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第1章.嘘つき預言者の目覚め
72 正直な気持ち
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『では…ここからはお1人でも大丈夫だと思う』
ボアレスは、森の中をわたしを連れて歩いた。
そして立ち止まると、
『ニキアスが張ったドゥーガの加護の力が来るのを感じるからここからひとりで帰るように』
と黒毛の馬を誘導してくれた。
「分かりました。ボレアス…色々とありがとう」
ボアレスへお礼を言うと、子犬がわたしに向かってワンワンと元気よく吠えた。
『オリエンスがまたきっと逢えるといっている。彼がそう言うならそうなのだろう』
子犬はわたしの方を向いてしきりに吠えたと思うと、次第にキューンと鳴き声がボリュームダウンした。
『王女と別れるのが寂しいらしいな』
ボアレスが笑うと子犬はまたワンと吠えた。
『…また逢える運命ならそうなるだろう』
ボアレスはオリエンスと呼ばれた子犬を慰める様に、その額の毛を舐めた。
「そうね…またきっと会えるといいわね」
わたしが子犬へ笑いかけると、オリエンスはわたしと黒毛の馬の周りを走り回った。
『ではマヤ王女…ヴェガの糸の結びつきがあればまた出逢えるだろう』
わたしが『ヴェガの糸?』とその言葉に質問する間も無くボレアスと子犬はその場を走り去り、二匹とも木々の間にその姿を消した。
******
黒毛の馬は森の中を迷いなく進んでいく。
まるで誰かに呼ばれているかのようなスムーズな足の運びだった。
わたしが時々黒い馬の首筋を撫でてやりながら、木々の隙間を縫うように
馬は順調に歩き、2時間弱ほど経った頃だろうか、いきなり馬が止まった。
「…あら?どうかした?」
馬の顔を覗き込もうとすると、いきなり馬が走り出した。
「きゃあ!…ちょ、ちょっと待って!」
驚いて落馬しそうになりながら、わたしは必死で手綱にしがみついた。
――その時。
「マヤ!」
聞きなれたニキアスのわたしを呼ぶ声が聞こえたのだった。
******
ニキアスの声が聞こえる。
「…マヤ!」
その声にわたしが後ろを振り返ると、目の前にニキアスの姿が現れた。
「ニキアス…」
全身が安堵に包まれ、その場で力が抜けそうになる。
わたしに駆け寄ったニキアスはわたしを落馬しない様に注意深く馬の背から降ろすと、そのままぎゅっとわたしを抱きしめた。
普段は隙無く整えられている姿が何処へ行ったのかと思うくらい、衣服と顔が泥で汚れ疲れているように見える。
「...良かったマヤ...。無事でまた会えて…」
「ニキアス、ごめんなさい…」
痛い位わたしを抱きしめるニキアスの背中にわたしも手を回すと、黒毛の馬が『僕もかまって』と言う様に近づいて、ニキアスの身体を鼻づらで押した。
「お前…戻っていなかったのか」
驚くニキアスに、馬はブルルっと嘶いて返事をした。
「お前もマヤも…戻って来れて良かった」
馬の顔を撫でるニキアスの口調がとても切なげで、思わずわたしは涙が出てきてしまった。
(ニキアスがこんなに心配してくれるなんて)
「マヤ…」
ニキアスはわたしの頬の涙を指の腹でそっと払ってくれた。
ニキアスの仕草と攫われてから今まで自分自身がどんなに気を張っていたかが分かってまた涙が溢れた。
ニキアスはそっとわたしの顎に指を掛けると、わたしの額と唇に触れるか触れないかくらいのキスをそっと落とした。
それからニキアスは囁いた。
「…一緒に戻ろう、マヤ。もう大丈夫だ」
今更だが、ひとつ分かってしまった事がある。
それはわたしがニキアスの事を多分…『好き』だと言う事だった。
最初は彼に殺されない様に次は彼に信じて貰えるように、それからはニキアスを少しでも助けたい位にしか思っていなかったのに。
