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最終章 We are Free !

神々の手助け

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『次はわたくしですね、失礼致します。


 ____森の妖精神・リーファ=ユートピア=プレァズはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願います』



 リーファの手から緑色の魔力が注ぎ込まれ、痛みを感じる前に太陽神・ドゥルグレが私の右目に触れた。


『ぜってえ、ぜってえアルティアを救えよ。


 太陽神・ドゥルグ=フレイム=ユートピア=サラマンダー=プレァズはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願う』


  ドゥルグレの手からオレンジ色の魔力が私の右目にはいっていく。燃えるように痛い瞳を覆いそうになるが、ぐっと我慢する。

 次は土の精霊・グランドだ。


『アルティア様は本当にこの世界を解放してくれた。恩に報いよう。

 ____土の精霊・グランド=ユートピア=ゴーレムはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願うぞ』


 カーキー色の魔力が右目に注がれる。ビクビクしているカーバンクルはフランに押されて前に出た。




『えと、………フランの友達、アルティア様を………助けてください。



 聖の精霊・カーバンクル=ユートピア=セレントはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願います』



 カーバンクルの掌から白い魔力が現れ、右目を犯す。もう既に意識が飛びそうなのを気力を振り絞って堪える。次は星の妖精神・ゼグスだ。




『子孫くん、しんどいだろうけど、頑張ろうね。

 ____星の妖精神・ゼグス=ユートピア=サクリファイスはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願おう』



 紫色の魔力は、他の妖精神や精霊と違って受け入れやすかった。氷の精霊・シヴァが自分の番だと言わんばかりに前に出た。



『俺の番だな、いっちょやるか。


 氷の精霊・シヴァ=ユートピア=ブリザードはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願う』



 銀色の魔力はとてもガロの纏う魔力に似ている。その魔力が右目に浸透していく。次は空の妖精神・スカイだ。


『………アルティアは、我との約束を見事果たしてくれた。だから、これは礼だ。

 ____空の妖精神・スカイ=ユートピア=クラウドはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願う』




 青色の魔力がスカイの手を伝って染み込まれる。間髪を入れずにウェットが私の右目を覆った。



『本当に幸せ者ね、アルティアは。

 風の精霊・ウェイト=ユートピア=ヒューイはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願うわ』



 桃色の魔力が右目に収まっていく。もう、手足の感覚がない。…………やっと、最後の2人だ。最初に前に出たのは闇の精霊・ケルベロスだ。




『_____頼む、私達の恩人を、救ってくれ。

 闇の精霊・ケルベロス=ユートピア=ダークネスはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願う』



 灰色の魔力は、ゆっくりと私の右目に注がれる。そして。

 最後のハデスが、私の右目に触れながら言った。






『俺様が魔力を注いだら、お前は倒れる。意識だけでアルティアの中に入るんだ。……………気を、しっかり持てよ。


 ____死神・ハデス=ユートピア=ヘーラーはアルティア=ワールド=ドラゴンの復活を願う。



 行け、ラフェエル・リヴ・レドルド・サクリファイスよ』




 「_____ッ」



 ハデスの黒い魔力を受けた瞬間、目の前がぼやけていく。その後ろには沢山の妖精神を囲むように立った仲間たちが祈りを捧げている。



 アルティア、待っていろ。


 私はお前に言いたいことが、一緒にしたいことがあるんだ。



 だから_______必ず、復活させるからな。




 多彩な色に包まれたラフェエルはふ、とその場から消えたのだった。











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