ黒い瞳に捉えられて、わたしはどうしても目が離せなくなった。
まるで底なし沼にはまって動けなくなったようだ。
わたしは知らず知らずの内に顔を横に振っていた。
「いえ、いいえ…陛下、あの…」
ふと遠くでゴロゴロという雷鳴が聞こえているのに気が付いた。
次の瞬間、くらりと視界が揺れる軽い眩暈に襲われる。
(これ、まさか…)
以前、テントでニキアスといる時に遠雷が聞こえ始めた時にとても良く似ているのだ。
(『神の怒り』?)
すると肩に温かいなにかの感触がして、見れば、陛下の両手がわたしの両肩にそっと置かれている。
関節のしっかりした長い指の大きな手で、痛くはないが、逃げられない程度にはしっかりと掴まれている。
(不思議…手は温かいのね)
妙な思い込みだけど、何故だか陛下の手が冷たく湿っているイメージがあったわたしは、陛下の手が予想外に温かい事に驚いていた。
陛下がしっかりとわたしを見つめたまま話し始めた。
「言ってしまえ。レダの預言者よ。お前は今…何を感じている?」
「…あの、陛下?…」
「お前の存在は、一体何だったと言った?」
それはぞっとする程、優しい声音だった。
「お前は実際の力を何も持たない弱い存在だったな」
冷たい風が吹き込み、わたしは思わず石窓の方に顔を向けた。
それと共に割れる様な雷鳴の音が急速に近づいているのだ。
「預言者として能力がありながら、国民に信じてもらえず無力感に打ちひしがれ――」
こんな激しくなる雷鳴の中で、陛下のザラついているのにねっとりと低い声だけは、妙にハッキリとわたしの耳に聞こえてくる。
「…どうやっても変えられない運命の言葉を『何故無駄だと知りつつも皆に伝えなければならないのか』と、虚しさは感じなかったか?」
いきなりドーン!ドーン!と幾つもの落雷の音が建物の回りで聞こえ始め、ビリビリとした振動が建物に伝わってきた。
屈強な衛兵らも、急激な天候の変化と激しい落雷の音と振動にお互いの顔を見合わせている。
「疑問を持たなかったか?何故この様な能力を持って生まれたのか――その生を受けた意味を」
いつの間にか陛下の低く囁く声は、わたしの顔の横で聞こえている。
「…余に教えろ、マヤ王女」
遅効性の毒の様にじわりじわりと陛下の言葉がわたしの中に滲み込んで来る。
「へ…陛下…わたくし…」
「レダ神を敬うべき預言者の立場でありながら――お前は神とその運命を呪ったか?」
その時稲光が雷の音と同時に廊下の石窓越しに差し込んで、陛下の顔をくっきりと照らし出した。
その光景に、思わずわたしははっと息を呑んだ。
「…気に入ったぞ」
(陛下が嗤っている)
「お前の無力感と神への憤り。余はすべてが気に入った」
この状況の中、ガウディ皇帝は黒目がちの瞳を細い月の様に細めて、微笑んでいた。
******
「ガウディ…見て、ほらマンティスよ。拝んでいるみたいね」
「何のことですか?母上」
「カマキリよ、すごく大きいわ!…そこにいるでしょ?」
ふわふわと微笑む母はあっと少女の様な声を上げると
「ねえ、蝶よ。綺麗…」
と呟いてから、ふらふらと歩いて大公邸の庭の奥へと入っていく。
アウロニア王国の王弟殿下は、身分が高く権力のある元老院の大貴族の一人娘の母を娶ることで確固たる後ろ盾を手に入れた。
生まれ付きこの様な母でも、ゆるがない権力と金を手に入れる為に父は受け入れた。
男児が生まれるまで待たずに、愛人を何人か作って邸宅には戻らず、酒と女遊びを繰り返した父親である。
時に暴力沙汰や金のトラブルを起こし、常に女を侍らそうとする――王家にはふさわしくない、だらしのない男であったと幼心にも直ぐ理解が出来た。
けれど、この屋敷で穏やかに暮らす自分と母に影響を及ぼさなければ、何も関係が無かったのだ。
――あの時までは。
「マンティス…?」
美しく手入れされた庭をふと見ると、草群に一際艶々とした緑色のカマキリがいて、ちょうど大きな強靭な前足で小さなバッタを捕まえたのだろう。
頭からむしゃむしゃと食べていた。
このカマキリは出会う昆虫をこうやって捕まえては食べるのだろう。
小さな頭をしきりに動かしながらバッタを平らげていく様はとても興味深かった。
喰われながらも、バッタの前足は痙攣する様に動いている。
おかしな事だが生まれて初めて、妙な高揚感――興奮を感じていた。
生まれからほとんど感情が動かされた事が無いから、珍しい事ではある。
ただ魅入られたようにそこにとどまり、艶々した大きな緑色のカマキリが獲物を喰らう様子をじっと見つめていた。
(不思議な虫だ…決して美しい…とは言えないが)
目が離せなかった。
太い前足を摺り合わせている姿は、何かに向かって請うている様にも祈っているようにも見える。
そうしてそれは、幼いガウディのお気に入りの虫になったのだ
男性名 ギリシャ語 カマキリ(一説によればバッタ、イナゴ)
前足が祈っている様に見える事から預言者を表す虫ともいわれている。
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陛下はわたしを興味深そうに、まじまじと見つめた。
「…面白いな。お前の言葉から怒りを感じる。神はお前自身の加護をする尊い存在ぞ?その神に対してお前は憤りを感じるのか?」
はっと気づけば、わたしは自分が息を切らしながら陛下に向かって訴えていたのだった。
(いけない…わたしはレダ神様の預言者なのに)
こんな神を否定する様な事を云ってはいけないのに。
我に返って廊下のわたし達の後ろを歩いていた集団へと、振り向いた。
陛下とわたしとは大分離れた所で、リラを始め御付きの者皆が屈強な衛兵に止められた状態で、こちらを不安そうに見つめている。
「い…いえ、あの…申し訳…」
「憤りを覚えるか?」
「陛下…」
「――マヤ王女、お前にとって神とは何だ?」
ガウディ皇帝の底の見えない程の真っ黒い瞳に捉えられて、わたしはどうしても目が離せなくなった。
まるで底なし沼にはまって動けなくなったようだ。
わたしは知らず知らずの内に顔を横に振っていた。
「いえ、いいえ…陛下、あの…」
ふと遠くでゴロゴロという雷鳴が聞こえているのに気が付いた。
次の瞬間、くらりと視界が揺れる軽い眩暈に襲われる。
(これ、まさか…)
以前、テントでニキアスといる時に遠雷が聞こえ始めた時にとても良く似ているのだ。
(『神の怒り』?)