ニキアスの存在がどんどん大きくなり、一度離れてしまうと今度はまた離れる事を考えるのが怖くなってしまった。
黒毛の馬の背にニキアスと乗っていると、ニキアスが背後から包むように抱きしめてくれる。
それが心地良くて身体を背中のニキアスへ預けると、彼は嬉しそうにわたしにふっと笑いかけた。
「マヤ…」
見上げると、彼は今完全に面布を外している。
痣があったであろう箇所は青っぽい色から褐色になっている為、以前よりはずっと目立たない。
ニキアスは前を向いたまま、ニキアスを見上げたままのわたしの瞼の上に軽く唇を落した。
さりげないがとても優しいキスだ。
「ニキアス、わたしの事…離さないでね」
(あ、こういう台詞はマヤ王女っぽくなかったかな)
と一瞬思ったが、わたしの腰に回したニキアスの腕に力が入るのが分かった。
そしてそのまま耳元で吐息混じりの甘い声で熱っぽく囁かれてしまった。
「マヤ…頼むからここであんまり可愛いことを言うな。今直ぐどうにかしたくなってしまう。それともわざと俺を誘っているのか?」
「……!」
『きゃあ、違う、違う…』
と思わず真っ赤になった顔をわたしは必死でぶんぶんと横に振った。
そんなわたしの表情をニキアスは微笑んで見つめていた。
(ニキアスは時々こっちが恥ずかしくて悶死しそうな事をさらりと言ってのけるから困るわ)
囁いた本人は至極真顔で赤面ものの台詞内容については、何とも思っていない様子だが。
やっぱり小説内の人物だからなのか、お国柄からなのか。
ちらっとニキアスの顔を見てからわたしは考えた。
(ニキアスって…もっと冷たくお堅くて、甘い言葉や態度とは無縁だと思っていたのにな)
わたしが読んでいた『亡国の皇子』はほとんどがギデオン王子視点の物語だったから、ニキアスの行動は書いてあってもその性格の詳細についてはほとんど触れられていなかった。
(でも本当のニキアスは豪胆に見えて時々繊細で、何にも期待していない様に見えてとても寂しがり屋だ)
ニキアスの色々な面を垣間見てしまうと、マヤ王女が本気で好きになっても仕方が無いかもな、と思ってしまう。
(このギャップのある姿に好きになる要素があるんだろうな…)
「…マヤ、大丈夫か?…具合が悪くはなっていないか?」
またぼーっとしてしまっていたらしい。
ニキアスが心配そうにわたしの顔を覗きこんでいた。
「あ…はい、ごめんなさい。大丈夫ですわ…」
頷いて答えると、ニキアスは目に見えてほっとした表情を浮かべた。
「もうすぐ着く。もうしばらく辛抱できるか?」
「はい…分かりました」
ニキアスが薄っすら微笑んだ。
左の目の辺りに茶色の痣が残っていたとしても、その完璧な美貌にやはり眼を奪われてしまう。
「――マヤ王女は俺の顔が好ましいか」
ニキアスは少し笑いながらわたしに訊いた。
「最初会った時からそうだったな」
「…?そうでしょうか?」
わたしが首をかしげると、ニキアスはふふと意味ありげに笑い、わたしをちらっと見た。
「…昔から俺の顔を良く見ていた。というか顔と身体ばかり見ていた気がするな」
(…ちょっとマヤ王女。行動が素直すぎるのよ…)
ニキアスの言葉を聞いてわたしは頭を抱えてしまった。
いつの間にか小雨が降り止んで、雲の切れ間から太陽が大分昇っているのが見える。
(攫われたのが五時くらいだったかしら?今の時刻はあの太陽の感じだと九時とか十時近くになるのかな)
ニキアスが話題を変えるように
「土砂崩れだが、マヤの言う通りだったな…凄い規模だった」
そう言ってニキアスはわたしを見下ろすと、
「あれが軍を襲っていたら、被害はとてつもなく大きかっただろう。俺もどうなっていたか分からない。マヤの言う通り迂回して良かった。マヤのお陰で助かった…ありがとう」
ニキアスの穏やかで晴れやかな笑顔を見てわたしも嬉しさが込み上げる。
――彼を少しは助ける事が出来たのだろうか?
