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【休み時間】躑躅森。番外編の時間らしいわよ。
しおりを挟む───都内某所。あるスタジオにて前回と変わらず1人の男性と3人の女性がカラフルなスーツに身を包み、これまた愉快な演壇に座っている。そうここは知る人ぞ知る番組、「魔王の憩い場」の撮影スタジオなのだ。
聖良「さて、今週も早速始まりました"魔王の憩い場"のお時間です。皆様いかがお過ごしでしょうか司会の躑躅森 聖良です」
逢魔「同じく司会の逢魔です。いやはや、僕らもこの番組の司会が板についてきたよね」
聖良「まだ3回目ですけどね…それはさておき、今週も(前回と変わらない)ゲストが来ています。水原 さくら子、種田 冬火両名ですどうぞ!」
冬火「神託の勇者、種田 冬火だ!民草よ!私を崇め奉りたまえっ!」
さくら子「そんな言い草してたら祟られるわよ。水原 さくら子よ、よろしく」
聖良「ではいささか性急ではありますが一発目のネタ、ぶち込みましょう」
逢魔「あいよ。では一個目のネタの紹介です。一個目はずばり、【本編グダグダすぎません?】ネタです」
冬火「……………………」
さくら子「え?これ先週と同じじゃない。もう紹介するネタすら切れたの?」
聖良「いえ例えネタが切れていたとしても今までのネタの解説すれば事足りますから……ではなく、今週も本編がグダグダ、と。心当たりはありますか?みなさん」
冬火「心当たりどころかめちゃくちゃ自覚してるぞ………」
逢魔「確かに…………」
さくら子「え、えぇ、まぁそうね……。先週の話をぶり返して悪いのだけれども本当に全キャラ登場するまで20話かかるんじゃないかしら……」
聖良「それはありえn………いや十分ありえますね………。あり得ないと断言できないところがありますからね……」
冬火「作者Twitterで自分から遅筆だって言ってたぞ……」
逢魔「そう言えば例え遅れてもどうにかなると思ってるんじゃないかな。それとクオリティ低くても怒られない的な」
さくら子「このラノベにクオリティもクソもありゃしないわよ」
聖良「メタ発言にやたら古いネタやなんやらばっかですからね。ある意味下方向にクオリティは高いじゃないでしょうか」
冬火「それを俗にクオリティ低いって言うんだぞ……」
全員「……………………」
逢魔「さて、軽い放送事故になりましたが次のネタに行きましょう。二つ目はずばり、【登場人物の登場回数に差異が大きくない?】ネタです」
冬火「そうだぞっ!!!!!私なんて1人目のヒロインなのに13時間目にさくら子disったきり出番ないんだぞ!!もっと私の出番増やしてくれっ!」
さくら子「あんた私に対して割と辛辣よね。まあ確かに種田さんに反比例して私の出番が増えまくってるわよね……何か原因があるのかしら?」
聖良「それについては【登場人物紹介】でも触れたますけど水原 さくら子がキャラ的にすごい動かしやすいから、らしいですよ」
逢魔「確かにツッコミ役でクラス委員は動かしやすいよなぁ……僕もツッコミ役だけど最近ツッコミんでないし、むしろボケちゃったりしてるしね」
冬火「こ、このままじゃ私の出番が無くなるどころかヒロインすら降ろされてしまうぞ……!」
さくら子「そんな事言ってるけど3人目のヒロイン出てるわよね?風花はどうしたのよ?」
聖良「彼女は本編でも不在なのでここに居ません」
逢魔「思うけどあの人いっちゃん扱いむずいよね。本編中でも僕割と奈賀井さん煙たがってる描写あるし……」
冬火「そういえばそんなやつ居たな……私は今のところ面識は無いから何とも言えないぞ……」
さくら子「あんたはあの子と会ったら色々とカオスな状況に発展しそうね……躑躅森。今のうちにアドバイスしとくけど種田さんに風花を会わすのは危険だわ、やめときましょう」
逢魔「そうだね。種田さんには悪いけど相変わらずぼっち継続と言う事でお願いします」
聖良「私たちは友人関係になっていたのではないんでしょうかね。さて、次のネタにいきましょう逢魔様」
冬火「え?私泣いていいか?」
逢魔「ごめんね。はい次のネタは【表紙絵どうなってんねん】ネタです」
さくら子「いや小学生みたいな対応ね……てかそうよ!今週はそれが1番の大目玉じゃない!!」
聖良「YES。ついに表紙絵が作者本人の珍しい頑張りによって完成したらしいですよ。では早速見ていきましょう。さぁ皆さんコールをお願いします」
冬火「え、え?コール?そんなのどうやっ……イラストはこれだ。ワン・トゥー・スリー」
逢魔「完璧じゃねえか………!!」
さくら子「もう終わってるわよその番組。色々と年齢バレるから辞めなさいよ」
聖良「なるほど……表紙は私と逢魔様、という事ですね」
冬火「おぉ~~これはなかなか本編に比べたら幾分かマシなクオリティだぞ!」
逢魔「ねぇこれ聖良被ってるよね!?僕と被ってるよね!?被ってるどころかセリフまで集中線と作者名で消えてるよね!?僕主人公だよ!?こんな扱いないんじゃないの!?ねぇ!!みんな!?これイジメだよね!?僕もう泣いちゃ」
さくら子「でもなんで躑躅森とあなた2人だけなの?私と種田さん、それに風花もすでに登場してる時に描いた絵じゃないの?」
聖良「………………………………」
冬火「あ、これ私たちのビジュアルデザイン決まってない顔だぞ」
逢魔「いやでもネタ帳にはビジュアルモデルは決まってるらしいよ。後は絵におこすやる気次第だね」
さくら子「あ、これ描いたとしても1ヶ月後とかになりそうなやつだわ。期待しないでおくのが吉ね」
聖良「英断ですね……あと、作者いわく設定資料とかラクガキとか出来たら載せていくとも言ってましたよ」
冬火「暇人なのか………?」
さくら子「ニートなんでしょ」
逢魔「なにはともあれイラストがあるとやっぱ見栄えが違うね。まあ僕は見えてないけど」
聖良「来世に期待しましょう。…さて、みなさんそろそろお別れの時間が近づいてまいりました。名残り惜しいものですが来週もお楽しみに。それではまた会いましょう!」
☆これからも一層、頑張って絵も文も書いていきます……!(by作者)──────
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【登場人物紹介】
●躑躅森 逢魔
魔王の息子で主人公。
表紙絵向かって右の半分見えてる人。
表紙絵を張れるとだけあって気合は十分入っていたが身体の右半分は入らなかった。
願わくば次写るイラストがあれば身体全て入れて欲しいとのこと。叶うかは不明。
●躑躅森 聖良
逢魔の幼馴染でお付きのメイドさん。
表紙絵の正面におわすお人。
表紙絵を張れるとだけあって気合が十分入っている逢魔が愛おしすぎて邪魔をしてしまったらしい。
本人には悪気はない(大嘘)らしいので許してあげてほしい。
●種田 冬火
1人目の能力持ち厨二病コミュ障ぼっち少女。
最近出番もセリフもないため今回いっぱい喋れて大満足。次の表紙絵は恐らく彼女であろう。
●水原 さくら子
2人目の能力持ちツンデレ貧相クラス委員少女。
出番も仕事も多い半社畜。次の表紙絵は彼女と冬火の予定なのでこれからも死なずに頑張ってほしい。
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