すると肩に温かいなにかの感触がして、見れば、陛下の両手がわたしの両肩にそっと置かれている。
関節のしっかりした長い指の大きな手で、痛くはないが、逃げられない程度にはしっかりと掴まれている。
(不思議…手は温かいのね)
妙な思い込みだけど、何故だか陛下の手が冷たく湿っているイメージがあったわたしは、陛下の手が予想外に温かい事に驚いていた。
陛下がしっかりとわたしを見つめたまま話し始めた。
「言ってしまえ。レダの預言者よ。お前は今…何を感じている?」
「…あの、陛下?…」
「お前の存在は、一体何だったと言った?」
それはぞっとする程、優しい声音だった。
「お前は実際の力を何も持たない弱い存在だったな」
冷たい風が吹き込み、わたしは思わず石窓の方に顔を向けた。
それと共に割れる様な雷鳴の音が急速に近づいているのだ。
「預言者として能力がありながら、国民に信じてもらえず無力感に打ちひしがれ――」
こんな激しくなる雷鳴の中で、陛下のザラついているのにねっとりと低い声だけは、妙にハッキリとわたしの耳に聞こえてくる。
「…どうやっても変えられない運命の言葉を『何故無駄だと知りつつも皆に伝えなければならないのか』と、虚しさは感じなかったか?」
いきなりドーン!ドーン!と幾つもの落雷の音が建物の回りで聞こえ始め、ビリビリとした振動が建物に伝わってきた。
屈強な衛兵らも、急激な天候の変化と激しい落雷の音と振動にお互いの顔を見合わせている。
「疑問を持たなかったか?何故この様な能力を持って生まれたのか――その生を受けた意味を」
いつの間にか陛下の低く囁く声は、わたしの顔の横で聞こえている。
「…余に教えろ、マヤ王女」
遅効性の毒の様にじわりじわりと陛下の言葉がわたしの中に滲み込んで来る。
「へ…陛下…わたくし…」
「レダ神を敬うべき預言者の立場でありながら――お前は神とその運命を呪ったか?」
その時稲光が雷の音と同時に廊下の石窓越しに差し込んで、陛下の顔をくっきりと照らし出した。
その光景に、思わずわたしははっと息を呑んだ。
「…気に入ったぞ」
(陛下が嗤っている)
「お前の無力感と神への憤り。余はすべてが気に入った」
この状況の中、ガウディ皇帝は黒目がちの瞳を細い月の様に細めて、微笑んでいた。
******
「ガウディ…見て、ほらマンティスよ。拝んでいるみたいね」
「何のことですか?母上」
「カマキリよ、すごく大きいわ!…そこにいるでしょ?」
ふわふわと微笑む母はあっと少女の様な声を上げると
「ねえ、蝶よ。綺麗…」
と呟いてから、ふらふらと歩いて大公邸の庭の奥へと入っていく。
アウロニア王国の王弟殿下は、身分が高く権力のある元老院の大貴族の一人娘の母を娶ることで確固たる後ろ盾を手に入れた。
生まれ付きこの様な母でも、ゆるがない権力と金を手に入れる為に父は受け入れた。
男児が生まれるまで待たずに、愛人を何人か作って邸宅には戻らず、酒と女遊びを繰り返した父親である。
時に暴力沙汰や金のトラブルを起こし、常に女を侍らそうとする――王家にはふさわしくない、だらしのない男であったと幼心にも直ぐ理解が出来た。
けれど、この屋敷で穏やかに暮らす自分と母に影響を及ぼさなければ、何も関係が無かったのだ。
――あの時までは。
「マンティス…?」
美しく手入れされた庭をふと見ると、草群に一際艶々とした緑色のカマキリがいて、ちょうど大きな強靭な前足で小さなバッタを捕まえたのだろう。
頭からむしゃむしゃと食べていた。
このカマキリは出会う昆虫をこうやって捕まえては食べるのだろう。
小さな頭をしきりに動かしながらバッタを平らげていく様はとても興味深かった。
喰われながらも、バッタの前足は痙攣する様に動いている。
おかしな事だが生まれて初めて、妙な高揚感――興奮を感じていた。
生まれからほとんど感情が動かされた事が無いから、珍しい事ではある。
ただ魅入られたようにそこにとどまり、艶々した大きな緑色のカマキリが獲物を喰らう様子をじっと見つめていた。
(不思議な虫だ…決して美しい…とは言えないが)
目が離せなかった。
太い前足を摺り合わせている姿は、何かに向かって請うている様にも祈っているようにも見える。
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