『本当に良かった…』とわたしは心から思った。
これからも傍にいて、少しでもニキアスの助けになりたいと自然に考える自分がいる。
これが元々のマヤ王女の気持ちなのか、果たしてわたし自身の気持ちなのか分からなくなってはきているけれど。
(多分ニキアスの側を離れる事は無いんだろうな)
わたしはそんな予感がしていた。
ボアレスは、森の中をわたしを連れて歩いた。
そして立ち止まると、
『ニキアスが張ったドゥーガの加護の力が来るのを感じるからここからひとりで帰るように』
と黒毛の馬を誘導してくれた。
「分かりました。ボレアス…色々とありがとう」
ボアレスへお礼を言うと、子犬がわたしに向かってワンワンと元気よく吠えた。
『オリエンスがまたきっと逢えるといっている。彼がそう言うならそうなのだろう』
子犬はわたしの方を向いてしきりに吠えたと思うと、次第にキューンと鳴き声がボリュームダウンした。
『王女と別れるのが寂しいらしいな』
ボアレスが笑うと子犬はまたワンと吠えた。
『…また逢える運命ならそうなるだろう』
ボアレスはオリエンスと呼ばれた子犬を慰める様に、その額の毛を舐めた。
「そうね…またきっと会えるといいわね」
わたしが子犬へ笑いかけると、オリエンスはわたしと黒毛の馬の周りを走り回った。
『ではマヤ王女…ヴェガの糸の結びつきがあればまた出逢えるだろう』
わたしが『ヴェガの糸?』とその言葉に質問する間も無くボレアスと子犬はその場を走り去り、二匹とも木々の間にその姿を消した。
******
黒毛の馬は森の中を迷いなく進んでいく。
まるで誰かに呼ばれているかのようなスムーズな足の運びだった。
わたしが時々黒い馬の首筋を撫でてやりながら、木々の隙間を縫うように
馬は順調に歩き、2時間弱ほど経った頃だろうか、いきなり馬が止まった。
「…あら?どうかした?」
馬の顔を覗き込もうとすると、いきなり馬が走り出した。
「きゃあ!…ちょ、ちょっと待って!」
驚いて落馬しそうになりながら、わたしは必死で手綱にしがみついた。
――その時。
「マヤ!」
聞きなれたニキアスのわたしを呼ぶ声が聞こえたのだった。
******
ニキアスの声が聞こえる。
「…マヤ!」
その声にわたしが後ろを振り返ると、目の前にニキアスの姿が現れた。
「ニキアス…」
全身が安堵に包まれ、その場で力が抜けそうになる。
わたしに駆け寄ったニキアスはわたしを落馬しない様に注意深く馬の背から降ろすと、そのままぎゅっとわたしを抱きしめた。
普段は隙無く整えられている姿が何処へ行ったのかと思うくらい、衣服と顔が泥で汚れ疲れているように見える。
「...良かったマヤ...。無事でまた会えて…」
「ニキアス、ごめんなさい…」
痛い位わたしを抱きしめるニキアスの背中にわたしも手を回すと、黒毛の馬が『僕もかまって』と言う様に近づいて、ニキアスの身体を鼻づらで押した。
「お前…戻っていなかったのか」
驚くニキアスに、馬はブルルっと嘶いて返事をした。
「お前もマヤも…戻って来れて良かった」
馬の顔を撫でるニキアスの口調がとても切なげで、思わずわたしは涙が出てきてしまった。
(ニキアスがこんなに心配してくれるなんて)
「マヤ…」
ニキアスはわたしの頬の涙を指の腹でそっと払ってくれた。
ニキアスの仕草と攫われてから今まで自分自身がどんなに気を張っていたかが分かってまた涙が溢れた。
ニキアスはそっとわたしの顎に指を掛けると、わたしの額と唇に触れるか触れないかくらいのキスをそっと落とした。
それからニキアスは囁いた。
「…一緒に戻ろう、マヤ。もう大丈夫だ」
今更だが、ひとつ分かってしまった事がある。
それはわたしがニキアスの事を多分…『好き』だと言う事だった。
最初は彼に殺されない様に次は彼に信じて貰えるように、それからはニキアスを少しでも助けたい位にしか思っていなかったのに。
ニキアスの存在がどんどん大きくなり、一度離れてしまうと今度はまた離れる事を考えるのが怖くなってしまった。
黒毛の馬の背にニキアスと乗っていると、ニキアスが背後から包むように抱きしめてくれる。
それが心地良くて身体を背中のニキアスへ預けると、彼は嬉しそうにわたしにふっと笑いかけた。
「マヤ…」
見上げると、彼は今完全に面布を外している。
痣があったであろう箇所は青っぽい色から褐色になっている為、以前よりはずっと目立たない。
ニキアスは前を向いたまま、ニキアスを見上げたままのわたしの瞼の上に軽く唇を落した。
さりげないがとても優しいキスだ。
「ニキアス、わたしの事…離さないでね」
(あ、こういう台詞はマヤ王女っぽくなかったかな)
と一瞬思ったが、わたしの腰に回したニキアスの腕に力が入るのが分かった。
そしてそのまま耳元で吐息混じりの甘い声で熱っぽく囁かれてしまった。
「マヤ…頼むからここであんまり可愛いことを言うな。今直ぐどうにかしたくなってしまう。それともわざと俺を誘っているのか?」
「……!」
『きゃあ、違う、違う…』
と思わず真っ赤になった顔をわたしは必死でぶんぶんと横に振った。
そんなわたしの表情をニキアスは微笑んで見つめていた。
(ニキアスは時々こっちが恥ずかしくて悶死しそうな事をさらりと言ってのけるから困るわ)
囁いた本人は至極真顔で赤面ものの台詞内容については、何とも思っていない様子だが。
やっぱり小説内の人物だからなのか、お国柄からなのか。
ちらっとニキアスの顔を見てからわたしは考えた。
(ニキアスって…もっと冷たくお堅くて、甘い言葉や態度とは無縁だと思っていたのにな)
わたしが読んでいた『亡国の皇子』はほとんどがギデオン王子視点の物語だったから、ニキアスの行動は書いてあってもその性格の詳細についてはほとんど触れられていなかった。
(でも本当のニキアスは豪胆に見えて時々繊細で、何にも期待していない様に見えてとても寂しがり屋だ)
ニキアスの色々な面を垣間見てしまうと、マヤ王女が本気で好きになっても仕方が無いかもな、と思ってしまう。
(このギャップのある姿に好きになる要素があるんだろうな…)
「…マヤ、大丈夫か?…具合が悪くはなっていないか?」
またぼーっとしてしまっていたらしい。
ニキアスが心配そうにわたしの顔を覗きこんでいた。
「あ…はい、ごめんなさい。大丈夫ですわ…」
頷いて答えると、ニキアスは目に見えてほっとした表情を浮かべた。
「もうすぐ着く。もうしばらく辛抱できるか?」
「はい…分かりました」
ニキアスが薄っすら微笑んだ。
左の目の辺りに茶色の痣が残っていたとしても、その完璧な美貌にやはり眼を奪われてしまう。
「――マヤ王女は俺の顔が好ましいか」
ニキアスは少し笑いながらわたしに訊いた。
「最初会った時からそうだったな」
「…?そうでしょうか?」
わたしが首をかしげると、ニキアスはふふと意味ありげに笑い、わたしをちらっと見た。
「…昔から俺の顔を良く見ていた。というか顔と身体ばかり見ていた気がするな」
(…ちょっとマヤ王女。行動が素直すぎるのよ…)
ニキアスの言葉を聞いてわたしは頭を抱えてしまった。
いつの間にか小雨が降り止んで、雲の切れ間から太陽が大分昇っているのが見える。
(攫われたのが五時くらいだったかしら?今の時刻はあの太陽の感じだと九時とか十時近くになるのかな)
ニキアスが話題を変えるように
「土砂崩れだが、マヤの言う通りだったな…凄い規模だった」
そう言ってニキアスはわたしを見下ろすと、
「あれが軍を襲っていたら、被害はとてつもなく大きかっただろう。俺もどうなっていたか分からない。マヤの言う通り迂回して良かった。マヤのお陰で助かった…ありがとう」
ニキアスの穏やかで晴れやかな笑顔を見てわたしも嬉しさが込み上げる。
――彼を少しは助ける事が出来たのだろうか?
『本当に良かった…』とわたしは心から思った。
これからも傍にいて、少しでもニキアスの助けになりたいと自然に考える自分がいる。
これが元々のマヤ王女の気持ちなのか、果たしてわたし自身の気持ちなのか分からなくなってはきているけれど。
(多分ニキアスの側を離れる事は無いんだろうな)
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